結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年04月09日(水曜日)

月刊『商人舎』4月号刷り上がりと小保方記者会見の「福澤心訓」

月刊『商人舎』4月号が、
印刷されてきました。
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1977年4月に、
㈱商業界に入社し、
5月1日に『販売革新』5月号の発刊。
その時の感動が、
今日も甦ってきました。

この仕事を私の天職として、
それから30年続けてきました。

㈱商人舎を創設して、
それからコーネル・ジャパン副学長、
立教大学大学院教授など、
最大限の努力を払ってきて、
あらためて昨年4月から、
雑誌づくりに励んできました。

やはり、いい。

小売業のみなさんが、
店づくりをする。
あるいは商品開発をする。

製造業の皆さんが、
製品の開発をして、
その販売営業をする。

おなじような感動が、
あると思います。

自分の仕事に感謝して、
それを精一杯成し遂げる。

そうすると、
その仕事に習熟し、
自分の天職と考えられるようになる。
その仕事のスキルを通じて、
社会に貢献する。

ありがたいことです。

自分の仕事のスキルを持てない人。
不幸な人です。

福澤諭吉の『福澤心訓』。

その一、世の中で一番楽しく立派な事は、
一生涯を貫く仕事を持つという事です。

その三、世の中で一番さびしい事は、
する仕事のない事です。

私はいまのところ、
幸せです。

みなさんも、
幸せになってください。

さて月刊『商人舎』4月号の特集。
誰が価格を決めるのか?!
三度目の消費増税直後の決定的プライス戦略考

Message of April
「利は人にあり」  

2014消費増税と新価格体系への処方箋

結城義晴

「増税価格戦略」イオンへの12の質問状 

ユニバース社長・アークス会長
三浦紘一の「真っ正直商法」&「大台価格セオリー」 

エブリイ岡﨑雅廣社長インタビュー
増税後の「価値訴求」と「100品目値下げ宣言」

知識商人必修講座
価格決定の原理原則と応用技術
保科 篤

プライス・マーケティング・マネジメント対談
学習院大学経済学部上田隆穂教授
×商人舎社長 結城義晴
「価格を決めるのはお客だ!」
前編  プライシングの大前提となる価格の本質
後編  マーケティング志向のプライスマネジメント

アイダスグループ代表鈴木國朗
VS商人舎社長 結城義晴
スーパーマーケットの価格政策を斬る
「異常値ではなく基準値をつくれ!」

結城義晴のBlog [毎日更新宣言] Review
「姑息な商人になるな!」 

今月もいい本になりました。
インタビューや対談に応じてくださったみなさま、
ご協力、心から感謝します。
今日は、朝から、
商人舎Web会議。
20140409215621.jpg
右からWebコンサルタントの猪股信吾さん、
facebookコンサルタントの内田憲一郎さん、
Webデザイナーの田中翔太さん。
そしてチーフ・エディターの渋木克久。

猪股さんがリーダーとなって、
毎月、鋭い分析と提案をしてくれる。

内田君も商人舎Magazineのfacebookに、
的確な指導をしてくれる。

二人とも、立教大学院の結城ゼミの俊英。

ありがたいことだ。

プロフェッショナルと仕事すると、
本当にうれしくなる。

そのプロフェッショナルの仕事といえば、
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー。

今日の午後、大阪新阪急ホテルで記者会見。

まずは謝罪。
これは当たり前。

そのうえで「私自身、STAP細胞は
200回以上、作製に成功しています」。

そして論文の撤回を否定した。

しかし専門家の評価は厳しい。
NHKに語った二人の学者。

日本分子生物学会副理事長・中山敬一さん。
九州大学教授。
「作製に成功したというには、
すべての証拠を示し
正確な論文として発表する必要がある。
こうした手順が踏まれていないなかでは、
小保方氏が成功したと言っても、
科学者の世界では信用できる話ではない」

大阪大学の中村征樹准教授。
「実験データに切り貼りを加えることは、
科学的な結果の信頼性を
担保するという点で問題がある。
この状況で『改ざんではない』というのは
かなり強引な主張だ」

iPS細胞の・山中伸弥教授も、
小保方さんの「実験ノート」の、
決定的欠陥を指摘している。

つまり専門家の仕事は、
専門家が評価する。

自分の仕事を考えれば、
それはすぐにわかる。

世界最先端の仕事には、
そんな絶対的な厳しさがある。

再び福澤心訓。
その二、世の中で一番みじめな事は、
人間として教養のない事です。

小保方さんは今、
みじめだ。

科学者として、研究者として、
教養がなかったことは、
自分でも認めている。

その七、世の中で一番悲しい事は、
うそをつく事です。

決して嘘をつかなかったと信じたいし、
だから小保方さん、
悲しいことはなかったが、
みじめなことは確かだ。

従って、この研究は、
認められない。

ただしSTAP細胞自体には、
大いなる希望がある。

その希望は、
誰かが受け継ぎたい。

誰かのなかに、
今、みじめな小保方さんも、
含まれている。

〈結城義晴〉


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