結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年01月18日(水曜日)

今からバレンタインデー価格対策と日本VC協会新春賀詞交歓会

昨日の午後、羽田を発って、
札幌に来ている。
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羽田は快晴。
新千歳は雪明け。

札幌に着くと、
北海道新聞夕刊に記事。
「公取、ラルズに立ち入り」

記事はこうある。
「北海道内に店舗を展開する『ラルズ』が、
取引業者に従業員の無償派遣を強要し、
商品の陳列などをさせていた疑いが強まり、
公正取引委員会は17日、
独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いで
札幌市中央区のラルズ本社を立ち入り検査した」

読売新聞はアークスのコメントを載せている。
「ラルズに関して独禁法違反の疑いで
立ち入り検査を受けているのは確か。
詳しい事実関係を承知していないが、
全社を挙げて公取委の調査に協力していく」

公正取引委員会の摘発は、
一種の「見せしめ」。

会社の規模が大きくなると、
業界で半ば常識的に行われている慣習が、
代表責任のかたちで取り締まられる。

そのリスクを負うことになる。

もちろん優越的地位の乱用は、
独占禁止法違反。

「全社を挙げて公取の調査に協力」は、
適切なコメントだ。

さて、2月14日バレンタインデーまではや約1カ月。
あらゆる業態にとって、バレンタインデーは、
商機であり、プロモーションのテーマ資源だ。

日経新聞が消費欄で取り上げた。
「バレンタイン、感謝の気持ち
チョコっと多く?」

今週末から、百貨店のチョコレート商戦がスタート。
金曜日が大寒だから、それを過ぎた土曜くらいから。

記事の想定する今年のトレンドは、
「家族や身近にいる友人・知人にチョコを贈る人」の増加、
それから「職場の同僚などに渡す義理チョコ」の回復。

だから「幅広い価格帯」がポイント。

伊勢丹新宿本店の予測。
「今年は消費者1人あたりの購入個数が増え、
客単価が上がる」

そこで、価格帯を広げ、
800~1万円以上。

一方、三越日本橋本店の想定。
「割安な義理チョコと
高額な本命チョコとの二極化が進む」

売場を二カ所に分割。
地下1階の食品売り場では500~1000円の43ブランド、
7階の催事場では2500円前後を中心に約90の高級ブランド。

面白いところでは、
東武百貨店船橋店では、
バレンタインデー向け1時間コースのツアーを開催。
顧客は館内の菓子店を回り、全10品のチョコを試食することができる。
19日と23日の2回、行われる。

百貨店が先導するバレンタインデー商戦。
価格帯の広がり、二極化、節約志向。
スタートは大寒明けの今週末。

スーパーマーケット、コンビニはもちろん、
ドラッグストアもホームセンターも、
あらゆる業態でバレンタインデー・プロモーションが、
華々しく展開される。

さて昨日あたりから新春賀詞交歓会が盛況。
まず日本ボランタリーチェーン協会。
会場はホテルインターコンチネンタル東京ベイ。
会員、賛助会員が多数参集した。

はじめに、小川修司会長が新年のあいさつ。
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第一部は新春記念講演会。
講師は(財)日本エネルギー経済研究所理事長の豊田正和さん。
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テーマは、
「大震災後のエネルギー政策の課題」。

福島第一原発の安定化、電力不足のへの対応、
石油・ガスの需給対策といった短期的課題から、
エネルギー基本計画の見直しへの考慮点、
電直事業の体制についての論点、
エネルギー政策と温暖化問題への対応などの中長期的課題までを、
50ページに及ぶ資料をもとに整理し、講義した。
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フクシマ原発事故に端を発したエネルギー問題への関心は高い。
ほぼ満席に近い参加者となった。
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講演会閉会の辞は、
協会名誉会長の田中彰さん。
全日食チェーン商業協同組合連合会会長。
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田中名誉会長のまとめの話は、
参加者全員の心に響いた。
「阪神・淡路大震災も中越地震も大変だったが、
東日本大震災は地震と津波の災害。
岩手、宮城の被災地はいまだ苦しんでいる。
東京は、政府も行政も政治家も、放射線の話ばかり。
まだまだ現地は復旧していない。それを忘れてはならない」
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「国は4月1日から食品の放射線ベクレルの新基準を設ける。
たとえば国産大豆は500ベクレルから100ベクレルに下げられる。
そうすると今、流通しているほとんどの大豆は商品価値を失う。
だから現在、そういった商品がどんどん納入されている。
しかし、4月になればその大豆は破棄するしかない。
その時、どうするか」

「農水省の会議で聞いたところ『東電が保障する』という。
では、いつかと質せば『しかるべき時に』と答える。
経済は日々の問題。
『しかるべき時に』とは、なんという回答か」

「商業者として聞くことと、
国民として聞くことは違う。
原発の安全神話は崩れている。
経済産業省、政治家の言うことを国民は信用していない。
まして、エネルギーのコストと安全性を秤にかけた議論はない。
安全性はコストよりも大事。
たとえ、一時期にコストが上がろうと、
日本の技術力でコスト問題を解決することは可能だ。
だから、国民の安全を守るための、
本当の意味での原子力政策が必要」

ご本人曰く、「思った通りのことしか言わない男」。
田中彰さんの言葉に会場は拍手喝さいだった。

そして、会場を移して第二部の懇親会。
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小川修司会長が、あらためてあいさつ。
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来賓のあいさつは、経済産業大臣政務官の北神圭朗さん。
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自民党衆議院議員の甘利明さん。
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そして農水省食料産業局食品小売サービス課長の池渕雅和さん。
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乾杯の音頭は清水信次さん。
日本チェーンストア協会会長にして、
㈱ライフコーポレーション会長。
そして「生団連」こと、国民生活産業・消費者団体連合会会長。
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清水さんの話はいつも、戦後の話から始まるが、
数字、首相の名前と、その変遷などなど、
その記憶力には本当に舌を巻く。

これもご本人曰く「念仏のようなもの」らしいが。

「戦後、政官民一体となって日本を復興させた。
日本は昭和43年に世界第二位の経済大国となり、
いまや世界一の長寿国となった。
なのに、政府が悪い、政治家が悪い、行政が悪いと、
マスコミが国民の不満をあおるが、果たしてそうか。
世界を旅してきたが、日本ほどいい国はない」

「いまこそ、政治家が与野党を超えて国家百年の計を立て、
世界一優秀な官僚を使って、日本を立ち直らせるときだ」
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どこにいても、いくつになっても清水節は健在。
そしてお元気。いつまでも頑張ってほしい。

懇親の後は、
副会長の安井隆豊さんの一本締め。
安井家具㈱社長。
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窓から東京・台場の1月の夜景が見えた。

その頃、私は札幌。
㈱サッポロドラッグストアー社長の富山睦浩さん(右から2人目)、
取締役営業本部長の富山浩樹さん(左)と、
「ハーモニー」へ。
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ビリー・キングの歌を堪能した。
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この店、東京にもない臨場感。
それは生演奏を背景に、
声のハーモニーを聴かせるから。

演奏と歌唱が、
本当に自分たちで楽しみつつ、
顧客を楽しませている。

私ももちろん、心から楽しんだ。
楽しませる楽しみを知る者として。

バレンタインデー対策も、
価格だけではなく、
これこそ「夢を与える」「楽しませる」ものだと思うが、
いかが。

<結城義晴>


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