結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年03月16日(金曜日)

成田緑夢「金メダル」と18回ドラッグストアショーの「若さ・勢い」

平昌冬季パラリンピック。
やりました。

成田緑夢(グリム)選手。成田金

スノーボードの新種目、
「バンクドスラローム」
自然の地形を利用して作られたバンクを、
3回滑ってタイムを競う。
成田はその3回ともに記録を短縮。
2成田金

金メダルを獲得して、
この種目の初代チャンピオン。
narita 3.png8
1歳のときからスノーボードで滑った。
トランポリンやフリースタイルスキーでも
その才能を発揮した。

しかし19歳のとき、
自宅でのトランポリン練習中に、
大怪我を負ってしまう。
左足の膝から下に麻痺が残った。

それでもアスリートとして復活。

パラ競技の魅力を語る。
「選手一人一人に、
障害があるからこそ
ストーリーがある」

金メダルおめでとう。

さて昨日の日経新聞「企業欄」
「ドラッグ店 際立つ成長」

日本チェーンドラッグストア協会の調査。
「2017年度の売上高は、
6兆8504億円となる見込み」
17年連続のプラス成長。
2年連続で百貨店を凌駕した。

「特に食品の売上高が1兆5500億円で、
前年度比8.5%増と大きく伸びた」

私はスーパーマーケットよりも早く、
「ドラッグ&フード」のフォーマットを、
確立したからだと見る。

「売上高成長率は前年度比5.5%増」
この伸び率はコンビニより高い。

「粗利率の高い医薬品や化粧品で収益を確保し、
日用品などを安値で販売するモデルが、
成長の原動力だ」

いや、いまや、
食品ディスカウンターであることが、
その成長の理由の一つだ。

ただし、価格で引っ張った顧客は、
価格で去っていく。

価格競争はイタチごっこだからである。

日経の記事には、事例が挙げられている。

福井地盤のGenky DrugStores。
生鮮食品を取り扱う店舗は現在、約90店。
今年18年12月までに約210店に広げる。
ほぼ全店でドラッグ&フードを展開する。
生鮮を品揃えすると売上高は25%増える。

九州地盤のコスモス薬品。
食品の売上構成比が約56%。

こうなるとフード&ドラッグである。

ウエルシアホールディングス。
公共料金などの収納代行サービスを、
全店で始める。
これはコンビニの業務領域だった。

弁当・惣菜販売の店舗も、
現状の約4倍の600店規模に拡大するし、
24時間営業店舗は、
現状の3倍超の400店に増やす。

ただし、生鮮食品などは、
ロス率が高いし、粗利益率が悪化する。

「市場が成熟してくれば、
同業間で業態が同質化する恐れ」もある。

クリエイトSDホールディングス。
広瀬泰三社長の発言。
「以前は食品の取り扱いが特徴になったが、
今はどこでもやっている」

マツモトキヨシホールディングス。
新型店「マツキヨラボ」は現在、約10店舗。
それを早期に50店に広げる。
これは健康・美容関連のサービスを強化し、
コンサルティングセールスをする店だ。

ドラッグストアの強みは、
その名の通り、医薬品である。

この商品群の販売には資格がいる。
薬剤師または登録販売者。

その確保が競争の分かれ目でもある。

コンビニ三番手のローソンは、
従業員の登録販売者試験対策を支援する。
21年度末までに現在の5倍の900店で、
医薬品を扱う計画だ。

つまりドラッグストアが今度は、
攻められる側にも回る。

2014年には大揉めの末、
インターネット通販での、
一般用医薬品(大衆薬)販売が解禁になった。

Amazonとの闘いは、これからだ。

そして昨日、日経の記事が書かれた理由がこれ。
第18回Japanドラッグストアショー、本日開幕。

夜6時から、レセプションパーティ。 IMG_4951.JPG-8

まず実行委員長の富山浩樹さんが、
実にしっかりしたスピーチ。IMG_4950.JPG8
サツドラホールディングス(株)社長、
41歳はちょうど私の二回り下の辰年。

若い実行委員長だ。

富山さんは「産業を超える」という話をした。
先の日経の記事のように、
業態を超えて、競争が激化する。

私は富山さんが、それを、
強く認識しているのだと思った。

彼は様々な事業にチャレンジする。
それは競争激化とともに、
事業領域が無限に広がっていく予感が、
あるからに他ならない。

そのあとは、青木桂生さんの挨拶。
日本チェーンドラッグストア協会会長で、
(株)クスリのアオキ会長。IMG_4952.JPG8

来賓の挨拶は、
経産省の林揚哲流通政策課課長。IMG_4087.JPG8
ドラッグストアも「A」の頭文字の、
2つの巨大企業と競争する、とスピーチ。
もちろんAmazonとAlibaba。

例年、このあと政治家たちが、
40分以上もスピーチをするが、
今回は一切それがなくて、
ほんとうによかった。

「森友問題」が第二の佳境を迎えていて、
それどころではないのかもしれない。
この問題には「官僚」も巻き込まれていて、
林課長もちょっと複雑な登壇だっただろう。

そのあとは懇親。

まず(株)プラネットのお二人。
玉生弘昌会長と田上正勝社長。IMG_4955.JPG8

その玉生さんと一緒に、
富山睦浩サツドラ会長を挟んでポーズ。
IMG_4959.JPG8
富山さんからは、
月刊商人舎の誌面づくりに、
注文をいただいた。
ありがたいことだ。
熱心な愛読者だからこその注文。

検討します。

壇上では感謝状の贈呈。IMG_4960.JPG8

富山実行委員長から松井秀夫さんへ。
大木ヘルスケアホールディングス(株)会長。IMG_4962.JPG8

その松井さんを挟んで、
ふたたび玉生さんと写真。IMG_4964.JPG8
松井さんのコメント。
「長年やっているとこういうこともある」
結城「それが社会貢献です」
松井「社会貢献は大木の社是でもある」
結城「商人舎も社会貢献は社是です」

中締めは杉浦伸哉副実行委員長。
(株)スギ薬局常務取締役。
こちらは38歳。若い。
IMG_4966.JPG8

中締めの後も、
根津孝一(株)ぱぱす会長と握手。IMG_4977.JPG8
電通OBの土井弘さんの話になった。

そして富山浩樹実行委員長。
素晴らしかった。
IMG_4974.JPG8

最後の最後はこの人、宗像守さん。
日本チェーンドラッグストア協会事務総長。IMG_4972.JPG8
ドラッグストア産業6兆8504億円も、
宗像さんの貢献が大きい。

宗像さんはずっと、
「10兆円産業」を謳っている。

2002年3月に発刊されたのが、
「セルフメディケーションが日本を救う」
宗像守著、(株)商業界刊。
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当時の私は商業界取締役編集担当。
販売革新編集長を兼務していて、
この画期的な本の編集責任者だった。

サブタイトルにあるのが、
「少子高齢化時代の健康国家づくりと
医療費軽減を両立するシステム」

そしてこの本から、
日本のセルフメディケーションは、
本格的に始まったのだった。

想い出深い。

いま、健康国家づくりを担う、
ドラッグストア産業のリーダーたちは若い。
世代交代が進んでいる。

それこそが産業の勢いと若さを意味している。

〈結城義晴〉


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