結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年02月12日(火曜日)

月刊商人舎2月号「幸せの時間管理」とNYCブロードウェイの大変化

月刊商人舎2月号。
発刊しました。
ニューヨークに来ているので、
刷り上がった雑誌を、
手にすることはできませんが。201902_coverpage
特集は、
幸せの「時間管理」
タイムマネジメントとMHコントロール
今月号も、
ずっとやりたかったテーマです。

[Cover Message]
「時間」は有限である。誰に対しても、どんな組織に対しても、時間は公平に与えられている。しかし、ゲーテは楽観的である。「うまく使えば、時間はいつも十分にある」。ピーター・ドラッカーはやや悲観的だ。「時間こそは、最もユニークで乏しい資源である」。人生においても、企業経営においても、「時間」こそが最も有益で、唯一の資源である。しかしそれはいつも、誰にとっても乏しい。「働き方改革」が喧伝される今、「時間管理」こそ最優先されるべき経営課題である。そしてこの経営的命題としての「時間管理」を適正にしようとするとき、経営者自身のタイムマネジメントと現場オペレーターのマンアワーコントロールとを、別次元の問題と捉えてはならない。経営者は人手不足と人時生産性を問題にするのに、自らのタイムマネジメントはおろそかであることが多い。そんな企業に限って、マンアワーの効率が低い。企業全体で、組織内のそれぞれの役割に合わせて、謙虚に「時間」という資源に向き合うべきである。それを組織風土とするべきである。天に唾するごときテーマだからこそ、真摯に検証しなければならない。幸せの「時間管理」を求めて。

その目次。
201902_contents
ピーター・ドラッカー
ヘンリー・ミンツバーグ
マイケル・ポーター
現代マネジメントの巨匠たちの、
「時間管理」の考え方を、
わかりやすく、しかし丁寧に、
ダイジェストした。

もちろん商人舎の視点で。

サミットのLSPも徹底取材。

それから特別企画は、
「上田惇生を悼む」

上田先生を師と仰ぐ二人、
川勝利一さんと結城義晴が、
評伝を書きました。

私は編集後記に書いた。
「上田惇生先生を亡くした。
流通業界の”ドラッカーの分身”に
ならねばと、固く決意した」

ご冥福を祈ります。

さて、ニューヨーク。
㈱ロピアのニューヨーク研修。

3日目は朝のイベントと講義のあと、
ホールフーズへ。
コロンバスサークルの大繁盛店。IMG_2596-1

タイムワーナーセンターの地下1階にある。IMG_2591-1

タイムワーナービルのエントランスには、
花でできた豚のモニュメントが登場。 IMG_2590-1

春節の中国客への歓迎ムードがいっぱい。
IMG_2593-1

エスカレーターで降りると、
広い花売場が顧客を迎える。DSCN7924-1

青果売場の導入部には、
バレンタインギフト用の切り花。DSCN7905-1

店舗は横長の変形。
エスカレーターを挟んで、
左翼が生鮮3部門を中心とする市場、
右翼がデリカテッセンやビールバー、
イートインスペース、そしてレジなど。
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オレンジのみごとなカラーリング。
ホールフーズには、
専門のVMDコンサルタントがいる。
VMDはビジュアルマーチャンダイジング。
詳細は、鈴木哲男著。
『流通RE戦略』に書いてある。
IMG_2580-1

だから陳列はアーティスティック。IMG_2582-1

ミート売場の加工肉コーナー。
商品フェースを向けた陳列。IMG_2567-1

ピザの陳列も顧客側にフェースを向ける。
IMG_2569-1

鮮魚も魚体の色を考慮して並べる。IMG_2572-1

店舗右翼のデリは対面で販売。
寿司、ピザ、デリカテッセンなどが、
ショップ形式で並ぶ。IMG_2583-1

Specialtyと名付けられたチーズ売場。
チーズとワインとチョコレートを、
「スペシャルティ」とくくる。
しかしニューヨークでは、
ワインやハードリカーは、
別棟で販売しなければならない。
この店にはない。
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インストアベーカリーの売場。
ネコ足の木製什器が面白い。
什器使いはホールフーズの真骨頂。DSCN7915-

レジ前のHBC売場。IMG_2588-1
コロンバスサークルの店は、
ホールフーズの中の最高峰。
一度は訪れたい。

ブロードウェイ沿いには、
ゼイバース。
IMG_2620-1
たった1店だが、
週に4万人の顧客がやってくる。

物販店舗の隣には、
コーヒーやサンドイッチのショップ。
もう、時代を超えて、
「グロサラント」をやっている。
IMG_2617-1

店に入ると、
両サイドがチーズ売場。
圧巻の品揃えだ。
IMG_2605-1
すごい品揃えだが私の言葉はいつも、
「売れるから並べている!」

デリの対面コーナー。
すべて手づくりだ。IMG_2600.-1JPG

スモークフィッシュは、
ゼイバースのオリジナル商品。
1934年の創業当初からの人気商品だ。
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パン売場も大人気。
焼成は近くの工場でするが、
焼きたての香りが売場を包む。
IMG_2602-1

ゼイバースの代名詞は、
コーヒーコーナー。
ロピアのメンバーも、
引き立ての豆をゲット。IMG_2603-1

2階はキッチン用品の売場。
プロ仕様のものまで揃える。IMG_2614-1

階段の壁面にはゼイバースのグッズ。
デザインがいいので結構、売れる。IMG_2615-1

ゼイバースから徒歩で南下すると、
ウェストサイドマーケット‥‥
があるはずだが撤退していた。

さらに行くと、シタレラ。
ニューヨークデリの専門店。
こちらは大丈夫。
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2層の店舗で、1階は生鮮とデリ。
小さな店だが固定客がついていて、
それなりに繁盛している。IMG_2621-1

その隣には、
フェアウェイマーケット本店。IMG_2643-1

青果に強いフェアウェイ。
道路に面して山積みされた果物。
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入り口脇には葉物野菜のコーナー。
IMG_2631-2
しかし青果部門をぐるっと回って驚いた。
圧倒的だった根菜類などの立体陳列が、
普通の陳列に変わっていた。
什器も変わっていた。IMG_2634-1
フェアウェイに何かが起こっている。

リンゴなどはまだボリューム陳列。IMG_2635-1

鮮魚や精肉は対面で販売する。
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2階にはオーガニックだけの売場。
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そしてフェアウェイ2階は、
カフェやHBC売場が閉じていて改装中。
全体に客数も少ない印象だ。

その理由は競争相手の存在だけではない。
消費そのものが変わっているのだ。

10分ほど南下すると
トレーダー・ジョー。IMG_2651-1

地下1階と地下2階の大繁盛店。IMG_2644-1

月曜の昼前なのに、
すでにレジ待ちの長い行列。
フロアを1周している。IMG_2648-1
トレーダー・ジョーの集客力はすさまじい。

入り口に置かれた宅配商品。

マンハッタンだけで、
宅配サービスを行ってきた。
しかし3月1日には、中止する。
宅配は売れれば売れるほど、
利益を蝕む。
それが理由だ。
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3日目の最後の視察は、
チェルシーマーケット。
ナビスコ工場跡地の商業施設。
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目の前にGoogleのオフィスがある。
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春節シーズンで、
館内にはこんな飾りつけ。
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ニューヨークはホテルも商業施設も、
中国客歓迎一辺倒だ。

ロピア研修で、
チェルシーマーケットを訪れる、
一番の目的は、
ロブスタープレース。IMG_2668-1

鮮魚店だが、
ロブスターや寿司を食べさせてくれる。
内食と外食が融合された店。IMG_2667-1

種類豊富なシーフードの小売り。IMG_2659-1

いちばん奥のロブスター・バー。
生とボイル商品を販売するだけでなく、
その場で茹でたてを食べさせる。
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そして飲食スペースが広がった。IMG_2652-1

茹でたてのロブスターは特大サイズ。
DSCN7959-1

それをシェアして食べる。IMG_2654-1

食べる体験を楽しむロピアの面々。
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オイスターバーでも食べる。
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カウンターで寿司も食べられる。

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私はシェフのおまかせ寿司と、
ビールをいただいた。
40ドル也。
DSCN7967-1
新鮮で美味。大満足。
マンハッタンで五本の指に入るだろう。

チェルシーマーケットでは、
テナント店舗の改廃が激しい。IMG_2672-1

全体的に物販店が減って、
外食店の比率が増えた。IMG_2689-1

観光スポットだからということもあるが、
食中心のテナント揃えになってきた。
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アパレルファッションが低迷して、
フードにシフトする。
それは世界的なTrendだ。

そのトレンド変化の大潮流は、
スピードアップしている。

フェアウェイの生鮮の縮小。
隣のウェストサイドマーケットの閉鎖。
トレーダー・ジョーの隆盛。

その理由は、
生鮮3部門クライシス!!
昨年の月刊商人舎4月号で指摘した。

少しずつ変化してきて、
いつの間にか大変貌を遂げる。

それがマンハッタンに現れている。

マーケットは動いている。
恐ろしいことに。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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