結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年04月23日(月曜日)

「注文に応えて生きる」と「修羅場・土壇場・正念場の苦歴」

Everybody! Good Monday!
[2018vol17]

2018年第17週。
4月第4週で、今週末から、
ゴールデンウィーク。
黄金週間。

月曜朝一・2週間販促企画が、
今週から来週までの2週間の、
プロモーションを整理している。

ゴールデンウィークの高速道路渋滞。

公益財団法人日本道路交通情報センター、
渋滞予測情報をチェックしておくこと。
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帰省客を迎える側の都市、
帰省客が出て行ってしまう都市。

マーチャンダイジングも、
プロモーションも、
正反対になる。

いよいよ初夏を感じさせる黄金週間だ。
人間の一生に置き換えても、
春から夏に向かう頃が、
一番いいかもしれない。

私自身はいま、
秋真っ盛りだと思っている。
それもいいものだが。

旬のもの炊いてしみじみ春惜しむ
〈朝日俳壇より 八代市・山下接穂〉

さてゴールデンウィークの心構え。
朝日新聞「折々のことば」
今日は第1088回。

他人のオーダーに
応えるということは、
仕事の基本である。
(アニメーション監督・押井守)

「仕事は自分のためだけにするものではない。
それを通じて誰かの暮らしを支えること。
集団の維持に不可欠なある役を担うこと。
人は”注文に応えて”生きる」

「ただし注文を額面どおりに
受け取っていいかは別の問題。
注文者の思いを超えて
その言葉に託された
ミッションに応えるのでないと、
業務と言えても仕事とは言えないだろう」

そう、業務をこなしても、
仕事でなければいけない。

人は注文に応えて生きる。

その通りだ。

日経ビジネスオンライン「今日の名言」
若手社員に
現場力を身に付けさせるため
「修羅場、土壇場、正念場」を
経験するように促しています
〈飯島彰己 三井物産会長〉
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「ギリギリのところまで
自分を追い込むことによって、
現場力は高まるからです」

同感だ。

「どんな仕事にもリスクは
常に隣り合わせにあると
体験を通じて知ることで、
リスクがあっても躊躇せずに
新しいことに挑戦する意欲も高まります」

「修羅場・土壇場・正念場」

商社マンは特にそういう職種だが、
小売りサービス業も、
対顧客の店を運営する立場から見れば、
いつも「修羅場・土壇場・正念場」だ。

ヨークベニマル会長の大高善興さんは、
それを「苦歴」という。

学歴・職歴よりも、「苦歴」を大切にする。
月刊商人舎では昨2017年6月号
[緊急特別企画]
ベニマル新富岡店の「尊厳」

私は善興さんにインタビューした。
「野越え山越え」の苦歴を語る
20170610_ootakapresident_01 

このブログでは、2017年6月15日。
大高善興「交遊抄」の
「伊藤雅俊&鈴木敏文」と苦歴・艱難・練達

新入社員も人事異動者もそろそろ慣れた頃。
黄金週間に向けて気持ちを新たにしたい。

基本は、注文に応えて生きること。
そして修羅場・土壇場・執念場の心構え。

頑張ろう。

さて日経新聞電子版に、
編集委員の田中陽さんが、
4500字の力作を書いてくれた。
「セブン&アイ創業家 
静かなるプリンスの存在感」

「7期連続の最高益を達成した
セブン&アイ・ホールディングス。
5日の決算発表では
中国・四国地方の大手スーパー・イズミとの
業務提携というお土産をぶら下げ、
一人の男が表舞台に立った。
同社取締役で創業家次男である伊藤順朗だ。
2年前に終わった前会長・鈴木敏文体制下での
雌伏の時期を経て、静かに動き始めた」
文中敬称略の原稿。
力が入っている。

伊藤順朗さんは59歳。
その順朗さんの仕事ぶりや実績、
さらに辛抱強い性格・人格などが、
きちんと描かれていて、とてもいい。

そのあたりは日経電子版を読んでほしい。

「国内に約170店舗あるヨーカ堂の屋上で
小さな異変が起きている。
鈴木体制の2005年に、
セブン&アイHDが誕生し、
ヨーカ堂の屋上の大型看板から
ハトのシンボルマークが消え、
“7とi”のマークに変わった。
それが昨年あたりから、
店舗改装に合わせて
ハトのマークが徐々に
復活しはじめている」

私もこれは何度も指摘してきたが、
いいことだ。

創業者の伊藤雅俊さんは、
今月30日に94歳を迎える。
「サラリーマンはいいよね。
いつでもやめることができるから。
でも創業者(家)はいつまでたっても
立場は変わらない」

半面、世襲については、
「それが強く出てはいけないんだよ。
それは悪いことです」

世襲に対する両面の発言。

伊藤さんは3月に本を出版した。
日経出身の末村篤さんが聞き書きした。
書名は『伊藤雅俊 遺す言葉』
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ちょっと”書きすぎ”の感もある本だが。

一方の順朗さんは今年1月に、
学習院マネジメントスクールで講演した。
これは私も1月19日のブログで報告した。
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講演の中で強調したこと。
「変えるもの、変えてはならないものは何か。
そして私たちの社会的使命は何か。
それを問い続けることが大切です」

これは「巨大グループを背負っていく覚悟」か。

田中陽さんの結語。
「グループ内には”次は順朗さん”
という声があるのは事実。
井阪との二人三脚で
“資本と経営”のバランスを
どう保ち続けるのか」

「ネット事業の加速、
百貨店事業の立て直し、
そして祖業のヨーカ堂の再生など
懸案は山積する。
創業家のプリンスは
その運命を背負うことになる」

伊藤順朗さんがそれを背負うのか。
それは修羅場・土壇場・正念場だろうし、
間違いなく苦歴となるだろう。

健闘を祈りたいものだが、
私は常々、言い続けている。

創業家はファウンダーになるのがいい。
ファウンダーとは株主を代表して、
経営をチェックする機能だ。

自ら経営することはない。

ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、
長男のロブソン・ウォルトンを、
ファウンダーに指名して亡くなった。
経営はデヴィット・グラスに託した。

その後、CEOはグラスから、
3代目リー・スコット、
4代目マイク・デューク、
そして現在の5代目ダグ・マクミロンに、
受け継がれた。

ロブソン・ウォルトンは今も、
ファウンダーとして残っている。

伊藤家や順朗さん自身が、
どう判断するかはわからない。

しかしいずれにしろ、
修羅場・土壇場・正念場だ。

順朗さんにとってはどちらであっても、
いい苦歴となることは間違いないと思う。

では、みなさんも、
注文に応えて生きよう。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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