結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年06月28日(火曜日)

「命を軽んじ、生活を軽んじ、言葉に鈍する者は、 必ず滅びる。」

プーチンのロシア軍。
ウクライナのショッピングセンターを、
ミサイルで攻撃した。
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心が痛む。

中部のポルタワ州クレメンチュク。
18人が死亡し、
59人が怪我をした。

現地の映像では、
建物が燃え、
大量の黒煙に覆われる。

小売業やショッピングセンターは、
平和の象徴である。

その平和の場に、
無差別にミサイルを撃ち込む。

ロシア国防省は、
武器や弾薬が保管された倉庫を攻撃したと、
嘯(うそぶ)く。
その結果、弾薬が爆発し、
隣接する商業集積で火災が発生したとか。

国連の安全保障理事会は、
事態を重く見て緊急会合を開く。

6月の安保理議長国はアルバニアだが、
そのジャチカ外相はツイートした。
「罪のない市民に対する
ロシアの戦争犯罪の一つだ。
状況の重大さから安保理議長国として
緊急会合を開催する」

厳しく指弾すべきだ。

朝日新聞「折々のことば」
先週土曜日の第2420回。

「敵」をやっつけるのが
戦争ですが、
壊れるのは自然であり、
失われるのは生活であり、
死ぬのは人間です。
(詩人・長田弘『すべてきみに宛てた手紙』から)
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「その時、言葉もまた
“人間のいない言葉”ばかりになる」

「戦争が終われば勝者は
戦争が解決だと確信する。
敗者は戦争は解決でないと思い知る」

「が、20世紀の後半に入り、
各地で終わりの見えない紛争が続く」

「それとともに
経験をくみあげる言葉の力も
弱まっていないか」

言葉の力は、
確かに弱まっている。

日本語にかぎらない。

いやむしろ、
ロシア語はひどく弱まっている。
中国語も朝鮮語も、
弱まっていると思う。

命を軽んじるから、
言葉を軽んじ、
生活を軽んじ、
自然を軽んずる。
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だから平気でショッピングセンターを攻撃する。

言葉は大切にしたい。
言葉を重く受け止めたい。

言葉を軽んじる者は、
必ず滅びていく。

日経新聞「私の履歴書」
今月は矢野龍さん。
住友林業の社長、会長を歴任し、
現在、最高顧問。

意外と言っては失礼だが、
1カ月間、面白かった。
矢野龍
「社長時代、入社式の訓示で僕は毎年、
ケネディ大統領が米国国民に呼びかけた
有名な演説を引用した」

「Ask not what your country can do for you,
ask what you can do for your country」
(国が何をしてくれるかを問うのではなく、
国のために何ができるかを問うて欲しい)
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この「country」を「company」に変えて、
矢野さんは新入社員にお願いする。

しかしこれは、
会社への滅私奉公を求めるものではない。

真意は、
「会社はあなた方に
人生の活躍の舞台を用意するから、
思う存分そこで自分の能力を発揮して
悔いのない人生を歩んでほしい」

北九州大学で実用英語を学び、
アメリカに長く駐在し、
外国人の友人を多く持ち、
矢野さんは英語文化から大いに感化を受けた。
だから嫌味なく、英語を上手に挟み込む。

「Where there is a will, there is a way」
(志あるところに必ず道は開ける)

そしてそれは会社の経営にも生かされた。

「僕は江戸時代から受け継がれてきた
住友の事業精神に感銘を受け、
それと米国仕込みの
ポジティブでシンプルな
考え方、ものの言い方が
混合したような社長であった」

矢野龍さんも、
その意味で言葉を重く見たし、
言葉を大切にした。

2021年の[Message of April]
言葉
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言葉は不思議だ。
人間が人間であること、
ヒトが他の生物と異なることを、
証明しているのが言葉だ。

たとえば日本語と英語・フランス語・ドイツ語。
「市場」と“Market・Marché・Markt”。
いずれにも狭義の「いちば」の意味があり、
広義の「しじょう」の意味をもつ――。

はじめに言葉ありき。
言葉は神とともにあり。
言葉はすなわち神なりき。
〈ヨハネ福音書〉

言葉で知覚し、
言葉で思索し、
言葉で伝達し、
言葉で議論する。

新人諸君、先輩諸氏。
社長も部長も店長も。
言葉に鈍感な者は退け。
言葉で考えぬ者は去れ。

評論家もコンサルタントも。
識者も学者も、編集者も。
言葉に愚鈍な者は衰えることを知れ。
考えぬ者は滅び去ることを悟れ。
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命を軽んじ、
生活を軽んじ、
言葉に鈍する者、
嘘をつく者は、
必ず滅びる。

〈結城義晴〉


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