結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年07月04日(木曜日)

参議院選挙とガンジー「未来は我々が今何をなすかにかかっている」

第25回参議院議員通常選挙。
今日が公示日。
投票日は7月21日(日) sanngiinnsen
小売業とサービス業は、
土曜・日曜・祭日にも、
店を開けて営業する。

かつて30年、40年も前には、
アメリカでもヨーロッパでも、
日曜日は安息日で、
商店は店を開けなかった。

しかし、現在は、
書き入れ時。

当然ながら店は開ける。

コンビニエンスストアなど基本的に、
24時間365日、
店を開ける。

お客様が、
自由な時間を楽しむ時こそが、
小売業・サービス業の仕事の時だからだ。

お客様に奉仕することが、
小売りサービス業の社会的使命である。

その意味では、
社会生活のインフラ機能を担う人々に、
通常の土日祭日はない。

しかし選挙は、
特別のことがない限り、
わざわざ日曜日に行われる。

だから一般に、
小売業・サービス業に携わる人は、
選挙に行きにくい。
投票しにくい。

だが私は、
小売業・サービス業の従事者に、
呼び掛けたい。

選挙に行こう!
投票しよう!!

投票日に仕事のある人、
予定のある人は、
明日の7月5日(金)から
7月20日(土)までの16日間、
期日前投票ができる。

この制度を活用して、
是非ともお願いしたい。
選挙に行こう!
投票しよう!

参議院選に向けて、
テレビ局では連続的に、
各党党首の討論会が開催される。

公平を期するようでいて、
きわめて不公平。

弱小政党には時間が与えられない。
逆に全政党に時間を公平に与えれば、
肝心の話は聞けない。

選挙に行くには、
投票するには、
事前学習が必須だ。

それもやってほしい。

全国の新聞各紙が、
巻頭コラムや社説で、
投票のススメをしている。

それらをざっと見たうえで、
自分で考える。
自分で判断する。

朝日新聞巻頭コラム「天声人語」

この新聞の報道姿勢には、
やや偏りがあるという人もいて、
公平さに欠けるかもしれないが、
このコラムは面白いし、
よろしい。

「どの球団でも応援には熱がこもるが、
阪神ファンは特別だ」

同感。

私も一応、阪神ファンだから、
よくわかる。

私は九州・福岡生まれ。
ずっとキャッチフレーズにしていたのが、
「博多生まれの横浜育ち」

プロ野球も当然ながら、
永遠の西鉄ライオンズファン。

中西太、豊田泰光、稲生和久。
51MlXWzPFBL._SX327_BO1,204,203,200_

その黄金期が過ぎて、
球団は身売りされ、
ライオンズの真弓、若菜、竹ノ内が、
タイガースに移籍してきた。

それから阪神ファン。

経済評論家の国定浩一さんの著書。
『阪神ファンの底力』
511feJDQH4L._SX298_BO1,204,203,200_
「どんな試合展開でも、
熱心なファンは途中で
球場を後にすることはない」

そこでコラムの提案。
「ひいきのチームを持とう――。
スポーツと同じように選挙でも」

文芸評論家の斎藤美奈子さん。
その著『学校が教えないほんとうの政治の話』
41sVTz8GZzL._SX304_BO1,204,203,200_
「ひいきがなければ
“政治など誰がやっても同じ”
と思ってしまうのは、当然だ」

「選挙とは、端的にいえば
“ひいきのチーム”や
“ひいきの候補者”に

一票を投じる行為です」

「”ひいきの候補者”とは、
いま風にいえば”推しメン”かな」

ここでいう「推しメン」とは、
自分が推すメンバー。
「AKB48」の総選挙の人気投票で、
盛んに使われた用語が広まった。

2015年に公職選挙法が改正されて、
投票できる年齢が、
「18歳以上」に引き下げられた。

この法改正に向けた本でもあるし、
それに向けた説明の仕方だ。

私のこどものころの思い出。
テレビの西部劇「ララミー牧場」
c84a6bd36c792e520b8a0b175147d055
故淀川長治さんが解説をしていて、
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と、
手をニギニギして番組が終わった。

写真右側のジェス・ハーパー役は、
ロバート・フラーが演じた。

あるストーリーの中で、
東部からやってきた政治家が、
「わが党に投票してくれ」と頼んだら、
ジェスが言った。
「俺は選挙のことはよくわからんが、
人物で選ぶ」

このガンマンの言葉は、
ひどくかっこよかった。
まだ小学生だった結城義晴の頭に、
はっきりと残った。
今でも思い出す。

朝日新聞。
「民主党が崩壊して、
かつて想定されていた二大政党制は、
幻のようになった」

「1強多弱ともいわれて久しい。
しかし、ものは考えようだ」

「ひいきのチームをつくる選択肢が
たくさんある、ということでもある」

「どの党が何をしてきて、
何を訴えているか。
候補者はどんな人か。
ちらりと、あるいはじっくりと
新聞やネットを見よう」

これは18歳の若者だけではない。
壮年も老年も、男も女も、
情報を集めて、考えよう。

「観戦ではなく、参戦」

「阪神ファンの心がまえを、
選挙でも」

賛成だ。

日経新聞のコラム「春秋」も、
選挙の投票を奨めた。

インド独立の父、ガンジーの言。
「未来は我々が今、
何をなすかにかかっている」

選挙に行こう!
投票しよう!!

ところで今日は、
アメリカの独立記念日。
インディペンデンスデイ。

私は明日から、
アメリカへ。

今回はテキサス州ダラスへ。
DSCN04508_

それからニューヨーク。
DSCN5418-5-448x336

もちろん1週間ほどで帰ってきて、
参議院選には「参戦」します。

今日は月刊商人舎7月号の、
最終責了日。

オフィスの窓の外の遊歩道。
暗くなってきたら、
家族がやってきて、
花火を始めた。
IMG_81719

梅雨の合間の花火も、
いいもんです。
IMG_81729

オフィスの中では、
必死の執筆と校正の仕事が続く。

今月号はすべてのページを、
商人舎内部で執筆した。

もちろん結城義晴が、
すべてに目を通す。

楽しみにしてください。

では、選挙に行こう!
投票しよう!!

上司は部下に、
社長は全社員に。

自分の意志で、
投票することを奨めてほしい。

「未来は我々が今、
何をなすかにかかっている」

〈結城義晴〉

2019年07月03日(水曜日)

「自由主義イデオロギーは無効になった?」と「罪と罰」の「自由」

南九州の大雨は3年連続。
一昨2017年の九州北部豪雨、
昨2018年の西日本豪雨。
そして今年と3年連続となった。

鹿児島や熊本などは、
大雨特別警報のレベル5を発令する気配だ。

いずれも「梅雨末期」の気象現象だ。
居座る梅雨前線に湿った南西風が吹き込む。

その吹き込む南西風も、
地球温暖化の影響だろうか。

ドナルド・トランプは反論するけれど。

尋常なものではない。

ヨーロッパ大陸にも、
アフリカからの強烈な熱波が押し寄せて、
連日、40度をはるかに超す日々が続く。

ミラノやパリでは、
アフリカの砂漠にいるような酷暑の日々。

それでもミラノは良かったな。
DSCN97279

アルプスの山頂でも8度を超す気温である。
IMG_76939

アフリカの熱風は、
ユーラシア大陸の西端のヨーロッパを襲い、
全く違った風土に変えてしまうかもしれない。

それでもミラノは良かった。
DSCN98689

そのヨーロッパにいるのが、
鈴木幸一さん。
㈱インターネットイニシアティブ会長。
日経新聞電子版の「経営者ブログ」
suzuki_s

鈴木さんは先週金曜日から、
唯一、涼しい島国のロンドンにいる。

日本での大阪サミットの様子が、
ロンドンでも繰り返し報道された。

しかし米中問題に限らず、
2019のG20 に対する見方は、
「どこかしら希薄な危機感をもったまま、
解を見いだせずに、終わるのだろう、
という受けとめ方のようだ」

「解はなくとも、
各国の首脳が顔を合わせて、
お互いの存在を確認し続けるのは、
大きな危機を招かないためにも
重要なことであると、
冷静に割り切っているようだ」

歴史上、揶揄されることの多いのが、
1814年9月から開催されたウィーン会議だ。
「会議は踊る、されど進まず」

フランス革命とナポレオン戦争終結後、
ヨーロッパの秩序再建を目的として開かれた。
しかし領土分割に関して利害が衝突して、
数カ月を経過しても、
遅々として進まず、だった。

それでも最近は「ウィーン会議」に、
それなりの効用があったとする見解もある。

今回の大阪サミットも、
「各国の首脳が顔を合わせて、
お互いの存在を確認し続ける」
という意義はあるのだろう。

その大阪サミットの前日に、
ロシアのプーチン大統領の発言。

「自由主義はもはや、
イデオロギーとしての力を
失った」
51wsvQ7d2nL._SX357_BO1,204,203,200_

モスクワのロシア大統領府クレムリン。
フィナンシャルタイムズ紙の単独取材。

1945年の第2次世界大戦終結以来、
西側のイデオロギーの柱となってきたのが、
「自由主義」の考え方だ。

しかし。

アメリカのトランプ米大統領、
ハンガリーのオルバン首相、
イタリアのサルビーニ副首相など、
反エスタブリッシュメントの指導者が、
次々に台頭した。

エスタブリッシュメントとは、
社会的に確立した体制・制度、
それを代表する支配階級や
既存勢力のこと。

プーチン大統領。
「これまでの数十年と違って、
リベラル派は誰に対しても、
何についても、
影響力を及ぼせなくなった」

ドイツのメルケル首相は、
100万人以上の難民受け入れの決断をした。

プーチン大統領は、
「根本的な間違いだった」と評した。

しかし米国トランプ大統領は称賛する。
「メキシコからの移民と麻薬の流入を、
食い止めようとしている」

つまりはトランプと同類。
プーチン自身が、
反エスタブリッシュメントなのだ。

「自由主義の思想は、
何もする必要はないという
前提に立っている」

「移民たちは、
殺人や略奪、レイプをしても、
野放しにされている。
それというのも、
移民としての権利が、
守られなければならない
とされているからだ」

「犯罪は全て罰せられなければならない。
自由主義の思想はもう時代遅れだ」

「圧倒的大多数の人々の利益と
衝突するようになっている」

クレムリンでの発言だけに、
安心して、まくし立てている。

しかしプーチンは、
クリミアを併合し、
ウクライナ東部での反乱を指揮し、
シリアへの軍事介入をしている。

フィナンシャルタイムズ。
「数千人のイスラム過激派を殺害して、
シリアのアサド政権を支えた」

「7年におよぶシリアの内戦は、
500万人超の難民と、
50万人の死者を出している」

これには何も触れず、
「自由主義の政府は、
市民を安心させるための行動を取らず、
やみくもに多文化主義を追い求めて、
性的多様性などを受け入れた」

ロシアの元二重スパイの暗殺未遂事件。
2018年3月に、
英国南部ソールズベリーで起きた。
名前はセルゲイ・スクリパリ。

英国は守ろうとした。
ロシアは殺そうとした。

それ以来、英ロ関係は、
極度に冷え込んでいる。

だからイギリスに対しては、
手厳しい物言いをする。

プーチン大統領。
「反逆は最も重大な罪であり、
反逆者は罰せられなければならない。
反逆者は罰せられなければならない」
繰り返して強調した。

「ほぼ日刊イトイ新聞」
糸井重里の「今日のダーリン」
昨日のエッセイ。
img_message-448x484

「いろんな罪に対して、
罰というものがあります」

「罪と罰」を糸井流に語る。

「罪を犯したこと自体が罰である、
というような考えも、
あるにはありますが、
やはり罪には罰が追いかけます」

これはドストエフスキーだ。

「その罰のなかに、
自由を奪い取るという刑があります」

「いや、近代では、
死やら痛みやらをともなう刑は、
ほとんどなくなっているから、
ほとんどの刑罰は、
自由を制限するものでしょう」

ロシアでは、そうではないようだ。

「刑務所に暮らして、
決められた労働をしなさい」
この懲役が基本的な刑。

しかし。
「雨露しのげる屋根も壁も
ある場所で寝起きして、
食事も、選べないけれど、
三度々々いただけて、
入浴も最低限だけれどできて、
作業義務という労働も、
辛いことをさせられて
懲らしめられるわけじゃない」

「だとしたら、刑務所の外にいる人と、
ほとんど同じとも言えそうじゃないですか」

ここで私、噴き出した。

「シャバと呼ばれる外の世界とのちがいは、
どこかに出かけたり、
好きなものを食べたり、遊んだり、
というような自由が
制限されているということだけ」

妙に納得。

「”だけ”とあえて書いたけれど、
その”だけ”が、
どれほどつらいものなのか、
ということですよね」

「仕事が忙しくて、
食べものだって選んでられなくて、
移動は家と仕事場の往復だけで、
なにかして遊んでる
という実感もない…なんて人、
刑務所の外だって、
けっこういると思うんです」

再び、納得。

だから私は、ゴルフしたい。

「でも、外の人は”遊ぶぞ”とか
“うまいもの食うぞ”とか
できるけれどしてない”んですね」

「あ、あと、
会いたい人に会うというのも重要だな」

同感、同感。

「つまり、人間が罰を受けるというのは、
自由”でなくさせられること、なんです」

「そう、それだけ」

「”自由”というものが、
意識しない空気みたいにあって、
それを当たり前のように
呼吸して生きているって、
すごいことなんだよなぁと、
思うんですよ」

日本は自由だ。

「新しい場所に行き、
新しい人に会い、
こころを通わせる」

それから、
好きな店に行って、
好きなものを買う。
好きなものを食べる。

これは結城義晴として、
ぜひ付け加えたい。

「こういうことが、
きみもぼくも、
いつでもできる」

小売りサービス業の意義です。

「刑務所にいたら、
そういうことに憧れるだろうなぁ」

想像だけれど同感。

「ほんとに嫌なことなら逃げ出せる。
これが自由の定義かも」

やはり「自由主義」は、
破綻してはいけない。

国家はそれを、
保障しなければならない。
国民は力を合わせて、
それを堅守しなければならない。

自分の命を奪われてしまったら、
嫌なことからさえ逃げ出せない。

同じ年だけれど、
プーチンは間違っている。

〈結城義晴〉

2019年07月02日(火曜日)

七十二候「半夏生」のSDGsバッジと石原信雄の「政治の劣化」

九州では依然、大雨が続く。
心からお見舞いしたい。

しかし今日は、
半夏生。

「二十四節気」は1年を24に分ける。
「七十二候」はさらにそれを、
3つずつに分ける。

いま、二十四節気は「夏至」。

その夏至の最初の侯を「初候」という。
初候は「乃東枯」(なつかれくさかるる)。
つまり夏枯草が枯れる。

夏至の二番目は「次候」で、
「菖蒲華」(あやめはなさく)
わかりやすい。
あやめの花が咲くという意味。

そして最後の「末候」が半夏生(はんげしょうず)
烏柄杓(カラスビシャク)が生える。

カラスビシャクの塊茎が半夏(はんげ)で、
これは生薬である。

その半夏が生えるころ。
そしてこのころ、大雨が降ることが多い。
その雨を「半夏雨」(はんげあめ)という。

九州の大雨は、「半夏雨」だ。

さて、今日は一日、
横浜商人舎オフィスで、
月刊商人舎7月号の編集仕事。

今月の広告です。
IMG_81649

そしてこれ。
SDGsラペルピンバッジ
国連本部認定。
IMG_81709
SDGsは、
「Sustainable Development Goals」、
つまり持続可能な開発目標。
「エス・ディー・ジーズ」と発音する。

2015年9月の国連サミットで採択された。
国連加盟の193カ国が、
2016年から2030年の15年間に、
達成する目標を掲げた。

17の大きな目標。
そして169のターゲット。

このバッジをつけることで、
一人ひとりが持続可能なSDGsを認識し、
行動に反映させていく意思を表明する。

日本チェーンストア協会の小濵裕正会長。
㈱平和堂の夏原平和会長、
そのほかの経営者の皆さんが、
このバッジをつけている。

私のトレードマークは、
「フクロウのバッジ」
いくつか持っている。

フクロウは知恵と知識の象徴。
知識商人の養成を標榜する商人舎だから、
いつもフクロウのバッジをつけている。
IMG_7787999

しかしSDGsバッジもいいなぁと思う。

さて日経新聞の「私の履歴書」
今月は1日から中嶋常幸。
プロゴルファー。

その美しいスウィングは、
世界的に有名だ。

しかし先月は、
石原信雄さんだった。
もと内閣官房副長官。

歴代内閣の内幕が、
実にリアルに描かれて、
毎日毎日、楽しみに読み続けた。

その石原さんの履歴書の最終回。
日曜日の6月30日だったが、
現下の問題をズバリ言い切った。
92歳。
41bBRYOY3gL._SY373_BO1,204,203,200_

タイトルは、
「政と官」

「平成を通じて目立ってきたのが
政治の劣化である」

「小選挙区制の理想は、
政党が優秀な人材を集め、
全国各地に張り付けて
政策を競う選挙だ」

「しかし現実は、
“望ましい候補より勝てる候補”で
現職を優先し、世襲が多い。
優秀な新人が出てこないことに
国民の不満は高まっている」

「小選挙区制の導入が決まってから
今年で四半世紀を数えた。
小選挙区制がもたらした
政治の劣化をどう考えるのか」

石原さんが期待するのは、
「国民レベルの議論」。

小選挙区制導入の渦中にいた、
ご本人が言うのだから、
実に説得力がある。

橋本内閣の省庁再編に関しても、
「01年の省庁再編は
省庁の数を減らすことにこだわり、
行政分野の責任体制が
曖昧になってしまった」

「省庁の数は増えても
責任の所在を明確にすべきだ。
今ならIT省があってもよい。
省庁再編は不断の努力が必要である」

行政の省庁の「責任の組織化」が必須だ。

「14年から官邸が各省幹部の人事権を握り、
官邸一極集中の政治主導が強まっている」

これが安倍政権を強くしている。

「政治主導は、
政策の重点を政治が決めること」

「行政の公平性・中立性は別の話である」

「有力政治家に忖度(そんたく)して
行政の公平性・中立性が冒されるのは
民主主義の後退で、危険なことだ」

現在の政治の問題点はここにある。

「考えるべき問題意識の一つが、
人口減少である」

日本にとって最大の問題だ。

「民法などの法律や年金などの制度は
多くが人口増加を前提としており、
人口減少に適応する
法制度の議論を急ぐべきだ」

制度がすべて、
人口増加、高度成長を前提にしている。

「そこでは外国人の住む社会を
前提に考えることが重要になる」

同感。

「その先には
法制度の基礎をなす憲法がある」

そして石原さんの見解。
「すぐに手をつける必要性は感じないが、
憲法は一度改正したら
百年先まで長持ちすることが望ましい」

「何を見直すかの議論は
今から始めるべきである」

百年先を見通して、
しっかりと憲法論議をする。

政治家にならずに、
行政官として一生を貫いた。

その時代の見方は、
本当にフクロウのようだ。

心にとめて、見習いたい。

〈結城義晴〉

2019年07月01日(月曜日)

「中小企業から地域企業へ」と「地域と国家/個と全体」

Everybody! Good Monday!
[2019vol26]

今日から7月。
2019年の後半に突入。
1月元旦を第1週とすれば、
第27週に当たる。

それにしても、
「線状降水帯」

細長く線状に延びた、
雨の降りやすい地域のこと。
この細長い範囲に集中的に雨が降る。

とくに積乱雲が次々と発達して、
線形の高層ビルのように連なる状態を、
「バックビルディング現象」と呼ぶ。

九州南部に梅雨前線が居座って、
その上に線状降水帯。
各地で大雨に見舞われ、
河川の増水や土砂崩れが起きた。

お見舞い申し上げたい。

そしてこの地域の小売業、サービス業。
頑張ってほしい。

さて、大阪サミット。
大阪の戒厳体制の中で先週金曜・土曜に行われ、
変な言い方だが、無事終わった。

朝日新聞「天声人語」
「ホスト役の安倍首相の気遣いが
にじんだ会議だった」

「保護主義のように対立する問題には
切り込まず、波風を立てない。
サウジアラビアに議長国を
笑顔でバトンタッチしたが、
記者殺害疑惑を蒸し返すことなどはしない」

「リーマンショックに立ち向かうため、
発足して10年余。
そもそも存在意義が薄れるG20」

同感。

そして、
「地球規模の立食パーティーのようなものか」
これは、言いえて妙。

開催中、ロシアのプーチン大統領。
「自由主義は時代遅れだ」と発言。

コラムは心配する。
「ロシアに限らず
権威主義や個人崇拝が
幅を利かせる国が増えている」

しかし昨日6月30日の日曜日、
ある意味で大阪サミット以上の話題となった。
それは朝鮮半島板門店の会談である。

トランプ米国大統領と金正恩北朝鮮委員長。
韓国と北朝鮮の軍事境界線上で握手し、
50分以上も1対1の対話をした。
torannpukimu
2月末にベトナム・ハノイで、
首脳会談が開かれた。

一方は「リトルロケットマン」と呼び、
一方は「狂ったおいぼれ」と揶揄した、
因縁の二人が握手したのだ。

しかし肝心の非核化交渉は、
一歩も進まず、膠着化した。

その後の突然の邂逅?か。

その昨日の会談に対しても、
日経新聞が社説で苦言を呈した。
「米朝は政治ショーより実務協議重ねよ」

しかしポンペオ米国務長官。
北朝鮮の非核化を議論する実務者協議が、
「おそらく今後2~3週間以内、
7月中旬になるだろう」

北朝鮮に対する経済制裁は維持しつつ、
圧力を通じて譲歩を引き出す。
ポンペオ国務長官はこの考えだ。

こうした押したり引いたりが繰り返されて、
やがて正常な国交が開かれるのだろうが、
同床異夢ではいけない。
異榻同夢でなければならない。

しかしトランプ大統領は、
来年の選挙のことしか考えていないし、
金正恩も自分の国内での地位のことしか、
頭にはないようだ。

国民のために、という考え方が、
少しでも前に出てこなければいけない。

トランプがいかに商売人だからと言って、
顧客のためにという発想が根本になければ
取引は絶対に成功するわけがない。

それは商売と同じだ。

さて、玉置泰さんが、
Facebookで紹介した。

昨日の日経新聞の記事。
編集委員の宮内禎一さんが説く。
「中小企業から地域企業へ」
私も同感した。

ちなみに玉置さんは、
㈱一六本舗の代表取締役会長となった。
代表取締役社長は玉置剛さんが担う。
おめでとうございます。
IMG_10489
京都市は4月、
中小企業振興課の名称を
地域企業振興課に改めた。

門川大作市長の説明。
「企業はもはや規模が基準ではなく、
自然、文化など地域に根ざして
共に発展していく時代。
持続可能な開発のための目標として
国連が定めたSDGsにも一致する」

「京都市地域企業の
持続的発展の推進に関する条例」
全国初の条例。
kyoutosi
「企業規模を基準とせず
地域とのつながりに着目した」
これが素晴らしい。

謳い文句は、
「企業の事業活動を通じ
地域コミュニティの活性化、
文化の承継、自然環境の保全などに貢献」

京都市からは、
京セラ、村田製作所、日本電産など、
凄い企業が出ている。

中小企業から地域企業へ――。
実にいいコンセプトだ。

一六本舗も㈱セブンスターも、
地域企業になるのがいいだろう。

中小企業には負のイメージがつきまとう。
不安定、低賃金、長時間労働、下請けなど。

今回の消費増税に絡んで、
中小企業には優遇措置が施される。
この恩恵を受けるために、
中小企業の定義に沿って、
減資する企業が出たが、
これにも負のイメージが張り付いた。

しかし一方、中小企業には、
「成長性、機動性、雑草のような、
生命力の印象」もないわけではない。

そこで「地域企業」と呼ぶのだが、
その一つのキーワードは、
「ソーシャルイノベーション」だ。

社会的課題をビジネスで解決する。
あるいは逆に、
社会的課題を生まない商品やサービス、
システムを生み出す。

事例が二つ。

第1は、㈱カンブライト。
「規格外やとれすぎた農水産物を
100個程度から缶詰にする商品化支援」

「農家や漁業者から開発を受託して
試作品を作り、
協力工場で小ロット生産する」
kanburaito
井上和馬社長。
「小規模な加工場のネットワークを
5年で300カ所に増やし、
地方創生にも貢献したい」
スーパーマーケットに加工場を併設し、
売れ残った食材を缶詰にする事業も研究中。
profile-768x512

第2は、発酵食堂カモシカ。
発酵食品専門のレストラン運営、
発酵食品キットの販売、
健康指導のコンサルティングなどなど。

関恵代表。
「本質的な価値が詰まっている発酵を、
京都から世界に広げたい」img01

日経の宮内編集委員の結論。
「中小にとって”地域”を入り口に
環境問題や貧困、教育など
持続可能な17の開発目標を定めた
SDGsを考えるのが早道だ」
Sustainable Development Goalsは、
持続可能な開発目標。

SDGsは、世界で、
1年に12兆ドルの市場機会を生み出す。
新規参入のチャンスでもある。

「”地域”の視点を持てば、
新しい世界が見えてくる」

地域企業という呼称だけではない。
その視点を徹底することが大事だ。

「地域」を大事にしない社会や国家は、
うまく行かない。
「個」を大切にしない「全体」も、
絶対に破綻する。
B
逆に地域や個は、
持続可能な全体最適を、
追求しなければならない。

では、みなさん、7月も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年06月30日(日曜日)

[日曜漫歩]みなとみらいと自由が丘の「風と雨」

神は、一日目に、
天と地をつくった。
闇の中に光をつくって、
昼と夜を分けた。
20110816201949

神は、二日目に
空をつくった。

三日目には海と地をつくって、
地に植物を茂らせた。

神は、四日目に、
太陽と月と星をつくり、
五日目に、魚と鳥をつくった。

六日目には、動物をつくり、
この日、神は自分に似せて、
男と女を創造した。
lgp01a201304021800
アダムとイブと名づけた。

そして七日目に神は、休んだ。
DSCN7872.JPG7
だから日曜日は休息の日。

6月最後の日。

横浜みなとみらい。
ランドマークタワー。
IMG_81459

神のご機嫌が悪いのか、
ひどく風が強い。
IMG_81449

帆船日本丸も、
停泊しつつ大きく揺れる。
IMG_81469

モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー。
IMG_81499

1994年、最上壽之制作。
高さ17mのステンレスのうねり。
「たなびく雲」のイメージで、
風の通り道が創造された。
IMG_81529
今日のような風の強い日には、
揺れているかのような錯覚に陥る。

クイーンズスクエアには、
大きな花のハート形のモニュメント。IMG_81559

みなとみらい線と東横線が連結した。
その東横線妙蓮寺駅横の踏切。
IMG_81569
せんろはつづくよ
どこまでも
のをこえやまこえ
たにこえて

はるかなまちまで
ぼくたちの
たのしいたびのゆめ
つないでる
IMG_81579
原曲がある。
アメリカ民謡。

アイルランド移民の工夫たちが、
大陸横断鉄道の建設に従事した。

その過酷な労働を歌った曲。

I’ve been working on the railroad
おいらは線路で働いた
All the livelong day
まるまる一日働いた
I’ve been working on the railroad
おいらは線路で働いた
Just to pass the time away
あっという間に日が暮れた

Don’t you hear the whistle blowing
汽笛が鳴るのが聞こえねぇか
Rise up so early in the morn
朝も早よから起きろとよ
Don’t you hear the captain shouting
親方の怒鳴りも聞こえねぇか
Dinah, blow your horn
「ダイナ、ホーンを吹き鳴らせ」
(訳・未曽 司)

東横線に乗って、
今度は自由が丘へ。

花屋は「MONCEAU FLEURS」
モンソーフルール。
IMG_81590

傘の花が開く。
IMG_81609

傘の花は動く。
IMG_81589

傘の花は軽やかに。
IMG_81619
風が強くても、
雨が降っても、
軽いいでたちで、
日曜漫歩。

神は七日目に休んだ。

〈結城義晴〉

2019年06月29日(土曜日)

「Group of Twenty 大阪宣言」の呉越同舟・同床異夢と「異榻同夢」

11年前の2008年9月、
リーマンショックが起こった。

20カ国・地域首脳会議は、
その年の11月に始まった。
アメリカのワシントンDCで、
14日と15日に開かれた。

この20カ国・地域を、
“Group of Twenty”と呼ぶ。
略してG20。

主要国首脳会議のG7の7カ国。
こちらは”Group of Seven”。
アメリカ、イギリスに、
ドイツ、フランス、イタリア。
そしてカナダと日本。

ここにEUとロシアが加わり、
さらに新興国11カ国が参加する。

中国、韓国、インドネシア、インド、
サウジアラビア、トルコ、
南アフリカ共和国、オーストラリア、
メキシコ、ブラジル、アルゼンチン。

これでG20。

実際にはメンバー20カ国以外に、
招待国や国際機関も加わって、
合計37の国・地域・機関の首脳が集まった。
残念ながら(?)、金正恩はいない。

そのG20大阪サミット。
今日6月29日の午後、
「大阪宣言」が採択されて閉幕。

「自由で公正かつ無差別な
貿易・投資環境を実現し、
開かれた市場を保つために努力する」

「貿易を巡る紛争処理機能を高める」
この世界貿易機関が掲げる、
重要な改革テーマも盛り込まれた。

昨日28日の京都新聞巻頭コラム、
「凡語」

「仲の悪い者同士が
同じ場に居合わせることを
“呉越同舟”という」

「中国の春秋時代、
呉と越の両国は敵対して憎み合い、
呉越は仲の悪い例えとされていた」
それが同じ船に乗る。

しかしもともとの出典の「孫子」では、
意味合いが異なる。

「呉越の人々が舟に乗り合わせ、
大しけで難破しそうになったら
どうするか。
助かりたい一心で、憎しみなど忘れて
一致協力するに違いない」

リーマンショックのときには、
世界経済が難破寸前となった。

だから各国首脳級の緊急会合が、
史上初めて開かれた。

未曽有の危機克服に向け、
本来の「呉越同舟」となった。

しかし呉越同舟はその後、定例化して、
一般に言われる「呉越同舟」となった。

G20には常駐の事務局がない。
毎回、主催国がつかさどる。

そして今回の船頭は、
「やってる感」の安倍晋三日本国首相。
publicdomainq-0017218bux
課題は、立場や利害が複雑に絡みあって、
「一筋縄でいかない難問ばかり」。

そこでコラムの結論は、
「同床異夢」

「同じ床に枕を並べて寝ながら、
それぞれ違った夢を見ること。
転じて、同じ事を行いながら、
考えや思惑が異なること」(大辞泉)

それでも、安倍晋三首相というか、
日本国はよくやったとしておこう。

2年前のG20はドイツの主催。

ハンブルクサミットで、
アンゲラ・ドロテア・メルケル首相は、
「保護主義と闘う」と、
きっぱりと宣言した。

それは見送られた。

「やってる感」の「大阪宣言」は、
やはり、通常の呉越同舟で、
しかも同床異夢だった。

ただし、G20の成果ももちろんあった。
産経新聞の「産経抄」

「厳密なモニタリングを行い検査した結果、
規制対象から外します」
欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長の弁。
ルクセンブルク元首相、
ジャン・クロード・ユンケル。

東電福島第1原発事故に伴って、
日本産食品は輸入規制を受けていた。
それを大幅に緩和することを表明した。

福島県産の大豆や山菜も、
岩手・宮城・群馬・栃木・茨城・千葉の水産物も
受け入れられる。

G20ではなかったけれど、
フィリピンのドゥテルテ大統領も、
福島水産物への輸入停止措置解除を表明。
コンゴのチセケディ大統領も、
日本産食品の輸入規制の全面撤廃を発表。

G20や来年の東京五輪を通じて、
原発事故からの「復興・振興」を訴えたい。

さて、昨日の午前中、
下元康弘さん(中)と丸山英之さんが、
横浜商人舎オフィスに来訪。DSCN96039
下元さんは丸仁商事㈱社長、
丸山さんは常務取締役。

同社は1922年の創業。
高知市に本社を置いて、
砂糖の卸売業を営む。

菊屋㈱という菓子製造業を傘下に持つ。
丸山さんが第一屋製パン㈱の、
営業本部長だったこともあって、
商人舎にあいさつに来てくれた。

みなさんも、どんどん、
横浜商人舎オフィスへ、
おいでください。

商人舎はオープンマインドです。
いつでも扉を開けています。

「同床異夢」には対義語がある。
「異榻同夢」という。
「いとうどうむ」と読む。

「榻」(とう)は腰掛けのこと。

異なる椅子に座っていても、
同じ夢をもっている。

「異なる場所や立場にいても、
同じ意見や主張、価値観やゴールを抱く」

その意味ではG7が、
G20に広がったこの大潮流を、
基本に置きたい。

夢は大勢で見たい。
cover_2018081001-768x553-448x322

わが流通業も、
スーパーマーケット産業も、
「呉越同舟」や「同床異夢」から、
「異榻同夢」に変わらねばならない。

「いとうどうむ」です。

〈結城義晴〉

2019年06月28日(金曜日)

日本スーパーマーケット協会総会と厳然たる「商売の公平性」

今日は午後から東京・有楽町。IMG_81399

一番奥に帝国ホテル。IMG_81409

1999年に発足し、
20周年を迎えたのが、
日本スーパーマーケット協会。
2015年には一般社団法人となった。

その通常総会。

総会の後、記者会見。DSCN96189
川野幸夫会長が、
昨年度の決算と今年度予算、
そして新しい役員人事を説明。
DSCN96159

そのあとで率直に、
現下の情勢に対する見解を語ってくれた。

消費増税、軽減税率の導入、
総額表示の時限立法問題と、
ポイント還元問題。
資本金減資問題。

川野さんにはやや無力感も感じられたが、
それでも厳しい顔つきは変わらなかった。

私も質問した。
経済産業省が主催していて、
ちょうど同じ時間帯に開催されていたが、
「新たなコンビニのあり方検討会」について。
DSCN96219
川野さんは個人的な見解と断ったうえで、
ビジネスの自由度に関して、
政治や行政が関与し過ぎることに、
問題提起した。

今年4月6日の日経新聞社説。
「コンビニ経営に
政府は介入すべきでない」

「消費者向けサービス産業の
労働需給のひっ迫は深刻な問題だが、
政府が民間企業の経営に
口出しするのは見当違いだ」

世耕弘成経産相が、
4月5日にコンビニ各社の経営首脳と会談。
無人レジの導入など具体的な解決策を、
「行動計画に盛り込むよう」求めた。

日経社説。
「これは経産省による経営への介入、
監視ではないか」

経済同友会の小林喜光代表幹事は苦言。
「国家が企業の行動にあまりに
関与するのはいかがなものか」

川野さんの見方もほぼ同じだし、
私も同感だ。

そこで経産省は有識者を集めて、
調査し、議論してもらうという手に出た。
まあ、ここからの報告を、
「受け取らない」ことはないだろうが。

座長は伊藤元重さん。
現在は学習院大学国際社会学部教授。
妥当な人選だ。

ただしメンバーを見ると、
流通の専門家は根本重之さんくらいだろうか。
現在、流通経済研究所理事。

しかしコンビニのあり方を検討するなんて、
鈴木敏文セブン-イレブン前会長が現職なら、
とてもこんなことはなかっただろう。

その意味でも、鈴木さんは偉大な人です。

ざっとレジュメを見るとすぐわかる。
コンビニ1

1店舗当たりの売上高を問題にする。
konbini 2

コンビニオーナーから見た課題。
konbini4

そして今後の進め方。
konbini5
これは与党の「選挙対策」のための委員会です。

オーナーとその家族たち、
従業員とその家族たちの、
票を狙っている。

スーパーマーケットに関して、
経営者とその家族の票は少ない。
そして従業員とその家族は、
一応、UAゼンセンが押さえている。
与党には票にならない。

しかしコンビニオーナーは、
票になりやすい。

ああ。

記者会見のあとは、
記念講演会。
IMG_80069

講師は㈱大和総研理事長の中曽宏さん。
テーマは「日本経済の動向」
サブタイトルは、
「消費をめぐる環境と新たな潮流」DSCN96269
私には、
マクロな動静を再整理する意味で、
役に立つところもあったが、
聴衆はみんな寝ていた。

その後、記念パーティー。
DSCN96279

川野幸夫会長が、
消費税にかかわる問題に、
力強く協会の主張を語って、
そのうえで、
政治や行政にもっともっと、
コミットしていくことを宣言した。IMG_80259
消費増税に関する、
中小企業への優遇措置に関しても、
商売やビジネスの公平性の面から、
それが破壊され、大混乱が生じるだろうと、
危うい趨勢に注意を喚起した。

昨年のこの時期に、
「ポリティカル・マーチャント」の特集をした。
もちろん川野さんにもご登場いただいた。

mokuji-448x510
それから1年。

川野さんご自身は、
ますますPoliticalになってきた。
素晴らしいけれど、
その川野さんの意思が、
なかなか実現しにくい。

協会や産業全体が、
ポリティカルでなければならない。

まだまだです。

川野さんの会長スピーチの後で、
感謝状の贈呈。
IMG_80629
㈱エコス代表取締役会長の平富郎さん。
協会発足以来、副会長の要職を務めたが、
この度、副会長をご引退。

ありがとうございました。IMG_80659

そして平さんのお礼のあいさつ。IMG_81219

平さんはこういったスピーチ、
凄くうまい。感動した。
DSCN96389

その後、来賓あいさつはまず、
吉川貴盛農林水産大臣。
IMG_81259

石川昭政経済産業大臣政務官。
IMG_81289

斎藤鉄夫公明党幹事長。
IMG_81309

乾杯の音頭とスピーチは、
伊藤忠食品㈱社長の岡本均さん。
IMG_81329

農林水産大臣や経産政務官のように、
下を向いて原稿を読んだりせずに、
するりするりと簡潔なあいさつと、
乾杯の発声。
IMG_81339

全員での盛大な乾杯によって、
この協会のパワーを見せつけた気がした。
DSCN96499

私はすぐに清水信次さんのところへ。
この協会の創設者にして名誉会長。
㈱ライフコーポレーション会長。
DSCN96569

㈱平和堂会長の夏原平和さん。
この協会設立時から副会長の要職を担う。
DSCN96599

小濵裕正さん(中)を囲んで、
エコス社長の平邦雄さん(左)と、
㈱たいらや社長の平典子さん。
そして㈱伊藤園社長の本庄大介さん、
副社長の本庄周介さん。
DSCN96639
小濵さんは日本チェーンストア協会会長、
㈱カスミ会長。

㈱万代社長の阿部秀行さんと、
㈱大創産業社長の矢野靖二さん。
お二人を引き会わせて紹介した。
右は大創産業開発部長の渡辺有和さん、
左は同じく店舗運営部長の山中尚也さん。
DSCN96769

その阿部さんと森下留寿さん。
森下さんはライフコーポレーション常務取締役。
DSCN96719

オール日本スーパーマーケット協会の面々。
右が会長の田尻一さん、サミット前社長。
真ん中が㈱マルイチ社長の高木大さん。
そして常務理事の前田伸司さん。
DSCN96519

齋藤充弘さんと泉田幸雄さん。
齋藤さんは協会副会長で全日本食品㈱会長、
泉田さんはオールジャパンドラッグ㈱顧問。
齋藤さんが日本ボランタリーチェーン協会前会長。
泉田さんはそのあとを継いで現会長。DSCN96789

その全日本食品社長の平野実さん。
移動スーパーと小型店について話した。
DSCN96679

初めて会ったけれど、
㈱エムジー専務取締役の水口貴義さん。
今回、協会理事に就任した。
DSCN96699

㈱プラネット会長の玉生弘昌さんと、
高木和成さんと和田光誉さん。
高木さんと和田さんには、
今月号で鼎談していただいた。
玉生さんには今月号で、
対談に登場していただいた。
DSCN96539

パーティーも終わりに近づいて、
サミット㈱社長の竹野浩樹さんと、
㈱ヤオコー社長の川野澄人さん。
DSCN96849

そして岩崎高治さん。
ライフコーポレーション社長。
DSCN96879

最後に川野幸夫会長を囲んで、
日経新聞調査部次長の白鳥和生さんと。
DSCN96899

協会専務理事の江口法生さん。
DSCN96869
日本スーパーマーケット協会創立20周年。
お目出度いし、その役割は、
ますます重みを増してくる。

この20周年を記念して、
講演会とパーティーが開催される。
11月6日水曜日。
会場は帝国ホテル。

講演会はパネルディスカッション。
パネラーは三人の若手経営者。
エコス社長の平邦雄さん、
ヤオコー社長の川野澄人さん、
ライフコーポレーション社長の岩崎高治さん。

コーディネーターは結城義晴。
仕掛け人は江口法生。

よろしく。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2025年11月
« 10月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.