結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年12月26日(木曜日)

イオンの「原則的にマスクをしないで接客する」方針の問題について

今朝、堀内慎也さんが、
横浜商人舎オフィスにやって来てくれた。
㈱紀文食品事業企画室正月ユニット部長。
DSCN86739-448x336
毎年の気分正月フォーラムの責任者。

今日は紀文の特選蒲鉾を、
届けてくれた。

そして腰を落ち着ける間もなく、
大阪に向かって疾駆していった。

紀文にとって年末年始は、
それこそ休む間もない。

ありがたく頂戴した。
保芦將人会長の名前で、
丁寧な添え書きがあった。

ありがとうございました。DSCN97629

それから商人舎には、
マルトグループから、
蘭が贈られてきて、
狭いオフィスを飾っている。

これも毎年恒例で、
心から感謝したい。
DSCN97649

さて、この商人舎公式ホームページに、
投稿があった。

塚本博志さんから、ご要望。
「中国の小売市場についての記事も
お願い致します」

結城義晴の返事。
「ご投稿、感謝します。
了解しました」

「しかし過去の記事を見てください。
この公式ホームページのトップの空欄、
白いスペースの検索欄に、
中国とか上海とか北京とか、
そして”訪問”などと、
文字を打ち込むと
記事を閲覧できるようになっています」

「流通ブログとしては、
一番早くから中国に注目して、
中国を訪れ、その報道をしています。
昨年10月にも上海に行きました。
その記事をまず、読んでみてください。
よろしくお願いします」

商人舎ホームページのタイトルがある。
その下の白くて長いスペース。
右に「検索」とある。無題

ホームページのリニューアルのときに、
ここを大きくして使い勝手を良くした。

ここに知りたい単語を打ち込む。

「中国」「上海」「訪問」と打つと、
この画面になる。syannhai

そしてその項目をクリックすると、
そのページに飛ぶ。

2010年から中国に注目して、
本格的に研究を始めた。

2010年の外灘(バンド)での写真。
若いです。
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2016年1月には、
永輝超市の創業者の張さんに会った。
英語表記ではZhang Xuanningさん。
DSCN9996-6-448x336
加藤徹さんとご一緒した。
当時は万代社長だった。

張さんは今や、伝説中の人物。

2016年には、
「盒馬鮮生」の第1号店を訪れ、
昨2018年1月にもフーマの最新店を、
月刊商人舎11月号で紹介した。
201811_china_24

月刊商人舎Webコンテンツのページも、
同じように[検索]スペースを大きくして、
活用しやすくしてある。

「商人舎流通スーパーニュース」も。ryuutuuusu-pa-nyu-su9

右上の検索窓はちょっと大きくしてある。
ryuutuuusu-pa-nyu-su9
ぜひ、活用してください。

お願いします。

さて、イオンの「マスク問題」

昨日からネット上で、
様々な声が集められ、
様々な意見が発信されている。

持株会社のイオン㈱は12月中旬、
接客時におけるマスク着用は、
原則的に禁止するという内部通達を、
グループ企業に向けて発信したらしい。

ただし、惣菜部門やベーカリー部門、
あるいは飲食部門などで、
食品の製造加工を担当する者は、
マスクを着用するのが、
逆に義務付けられている。

ところが傘下企業の一部の従業員が、
「マスクなしでは、
風邪などの予防ができない」
と、反発したという。

それがSNSなどで広がった。

このあたりの真偽は、
直接確認したわけではないから、
定かではない。

ただし問題が広がったので、
この件に関して、
イオンの広報部がコメントしている。

「接客時におけるマスク着用は、
顔の半分を覆い隠してしまうため、
お客さまにとって表情がわかりにくく、
声も聞こえづらくなり、
お客さまとの
円滑なコミュニケーションの
妨げになります」

「風邪や体調不良のイメージを持たれ、
不安を抱かれる場合があります」

小売業の経営サイドからすれば、
違和感のない規定だろうと思うし、
そんな接客方針を出すのも悪くはない。

大抵の店では、
「明確な規定はない」かもしれない。
けれどそんな場合にも、
接客業として、
常識的に対応すればいい。

イオン同様、原則的に、
マスクをしてはならない企業もある。

「原則的に」ということは、
風邪をひいたりしているとき、
あるいは妥当な理由があるときは、
マスク着用の許可も出る。

ただし、風邪をひいていたら、
それこそ接客業務から、
外れなくてはならない。

イオンの側も、
風邪気味だったり、
花粉症にかかっていたり、
家族に受験生がいる場合などは、
上司が着用を許可するという。

この傘下企業従業員の反発に対して、
「十分に意図が伝わっていなかったので、
今一度説明をするようにしています」

そのとおり。

イオンとして問題があったとしたら、
コミュニケーションの齟齬があった点だろう。

私の考えは明解だ。

アメリカ研修などのときに、
時々マスクを着用してくる人がいる。

原則的に外してもらう。

かの地ではマスクをするのは、
重病人である。

もしくは「銀行強盗しかいない!」と、
言ったりする。

アメリカの店で、
店員がマスクをしているのを、
見たことがない。

ウォルマートでも、
クローガーでも、
トレーダー・ジョーでも、
ホールフーズでも、
コストコでも。

㈱商人舎の場合も、
取材に行ったり、
インタビューをしたりする場合は、
原則的にマスクは着用しない。

たとえ不特定多数の相手であっても、
人々と面談するときには、
マスクはしない。

そのほうが感じがいいからだ。

もちろんオフィスで、
編集作業などするときには、
それは自由にしてよろしいが。

原則的にマスクはしないで人と接する。
イオンのこの方針が問題になること自体、
どこかに違和感を感じるのだが、
みなさんはどうだろう。

〈結城義晴〉

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