3泊4日の大阪出張。
ちょっとした海外ツアー並み。
最後は千里阪急ホテル泊。

1970年、大阪万博開催の時に開業。
私は1980年代からよく利用した。
とくにニッショーストアの故井上靖之さんが、
このホテルが好きだった。
故杉山昭次郎先生らと一緒に、
私もよく泊まった。
井上さんは1996年12月25日に急逝された。
本当に惜しいことだった。
懐かしいホテルだ。

朝、9時半からオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
ホテルの部屋から参加する。

阪急千里線南千里駅に直結して、
ショッピングセンターのトナリエ南千里がある。
私はホテルからタクシーで直接訪れた。
核店舗が阪急オアシスマルシェ南千里店。

スーパーマーケットが2店入っている。
商人舎流通SuperNews。
関西フードマーケットnews|
価値&価格の「阪急オアシスMarché南千里店」
㈱関西フードマーケットの旗艦店大改装。
10月31日にリニューアルオープン。
2010年12月10日のブログに掲載されている。
阪急オアシス「リニューアル戦略店舗」巡り(後篇)南千里店と淡路店
季節の野菜が並び壁面にはフルーツバー。

「Hankyu」の木箱を使った陳列。
野菜の量り売り・バラ売りコーナー。
シーフード・デリと鮮魚売場の対面コーナー。

広いコンコース。

鮮魚売場の先は対面の精肉売場。

キッチンコーナーで試食・試飲を提供する。

ワイン&チーズの売場。

ワインクーラー。

ご奉仕品と冷凍食品のコーナー。

惣菜売場は「DELICATESSEN」のロゴ。

サラダ、おにぎり、弁当のセルフ・コーナー。

高級感あふれる店。
「高質スーパーマーケット」を標榜していた。
大改装した阪急オアシスMarché南千里店は、
「価値訴求型」と「価格訴求型」を両立させる。
まさにハイブリッド型店舗。
おすすめスイーツは阪急オアシスの味。
それをできるだけ安く提供する。
ベーカリーとデリカテッセンは売場を広げた。
阪急デリカの商品が主力となる。
つまり食の「SPA」
私はとてもいい店だと思った。
高井累さんが案内して説明してくれた。
関西フードマーケット取締役執行役員。
営業企画部長、営業統括部長を兼務。
コーネル大学RMPジャパン奇跡の2期生。
丁寧に説明してくれたのが辻井晴紀さん。
店舗統括部ブロックグループマネージャー。

その池を望む喫茶スペースで2時間近くのインタビュー。
とても良い内容だった。
2026年4月1日付けで、
イズミヤ・阪急オアシス㈱と、
㈱関西スーパーマーケットが合併する。
イズミヤ・阪急オアシスが存続会社、
商号は㈱関西フードマーケット。
今、3社の統合と融合が急ピッチで進んでいる。
この南千里店はその融合を象徴する店だ。
価値訴求と価格訴求。
そこには様々な考え方があるし、
実践の仕方がある。
関西フードマーケットと高井さんが考えることは、
実に理論的だった。
コーネル・ジャパンで講義した基本も、
ベースにあるように感じられた。
私も取材を忘れて、
いろいろと提案した。
もともとは、
ニッショーと阪急オアシスが一つになった。
そこにイズミヤも加わった。
さらに関西スーパーが参加した。
ニッショーの堀内彦仁さんと井上さん、
阪急オアシスの千野和利さん、
イズミヤでは創業者の和田満治さん、
そして関西スーパーの北野祐次さん。
私の恩人ばかりだ。
その人たちがつくった会社が、
統合し融合する。
いい会社となって、
いいフォーマットをつくってほしい。
得意の営業のハイブリッドであり、
さまざまな人財のハイブリッドだ。
それは関西フードマーケットにしかできない。
ライフコーポレーションと万代、平和堂。
ロピアとオーケーとバローが新規参入した。
この関西の激しい競争の中で、
自分たちらしいポジションを構築してほしい。
そんなことをずっと考えていた。
頑張れ。
〈結城義晴〉




























