日経電子版の経営者ブログ。
火曜日は、毎週、必ず読む。
IIJ会長の鈴木幸一さん。
鈴木さんは、
日本のインターネットの草分け。
｢インターネットは、
国家から個人の情報に至るまで、
あらゆる情報をネット上に
置くことが可能となる。
あらゆる情報に誰もが
アクセスできるようになった」
｢1990年代以降、ITバブルや、
テロリストの台頭など、
良否を超えたさまざまな事象が
インターネットの恩恵を受けてきた」
小売流通業界も、
サービス業界も、
消費産業全体が、
もっともっと、
恩恵を受けてしかるべきだ。
「その歴史と共に生きてきた私なのだが、
米国のトランプ大統領が
重要な情報戦略のツールとして
ツイッターを駆使し、
それが膨大なアクセス数と
なっている現実に改めて驚くのだ」
｢受発信の構造をフラットにした、
ある種の典型的なツールを、
最大の権力を持った側が
駆使するという現実に、
『虚を突かれた』という
思いがするのである」
なるほど。
我々も、70歳のドナルド・トランプに、
負けてはいられない。
もっともっと、ITの利活用に、
知恵を出さねばいけない。
もちろんインターネットも同様だ。
このあたりのこと、
7月20日(木曜日)に、
特別セミナーを開催する。
大久保恒夫さん、
當仲寛哲さん、
そして結城義晴。
仮のタイトルだが、
小売業の情報技術革新
乞う! ご期待。
さてそのトランプ大統領のアメリカに、
羽田国際空港から向かう。
今朝、リムジンバスに乗って、
ベイブリッジから横浜港を臨む。
羽田空港の国際線。
その出発ロビー。
24回商人舎USA研修会。
Basicコース。
総勢46名。
出発ロビーのレストラン個室を借りて、
結団式。
全員の自己紹介の後、
40分の事前ガイダンス。
このbasicコースの特徴、
アメリカで学ぶ目的、
アメリカの人口動態と産業構造、
ラスベガスの競争状況などを、
簡潔に講義。
私の現地講義は毎朝、2時間。
3日目の朝には「理解度テスト」がある。
その3日目の夜は、大調理大会。
もちろん視察、質疑応答、
そしてチーム別の調査、
その調査分析の結果は、
4日目の朝、発表会でプレゼンしてもらう。
さらにフライトの間の宿題まである。
テキストの読み込み。
学んで、学んで、楽しむ。
考えて、考えて、楽しむ。
そんな7日間の研修。
3倍にも密度を濃くして、
20日間以上の成果を挙げたい。
｢この一瞬の
積み重ねこそ
君という商人の
全生涯」
倉本長治先生の言葉を引用して、
ガイダンス講義を締めた。
私の後は、
JTB西日本の小阪裕介さんの説明。
それから佐藤公彦さん。
年間220日海外を飛び回る。
このカリスマ添乗員も、
商人舎USA研修会には、
必ず帯同してくれる。
レクチャーが終わると、
全員で意志を込めて、写真。
羽田空港国際線ロビー。
快適です。
アメリカの競争は、
ますます激しさを増している。
ホールフーズマーケットの、
第2四半期の成績。
売上高は前年比1.1%増の37億ドル、
3カ月で3700億円。
既存店は2.8%の減少、
純利益はマイナス30%だが、
それでも9900万ドル。
これは99億円。
ホールフーズの売場を見ると、
一切の妥協はないし、
手を抜いているところもない。
それでも、この実績。
すごい競争だ。
その競争は、
自分の目で見、耳で聞いて、
そして買物して、
実感しなければわからない。
では、元気に、
学びに行ってきます。
〈結城義晴〉
