結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年12月17日(木曜日)

米国「異常な7年間の終わり」と千億円軽減税率対応支援策

今日は冬型の気候。
商人舎オフィスの裏の遊歩道。
木の葉も散ってしまった。DSCN8196-5

午後、イオンから来客。
イオンリテール㈱の小河原好弘さんと、
イオンコンパス㈱の高柳優子さん。DSCN8194-5
小河原さんは今秋、
アメリカにご一緒したが、
人事部人材育成グループマネジャー。

今年の総括と来年の展望。

「顕著な成果を出す」
それが2016年に目指すもの。
そのために必要な条件を挙げて、
検討することになった。

よろしく。

そのアメリカ合衆国の中央銀行は、
連邦準備理事会(FRB)。
2006年6月以来、9年半ぶりに、
短期金利の指標の誘導目標を引き上げた。
これまでの0~0.25%から、
0.25~0.50%に。

0~0.25%というのは、
事実上のゼロ金利政策。

リーマンショック後の2008年末から、
このゼロ金利は続けられ、
解除は7年ぶり。

アメリカは景気回復と雇用率上昇が続く。
ジャネット・イエレン議長も自信の発言。
「中期的に2%のインフレ目標は達成できる」

イエレン女史の表現は、
「異常な7年間の終わり」

来年のアメリカ研修も、
ますます楽しみになってきた。

好況のなかで、
米国チェーンストアは、
思い切ったイノベーションを、
見せてくれるに違いない。

今日は夕方から、
商人舎magazineのWeb会議。

私が渡米していたこともあって、
3カ月ぶりのミーティング。

実に有意義な会議となった。

その後、メンバーで忘年会。
会場は商人舎御用達の「魚盛」。

飛び切りの鮮度の刺身から始まって、
ニジマスの塩焼き、鯖の味噌煮、
魚と野菜の天麩羅、
そして鰤シャブ。

要は魚のフルコース。
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刺身にしてもいい鰤。
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全員大満足。
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私の隣はWebコンサルタントの猪股信吾さん、
Facebookコンサルタントの内田憲一郎さん、
㈱プラージュの谷ツ田一成さん。
そしてWebデザイナーの田中翔太さん。

来年もよろしく。

さてアメリカの好況の一方、
日本では政府与党が軽減税率導入を進める。

日経新聞の記事は、
「レジ改修に1年以上」

もう軽減税率導入は確定したかのようだ。

「中小のスーパーや青果店が
軽減税率に対応できるようにする」ため、
「今年度予算の予備費を活用」する。

「8%と10%」の二つの税率に対応するために、
レジスター改修や商品管理システム更新は、
2017年4月までに済まされねばならない。

政府は1000億円超の予算を採って、
それを支援する。

予備費は国会審議が不要で、
閣議決定だけで執行できる。

まずは時間の問題。
レジシステム・メーカーが、
軽減税率ソフトを開発するのに、
半年程度かかる。

その後、ソフトを導入し、
商品データベースに打ち直す作業などに、
さらに半年から1年かかる。

軽減税率を盛り込んだ法改正は、
来年6月ごろ出揃うらしい。

そうすると17年4月のスタートまで、
10カ月の猶予。

そこで1000億円を投入する。

税金をより多く集めるために、
消費増税をしておいて、
その際、軽減税率を導入するために、
まず税金を1000億円使う。

さらに今日、自民党の厚生労働部会などは、
「臨時給付金」案を合同会議で了承。
「お年寄りら1250万人に来年1人3万円を配る」
単純計算で3750億円。

小泉進次郎農林部会長は、
基本的な考え方を質して反対したが、
加藤勝信1億総活躍相と、
稲田朋美政調会長が押し切った。

絶対多数の与党勢力を利して、
税のバラまきが行われつつ、
増税のために税を使う。

本末転倒。

経済団体も流通団体も、
こぞって反対するのは、
自分らのコスト負担が第一の理由ではない。

こういった無駄な税金の使い方が、
経済を停滞させるからだ。

さらに支援策として投入される1000億円は、
別にメーカーに落ち度はないけれど、
最終的にメーカーに落ちる。

中小食品小売業も大変だけれど、
中堅小売業も大手小売業も、
同じようにコスト負担に耐えねばならない。

一方、外食産業は、
2%分の割高感の影響を受ける。

公平な競争は阻害される。

つまり政府にはいまだに、
重厚長大産業を重く見て、
軽薄短小産業を軽くあしらう傾向がある。

このことは商業者自身が、
自覚しておかねばならない。

小売商はどうせ烏合の衆。
減税してやれば何も言わない。
そんな意識がどこかにないか。

競争は公明正大に店頭で、
政策は大義を持って一致して。

税金を払う。
その徴収に協力する。

国民として、その労を、
惜しんではならない。

しかし古い序列意識は正さねばならない。
商業の地位を正当に位置づけるために。

〈結城義晴〉

2015年12月16日(水曜日)

名人会忘年会と「インターネットの進歩と破壊」

昨日は、名人会の忘年会。DSCN8167-5
1989年に私は、
月刊『食品商業』編集長に就任した。
その時、筆者のみなさんが、
お祝いのゴルフコンペを開催してくれた。

故杉山昭次郎先生も、
荒井伸也さんもご参加くださった。
荒井さんは当時、
サミット㈱副社長だった。

そのメンバーのみなさんが、
一回きりで終わらせるのは、
もったいないということで、
2カ月に1回くらい、
ゴルフを楽しむ会をつくった。

それがいつからともなく、
「名人会」と名乗ることになった。

「迷人会」などと自嘲気味だった時もあるが、
段々、みんな図々しくなって、
いまや、こだわることなく、
「名人会」と称している。

2年前の9月に小森勝さんが亡くなって、
現在のメンバーは、
右から土井弘さん、
浅香健一さん、鈴木國朗さん。DSCN8170-5
もう26年も続いている会で、
鈴木さんも来年は還暦。
土井さんが今年69歳、
浅香さんが68歳。

いまだにみなさん、
悠悠自適の現役で、
ゴルフにも打ち込んでいる。

土井さんは、電通切っての流通通で、
現在は、東洋学園大学非常勤講師、
綜研情報工芸顧問。
大学では「広告論」を教授し、
商人舎magazineでの執筆は、
「日記調査と生活導線マーケティング」

浅香さんは、
㈱リテールマーケティング研究所所長。
立地論の専門家で、
ブログネームは「リッチマン」

鈴木さんは、
㈱アイダスグループ代表取締役社長で、
今年もヤオコー特集やチラシ特集で、
論陣を張ってもらった。

年を忘れつつ、
感謝申し上げたい。

そして今日は、
東京。有明。
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TFTビルのブルーチップ㈱を訪問。DSCN8193-5
左は取締役営業担当の伊藤義明さん、
右が営業統括部長の鍋島丈夫さん。

社長の宮本洋一さんと対談。DSCN8179-5

実に、いい内容でした。
特に全国のローカルチェーンの経営幹部には、
最新の情報と必須の提言があって、
私もずいぶん考えさせられた。
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ありがとうございました。

さて日経オンラインの経営者ブログ。
鈴木幸一さんが連載している。

㈱インターネットイニシアティブ会長。
インターネットは進歩か、破壊か

インターネットは小売業にも、
サービス業にも、
決定的な影響を与えている。

言わずもがな。

鈴木さんは言う。
「世界は、インターネットという
技術革新を前提として
仕組みごと変わっていかざるを得ない。
もはや、この巨大な技術革新を
止めることはできない」

そして我が日本に対する評価。
「日本は技術的な課題には素早く対応しても、
仕組みを変えてしまう
この技術の導入については、
後ずさりしながらしか
進もうとしていない」

後ずさりしながらしか進まない。
軽減税率に対する我が小売業界と同じ。

「社会制度から働き方に至るまで、
痛みが伴う仕組みを変えることほど、
日本が苦手とすることはない」

痛みが伴う変革。
日本が苦手とすることをやり遂げれば、
著しい成果を上げることができる。

鈴木敏文、柳井正、似鳥昭雄・・・。

「将来を考えるとき、インターネットに対し、
後ずさりの姿勢を変えない日本は、
インターネットを前提とした仕組みに変えようと、
積極的に対応をしている世界の国々に
後れを取るのではないか」

だからこれからの日本のリーダーは、
イノベーターでなければならない。

ただし、日本のインターネットの草分けは、
それに対する疑問も呈する。
「インターネットという技術革新を、
ある種の外的な要因であると考えると、
現在の世界のあらゆる文明を
破壊させるかも知れないと思ったりする」

そこでアルベルト・ジャコメッティを引用。
「文明ニハ進歩トイフモノハナイ、
タダ変化ガアルダケダ」

スイス人彫刻家。
「腕のない細い女」はいい。
箱根彫刻の森美術館所蔵。

「例ヘバ、エジプト或ハローマニ
キリスト教文明ガ入ル、
ソレハ変化デアッテ、発展デハナイ、
ソレハ一ツノ文明ノ死ニスギナイ」

「ソレ自体デハ
何千年モソノママ続クモノガ、
外的ナ力デ変化スル。
ツマリ、一ツノ文明ガ死ンデ、
他ノ文明ガ取ッテ代ル」
(『ジャコメッティ手帖』矢内原伊作著)

ジャコメッティが語ったように、
「インターネットという技術革新は、
進歩ではなく、近代というものに取って代わる
新しい文明をつくるのかも知れない」

鈴木さんはシニカルだ。
「その文明が
素晴らしい文明となるかどうかは、
別の話である」

チェーンストアという小売りの近代化に対して、
インターネットのEコマースは進歩ではなく、
それに取って代わる新しい文明となってしまう。

それが素晴らしいかどうかは、
別の問題として、
消費マーケットに浸透していく。

ただし現代化とは、
それらを包含しつつ、
アウフへーベンするものである。

後ずさりしながらの前進からは、
何も生まれない。

痛みを伴った仕組みの変革は、
能天気な全面肯定や、
根拠のない全面否定とは、
別次元のものなのだ。

〈結城義晴〉

2015年12月15日(火曜日)

「内食中食・軽減で外食・標準」税率と大丸の二人の田中さん

今日発売の月刊『食品商業』に寄稿した。
600号記念の特集だから、
特別に執筆、1万字。

月刊『食品商業』の創刊は1972年8月15日。
初代編集長は今西武さん。

私は1989年2月号から三代目の編集長。
2000年10月まで務めて、
176号を編集した。

2007年に代表取締役社長を辞するまで、
パブリッシャーズ・ボイスなどを書いていたから、
8年ぶりに「帰ってきた結城義晴」。

タイトルは、
日本スーパーマーケットの
「すでに起こった未来」
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竹下浩一郎編集長が、
自身で編集してくれて、
いい誌面になった。

ただし、「スーパーマーケット」を、
「SM」と表記するのは、
勘弁してもらいたいものだ。

なんというかニュアンスの問題だが、
記号は記号で、正式名称にしてはならない。

だから私はCVSも大嫌い。

同様にGMSも好きではない。

さて、軽減税率。
私は断固、反対を表明しているけれど、
政府・与党は対象範囲の協議に入って、
アウトラインを決めた。

対象は、
「酒類・外食を除く生鮮食品と加工食品」
だから 外食の店内で食べる場合は、
標準税率の10%。
出前や持ち帰り商品は、
軽減税率の8%。

その「外食」の定義。
「食品衛生法上の飲食店や喫茶店などの事業者が
飲食設備のある場所で行う食事の提供」

だから食べる場所が店外であれば、
基本的に軽減税率の対象となる。

つまり、
内食・中食は軽減税率、

外食は標準税率。

コンビニエンスストアの弁当は、
原則として軽減税率。
イートインコーナーで食べることを前提に、
店内で配膳する調理品は標準税率。

まだまだ微妙。

テイクアウト用に購買したハンバーガーを、
インストアで食べてしまうような場合。

しかし行政指導が入る余地が残れば、
これまた混乱する。

業界内の足並みが揃っていない。
それが強い反対勢力とならない。

税制はシンプルが一番。
それは長い人間の歴史が示している。

さてさて、日経新聞の『私の履歴書』
J・フロントリテイリングの奥田務さん。

佳境に入ってきた。
今日の第14回目のタイトルは、
「二人の田中さん」

「社会人に成り立ての自分には、
『二人の田中さん』とのご縁が
後々の企業人としての基礎を作り上げてくれた」

一人は心斎橋店長の田中正佐さん。
八重洲の東京店の初代店長、
「三越の屋上にぺんぺん草をはやしてみせる」と、
三越日本橋店に並々ならぬ闘争心を持ち、
バーゲンセールでオープンを大成功させた。

1965年(昭和40年)ころに
「デパートの神様」と呼ばれた。
伊勢丹・東急百貨店の山本宗二さんと、
大丸の田中正佐さんは、
「東西の顔」として名を轟かせていた。

その田中さんの持論は、
「百貨店の経営は店長で決まる」
徹底的な現場主義。

「本社は理論と屁理屈ばかり言いよって
現場のことを全くわかっていない」

もう一人の田中さんは、
大丸きっての理論家・田中誠二さん。
当時の常務取締役。

「これからは、
マーチャンダイジングの時代になるから、
マニュアルが必要になる」

奥田さんは71年2月、
京都店営業統括部商品監理部次長に就任。

そして業務本部が主催する、
マーチャンダイジング研究会の事務局となって、
マニュアルづくりに勤しむ。

米国小売業界の「バイヤーズ・マニュアル」を、
活用した。

おもしろい。

「店長で決まる」の田中さん、
「マニュアルが大事」の田中さん。

昨今の「脱チェーンストア」論議に、
なんと似ていることだろう。

「個店経営」と「標準化」

大丸は、奥田さんは、
この問題にどうケリをつけたのだろう。

ただし二人の田中さんは、
どちらも現場主義である。

それが知識商人に共通していることで、
このあたりに奥田務の「解」があると思う。
今後の展開に期待しよう。

〈結城義晴〉

2015年12月14日(月曜日)

第8回ミドルマネジメント研修会S級獲得者発表と「人を残す」

Everybody! Good Monday!
[2015vol50]

2015年第51週。
あと2週間と5日で、
今年が終わります。

障子貼り終へて家ぢゆう明るうす
〈朝日俳壇より 八王子市・大串若竹〉

大掃除の季節です。

パソコンのゴミ箱無限大掃除
〈同 富士市・蒲康裕〉

宇宙に通じているかのような無限のゴミ箱。
これも大掃除。

もう年末商戦に入っていて、
来週は水曜日23日が天皇誕生日、
翌木曜日がクリスマスイブ、
そして金曜日のクリスマス。

金曜日の夕方には、
劇的な衣替えをして、
和風の歳末商戦に突入。

「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

Weekly商人舎、
月曜朝一・2週間販促企画。
今日が日本のサイバーマンデーだと、
報じています。

よろしくお願いします。

気をつけてなほ気をつけて風邪貰ふ
〈同 平塚市・日下光代〉

みなさんも、風邪には気をつけて。
それでも貰ってしまうのが風邪だが。

年末を迎えた忙しい時に、
第8回商人舎ミドルマネジメント研修会の、
S獲得者の発表。

今年10月20日・21日・22日に、
ニューウェルシティ湯河原で開催。
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ご承知のように、2日目、3日目の朝、
理解度テストを行い、
その後、課題レポートを提出してもらった。
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それらを厳正に審査して採点し、
SからA・B・C・Dまでの成績をつける。

そのSの獲得者。

相対評価ではなく、
絶対評価。
だからこれまでも、これからも、
変わらない評価。

Sをとることにも、
変わらぬ意義がある。

さらにこの結果はすでに、
個人には点数まで伝えられているし、
会社には等級だけが報じられている。

あくまでも個人の理解度をテストし、
その理解が足りない点は、
個人の努力で再学習してもらいたいと、
商人舎は考えているからだ。

成果は個人の成長で、
会社はその個人の成長の恩恵を受けて、
業績を上げることができる。

では、発表しよう。
今回はアイウエオ順。

植田達也さん
株式会社関西スーパーマーケット
今福店    副店長
MMS8-kansu-ueda

内河好博さん
日穀製粉株式会社
総務本部 経理部    経理課長代理
MMS8-nikkoku-uchikawa

岸田裕子さん
株式会社万代
総務部
MMS8-mandai-kishida

栗林敏紀さん
株式会社USEI
営業部    副部長
MMS8-usei-kuribayashi

西村和展さん
株式会社平和堂
日夏店    店長
MMS8-heiwado-nishimura

原 君代さん
株式会社キョーエイ
作業改善プロジェクト コントローラー
MMS8-kyoei-hara

平栁広美さん
株式会社万代
財務経理部チーフ
MMS8-mandai-hirayanagi

船越正和さん

株式会社マツモト
店舗運営部 ブロックマネジャー
MMS8-matsumoto-funakoshi

心から、おめでとう。

8人のS獲得者、
女性が3人。

素晴らしい。

明治生まれの政治家・後藤新平の、
倒れる前の言葉。
「よく聞け、
金を残して死ぬ者は下だ。
仕事を残して死ぬ者は中だ。
人を残して死ぬ者は上だ。
よく覚えておけ」

私も人を残して死にたい。

もちろんS以外の人たちも、
自分の理解度を知ったうえで、
知識商人を目指してほしい。

そして成果を上げてほしい。

マネジメントとは、
「人の強みを生かして成果を上げること」
ドラッカー先生が教えてくれている。

さて自民党と公明党、
2017年4月の消費増税の際、
軽減税率を採用して、
その範囲を合意。
「酒と外食を除く食品全般」

土曜日に内田憲一郎君の結婚披露宴で、
下村博文衆議院議員と同席した。
元文部科学相で、多忙な中、
2時間も宴に参加してくれた。

その時にも、私、
流通業界・経済界はこぞって反対で、
私も反対であることを言った。

相場が2割も変動する生鮮食品などで、
2%分の税を軽減しても、
消費者国民はそのありがたみを、
感じることはほとんどない。

10%の消費税でいい。
その代り、所得の低い人々へは、
給付金でカバーする。

何しろ、前提は、
この3年間で5割も増税して、
低所得者・高齢者を苦しめるのだから。

後藤新平が生きていたら、
なんというだろう。

金を残すは下策、
事業を残すは中策、
人を残すは上策。

故中内功ダイエー創業者は、
きっと後藤新平の言葉を、
思っていたに違いない。

中内さんは巨額の借金を残し、
ダイエーグループという事業体は残せなかったが、
しかし多くの優秀な人材を残し、
そのうえ流通科学大学という、
人材養成機関を残した。

まさに「人を残す」の実践者だった。

中内さんと後藤さんが生きていたら、
この軽減税率になんというだろう。

しかし、それでも私たちは、
世の中に貢献できる人間となって、
この年末に成果を生み出す。

世の中のために。

では、みなさん、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年12月13日(日曜日)

ジジとシクラメンの贈り物[日曜版2015vol50]

ジジです。IMG_7199

そとは雨。
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でも、なにか、とどいた。
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なんだろう。
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あくびも、でるけど。
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たのしみです。
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おとうさん、
なんですか。
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ボクのもの?
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これは、やさい。
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ちがいます。
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なんだか、おっきい。
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お花でした。
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シクラメン。

でも、ボクは、
これがいい。
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ハコです。
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ボク、もーらった‼
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いごこち、いい。
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おやすみなさい。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年12月12日(土曜日)

内田憲一郎・宏美さんの結婚式と「できるまでやるからできる」

快晴の2015年12月の土曜日。

いい日はいいな。

糸井重里の『ほぼ日』
その巻頭言は「今日のダーリン」

「どうして、できるんですか?」
という質問。
答えは、
「できるまでやるから、できるんです」

糸井はちょっと怒っている。

「まだできてないというあたりでも、
形式を整えて『できた』ように
見せかけることはできる」

「でも、それが、ほんとうは
『できてない』ことを、
じぶん自身がいちばんよく知っている」

「形式さえ整っていれば問題ない、
という人種もいるが、
そういうごまかしでは、
なにも得られない」

たとえ話は、
「無人島に流れ着いたとき」
「なにか食べるものを探す」

そんなときに、
「形式が整ってる」なんて、
答えはないだろう?

「『魚をとった』とか『木の実をとった』とか、
食べるものがなきゃだめなんだよね」

「『いちおう、そのへんの草を
持ってきたんですけど』
なんてご提案は、
そういう場面では意味がないんだ」

「その草が食えるかどうかなんてことは、
魚も木の実も果物も
とれなかったときに考えることで、
『おれは、やるだけはやってるやつです』
なんてこと知りたいわけじゃないんだからさ」

「あるいは、他人の魚に
『それは小さいし、うまくない』
なんてなんくせをつけるのも、
まったく意味ないからね。
じゃ、もっと大きくてうまい魚を
とってこいっつーの。」

やっぱり糸井は、
ひどく怒っている。

「一人前に思われるような発言だとか、
どこでも通用しそうな形式だとか、
だれでもが知ってそうな知識だとかを
行ったり来たりさせてるのが、
仕事に見えちゃうんだ」

「できるまで、やるから、できる」

「しみじみ、つくづく、
唱えたい御まじないだよ」

「できるまで、やるから、できる」
同感、同感。

形だけ整えても、
まったく意味はない。

言い訳のための仕事では、
お客様は喜ばない。

顧客を考えれば、
形だけの仕事に意味がないことは、
すぐにわかる。

今日は、
内田憲一郎君と原宏美さんの結婚式。DSCN8059-

東京・品川のグランドプリンスホテル高輪。
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誓約して、契約書に署名。DSCN8066-5

そしてキス。
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美しい。

庭園で全員写真。
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いい天気。

いい日はいいな。

披露宴では、新郎自身の挨拶のあと、
主賓のスピーチ。

真っ先に私が指名されて、恐縮。DSCN8084-5
内田君は立教大学大学院で、
結城ゼミ4期生。

その修了時には、
優れた修士論文を書いた。
「不動産仲介業における
フランチャイズビジネスの調査研究」
先行研究はなかったし、
5万字に近い論文の内容は素晴らしかった。

その後、
不動産コンサルティング会社を起業して、
この分野の旗手。

商人舎magazineの、
コンサルティングもお願いしている。

最後に祈り。
「変わるものを変えられる勇気を
変わらぬものを受け入れる心の静けさを
それらを見分ける英知をお与えください」

私の次は、下村博文さん。
前文部科学大臣の衆議院議員。DSCN8087-5
江戸後期の歌人・橘曙覧を引いた。
たのしみは
まれに魚煮て子ら皆が
うましうましといひて食ふ時

それから板橋区長の坂本健さん。DSCN8090-5
みな、内田君の将来を嘱望し、
宏美さんとの幸せな人生を祈念した。

そして巨大なケーキカット。
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乾杯の挨拶と音頭は、
板橋区議会議員の松本道昌さん。
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私も下村さんと乾杯。
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食事はフランス料理と日本料理を、
自分でチョイスできる。

その食事とワインを堪能したら、
新郎のステージ。
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学生時代の仲間をバックに、
サックスを吹いて、
自らボーカルも。
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最後は先輩のボーカリスト登場。
和田悠歩さん。
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乗りに乗って演奏。
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新郎・内田憲一郎の独り舞台のような披露宴だが、
最後の主役は新婦・宏美さん。
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そしてお開き。
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内田憲一郎らしい、
配慮の行き届いた披露パーティだった。
それが何よりもよかった。

「できるまで、やるから、できる」

いい日はいいな。

そして当然ながら、
結城ゼミのOB/OGが、
ズラリとそろった。
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新郎新婦を取り囲んで、
ポーズ。
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武藤麻代さんと記念に一枚。
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ついでに堀田直樹さんも一枚。
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その後、結城ゼミだけで二次会。
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みんな、仕事の転機を迎えていたり、
充実させていたり、
それぞれの人生を歩んでいる。

しかし「できるまで、やるから、できる」

そして変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、もってほしい。

〈結城義晴〉

2015年12月11日(金曜日)

USP望年会に参加し、イオンスタイル御嶽山駅前店を訪問

野坂昭如が逝った。
85歳。

1967年に37歳で、第58回直木賞受賞。
『火垂るの墓』『アメリカひじき』

実は前年の1966年に、
五木寛之が『蒼ざめた馬を見よ』で、
第56回直木賞をとっていて、
二人はいつもライバルのように見られた。

私たちは学生時代から、
「ノサカ」「イツキ」と呼び捨てにしていた。

ノサカは「焼跡闇市派」を名乗り、
無頼派で自由奔放。

やりたいことを何でもやった。

イツキはそれをまぶしそうに見ながら、
ひたすら小説を書いていた。

その五木寛之も83歳。
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文さんと、
同じ年だ。

五木が朝日新聞に寄稿。
これ以上のものは書けない。

「いずれどちらかが先に
逝くだろうと覚悟していたが、
突然の訃報に呆然としている。

新人として登場した頃から、
偽悪、偽善の両面を役割分担しつつ、
微妙な距離感を保って
50年あまりが過ぎている」

もちろんノサカが偽悪、
イツキが偽善。

それを自ら言ってしまうところが、いい。

「ジャーナリズムの奔流の中で、
くじけそうになるたびに、
野坂昭如は頑張っているじゃないか、
と自分をはげましたものだった。
そんな意味では、恩人でもあり、仲間でもあった。
大きな支えが失われたようで、淋しい」

「無頼派を演じつつも、
傷つきやすい芸術家だったと思う」

「野坂昭如、ノーリターン。合掌。」

同感して、黙祷。

さて、昨夜はUSPの「望年会」に参加。
築地のフグの名店「天竹」。DSCN7762-1

初めは6人から始まったこの会も、
今年は全館を借り切っての懇親。
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われわれは2階の席だったが、
3階、4階にもたくさんの人が集まった。
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USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」の略、
情報システムを構築するIT企業。

當仲寛哲さんが主宰して、
創業12年目を迎え、
今や40名のスタッフを抱える。

その當仲さんの乾杯のあいさつ。
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ポルトガルとアメリカで起業し、
グローバルに活躍している。
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これまでで最高のあいさつだった。
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當仲さんは『商人舎magazine』で毎月、
連載してくれている。

タイトルは、
「リテイル・インフォメーション・システム論」
すでに30回を超えている。

こちらもぜひ、ご愛読いただきたい。

会に参加した人が
馬頭琴を奏でてくれた。
モンゴルの遊牧民の間に古くから伝わる楽器で、
棹の先端部分が馬の頭の形をしている。
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さて、私のテーブルはなじみの人たち。
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左から和田光誉さん、村上篤三郎さん、
大久保恒夫さん、山口紀生さん。

和田さん、村上さん、山口さんは
商業経営問題研究会(通称RMLC)のメンバー。
大久保さんはセブン&アイ・フードシステムズ社長。

フグ料理とヒレ酒を堪能しながらの会話。
大いに楽しんだ。

その後、銀座に出て二次会。
アークス常務の古川公一さんと、
日経新聞の白鳥和生さん。

気の合う人たちばかりで、
飲み過ぎた。

今日は朝から3000字の原稿を仕上げ、
午後は東京・四谷へ。
セブン&アイ・ホールディングス本部。
DSCN8047-1
報の清水克彦さんには、
お世話になった。

それから夕方には、
イオンスタイル御嶽山駅前店へ。
DSCN8035-1
東急池上線の御嶽山駅前に、
今日、オープンしたばかり。

1階と2階が食品、リカー、
3階にドラッグと住関連。

さまざまなチャレンジをして、
「とんがり度」は合格。

なかでも2階中央に設けた「バル」は意欲的。
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ワインと一緒に生ハムなどを提供する。
朝食、昼食メニューもある。

ただし、このバルで、
飲んでもらい、食べてもらう商品は、
必ず売場で展開されていること。
それが強烈にアピールされていること。

イータリーのこの標語。
忘れてはならない。
DSCN8201-5
We Cook what we Sell
and we Sell what we Cook.

視察の後に、ワインを1杯楽しんでいたら、
お二人がやってきてくれた。
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左が店長の河井祐介さん。
右が大前一也さん。
大前さんは南関東カンパニー東京事業部長で、
昨年、アメリカ研修に参加してくれた。

さらに声をかけてくれたのが、
隣でワインを飲んでいた小島里花さん。
イオンリテール住居余暇商品本部。
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朝から応援に来ていて、
仕事を終えての一杯。
「いつもブログを見ています」

ありがとう。

イオンスタイルは、
どんどん進化している。

11月21日にオープンした板橋前野町店に続き、
この御嶽山駅前店も、
イノベーションに満ちている。

アメリカからもヨーロッパからも、
もちろん日本やアジアからも、
大いに学ぶべし。

しかし形だけではいけない。
その本質をこそつかんでほしい。

〈結城義晴〉

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