結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年04月04日(水曜日)

商人舎標語「新しい心・永遠の付加価値」と「人事・そんなに面白い?」

Facebookを始めたのが2012年1月。
今日、200,000件の「いいね!」となりました。
ありがとうございます。
feisubukku 題
心から感謝しつつ、
ブログとともに書き続けます。

さまざまな会社に新入社員が入社し、
さまざまな職場には人事異動で、
新しい仲間が加わる。

今月の商人舎標語。
[Message of April]
新しい心・永遠の付加価値

新しいこと。
新鮮なこと、鮮度があること。
腐りやすいもの、Perishables。

新しいだけでも価値がある。
新しさが提供できれば喜ばれる。
農民・漁民も商人も立派な生業(なりわい)となる。

それが新鮮な生鮮食品だ。
鮮度ある青果だ、鮮魚だ、精肉だ。
Fresh Produce & Seafood & Meat。

ただし、鮮度の重要性は、
生鮮だけの問題ではない。
食品に限らない。

服も靴も、化粧品も薬品も雑貨も、
サービスもエンターテインメントも、
新しくて、鮮度があるほうがいい。

つまり商売とは、
新しいものを、新しいままに、
提供する社会的な機能なのだ。

そのために必須の条件は、
新鮮さを届ける商人が、
いつも新しい心で仕事すること。

そしてその新しい心を、
つくる人、運ぶ人と共有することだ。
食べる人、使う人に伝えることだ。

新しいもの、新しいこと。
それを生み出し、与える仕事は、
永遠の付加価値を創造するのである。

だから新しい時代に向けて、
新しい心と永遠の付加価値を、
新しい人たちと分かち合いたい。
〈フレッシャーズを迎える月に・結城義晴〉

俳人の金子兜太(とうた)さんが、
今年の2月20日に亡くなった。
98歳だった。
(講談社刊『他界』より)
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その金子さんが主宰した俳誌「海程」4月号に、
辞世の句ともいえる「最後の9句」が掲載された。

金子さんは1月上旬に肺炎で入院。
25日に一度、退院し、自宅療養。
しかし2月6日に再び体調を崩して、
20日に逝去。

9句はその自宅での最後の療養中に詠まれた。
「海程」に発表するために、
自分で清書していた。
硬骨の俳人、すごい。

雪晴れに一切が沈黙す

合掌。

さて4月は、
組織改編と人事異動の季節。

商人舎流通SuperNewsでも、
3月の1カ月間に、
16件の人事記事と、
14件の組織報道記事あり。

そのなかには、
イオングループだけで、
12件のニュースがあった。

自身が退任のニュースを発信したのが、
カルビー(株)会長兼CEO松本晃さん。
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日経新聞の月曜日の夕刊に、
連載「あすへの話題」を書いている。

今週の月曜日は、
「人事、そんなに面白い?」

「人事がメシより好きな人が多い」

わかる。

「人事権は組織で最も大きい権限だ。
古来、人事権をもつ人には
無条件に平伏する」

「人が集まれば組織ができる。
組織ができれば上と下の関係ができる。
上に立つ人間には
地位と権限と金がついてまわる」

「当然同時に責任がついてまわるのだが、
地位・権限・金と責任をはかりにかければ、
ほとんどの人にとって
前者の方が心地好い」

「だから、人間はより高い地位を求めて
時には酷い争いを繰り返す。
おそらく、人間の世界が続く限り
これは永遠に続くだろう」

そして自分の経験を語る。
2009年6月、松本さんは、
カルビー代表取締役会長兼CEOに就任。

「直後に実行したことは、
『権限委譲』だ」

きっぱり。

「その際、会長とかCEОにあった
全ての権限を社長に委譲した」

だから人事権も社長に移譲した。

その後、今度は、
「社長は直属の部下に委譲していった。
さらに、その下に下にと
ドンドン権限は委譲されていった」

松本さんは言い切る。
「上の仕事は自らの権限を委譲して
下の失敗の責任を取ることだ」

「そんな文化に会社を変えたかった」

なぜか。

「人は権限を委譲されると元気になる。
故に人は成長する。
従って、権限委譲は
部下を育てるための最大のツールだ」

これ、完全にピーター・ドラッカーと同じ。
だからドラッカーは、
「自己管理の目標管理」を考え出した。

しかし、松本さん。
「人事権をもたないと寂しい。
だから、人はこれを死守する。
人事は確かに面白い」

私にもわかる。
人事は面白い。

(株)商業界で取締役になったとき、
その後、専務になり、社長になったとき。

人事を考えることは、
無上の面白さだった。

将棋の棋士が駒を配置し、動かす。
面白い。

野球やサッカーの監督が、
選手のポジションを考える。
ときにコンバートする。
これも面白い。

もちろん、私の場合、
他の取締役や人事部長と、
入念に相談して人事を決めた。

その前に部長面談も、
丁寧にやった。

「しかし、年中人事ばかりに
精を出していると
会社とか組織はダメになる」

トップだけでなく、
人事部長や人事部員も、
面白い仕事だと思う。

ここで敢えて言えばイオンは、
ちょっと多すぎはしないか。

超巨大な会社だから、
人事案件も多くなるのは、
仕方ないとも思うけれど。

松本さんは、問う。
「皆さん、それでも
人事はメシより好きですか?」

「私は9年前に人事権を捨てた。
気楽になった」

最後の一言。
「もちろん、
ちょっと、寂しい」

いいねえ。

今回だけは自分で自分の人事をした。
そしてきっぱりと、
6月の株主総会で退任。

いいねえ。

新入社員諸君、
人事異動したみなさん。
頑張ってください。
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新しい心・永遠の付加価値のために。

〈結城義晴〉

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