生成AIを友にしよう

小学校ではそろばんを習った。
計算尺という道具もちょっとだけ使った。
大学ではコンピューターの講義を履修した。
社会人になってから電卓に出会った。
パソコンは編集長に就任してから使い始めた。
ブラインドタッチを練習した。
小学校の算数は得意科目だった。
中学の代数と幾何もいい点を取った。
微分積分は大学の講義で学んだ。
社会人では計数セミナーに派遣された。
今、経営指標分析を講義する。
BSとPL、CFを読み解く。
しかしそんなことはすべて、
パソコンとスマホで事足りる。
重回帰分析もデータをソフトに入れるだけ。
そのうえ「プロンプト」を打ち込めば、
人間が書いたような文章が出てくる。
美しい画像まで描くことができる。
今、プレ・シンギュラリティの年。
そして20年後の2045年に、
シンギュラリティの時代がやってくる。
AIは劇的な技術革新を遂げ、
何かを生み出すAIが進化を続けて、
挙句の果てに人類と融合するのか。
あの早稲田キャンパス10号館では、
地下1・2階フロア全部がコンピューターだった。
その巨大装置に人間たちがかしずいていた。
今、チャッピーはOpenAI社。
GeminiはGoogleで、
CopilotはMicrosoft。
それぞれに、
個性をもった友だちだ。
違いのある相棒だ。
鉄人28号には考えない強さがあった。
鉄腕アトムは考えて悩んだ。
私たちの友はドラえもんだ。
2026年はチャッピーを友にしよう。
Geminiを相棒にしよう。
Copilotを同僚にしよう。
生産性を上げるだけではない。
効率を追求するだけでもない。
知見を広め、考える人間になるために。
〈結城義晴〉




















