横浜みなとみらい。
「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」
ステンレス製の巨大オブジェ。
風の通り道を描いている。
あるいは「たなびく雲」のイメージ。
高さ約17mのモニュメント。
1994年、彫刻家・最上壽之制作。
このエリアはランドマークタワーをはじめとして、
高いビルに囲まれている。
通り抜けるビル風は、
このモニュメントで軽減・緩和される。
そんな設計の意図がある。
モール内はすでにクリスマスモード。
ハロウィンが終わると、
日本ではクリスマス。
アメリカではその間に感謝祭がある。
そこでブラックフライデーとなる。
私は午後1時からオンライン会議。
㈱true Dataの臨時取締役会。
おかげさまでTrue Dataは、
2021年12月16日に、
東証マザーズ市場に上場しました。
2022年4月に証券市場が再編され、
マザーズ市場はグロース市場へと統合された。
だからTrue Dataは今、
グロース市場で800円のあたりにある。
一時、1000円を超えたが、
今、このあたり。
興味のある方は手に入れてみてください。
いい会社です。
コーポレートスローガンは、
「見えない真実を、見に行こう」

企業理念(パーパス)は、
「データと知恵で未来をつくる」
ビッグデータは、人びとの行動の積み重ねです。
わたしたちは、
「データの真実」と「人間の知恵」で価値を生み、
より良い未来をつくります。
行動指針は、
・社会へ貢献し、持続的な成長を追求します。
・地域や規模を超え、あらゆる組織のデータ活用を支援します。
・データやテクノロジーを使う人の教育を推進します。
この理念をつくるときに、
私もチームに入って指導した。
さて東京・西永福のサミット本社。
2026年3月期の中間決算記者会見。
山本恭広編集長が取材に行ってくれた。
結城義晴の分身のような動き。
5階の会議室に約30人のメディアが集まった。
出席者は服部哲也社長と前田昭夫常務執行役員。

株式公開しているわけではないが、
記者会見をして質疑応答をする。
それにジャーナリストが集まる。
サミットの伝統だ。
商人舎流通SuperNews。
サミットnews|
第2Q営業収益過去最高の1849億円3.0%増・経常利益67%増
営業収益1849億円(前年同期比3.0%増)、
売上高1770億円(3.0%増)、
営業利益38億万円(2.2%増)、
経常利益38億6000万円(66.9%増)。
増収増益で前年の減益から回復。
営業利益率も経常利益率も2.2%。
売上高の内訳は食品が全部門で伸びた。
インストアベーカリーの導入店舗数が増えた。
そこでベーカリーは10.1%の2ケタ増となった。
一方、非食品は家庭用品1.7%減、
衣料品4.5%減。
営業総利益率は全体で33.0%。
前年同期比0.8ポイント増。
しかし家庭用品・衣料品は、
0.3ポイント減で30.7%。
既存店売上高は3.0%増、
客数0.9%増、客単価2.1%増。
1品単価は5.6%増、買上点数は3.4%減。
服部社長は上期を振り返った。

「前年が悪かった反動もありますが、
売価設定や販促を見直すなど
新しい施策が効果を発揮し始めています」
惣菜の売上利益率の改善に関しては、
「商品設計を見直しました。
売価も単品レベルではなく、
カテゴリーごとに
『シリーズ』全体を見渡して、
カニバリを起こさないように
細かく設定しました」
いま、惣菜デリの商品スペックが重要だ。
それを服部さんは「商品設計」と呼ぶ。
シリーズ化が必須。
Cannibalizationは「共食い」
別の言い方をすると「ダブり」
それがないように細かく仕様を設定する。
都市部の小型店が話題になっている。
服部さんも都内に出店したTRIAL GOを見た。
イオンのまいばすけっとに関しても、
「影響がないとは言わないが、
同業の出店に比べると軽微」
かつて小型店を出していた。
「サミットミニ」と呼んだ。
しかしこのフォーマットは、
インストア加工方式では採算に乗らなかった。
サミットの「ジャストインタイム」には、
そぐわなかった。
しかしいまや、
サミットもプロセスセンターを持つ。
だから小型店フォーマットも、
可能だろうが多分、やらないだろうし、
やらないほうがいい。
M&Aについても語った。
たとえばヤオコーのブルーゾーンホールディングス。
服部さんは「やり方に注目している」と言う。
「私たちは親会社が住友商事なので、
一緒になって考える」
住友商事はベトナムの企業と合弁で、
「フジマート」の展開を開始している。
そのノウハウはサミットが提供している。
「(M&Aは)一度も手掛けた事例はありませんし、
現時点ではサミットはやりません」
「親会社といろいろな話をしていくことになるでしょう」
サミット前社長で現会長の竹野浩樹さんは今、
住友商事の常務執行役員で、
ライフスタイルグループCEOだ。
サミットもトモズとともに、
このグループに属する。
だから「親会社」とは竹野さんのことだ。
竹野浩樹さんと服部哲也さんのコンビで、
さまざまな問題解決に当たる。
M&Aもありうると私は思う。
そしてそれは「自然・必然・当然」の時流戦略だ。
〈結城義晴〉





















