結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年09月29日(木曜日)

「考える頭を増やすために私たちが、います。」

今日は午後からお茶の水。
井上眼科。
「患者さま第一主義」の眼科。

新お茶の水ビルディングの18階から20階。
その窓の外には東京の街が広がる。IMG_58762

東京スカイツリーも見える。
IMG_58772

眼下には湯島聖堂。IMG_58782

そして神田ニコライ堂。IMG_58792
両目の視野検査と視力検査。
検査のあとは富田剛司先生の診察。
眼圧はどちらも13で上々。
しかし右目の視野は狭くなっている。

私にとって右目の病気は、
一生付き合う友達のようなものだ。

白内障に網膜剥離に緑内障。

白内障で水晶体を摘出し、
網膜が剥離してそれを縫い合わせ、
緑内障で硝子体を取った。

すべて富田先生の執刀である。

そのうえ今も4カ月に一度の検査と診察で、
「大丈夫、大丈夫」と力をもらう。

最後に私は、
自分の力で目の病気を治す。
だから右目の疾患を、
友達のようなものだと考える。

診察が終わって会社に戻ると、
野村雅博さんが来社。
㈱やまとよ代表取締役社長。IMG_60222
商人舎の研修会の会場手配や運営は、
野村さんが担当してくれている。

㈱商業界の時代には、
伝説の「2月ゼミナール」をはじめ、
さまざまなセミナー運営に、
協力してくれた。

今日は来年の研修会の打ち合わせ。

ともに頑張りましょう。
頭を使って。
よろしく。

朝日新聞「折々のことば」
9月29日の第2509回。

考える頭を増やすために
私たちがいます。
(今井出雲)

「さまざまの困窮や困難を抱え、
立ちゆかなくなっている人々の生活を
少しでもよくするために、
本人と一緒に考え、
その環境を変えるために動くのが仕事だ」

ソーシャルワーカーは言う。

「でも最後は、
本人が答えを見つけるほかなく、
他人がすぐ答えを出せそうに見えたら
“まやかし”だと思っていい」

本人が答えを見つける。
他人がすぐに出す答えは、
「まやかし」だと思っていい。

だからソーシャルワーカーは、
考える頭を増やす仕事である。

『「心」のお仕事』への寄稿から。
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人はさまざまの困窮や困難を抱えている。
そんな人々の生活を少しでもよくする。

ソーシャルワーカーだけではない。
医者もそうだし、商人も同じだ。

そして医者も商人も、
患者や顧客が、
自分で答えを見つけるよう導く。

医者のアドバイスによって、
患者は結局、自分で疾患に立ち向かう。

商人の提案によって、
顧客は最後に自ら商品を選ぶ。

そのとき患者や顧客に、
“まやかし”だと思われるようではいけない。

富田医師も患者である私を考える人にする。
商人も生活者を賢い顧客にする。

考える頭を増やすのは、
ソーシャルワーカーだけではない。

もちろん教師や教授は、
考える頭を増やす役割を担う。

しかし社長も専務も部長も、
店長もチーフも上司も、
考える頭を増やす存在だ。

それが仕事だ。

自分で考え、
自分で行動する人をつくる。

それが仕事の本質である。

商人舎のミドルマネジメント研修会では、
それを「脱グライダー商人」と呼んでいる。

ピーター・ドラッカー。
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「あらゆるマネジャーに共通の仕事は
五つである」

①目標を設定する
②組織する
③動機づけとコミュニケーションを図る
④評価測定する
⑤人材を開発する

ドラッカーの「人材を開発する」とは、
考える頭を増やすことだ。

そのためにソーシャルワーカーがいる。
そのためにドクターがいて、
そのためにマネジャーがいる。
商人がいる。

〈結城義晴〉


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