結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年04月16日(月曜日)

日本橋のJSAから丸ビルのイオン記者会見・竹芝の紀文懇親会まで

Everybody! Good Monday!
[2018vol16]

2018年16番目の週。
4月の第3週。

いい天気です。

もう完全に夏の気候。

月曜朝一・週間販促企画が指摘。
昨日15日(日)から5月14日(月)まで、
この1カ月は「みどりの月間」。

この期間には、林野庁の行事だけでも、
土日祝日を中心に24イベントが開催される。

それらにどんどん乗って販促をかけよう。

さて日経新聞の社説。
「感動を生む小売りのイノベーションを」

小売業に社説が物申すのは、
やはり珍しい。

2018年2月期決算は増収が相次いだが、
国内消費の力強さは戻っていない。

そこで、「消費を喚起し、
小売業が成長するには
肝心のイノベーションが欠かせない」

セブンのいれたてコーヒー、
ユニクロの機能性肌着「エアリズム」。
「生活スタイルや消費を大きく変えた。
しかし、最近はこうした例があまりみられない」

そうはいっても、簡単に、
破壊的イノベーションが、
生まれるものではない。

イノベーションのための3つの視点を提案。

「第1に、徹底して、
消費者の目線に立つこと」

アップルのスティーブ・ジョブズは、
「自身が最も厳しい消費者として、
簡単な操作方法を開発者に求めた」

そこで画面を指で感覚的に操作する、
iPhoneが生まれ、
スマートフォンの時代が開かれた。

ジョブズの破壊的イノベーションだ。

「第2に、消費者調査の結果に
頼り過ぎないこと」

「顧客の属性や購買動向、位置情報など、
あらゆるデータが入手可能になったが、
調査結果の分析だけでは、
店を訪れた時に
驚きを与える商品は生まれない」

「モノや情報があふれ、
消費者自身が何がほしいのか
分からなくなっているからだ」

定量調査とともに、
定性調査が必要だ。

さらにドラッカーの言う、
「ノンカスタマー」の情報。

「第3に、商品づくりの段階から
社外との連携を深めること」

「異業種を含め社外の知恵や人材を
積極的に取り入れることが大切だ」

これはセブン-イレブンの伝統、
チームマーチャンダイジングの仕組みだ。

ここまでは社説の主張も、
まあ、いいだろう。
しかし結論がいまいち。

「いつの時代もヒット商品を生み出し、
生活スタイルを変えてきたのは、
消費者がイメージできない
未来の暮らしをカタチにする力である。
価格戦略や、奇をてらった、
マーケティングではない」

マイケル・ポーターの3つの基本戦略。
第1がコスト・リーダーシップ戦略。
第2が差別化戦略。
第3が集中戦略。

この第1は価格戦略である。
ただし、競争相手よりも、
低コスト構造を構築して、
そのうえで価値を創造し、
低価格で提供する戦略。

単なるポイント連発などでは、
もちろんない。

だからここで、
「価格戦略」を否定するのはおかしい。

「奇をてらったマーケティング」は、
操作的なマーケティングを言うのだろう。

だから最後のフレーズは、
「人々の感動を呼び覚ます
モノがあってこそ、
財布のひもも緩むだろう」

「人々の感動を呼び覚ますモノ」
ここに飛躍があって、
経営として見れば中身がない。
安易すぎる。

さらに「財布のひもが緩む」

ああ、常套句。

社説で取り上げてくれて、
業界へのイノベーションの要請もある。

しかし最後は安易な結論。

あ〜あ。

さて今日は朝から、東京・日本橋。
日本スーパーマーケット協会。
略してJSA。
1999年に設立されて、
2015年から一般社団法人となった。

専務理事の江口法生さん。
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1時間半ほども話を聞いて、
協会の考え方もわかったし、
江口さんの知見の深さも感じた。

ありがとうございました。DSCN8797.JPG8

日本橋から歩いて、東京駅。IMG_4282.JPG8

新丸ビルの8階のミーティングルーム。
イオン(株)の記者会見。
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(株)との共同開催。DSCN8801.JPG8
時間があれば、私も参加する。

イオンリテール(株)の岡崎双一社長、
ビザ・ジャパンからは安渕聖司社長。
イオンフィナンシャルサービス(株)の鈴木正規会長。

イオンカードは国内で、
約2800万枚発行されている。
その中のVisaブランドのカードに、
Visaのタッチ決済機能を搭載させていく。

そのためにイオンの約10万台のレジに、
タッチ決済可能な端末を導入していく。

つまりこれは、
キャッシュレス化を推進する試み。

最初の3人のプレゼンテーションのあと、
記者たちから次々に質疑、そして応答。

そのあと、鈴木さん自ら、
デモンストレーション。DSCN8834.JPG8
このデモンストレーションの間に、
私、岡崎さんと話した。

「キャッシュレス化は急速に進みますね」
「そうなるとATMは存在感が薄くなる」

そのあと、 この状態。IMG_4284.JPG8

記者たちが取り囲んで写真撮影。IMG_4285.JPG8

輪の中には3人のハドル。DSCN8839.JPG8

イオンカードは(株)イオン銀行が発行する。
イオンクレジットサービス(株)が運営する。
Visaは「New Normal」キャンペーンで、
キャッシュレス化を推進する。
2019年3月から2020年3月にかけて、
10万台のタッチ決済端末が導入される。DSCN8845.JPG8

記者会見が終わった後、岡崎さんに、
NHKのテレビクルーがインタビュー。IMG_4290.JPG8

トップバリュの宣伝も交えて、
岡崎さんはタレントに徹していた。IMG_4292.JPG8

その後、夕方に、竹芝へ。
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ。

3階の和食の名店「分とく山」。IMG_5076-1
(株)紀文食品のお二人と会食。

社長の堤裕さんと本木洋司さん(左)。
本木さんは営業本部営業企画部部長。
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旬の山菜やお造り、名物の鮑磯焼など、
料理はこの店のフルコース、
それを冷やした日本酒とともに堪能。

昨年12月1日に社長に就任した堤さん。

未来への危機感とビジョンをもって、
燃えている。

堤さんの「包装技術」の話、
学生時代の慶應義塾の村田昭治ゼミの話。
紀文食品入社後の様々なキャリア、
さらに流通の情報交換などなど。

私も(株)商業界に入ってから、
「村田番」だった。
流通業界に村田ゼミOBの多いこと。
あの人もこの人も。

それもあって、意気投合。

そして最後の締めは、これ。
黒毛和牛の土鍋炊き込み。IMG_5074-1
最高の味、大満足。

堤さんを囲んで本木さんと。IMG_5077-1
村田先生譲りの本物のマーケティング、
大いにやりましょう。

忙しい一日だった。

しかし、世の中の変化のスピードを、
ビンビンと感じた日だった。

では、みなさんも、
スピード感を失わずに。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年04月15日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その64】タケノコ

猫の目で見る博物誌――。
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タケノコの季節です。
水タケノコは1年中あるけれど、
タケノコは今が旬。

タケノコは、
イネ科タケ亜科タケの若芽。

漢字で「筍」、
あるいはそのまま「竹の子」と書く。

英語で「竹」は”bamboo”、
タケノコは”bamboo shoot”。

竹の学名は、
「Bambuseae Kunth ex Dumort.」
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竹には節があるが、
竹の地下茎にも節がある。
その節ごとに根と芽がある。
主に3~4年目の芽が成長する。
日本など温帯では春先に伸び始めるが、
熱帯地方では夏に伸びる。

成長の速さがすごい。
昼夜を問わず伸びる。

地下にあるときに成長し始めるが、
地表に顔を出すころには急成長する。

被子植物のツル性を有するものを除けば、
最も成長が速い。

漢字の「筍」は、竹冠に「旬」と書く。
この「旬」は10日間の意味で、
10日のうちに成長するからともいわれる。

急成長のあと「若竹」となって皮を落とす。
その後、高さや太さは変化せず、
硬くなっていって、成竹となる。

その後、10年くらい生きる。

タケノコは、地中にあるときに、
すべての節が形成される。
そして根に近い、下の節から、
順番に伸長していく。

タケノコの皮は「稈鞘」(かんしょう)という。
柔らかい本体を保護する。
同時に節の成長を助ける。

地上に顔を出すと、
間もなく成長が止まる。

「止まりタケノコ」と呼ばれるのは、
地上に顔を出してから、
そのまま枯れて腐ってしまう現象だ。

全体の5~7割が「止まりタケノコ」となる。

これはある種の淘汰だ。

春先に地面から芽が出かけているものが、
「タケノコ」。
それが日本や中国で食用になる。

数メートル程度に成長したものも、
穂先の部分を刈り取って食べる。
これを「穂先タケノコ」という。

タケノコは、掘り出して、切断すると、
その直後から急激に「えぐみ」がでる。
掘り採ってから時間が経つほど、
硬くなるし、えぐみが強くなる。

だからできるだけ早いうちに、
アク抜きして下ごしらえしたり、
調理したりするのがいい。
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タケノコのアクの主成分は、
シュウ酸、ホモゲンチジン酸、その配糖体など。
だからアルカリ性の水で取り除く。
それが米糠や米のとぎ汁、または重曹。

アミノ酸の一種の「チロシン」を、
100g中690mgも含んでいて、
これが酵素の働きによって、
ホモゲンチジン酸に変化する。
だから、加熱して酵素の働きを止める。
これが「アク止め」である。

早いほどいい。
「湯を沸かしてから掘れ」などと言われる。

冷蔵すれば、
香りや味の劣化を防ぐことができる。
しかし、下ごしらえは早いほどよい。

食用のタケノコの代表は、
モウソウチク(孟宗竹)。
皮は黒斑と粗毛に覆われて、
生産と出荷の時期は3月、4月。

ハチク(淡竹)は、皮が淡紅色。
時期は4月、5月月。
美味だが出荷量は少ない。

マダケ(真竹)・ニガタケ(苦竹)は、
皮が薄い黒斑に覆われれいる。
時期は5月、6月。

ネマガリダケは、弓状に曲がって生える。
時期は5月、6月で、
青森県の津軽地方でよく食べられる。

カンチクは、黄色または黒紫色。
これは秋のタケノコで、時期は10月。

高級品としては「乙訓産」がある。
京都府の旧乙訓郡で生産される。
現在の向日市・長岡京市・大山崎町。
乙訓産は、竹林をふかふかの土壌にして、
日当たりも調整されて育てられる。

「合馬たけのこ」は福岡県北九州市産。

「水煮」はレトルトパックや缶詰で流通している。
ほとんどが中国からの輸入品。

「朝掘り筍」は、掘ったその日のうちに、
直売所やスーパーマーケットに出荷される。

特に新鮮なタケノコは、
生、または軽く湯がいて、
刺身として食べる。

もちろん煮物がうまい。
鰹節で出汁を煮含める。IMG_4281.JPG559
てんぷらやタケノコご飯もうまい。

栄養成分としては、
タンパク質、カリウム、食物繊維、
ビタミンはB1、B2、C、Eを含む。

タケノコの季節には、
できるだけ食べたい。

小林一茶。
筍も名乗るか唯我独尊と

お釈迦様は誕生すると、
七歩歩いて、天と地を指さし、
「天上天下唯我独尊」と名乗った。

この世で、我ほど尊い者はいない。
そんな誤解がある。

「唯我独尊」の本来の意味は、
「ただ、われ、ひとりとして、とうとし」。

私のほかにもう一人、
私がいるならば、
私はいなくてもいい。
しかし、私という命は、
この世の中に唯、独りしかいない。
私が私になる以外に誰も、
私にはなってくれない。
だから尊い。
おなじようにすべての命が、
独りとして尊い。

一茶がこの意味を知っていたか。
それはわからない。
知っていたのだと思う。

タケノコの季節。
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春から初夏にかけて、
すべての命が尊いと思わせてくれる。

ありがとう。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2018年04月14日(土曜日)

「公僕のIntegrity」と「特に企業」の「人材投資と能力開発」

今日も、毎日新聞「余録」

「不幸も独りで来れば、
歓迎される」
ギリシャのことわざ。

「不幸はいつも2人連れ、
3人連れでやって来る――
つまり悪いことは重なるものだという意味」

人生、幸せばかりではない。
不幸なことも起こる。

その不幸を乗り越えることも、
人間を強くする。

しかしそれが2人連れ、3人連れで来ると、
人はそれに耐えられなくて、
だめになってしまうこともある。

中国のことわざ。
「禍いは単(ひと)り行かず」
こちらは「災難は重なる」という意味。

英語では、
「災いはもう一つの災いの
背中に乗ってやって来る」

「余録」にはないけれど日本では、
「二度あることは三度ある」

「洋の東西を問わぬ
人類普遍の“法則”のようである」

「不祥事や失態の団体ツアーが
来訪したような昨今の安倍政権と中央省庁」
「アンチ権力」を旗印にする毎日新聞。

森友・加計、イラク日報問題で、
新たな疑惑が連日発覚する中、
財務省では事務次官のセクハラ疑惑、
厚労省でも幹部が不適切発言やセクハラ。
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「タガが外れたような役人の行状」

「この災いの群発をもたらしたのは誰なのか。
役人に忠誠や忖度ばかりを強い、
その誇りや良心という国の宝を破壊したは
誰かを考えてみたらよかろう」

私の言葉でいえば、
「心の力×頭の力×技の力」

頭の力・技の力が100点満点でも、
心の力がマイナス100点となると、
人間としての力は、
マイナス100万点となる。

ああ。

朝日新聞「折々のことば」
第1079回。

暮らしを
犠牲にしてまで守る、

戦うものは
なんにもなかった。

〈「暮らしの手帖」創刊者・花森安治〉

「戦争が終わってすぐ町に並んだのは露店、
まっ先に眼についたのがフライパンの山。
軍用資材の残りで作ったそれが、
朝日を浴び光っていた」

「何より大事なのは台所だ、暮らしだ。
これだけは侵してはならないと確信した」

「これからはもう寝間着に着替えて眠れる」

2016年4月、NHK《連続テレビ小説》は、
西田征史脚本の『とと姉ちゃん』だった。
花森安治と大橋鎭子(しずこ)を描いた物語。
とと姉ちゃん800x_image
国民の暮らしが何よりも大切だ。
官僚や役人はその国民の暮らしを守る。
それが「公僕」という言葉の本当の意味だ。

私が使う言葉でいえば、
「Integrity」

ピーター・ドラッカー先生も、
上田惇生先生も強調する。

その意味では小売業、流通業、
サービス業も消費産業も、
「国民の暮らし」を支える公僕と同じだ。
Integrityをもとにした産業だ。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
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日経ビジネス「今日の名言」
日本のこれまでの
繁栄の礎とも言える
人材開発力を、
特に企業が早急に
取り戻す必要がある。
〈ビル・エモット〉

「エコノミスト」誌の元編集長。
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「人材投資こそが、
新たなイノベーションを生み出すことは
日本の過去の歴史を見れば明らかだ。
優秀な学生が労働市場に参加した後も、
継続して能力を高めていく。
地味だが愚直な施策を続けることが、
日本経済の今後の発展の基礎となる」

「特に、企業が」とビル・エモットは言う。

全く同感だ。

かつて農林水産省の委員をしていた時、
私は農水という役所全体に、
「マーケティング・マインド」を求めた。
それがわたしの提案だった。

しかし、今も思う。
「特に企業」が、
「人材投資」をし、
「能力開発」を進めねばならぬ。

その基本にはIntegrityが必須だ。
「儲けのアイデアや技術」は、
ほんとうの人材投資ではない。

日経電子版「経営者ブログ」
日本のインターネットの草分け、
鈴木幸一さん。
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「入社した後の私はといえば、
生活費を得るためといった考えとは
正反対のような生活、
当時の言葉で括(くく)ると
ワーカホリックの仲間入りをして、
深夜労働を重ねたものだった」

これは公僕に近いマインド。

「そういえば、シューベルトは
目覚めたとき、いつでも書けるように
メガネを外して眠ることはなかった
と言われている」

シューベルトは、
音楽という芸術に対する、
公僕だったのだ。

〈結城義晴〉

2018年04月13日(金曜日)

13日金曜日の流通SuperNews[決算記事]とFacebookの「陳謝」

13日の金曜日。

欧米のアメリカ、イギリスなど英語圏の国々、
さらにフランス、ドイツで不吉な日とされる。

「イエス・キリストが磔刑につけられた日」
この日が13日の金曜日だったとされる。
「磔刑」は「たっけい」と読んで、
はりつけ(磔)の刑に処されること。

しかしそれは史実には反するようだ。

ベラスケスのこんな絵画もあるけれど。
20110816203659
欧米のホテルやビルには、
13階がない。

12階の次は14階が普通。
13階が忌まわしい数字だからだ。

なぜかは、定かではない。

まず13という数字そのものが、
忌(い)み数(かず)であること。

それから金曜日自体が、
不吉であるとされたこと。

だから13日の金曜日は、
不吉であるとされる。

昨日のこのブログのお詫び。
昨日の商人舎流通SuperNews。
ローソンnews|
6573億円4%増/11%減益/チェーン売上高2兆円超

この記事へのブログ上のコメントとして、
以下のように書いた。
「ただし成城石井がちょっと不振。
心配だ。頑張ってほしい」

すると大久保恒夫さんから、
すぐにメールが入った。
「成城石井は前期14カ月決算だったのを、
決算期変更で12カ月決算になって
そのための利益減少です。
同期間では大幅増益で、
好調を維持しています」

大久保さんはご存知、元成城石井社長。
同社をV字改革させた功労者。
その後、セブン&アイ・ホールディングスへ、
そしてセブン&アイ・フードシステムズ社長。

昨年、同社を退任して、
現在、(株)リテイルサイエンス社長。

まだまだ成城石井に愛着がある。
私のブログにすぐさま反応してくれた。
ありがとうございました。

言い訳になるけれど、
ローソンの決算短信
には次の表記がある。
「これらの結果、
成城石井事業の営業総収入は、
819億57百万円(前期比4.5%減)、
セグメント利益は、
68億54百万円(同0.8%減)となりました」

「決算期変更」の記述はない。

お詫びして、訂正します。

成城石井、大幅増益。
もっと頑張れ!!

今日の商人舎流通SuperNewsにも、
[決算]記事は8本で15社。

スーパーマーケット業態は9社。

マックスバリュnews|
6社1兆円グループの2018年2月期決算/オール減益
イオンのスーパーマーケット6社。
合わせると1兆円を超える。

昨日の決算記事は、
U.S.M.H.news|
年商6922億円1.1%増で業界トップ/マルエツ・カスミ好調
合計すると1兆7789億円。

この連結子会社以外にも、
(株)いなげや、(株)ベルク。
アコレ(株) 、イオンマーケット(株)、
(株)光洋 、(株)マルナカ、(株)山陽マルナカ、
マックスバリュ長野(株)、
マックスバリュ北陸(株)、
(株)レッドキャベツなど。

イオンはそのグループに、
日本唯一のナショナルチェーンをもつ。

ただし、記事のマックスバリュ6社は、
「オール減益」

アークスnews|
年商5139億円0.3%増・経常利益2.3%減/総店舗数336店

ヤマザワnews|
年商1143億円0.2%増・経常利益24.3%減の微増収減益

アークス、ヤマザワともに、
増収減益。

これが2018年2月期の、
日本のスーパーマーケットの営業傾向だ。

ホームセンター業態は3社。

DCMnews|
年商4435億円横ばい・経常利益2.7%減/商品分野別競争激化

ケーヨーnews|
年商1322億円10%減・経常利益11%増/DCMと商品統合進む

ケーヨーはいつ、DCMの傘下に入るのか。
現在も「DCMブランド」導入による商品統合と、
DCM棚割導入改装を進めている。

合計すると年商は5757億円で、
日本最大のホームセンターである。

ただし、売上げは減収または横ばい。
これが問題である。

拡大と膨張とは異なる。
亡き田島義博先生の声が聞こえる。

コーナンnews|
売上高3160億円・経常167億円の好決算/第2次中計策定

コーナンは好調を堅持している。
営業利益率5.5%、経常利益率5.3%。

ダイユー・リックnews|
ホームセンター&ペット事業統合で787億円24%増

ダイユーエイトとリックコーポレーション。
2009年3月に業務・資本提携を締結、
2016年1月に経営統合。
しかし増収減益。

ドラッグストアは業態全体が好調。
キリン堂news|
調剤伸長で1267億円8.8%増・経常42%増・純利益2倍増

キリン堂の営業利益は49.2%増、
経常利益は41.9%増、
純利益は103.4%増。

しかし、このトレンドが、
いつまでも続くわけではない。

そのときのための準備は必要だ。
それはユニークな企業、
ユニークな営業、
ユニークな組織文化をつくること。

毎日新聞巻頭コラム「余録」
最近はいい。

「ただより高いものはない」
本来の意味は、
「安物買いの銭失い」ではない。

「ただの物は返礼に苦労したり、
無理な頼みごとをされたり、
かえって高い代償を払う」

コラムはフェイスブックを話題にする。
創業者CEOマーク・ザッカーバーグ。
約8700万人の個人情報流出事件を起こした。
アメリカ議会で「私の過ちだ」と陳謝。
mark-zuckerberg-f8-2017
「性格診断アプリで収集した利用者の情報が、
不正流出し、米大統領選で
ロシアに利用された疑いも強い」

つまり「無料のサービス提供の代わりに、
個人情報を活用した広告で稼ぐ」

陳謝したが、この事業モデルは、
「大きく変えぬ構え」

これもユニークなビジネスモデルではある。

Facebook, Inc.
2004年創業、2012年NASDAQ上場。
カリフォルニア州メンロパークに本社をおく。

世界最大のSNS「Facebook」を運営。
月間アクティブユーザー数は20億人超。
海外ユーザーの比率は約85%。
私もその一人。

世界中に1万5000人の従業員。

2008年12期の売上高は2億7200万ドルだった。
1ドル100円換算で272億円。
2017年12期には406億5300万ドル、
4兆0653億円。

約150倍。

総資産は845億2400万ドル、
自己資本比率は88.0%。

しかし、ザッカーバーグに、
ウィンストン・チャーチルの言葉を贈ろう。
index
It is a fine thing to be honest,
but it is also very important to be right.
正直であることは立派なことだ、
しかし正しくあることも大事だ。

〈結城義晴〉

2018年04月12日(木曜日)

商人舎SuperNews[決算]記事とベンゲル「結果がすべてなのだ」

月刊商人舎4月号特集は、
2018生鮮3部門クライシス!!IMG_4275.JPG8

目次です。
mokuji

奥田則明さんとの徹底討論は、
面白かった。
201804_okuda1

奥田さんは1970年代に、
ダイエーのウナギを開発した。
かつてウナギは、
鰻屋や料亭でしか食べられなかった。
高級料理だった。

その高級料理の鰻を、
大衆商品のウナギにした。

創業者の中内功さんのロマン、
それを奥田さんはウナギで実現させた。

千野和利さんのインタビューも、
実に意義のあるものだった。
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日本の高質スーパーマーケットは、
クイーンズ伊勢丹の故田村弘一さんが、
業界に先駆けて開発した。

伊勢丹百貨店ご出身。

その高質スーパーマーケットを、
完成させ、進化させ、
EATALYに負けないフォーマットを、
千野さんがつくった。
阪急百貨店ご出身。

それが「Kitchen&Market」

すばらしい。

さて昨日、横浜商人舎オフィスを、
(株)USEIのお二人が訪ねてくれた。
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社長の朝川康誠さん(右)と、
常務の嶋内仁さん。

朝川さんは立教大学院の結城ゼミ3期生。
つまり私の愛弟子。
パチンコホールの経営者で、
会社に破壊的革新を起こしている。

嶋内さんは商人舎特任研究員。
人事組織の専門家で、
慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。

二人ともMonthly商人舎で、
連載を書き続けてくれている。
忙しい社長と常務でありながら、
毎月毎月、力の入った記事を書き続ける。

朝川さんの連載は、
「経済心理学の世界へようこそ」
58回を数える。

嶋内さんのタイトルは、
「ポストモダンのチェーンストア組織論」
こちらは61回となっている。

経営やチェーンストアについて、
2時間くらいも議論して、
私は自分で話しながら、
自分の理論を確認する。

こんなことが話し合える相手は、
そうそういない。

二人ともMBAを修了していて、
高い知識レベルを持った商人だ。

だから話が発展して、
私にも意義のある時間が過ごせる。

ありがたい。

さて今日も商人舎流通SuperNews。
充実の記事が17本。

[決算]記事も9本。

ファーストリテイリングnews|
上期売上高17%・営業利益31%増の過去最高

中間決算の記者会見に柳井正さん登場。
私は参加できなかったが日経新聞が報道。
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「私は引退するつもりはないし、
創業者なので一生関わりたいが、
人間なので体力や精神力は衰える」

一生かかわりたいというのは、
僭越ながら私と同じ。
死ぬまで仕事する。

柳井さんが言う後継者の条件。
「全員から支持が受けられる人、
決断できる勇気を持っている人」

勇気ある決断。

いいねえ。

ウィンストン・チャーチルの言葉。
Courage is what it takes to stand up and speak;
courage is also what it takes to sit down and listen.
勇気とは、起立して声に出すことである。
勇気とはまた、着席して耳を傾けることでもある。

柳井さん。
「いつも午後3時30分には帰宅しているが、
それでも業績は好調だ。
現状の経営陣に何も心配していない」

この中間期で、
通期の2兆円の見込みを発表した。
さらに連結売上高3兆円の目標にも、
「あと数年で確実に達成できる」

「むしろ3兆円以降を
どうやっていくかが問題」

どうするかと言えば、
「商品と顧客サービスで
本当に差別化できる企業」を目指す。

ドナルド・トランプ大統領に言及。
「一国だけで存在することは不可能だ」

そして、言った。
「“何とかファースト”はありえない」

柳井さんに対して失礼かもしれないが、
座布団三枚!!!

ちなみにファースト・リテイリングは、
「Fast Retailing」。
トランプは、
「America First」。

同じファーストでも、
ファースト違い。

ローソンnews|
6573億円4%増/11%減益/チェーン売上高2兆円超

商品売上高、つまり加盟店含む売上高が、
2兆円を超えた。

イオンモールnews|
年商2881億円6.8%増・経常利益5.6%増/海外黒字化

イオンモール絶好調。
そしてイオンは、
プラットフォーマーへと傾斜する。
私はそう見ている。

U.S.M.H.news|
年商6922億円1.1%増で業界1位/マルエツ・カスミ好調

ユナイテッドは、
スーパーマーケット業界トップを堅持。
マックスバリュ関東がもっと頑張らねば。

イオン北海道news|
1866億円1.2%・経常利益4%の増収増益は過去最高
イオン九州news|
2320億円2.8%減・経常利益45.4%増/利益率が課題

イオン北海道とイオン九州は、
鮮明に明暗を分けている。

ベルクnews|
年商2114億円9.2%・経常利益99億円4.2%の増収増益

ああ、ベルクが2000億円を超えた。
100店を超えたこともうれしい。
亡き原島功さんも喜んでいるに違いない。

ハローズnews|
新店・改装で年商1214億円5.8%増・経常利益8.3%増

創業60周年で増収増益。
大したものだ。

MrMax news|
既存店改装重視で営業収益1183億円・経常利益30億円

ミスターマックス・ホールディングスに、
会社を変えて、再出発。
期待しているよ。

毎日新聞巻頭コラム「余録」
ときどき、いい。

アーセン・ベンゲルの言葉。
アーセナル公式ホームページより〉wenger_appointed
英国サッカーのアーセナル監督。
日本ではかつて名古屋グランパス監督。
私は一度、ジャパン監督を、
引き受けてもらいたいと思っている。

「監督業をしていれば、
何の苦労もなく、
日々を過ごすのは不可能だ。
喜びに舞い上がることもあれば、
恐ろしく落ち込むこともある。
サッカーへの愛を失うことなく
失望に対処する方法を
身につけねばならない」

この「監督業」という言葉を、
「経営者」や「店長」に置き換える。
「何の苦労もなく、
日々を過ごすのは不可能だ。
喜びに舞い上がることもあれば、
恐ろしく落ち込むこともある。
会社や店への愛を失うことなく
失望に対処する方法を
身につけねばならない」

「代表監督は
マゾヒストでなければ務まらない」
これもベンゲルの言葉。

しかしこれは「経営者」や「店長」に、
お薦めはしにくいかもしれない。

ただし、私の経験からも、
トップはマゾヒストでなければ務まらない。

そのベンゲルの一言。
「結果は重要なのでない、
結果がすべてなのだ」

決算発表の時期にはとくに、
この言葉をかみしめねばならない。

〈結城義晴〉

2018年04月11日(水曜日)

イオンもセブン&アイも過去最高決算/ユニー・ファミマ正常化

第196回通常国会会期中。
今年2018年1月22日(月)に召集され、
会期末は6月20日(水)。

今日も衆議院予算委員会では、
加計学園や森友問題への質問が続いた。
いわゆる「モリカケ問題」。
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もう末期症状だ。

石破茂自民党元幹事長は、
都内で講演。
「逆らったら、もうダメだ
ということをやっていると、
誰も物を言わなくなる。
システムとして崩壊している」

「誰に」逆らうのかと言えば「政治家に」。
「誰も」とは「官僚」。

政治家に逆らったらだめ、
忖度しないとだめ。
官僚は毅然としてものを言わなくなる。

安倍内閣に苦言を呈した。

「行政は公平公正でなければならない。
お友達だから特に
便宜を図ってもらえるとしたら、
ばからしくて誰も
行政に信頼なんか置けない」

小泉進次郎自民党筆頭副幹事長も、
なぜか都内で講演。
柳瀬唯夫元首相秘書官が、
愛媛県や今治市の職員との面会を、
否定していることに対して、
「”記憶の限りでは”という注釈を
付けなければいけないのだったら、
会ってはいないと言い切ることは
できないのではないか」

もちろんこんな問題で、
貴重な時間を費やしてもらっては困る。
しかし政治家と官僚の信頼が失墜して、
それも払拭してもらわねば困る。
あるいはケジメをつけねばならぬ。

石破茂も小泉進次郎も、
それを憂慮している。

何やらの封印を解き
春たける 

〈朝日俳壇より 東京都・藤森荘吉〉

忖度をしろとは言わぬ
忖度が
動き出したら
もうとまらない

〈朝日歌壇より 小平市・北川泰三〉

いじめ方
嘘のつき方 隠し方 
責任のがれを
見ている子どもら

〈同 近江八幡市・寺下吉則〉

(永田和弘選評)
政治の言葉の劣化は
目を覆いたくなるばかり。
こんな言葉とともに育った子どもたちの
将来を考えると怖ろしくなる。

さて決算発表の季節。
商人舎流通SuperNews。
毎日、ざっと目を通してください。
見出しだけでもいい。
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タイトルの下のボタンから、
例えば[決算]を選んでクリックする。

今日の4月11日だけでも、
8本の決算記事がある。

イオンnews|
8兆3900億円・経常利益14%増で過去最高づくし

ユニー・ファミマnews|
’18営業収益1兆2753億円51%増/営業利益15%減

イズミnews|
「LECT」効果で営業収益7298億円4%増/経常も7%増

ライフnews|
出店&改装で営業収益6777億円3.8%増も経費増で減益

スギnews|
4570億円6.1%増・経常利益8.5%増と好調決算

良品計画news|
年商3795億円14%増/経常19%増/ネットは伸び悩み

エコスnews|
年商1173億円2.2%増・経常利益8.1%増の連続最高益

天満屋ストアnews|
営業収益754億円0.1%減・経常利益6.9%増の減収増益

1週間前には、
セブン&アイnews|
2月期6兆円超/純利益1812億円(87%増)で過去最高

イオンもセブン&アイも過去最高。
しかし両者の過去最高の意味合いは、
まったく違う。
そしてどちらもまだまだです。

エコスも2年連続最高益。
たいらやが貢献した。

良品計画は相変わらず絶好調。
スギ薬局も変わらず堅調。

ユニー・ファミマは回復。
ライフコーポレーションはわが道を行く。
天満屋ストアは業界平均で減収増益。

さて日経新聞オピニオン欄[時論]。
ジョセフ・スティグリッツ教授登場。
米国コロンビア大学で教鞭をとり、
2001年、ノーベル経済学賞受賞。
「米の保護主義に外圧を」
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トランプ政権の保護主義政策、
中国との「貿易戦争」リスクについて。

「”戦争”というよりは”小競り合い”だ。
基本原則として
世界貿易機関(WTO)で解決すべき問題だ。
米国は国際法を順守する
約束をしているのだから、
問題があればWTOに提訴すべきだ。
今の国際法が気に入らないなら
それを改正する努力をすべきだ」

米国による制裁関税で、
欧州は除外したのに日本を対象にした。
日本はどう対応したらよいか。

「すべての国が、一致して
米国に”国際法に違反している、我々は
思慮深く毅然としたやり方で対応する”
と言うべきだ」

「何もしない日本の対応は融和政策で、
歴史的にもうまくいかない」

そして「米国の政治的に重要な基幹産業を
いくつか選び報復関税を発動すべきだ」

すごいこと言わはる!

日本政府も国会も本来、
モリカケ問題を長びかせている暇はない。

「誇張かもしれないが
世界は国際法に従わない”ならずもの国家”の
米国と北朝鮮の2カ国抜きで進むべきだ」

またまたすごいこと言わはる!!

「米国には外圧が必要だ。
トランプ氏はいじめっ子で、
融和政策は通じない」

「私の意見は決して反米ではなく
多くの米国民が共有している。
難しい時代だが、トランプ氏に、
国際秩序を破壊させてはならない」

賛成。

トランプはあんなものだが、
それに対してしっかりと、ズバリと、
モノを言う学者がいる。

もちろん忖度はない。

それがアメリカの良さである。

〈結城義晴〉

2018年04月10日(火曜日)

商人舎4月号「生鮮Crisis」とCornell Japan大髙愛一郎さん

月刊商人舎2018年4月号、
本日発刊!!

[特集]
2018生鮮3部門クライシス!!201804-coverpage-s

あらゆる業種業態が「食」に活路を求める競争時代――それが欧米や日本の先進的成熟社会である。しかしここでいう「食」とはグロサリーではない。生鮮素材であり、それを調理加工した惣菜である。さらにそれらを食べさせるグロサラントである。つまりコンビニエンスストアもドラッグストアも、ホームセンターもディスカウントストアも、もちろんデパ地下も、さらに書店までも、生鮮素材と惣菜とグロサラントを内包するストアフォーマットに変身する。しかしこんな新しい競争のとき、生鮮3部門を最大の武器としてきたスーパーマーケットや総合スーパーは、逆に「生鮮3部門の危機」を迎える。農業、水産業、畜産業の未来は無条件に明るいわけではない。野菜・果物は相場の乱高下に悩まされる。魚はどんどん食べられなくなっていく。肉は優等生の立場のプレッシャーに苦しむ。かくて近い将来、生鮮3部門は確実に売上高をダウンさせる。だが利益はアップさせることができる。阪急オアシスの革命的な「Kitchen & Market」がその「ジレンマ」に「解」を示してくれる。2018年の今、「生鮮3部門クライシス!!」――果たして危機脱出は可能か否か。その突破口と羅針盤をお届けしよう。

[Message of April]
新しい心・永遠の付加価値

[特集のまえがき]
生鮮部門Crisisと危機脱出の海図
Perishables Innovationを起こせ!!
〈結城義晴〉

[徹底討論]奥田則明✖結城義晴
生鮮と鮮魚の破壊的Innovationに挑め!
第1部|現状分析編
第2部|消費喚起提案編
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巨匠の「目から鱗」!!
生鮮3部門決定的対策
「売上高は落ちるが営業利益は上がる!」
〈鈴木哲男〉
第1部 分析編
第2部 課題整理編
第3部 対策編

「惣菜的発想による店づくり」のススメ
第一人者が指導する生鮮・惣菜抜本改革策
〈林廣美〉

[特別企画]
KITCHEN & MARKETの革命
阪急オアシスはEATALYを超えたか?!
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{独白}千野和利の17年
3つの改革と「キッチン&マーケット」の未来
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「キチマはまさに一日にしてならず、です。私自身は、17年間の集大成と考えていますし、全従業員の成果が実ったと感じています」。㈱阪急オアシスの千野和利顧問は開口一番、こう言った。
大阪駅の商業施設ルクア地下2階に4月1日に誕生したフードホール。そのなかの核店舗が「キッチン&マーケット」、略して「キチマ」である。高質スーパーマーケットとして業界をリードしてきた阪急オアシスの決定版とも言える国内最高峰のグロサラント店舗だ。2001年段階で年商270億円の企業から、現時点で1200億円企業へと導き、さらに2兆円のグループを構築した17年の経営改革と、キチマに込めた想いを、千野さんに率直に語ってもらった。

阪急オアシス渾身の「Grocerant」フォーマット
KITCHEN & MARKETの全貌
Mercaゾーン
SWEETS AT HOMEゾーン
Fresh Gardenゾーン
DELI Stationゾーン
Gourmet Cornerゾーン
la Petiteゾーン
Meet&Eat Squareゾーン

[結城義晴の述懐]
地球イータリー化現象とEATALYを凌駕する条件

[商人舎magazine]Monthly連載
■新谷千里の「お客と社員に支持される生産性向上策」
■朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」
■嶋内仁の〈ポスト・モダン〉チェーンストア組織論
■當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論
■石澤&長﨑の「こちら人事部」今月の経営人事・労務情報

今月も充実の内容となりました。
ご協力くださった皆さんに感謝します。

クライシスを指摘しましたが、
それはその危機を乗り超えるために、
必須の現状認識の共有です。

だから超一流の、実績も経験もある先生方に、
解決の考え方を教授してもらいました。
阪急オアシスの千野和利さんにも、
そのブレイクスルー型イノベーションを、
実証してもらいました。

そして千野和利さん、
17年間、本当にご苦労さまでした。
これからも業界への貢献をお願いします。

さて今日も1日、横浜商人舎オフィス。
午前中と夕方に来客。

夕方は、大髙愛一郎さん。
現在、(株)セブン&アイ・ホールディングスで、
デジタル戦略部デジタルマーケティングオフィサー。  IMG_4264.JPG8

2008年10月に、
コーネル大学RMPジャパンが創設され、
開講セミナーが開催された。
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RMPはリテールマネジメントプログラムの略。
大髙さんはその初代事務局長。
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私は初代副学長として、開講講演をした。
DSCF1997-1

日米店長のパネルディスカッションもした。
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コーネルの先生方も来日して、
現在のコーネル・ジャパンの礎が築かれた。

真ん中がエドワード・マクラフリン学長。
右端前列が私、後列が大髙さん。
2008-1004cornell

大髙さんはコーネル大学ホテルスクール卒業。
だから向こうの先生方とも親交があった。

大髙さんとともに私は、
この産業内大学のコンセプトをつくり、
カリキュラムを組み上げて、
アメリカのコーネル大学と交渉をした。
そして快く了解をいただいて、
コーネル・ジャパンがスタートした。

大髙さんはいわば私の相棒だった。
左はビル・ドレイク教授。
DSCF1795-1

その大髙さんの手によって、
「伝説の第1期生」の写真集ができた。
それを持ってきてくれた。
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久しぶりの交流。
楽しかった。
IMG_4265.JPG8
ありがとうございました。

さて朝日新聞「折々のことば」
今日の第1075回。

時間は幾らでも
出来るわけだが、
「閑」にはならない。
(河野与一随想集『新編学問の曲り角』から)

「閑」は「ひま」。

編著者の鷲田清一さん。
「稀代(きたい)の人文学者は、
教職を離れた時、こう思った」

今朝、この言葉を見たとき、
私はまったく同感した。

2011年の11月に、
私はコーネル・ジャパンの副学長を退いた。

立教大学大学院教授の職は、
2009年4月に就任して、
2014年3月に退任した。

「ギリシャ語のスコレー(閑)は、
スクール(学校)の語源とされるが、
学校を去って時間が増えても
閑になるわけではない」

そのとき、その後も、同じことを感じた。

「それは時間ではなく空間の問題だ」

なるほど。

「時代を透徹した眼で見るには、
全体を俯瞰しつつ、
しかも出来事に沿って自由に移動できる、
そういう余裕のある距離感が必要だと」

「出来事に沿って
自由に移動できる、
余裕のある距離感」

これは学校だけではない。

会社から去るとき、
職場を移るとき、
自由に移動できる、
余裕のある距離感。

それは私にも大髙さんにも、
必要なことだし、
互いにそうしてきた。

ありがとう。

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

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(イーストプレス刊)

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