結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年01月04日(月曜日)

「七草」と「節目」と「前近代的で同時に現代的なもの」

Everybody! Good Monday! (Vol1)

2010年最初の月曜日です。
今年から、Good Monday!に通し番号を付けることにしました。

Good MorningやGood Nightがあるのだから、
Good Mondayがあってもよい。
そう考えて、毎週月曜日の朝、
ご挨拶代わりにこの言葉を使い始めて、
116回目となります。

Good Mondayには、この1週間、
よりよく生きてください、
よりよく仕事してください、
そんな意味があります。

年の初めのGood Monday。
よい1週間を。  

初めにお礼。
横浜市西区北幸の商人舎オフィスにも、
横浜市港北区の私の自宅にも、
たくさんの年賀状を頂きました。
心から感謝いたします。

この場をお借りして、
お礼申し上げます。

皆様の近況や今年にかける意気込みなど、
ひしひしと伝わってきました。

元気をいただきました。
ありがとうございました。

さて、もう1月の商戦は、
まずまずだった、「初荷・初売り」が終わり、
正月気分の中、
7日(木曜日)の七草(ななくさ)。  
そして今週末からの成人の日3連休に向かっています。

私は、七草の風習が大好きです。
大きな祭りの後始末のような小粋な習慣とでもいったらよいか。

七草は、「人日の節句」すなわち1月7日の風習です。
この日の朝、7種の野菜が入ったかゆを食べる。

「せり なずな
ごぎょう はこべら
ほとけのざ
すずな すずしろ
これぞ 七草」  

五七五七七で、こう歌われて、
現在も普及しています。

せりは、「芹」、セリ科
なずなは「薺」で、 ぺんぺん草のこと。 アブラナ科。
ごぎょうは「御形」と表し、 母子草(ははこぐさ)、キク科。
はこべらは「繁縷」と表記し、はこべのことで、これはナデシコ科。
ほとけのざは「仏の座」と書き、こおにたびらこ。キク科。
そして、すずなは「菘」と記し、これは蕪(かぶ)のこと、アブラナ科。
最後にすずしろは「蘿蔔」と綴り、大根(だいこん)。アブラナ科。
(Wikipedia参照)  

スーパーマーケットの定番商品としては、
カブ、ダイコン、セリといったもの。
これらは欠かせません。

お正月の料理に飽きて、
こういったさっぱりしたものを、
朝食に採ってから、
仕事に向かう。

日本人に生まれてよかった!  

そんな感じ。

これこそ小さな喜び、
ささやかな幸せ。

七草が終わると、成人の日。

よくできています。

さらに月末に向けて、
盛り上がりに欠けつつ、
2月3日の節分へとつながる。

まだ真冬なのに、「新春」と称する如く、
「春を待つ」の気分。

昨年末から言い続けています。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。  

今年の1月はまさに、そんな31日間です。

1月は、年末年始の出費の反動で、
顧客の支出もきわめて低くなる。

だから売り手側も、
経費をしっかりコントロールして、
無駄を省いていきます。

2月末決算、3月末決算の会社が多いでしょうから、
年度決算や実地棚卸の準備もしなくてはいけない。

きちんきちんと仕事しましょう。
今月の商人舎標語。
“Practice comes first!”  
実践躬行・実行第一  
リーダーは、率先して、実践・実行。

さて、1月元旦の午前8時に、
足利屋の松崎靖さんから、
メールをいただきました。  

松崎さんは、私と同年で、商人舎発足の会発起人のお一人。

イオンの岡田元也さんやファーストリテイリングの柳井正さんと並んで、
私たちの会社の恩人です。

私は、「商業の現代化」を掲げていますが、
それは会社が大きくなることや、
すごい成長をすることだけで、
達成されるものではありません。

松崎さんのような商人、
足利屋のような店があってはじめて、
「現代化」は成し遂げられるのだと、
私は考えています。

松崎さんのメールは、こう始まります。
「大晦日、1年の仕事が無事に終わって、ホッとしたところで、
「結城義晴の[毎日更新宣言]Review《2009年12月》を拝読いたしました」
私は商人舎発起人の皆さんに、
毎月、このブログのダイジェスト版の冊子をお送りしています。
それが「結城義晴の[毎日更新宣言]Review」です。

12月14日の『仕事の種類と年中無休の仕事』は、
当日ブログを拝読したときも昨日も深く考えさせられました」

「さくらもーるは今年も1月1日を休ませてもらいました。
さくらもーるは、オーナーだけで営業している店、
オーナー夫婦とパートさんだけの店、
パートさん2人だけで営業している店、なども多いです」

松崎さんの足利屋洋品店は、
大間々の商店街の本店と、
さくらもーるというショッピングセンターとの2店舗を経営しています。
さくらもーるは地域主導型商業施設で、
地元の商業者が共同で運営しています。

正月元旦から営業する大型店が増える中で、
さくらもーるは1月1日を休みました。
松崎さんは言い続けています。
『364日は営業しても1月1日だけは休もうよ』  

その理由は、「節目を大切にすること」
さらに「1月1日はオーナーもパートさんも家族そろって迎えてほしい」から。

私は、この考え方に大賛成です。
七草も成人の日も、「節目」です。
家族や親しい人たちと、
ともに迎える大切な日です。

とりわけ元旦は、家族にとって最も大切な節目。
だから「私たちは店を休む」
この主張は、とてもきっぱりとしていて、
よいと思います。

元旦に営業する店あり。
それもよし。
元旦に休業する店あり。
それもよし。  

顧客満足と従業員満足のバランスをいかに取るか。
この「あちらを立てればこちらが立たず」のオクシモロンの課題に、
きっぱりと解答を出していかねばならないのが、
現代です。
それをするのが現代化です。

だから松崎さんの考え方は、
まさしく商業の現代化そのものです。

私は「商業の現代化」を掲げてきました。
現代化とは英語で言うところの「ポスト・モダン」。

外山滋比古さんが『思考の整理学』(筑摩書房)の中で述べています。
「第一次的現実の思考の結晶したもっとも通俗なものが、
先にものべたことわざである。
これは本の中から生まれたものでない点、
前近代的であって、同時に現代的である」  

商売もまさしく、
前近代的なものと現代的なものをあわせもっています。
そして現代化の地平を見ようと、
必死で近代化を果たしてきた。

近代化の中で、前近代の重要なものを落としてきた。

「前近代的であり、同時に現代的なもの」  
ここに、「商業の現代化」の鍵が隠されています。
そして商売には、そんなことがたくさんあります。

私は、正月早々、「現代化」のヒントを一つ見つけて、
爽快な気分です。

さあ、1月4日。
三が日が明けて、
「商業現代化」に向けた2010年の始まりです。

Everybody! Good Monday! (Vol1)

<結城義晴>  

[追伸とお知らせ]
既報のように今年度から、
商人舎のアメリカ視察研修会が新装開店しました。
三つのコンセプトに分けることになりました。

①Basic
②Hot
③Special  

①Hotは、最新潮流・最新情報編。  
こちらは3月16日から22日の7日間。
42万6000円。
最もホットなエリアで、
新実験店・最注目企業を学びます。
アリゾナ州フェニックス・スコッツデールと、
カリフォルニア州サクラメントとサンフランシスコ。

ウォルマートのマーケットサイド、スーパーメルカド、
ハーフサイズスーパーセンター、環境対策最新型など、
さらにテスコのフレッシュ&イージー、
セーフウェイの最新ライフスタイル店舗とザ・マーケット最新型。
さらに働きたい企業ランキング第10位に入ってきた「ナゲットマーケット」。
それにホールフーズ、トレーダージョーズ、アルディ。

ローカルチェーンの生き残り策を学び、
アメリカ小売業全体のベクトルを明示します。

②Basicは、もちろん原理原則・基礎基本編。  
5月23日から28日の6日間。
価格は、29万8000円。

アメリカ小売業の一から十まで、
全体像や体系を網羅的に勉強する研修会。
理念・ロマン・ビジョンから、業態・フォーマット・バナー、
店づくり、売り場づくり、プロモーション、商品づくり、その見方。
そしてショッピングセンター開発の在り方など。
現在、その最適エリアのラスベガスに居座って、
じっくり学びます。

③Specialは、10月予定。  
こちらは中長期経営戦略を追求するための特別編。
テキサス州とニューヨーク。

このほかにSpecial編は、ご要望にお応えして、
新しい企画も検討中。

HotとBasicは、すでに募集中。
是非のご参加を。
お申込みはこちら

(㈱商人舎)  


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