結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年05月02日(月曜日)

イビチャ・オシム逝去/その語録「走って走って走れ!」

Everybody! Good Monday!
[2022vol⑱]

2022年第18週。
5月第1週。
ゴールデンウィークの後半。

商人舎裏の遊歩道。
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緑が深くなって、
しかもその緑がまぶしい。IMG_27072

ランチは北海道らーめん「楓」。IMG_27022

堪能しました。IMG_E27032

毎年書いているし、
昨日も書いたけれど、
今週は子と母の週。

5月5日のこどもの日は、
国民の祝日に関する法律第2条の趣旨は、
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝すること」

自分自身もその感謝の気持ちを持つとともに、
われわれの武器である店舗では、
母と子のためのプレゼンテーションを、
精一杯、盛り上げたい。

イビチャ・オシム氏が亡くなった。
サッカー元日本代表監督。
80歳だった。
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ユーゴスラビアのサラエボ生まれ。
64年の東京五輪に同国代表として出場。
90年のワールドカップイタリア大会では、
監督としてストイコビッチらを擁して、
ベスト8の快挙を成し遂げた。

Jリーグにやって来て、
2003年から監督業。

ジェフユナイテッド市原を率い、
ユニークなチームづくりで快進撃。

私は日本リーグ時代から、
父が務めた古河電工のファンだった。
そのチームがJリーグでは、
ジェフユナイテッドとなって、
リトバルスキーなどが活躍した。

だから新監督のオシムに期待した。

オシムはジェフでの手腕を買われて、
2006年のW杯ドイツ大会後に、
日本代表監督に就任。

「オシム語録」はいつも印象に残った。

2003年1月、ジェフ監督就任あいさつ。
「君たちはプロだ。
休むのは引退してからで十分だ」

ジェフの監督時代に故障者が続出した。
「肉離れ?
ライオンに襲われた野うさぎが
逃げ出すときに肉離れしますか?
準備が足りないのです。
私は現役のとき1度もしたことはない」

「レーニンは、
勉強して勉強して勉強しろと言った。
私は選手に、
走って走って走れと言う」

「疲れているのはわかるが相手も同じ。
走りすぎても死なない」

「サッカーは
危険を冒さなければならないスポーツ。
でないと塩とコショウのないスープになる」

「こぼれたミルクは元に戻らない。
うちは勝ち点を失ってきた。
電車は行ってしまった。
駅に着いたのが遅かった」

オシムはアナロジーの達人だ。
たとえ話が実に的確だ。
オシム
新加入選手懇親会で両親たちには?
「あなたは息子さんを
最後まであきらめずに走る子供に
育てましたか?
もしそうでなければ
期待をしない方がいいでしょう。
もしそうなら、
私が責任を持って育てます」

2003年5月、Jリーグ戦は、
中断期間を設けた。
「残念なことに7、8月は選手に休みを与える。
ただ忘れてほしくないのは、
休みから学ぶものはないという点。
選手は練習と試合から学んでいくものだ」

ジェフの成功を評価されて一言。
「つくり上げることは難しい。
でも、つくり上げることの方がいい人生だ」

2006年6月、日本代表とジェフの
兼任監督を要請された。
「2つの車を同時に運転することはできない」

2006年W杯ドイツ大会で、
日本は1次リーグ敗退した。
それを嘆く日本全体の風潮に対して一言。
「物事を客観視すればいい話ができる。
自分たちの能力以上のものを
期待して盛り上がると、
失望することになる」

2006年7月、日本代表監督内定のとき。
「古い井戸には水が少し残っている。
それなのに、古い井戸を完全に捨てて
新しい井戸を掘りますか?
古い井戸を使いながら
新しい井戸を掘ればいい」

日本人選手の特長を指摘する。
「世界基準があっても、
日本は誰のまねもしない方がいい。
ほかの国にないものを持っている。
俊敏性、積極的な攻撃、高い技術。
でも、教育の段階から
自由に判断することを許されていない」

「チームを“日本化”させること。
つまり日本代表が本来持っている力を
引き出すことが必要だ。
そして初心に帰ることも大切。
日本人らしいサッカーをしようということだ」

「巻には何もいうことはない。
巻はジダンにはなれない。
でもジダンにはないものがある」
巻はジェフのエースストライカーで、
ジャパンのエースでもあった。

2007年3月、天才中村俊輔のプレーを語った。
「天才ぶりを発揮する機会は何回かに一度。
いつも天才であろうとすると、
結果は無残に終わる」

2007年7月、アジア・カップ初戦。
カタールと引き分けた時に選手たちに。
「お前たちはアマチュアか。
プロの私は死ぬ気でこの試合に臨んだのに、
そういう気持ちがあったのか」

「勝つと大切な直すべき点が見えてこない。
歴史、戦争、原爆の上に立って、
考えるべきだ。
負けたことから、
最も教訓を学んでいる国は日本だ。
今は経済大国になっている。
失敗から学ぶ姿勢がなければ、
サッカーは上達しない」

最後に90年代、
祖国の内戦を乗り越えて、
欧州でクラブ監督に歴任したとき。
戦争から何を学んだのか、と聞かれて。

「戦争から学べたとすれば、
それは必要なものになってしまう」

そう。
戦争から学べるものなんて、
何もない。

イビチャ・オシム。
ご冥福を祈る。

では、みなさん、今週も、
走って走って走ろう。
考えて考えて考え抜こう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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