結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年11月28日(金曜日)

Black Friday、マルエツBLiX茅ヶ崎店開業の「心は燃やせ」

11月第4金曜日。
Black Friday。

このブログでは何度も書いたが、
アメリカでは今週が感謝祭の大型連休。
日本の年末年始の休みのようなものだ。

ピークの木曜日が、
Thanksgiving Day。

この日は最大のハレの日。

家族や親しい人たちが集まって、
盛大に祝う。

商店も会社もすべて休みになる。
ウォルマートも休業する
日本の元旦と同じ。

そして翌日が「黒字の金曜日」。
「初荷」のようなもので、
年間最大の売上高となる日。

金土日の三連休が、
年間最大の書き入れ時。

月曜から仕事が再開されて、
その日が「Cyber Monday」

Cyberは「コンピュータシステムの」といった意味。
「cybernetics」からの派生語。
デジタルの通信や制御の統合的研究分野を、
「サイバネティックス」と呼ぶ。

そこからCyberという接頭辞が生まれて、
「cyberattack」だとか、
「cybersecurity」などと使われる。

だからCyber Mondayは、
「オンラインの月曜日」
「ネットで買物する月曜日」
そんな意味。

では何を買うのか。

主にクリスマスプレゼント。

ウォルマートやアマゾンなどが、
超お買い得品を提供するから、
自分で消費する商品も買うけれど。

これからのほぼ1カ月は、
クリスマスを目指して、
国民がワクワクする日々となる。

それを「Holiday Season」と呼ぶ。

日本では正月元旦や三が日を目指して、
忙しい1カ月の「師走」である。

12月という1年最後の月は、
アメリカのHoliday Seasonとは反対だ。

けれどイオンが日本に、
Black Fridayを持ち込んだ。
上手い演出だった。

勤労感謝の日はもともと新嘗祭だった。
これも収穫祭の一種だ。

だから新嘗祭の勤労感謝の日から、
感謝祭のBlack Fridayの週末までを、
1年で有数のプロモーション期間と位置づける。

日本のBlack Fridayは、
年末年始商戦の1カ月前の前哨戦だ。

私はそう考えている。

さてそのブラックフライデーのあたりに、
新店が続々オープンしている。

「マルエツBLiX茅ヶ崎店」
マルエツは「次世代旗艦店」と位置づける。

山本恭広編集長が取材に行った。

場所はJR茅ヶ崎駅北口から170m。
「BLiX茅ヶ崎」は地下1階、地上6階、
総延床面積6322坪の商業施設。maruetsu1

もともとは、
イトーヨーカドー茅ヶ崎店。

1979年に箱形の総合スーパーとして開業。

しかし2025年1月5日に閉店。

その物件が「BLiX茅ケ崎」として、
ライフスタイル型の商業施設に生まれ変わった。

1階にマツモトキヨシと輸入食品店、
2階にデコホーム、デイリーアパレルなど、
6階まで飲食、アミューズメント、フィットネス、
買い取り専門店など合計35のテナント数。

マルエツは地下1階に出店。maruetsu-prod

売場面積557坪。
初年度年商30億円を見込む。

イトーヨーカドーの店づくりを、
生鮮部門の配置や後方作業場まで作り直した。

本間正治社長が会見した。
コーネル大学RMPジャパン実行の三期生。
maruetsu-homa0
「出店が決まったのは2年半前。
この間、6店舗の改装を通じて、
レイアウトや商品面での準備をしてきました」

鮮魚売場では小田原、江の島から、
生魚を仕入れて、丸物で販売する。maruetsu-fish
丸物を売らねば切り身は量販できない。

MD本部の担当バイヤーが、
この店独自の品揃えを企画した。

釜萢直人取締役執行役員MD本部本部長。
釜萢さんもコーネル・ジャパン3期生。
maruetsu-kamaya
コーネルOBの活躍は本当にうれしい。

精肉部門では茅ヶ崎店向けに、
「1頭買い」の牛肉を品揃えした。maruetsu-meat
だから豊富な焼肉用アイテムを、
平ケースで展開する。

オープンから2時間を経過しても、
次々に1階からエスカレータで顧客が下りてくる。 maruetsu-open

店舗近くの公会堂の会議室で記者会見が行われた。maruetsu-press

本間社長はBliX茅ヶ崎店のポイントを語り、
これからの店舗戦略についても、
丁寧にレクチャーしてくれた。maruetsu-honma1

「500坪タイプのランドマークにしたい。
特に鮮魚売場は3カ月続かなかった、
などということがないようにしたい」

マルエツはU.S.M.Hの中核企業だ。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。
2025年2月期で年商8112億円、660店。

故高橋八太郎さんが創業したマルエツは、
そのU.S.M.Hの売上げの5割近くを占め、
BLiX茅ヶ崎店を含めて首都圏に、
308店舗を展開する。

マルエツのバナーを225店舖、
都心部にはマルエツプチ76店舗、
リンコス6店舗。

マルチバナー戦略を採用する。

今後は500坪店を対象に、
BLiX茅ヶ崎店のパターンで、
年間10店舗の活性化を進めていく。

頑張ってほしいものだ。

本間さんはクールな実務家だ。

しかしコーネルの講義の際に、
私はいつも言っていた。

心は燃やせ、
頭は冷やせ。

〈結城義晴〉

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