結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年01月17日(木曜日)

商人ねっと新春特別セミナー&賀詞交換会2008に600人集まる

昨1月16日は、
横浜みなとみらい「パシフィコ横浜」で、
商人ねっと・日本経営コンサルタント㈱主催の
新春特別セミナー&賀詞交換会2008。
商人ねっと4
盛況だった。
参加者数600人。
ほとんどがスーパーマーケット関連の人々。

参加してくださったすべての人に、
感謝申し上げたい。
ご協力くださったすべての人に、
心よりお礼申し上げたい。

基本テーマは、3つの“シンカ”
これ、水元コンセプト。
1 進化
2 深化
3 真価

正午から始まったセミナーは、
アカデミーショーか、はたまたK1かという演出。
冒頭に主催者・水元さんの開会の挨拶。

そして、基調講演1は私の出番。
「自ら、変われ!」
内容は、バリュー・イノベーションと、
それを成し遂げる人間力経営について。
「元気を出そう」
「元気を売ろう」
おなじみの、私のメッセージも盛り込んだ。
商人ねっとセミナー1
講演の中でお約束した「駕籠かきの教訓」。
ブログ読者にもご披露しよう。
私の著書『メッセージ』<第8章 時流>から。

「駕籠かきの教訓」

あなたの仕事は、
何ですか。
つきつめて考えると、
あなたが毎日やっていることは、
いったい何ですか。
あなたの仕事の目的は、
何ですか。
何のためにあなたは日々、
働いているのですか。駕籠に乗る人、
かつぐ人、
そのまたわらじをつくる人。駕籠かき、
駕籠に乗らず。

江戸時代、
公的交通機関のひとつであった駕籠屋という職業は、
明治維新の後、
消えてなくなりました。

江戸時代の終わり頃にタイムトリップして、
私は、駕籠屋さんに質問しました。

「あなたの仕事は、何ですか」

若い、たくましい駕籠かきが答えました。
「駕籠をかついで走ることです」

別の若い人が答えました。
「お客様を運ぶことです」

この人は、明治時代に入ると、
鉄道業を興しました。
かついで走る人のことは、
いまや誰も知りません。

時代の潮流に適応していくことは、
何にもまして必要です。
しかし、時代適合するためにこそ、
私たちはいつも、
自問しなければなりません。

私の仕事は、
何だろう。
つきつめて考えると、
私が毎日やっていることは、
いったい何だろう。
私たちの仕事の目的は、
何だろう。
何のために私たちは日々、
働いているのだろう。

私の次は、「勝ち組店長発表」。
3人の実務者からの報告。
まず㈱サンシャインチェーン本部ベルティス店店長
山本洋志さん。
サンシャイン
イオンモール高知に隣接した新店「ベルティス」店長の奮闘。
「高質スーパー」づくりの具体的なポイントが、ありありと語られた。
山本店長の最後の言葉、
「イオンさんとは共存共栄できる」
みなぎる自信と、それを支える実績が、この言葉を語らせた。

二番目は、ヤマダストアー㈱取締役青山店店長
山田和弘さんの元気な報告。
姫路に本部を置くマックスバリュ西日本の、
セブン-イレブンのようなドミナントに囲まれ、
さらにそこに割り込んできた多数の競合店を、
果敢に迎え撃つヤマダストアー青山店。
過去の成功体験を捨て、
6つの「NEWへのチャレンジ」を敢行した、その志が光った。

三番目は、㈱文化堂第二店舗運営部部長
鈴木俊昭さんの報告。
文化堂
東京・豊洲での、あおきスーパーの出店を、
迎え撃つためのプラン・ドゥ・チェック・アクション。
あおきスーパー豊洲店は昨年のストア・オブ・ザ・イヤー受賞店舗。
「A日記」の存在が、印象的だった。
鈴木さんも「あおきスーパーさんと共存共栄できる」と結んだ。
むしろ学び続け、競い合い続けることで、
自ら成長し、進化し続けるとの決意表明。
お見事。

さて、最後は、水元均さんの基調講演3。
水元均
「ずばり教えます!“勝ち組”スーパーマーケットになるにはこうしろ!」
1.直近の「食品値上げ」対応
2.これからのマーケット状況分析とその対策
3.今後の“勝ち組”のキーワード

かくて、新春特別セミナーは無事終了し、
日本経営コンサルタント指導先グループ企業の
「最優秀部門担当賞」授賞式に移る。
商人ねっとセミナー2
私が、お呼びかけして、参加してくださった皆さんは、
ちょっと驚かれたかもしれないが、
こういう表彰式やイベントをやって、
自らモチベーションを高めるグループがあることを、
知っていただければ、幸いだ。

第2部は、新年賀詞交換会とパーティ。
シャンパンで乾杯の後、
ここでも多くの人と名刺交換をし、意見交換をした。

充実した一日だった。
すべての人に感謝したい気持ちでいっぱいだ。

<結城義晴>

2008年01月16日(水曜日)

ドル急落円高106円と日経株価1万4000円割れの意味 

今日は、横浜みなとみらいで、
商人ねっと主催の「新春特別セミナー&賀詞交換会」。

「今日も一日、元気と勇気」

「今日も一日、優しく強く」

そして、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」

さらに、
「志定まれば、気盛んなり」

今日、このセミナーの冒頭、
私の基調講演のときに、
私たちの新しい会社の名前を発表します。

乞う、ご期待。

日経
さて、今日の朝刊は、
各紙ともに、
米国サブプライム問題による金融機関の損失計上と、
ドル急落円高106円、
そして日経平均株価1万4000円割れを報じる。

四大新聞といわれたりしたけれど、
経済に関しては、日経新聞が群を抜いてきた。
朝日新聞の、この面での凋落は目立つ。
一読者として、そう感じる。

しかし、日経は、経済の中でも、
金融に力点を置きすぎるところがある。
とりわけて株価を重視しすぎる。
これも一読者としての、私的感想。

しかし、ドル安円高、株価下落は、
昨日書いた消費マインドを低下させるという現象を引き起こす。

これも昨日、ノブ・ミゾグチさんの報告を、
このブログで紹介したが、
今朝の日経に「米国小売売上高12月0.4%減」と報じられている。

タルボットCEOのトゥルーディー・サリバンさんは、
「この先6カ月ほどは
消費低迷の基調が続くだろう」

と予測している。

21世紀に入って、実質経済は毎年3.5%平均で伸びている。
しかし、金融経済は14%平均で異常な伸びを見せている。

私たち商業は、あくまでも、実質経済の視点で、
ものを見、ことを考えるべきである。

その意味で、今朝の日経「YEN漂流」の、
早稲田大学教授・野口悠紀雄さんのご意見に、
私は賛成。
「自国通貨が高ければ、良い暮らしを実感できる。
だが大半の日本人は円高の素晴らしさを経験していないので、
自国通貨高を評価しなかった」

「日本経済に停滞感が出ているのは、
経営者が引きこもりになっていて、
経営者の競争が起きていないからではないか」

そして、こう問題解決策を提案。
「日本の大半の製造業は、
技術を開発しても価格下落に苦しみ、
収益が上がらないという状況にお陥りやすい。
こういうものは『コモディティ』と呼ばれ、
他社製品と差別化できず、価格でしか競争できない。
アップルのように、製造業であっても、
コモディティでないものを
作り出せるかが重要になる

日本経済の立て直しは、
ノンコモディティの開発にかかっている。
私は、これは小売業、商業にこそ、
当てはまる考え方であると主張している。

『ノンコモディティの商品戦略』である。
<結城義晴>

 

2008年01月15日(火曜日)

「川上インフレ・川下デフレ」で小売業には厳しい一年になる

いよいよ、明日。
今年最初のセミナー、今年最初の講演です。

おいでくださる皆様。
楽しみにしています。

残念ながら、お会いできない皆様、
ブログで、その一端を、ご紹介します。
お楽しみに。

 

さて、アメリカのノブ・ミゾグチさんからの
ウィークリー・ニュース最新版。
12月のウォルマートの売上高は、
既存店ベースで2.7%増
だったとか。
全体では8.4%増。
食品が大きく寄与しました。
ウォルマート・グループのメンバーシップホールセールクラブ
「サムズ・クラブ」も既存店ベースで3.4%増。
アメリカでは、ディスカウントフォーマットが、
強みを発揮したようです。

ウォルマートは健闘した方です。
同業のターゲットは、既存店でマイナス5.0%。

百貨店のメーシーズは、7.9%の減、
JCペニーもマイナス7.5%。

衣料品屋はみな悪い。
リミテッドが8.0%減、
ギャップが6.0%減。
今、大人気のアバクロですら、2.0%減。

一方、オフプライスストアのTJマックスは3.0%増。
家電のベストバイも1.5%。

サブプライムローン問題と原油値上げで、
アメリカ経済は縮小傾向です。
これに12月商戦が反応し、
消費も停滞傾向。

それが、年末商戦に出た。

消費者の財布のひもが固くなると、
食品が頑張る、
ディスカウント・フォーマットが堅調になる、
アパレル・ファッションが売れなくなる。

これが、アメリカの12月に顕著に表れた。

消費マインドが低調になると、
日本でも同様のトレンドが見られます。

そして、日本にも、その兆候が表れ始めています。

しかし、21世紀を迎えてから、
世界経済は毎年3.5%ずつ伸びています。
世界経済の7年間の年間平均成長率です。

中国・台湾・シンガポール・香港の大中華圏経済は、
好調そのもの。

日本の実質経済成長率は、
2008年2.0%とやや楽観的に予測されていますが、
暦年では、以下のようになります。
  2001年 0.2%、
  2002年 0.3%
  2003年 1.4%
  2004年 2.7%
  2005年 1.9%
  2006年 2.2%
  2007年 1.4%

あくまでも感じですが、2.0%に達するというよりも、
1.5%に近づくというのが当たっているのでしょう。

しかも、もっとも顕著な日本の特徴は、
「川上インフレ・川下デフレ」です。

従って小売業全般の売上高は低調で、
原価は上がり、経費は増える。

すなわち、商業受難の年となる。

だから、今、プライベートブランド開発が盛んに言われている。
そしてそれには、「ソーシング活動」が必要になると言われている。

素材型企業が復権しているわけだから、
素材開発にかかわらねば、
「川上インフレ・川下デフレ」の影響を、
ダイレクトに受けてしまう。

こういうことになります。

小さな企業や小さな店でも、
共同でことに当たれば、
この「ソーシング活動」が可能になります。

国際的なIT化と物流化とは、
適正ロットでの適正物流・適正消費が、
国の垣根を外す形で、
可能になるということ

なのです。

世界に目を向けましょう。
誰でも、世界に目を向けることはできるのです。

自分が変わらなければ、
世界に目を向けることはできませんが。

<結城義晴>

2008年01月14日(月曜日)

成人の日の「ぼくが ここに」まど・みちお

Everyone! Good Monday!
朝1
2008年1月第3週のスタート。
そして、成人式。

祝祭日が、日曜日に重なると、
3連休になる。

昨2007年は、
正月三が日、ゴールンウィークを除くと、
それが9回あった。
一昨年は、5回。

そして今年は、8回。
今日は、その最初の3連休。

3連休は、
サラリーマンにとっては、
有難いものです。
しかし、祝祭日そのものの重みは、
薄れていく。
このあたり考えなければならないと、
私は思います。

実際、今日の成人の日は、
盛り上がりに欠ける。

「あなたの誕生日は、1月第2月曜日ですよ」
と決められたら、
あなたはいかがですか。

成人の日も、
海の日も、
敬老の日も、
体育の日も、
可哀そう。

さて、今日までの3日間、
商売や業績は、
いかがだったでしょうか。

昨年終盤から、
私はこのブログで、
かなり意図的に、
プロモーションの提案をしてきました。

11月の勤労感謝の日、
12月の天皇誕生日とクリスマス。

3連休の盛り上げ方は、
その週の、3連休直前の組み方に鍵があります。

もう、ご承知のことと思います。

成果を期待します。

 

成人式だから、
商業に従事する成人へ、
その成人を見守り、
応援するすべての人へ。

まど・みちおさんの詩をプレゼント。

そう、「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね」や
「しろやぎさんから おてがみついた」の
まど・みちおさん。
そして「つけものの おもし」の
あの、まど・みちおさん。

 

「ぼくが ここに」

ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない 

もしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけ
マメが いるならば
その一つぶの マメだけ
しか ここに いることは できない

ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として
   <『ぼくが ここに』1993年 童話屋より>

   

この、「ぼくが ここに」は、
お客様にも、
あてはめて考えてください。
会社の従業員の皆さんにも、
部下の方々にも、
あてはめて考えてください。

そして、
自分自身にも、
この言葉を、
語りかけてください。

それが、
成人の日の、
私の、
願いです。

Everyone! Good Monday!

<結城義晴>

 

2008年01月13日(日曜日)

ジジの仕事 [日曜版]

ボクの仕事は、
寝ること。
ジジ下1
よく寝ると、
病気にならない。

寝てると、
まわりがうるさくない。

たくさん寝ると、
みんなに
迷惑かけない。

だから、
寝るのは、
このうちの中での、
ボクの仕事。

そう思っています。
ジジ下2
どこでも、
寝る。

居間の、
テーブルの下。

ホットカーペット、
あったかい。

上、
向いて、
足も自然に。

しっぽも、
ゆったりと。

ジジ下3
ちょっと、
右向き。

ジジ下4
ちょっと、
左向き。

ジジ下5
もっと、
横向き。

ジジ下6
足は、
あくまで、
自然に。

しっぽも、
できるだけ、
ゆったりと。

ジジ下10
目は、
あけてるけど。

ボクは、
寝てます。

仕事、
なんです。

ジジ下7
高いところでも、
寝る。

足が、
落ちそうだけど。

しっぽも、
ブランだけど。

意外に、
バランス。

ジジ下8
ぐっすり、
眠る。

役目だから、
すこしは努力、
してるのです。

仕事だから、
けっこう
得意なのです。

ジジ下9
チェンバロの上、
ここは好き。

テーブルの下でも、
チェンバロの上でも、
仕事だから。

手を抜かずに、
寝る。

仕事だから、
みんな、
あたたかく、
見守ってくれる。

ボクの仕事は、
寝ること。

ボクは、
自分の仕事、
とても
気に入ってます。
ジジ下11

感謝しています。
ありがとうございます。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年01月12日(土曜日)

㈱あおき会長・青木巌の人生観とブルー・オーシャン

あおきスーパー1

昨日から、㈱あおきを訪問。
伊東の店を視察し、
伊豆の保養施設へ。

青木巌会長とじっくり話し込んだ。
スペシャリティ・スーパーマーケットの
ブルー・オーシャン戦略。
そして、青木巌の人生観。

私は、学んだ。

会社の戦略と経営者の人生観は、
無理なく、一致していなければならないことを。

あおきスーパー3

ご存じ、あおきスーパーは、
伊豆を中心に東静岡に10店、
東京・豊洲に話題の最新店を出店させた
スーパーマーケット企業。
伊豆では、圧倒的に強い。

美味しいものを、
集めて、
売り続ける。
あおきスーパー4
思うままに、
自由に、
楽しみつつ、
誠意を込めて。
青木さんの人生そのままに。

あおきスーパー5

青木さんは、
もともとは卸売り業。
そしてスーパーマーケットを昭和34年に始める。
伊豆の河津という小さな町で。
だから最初は苦労した。
必死で仕事に打ち込む。
するといつのまにか、南伊豆でナンバーワンに。
伊豆でナンバーワンに。

56歳のとき、突然、
青木さんはアメリカ・シアトルに渡る。
そして、5年。
もちろん会社は、
立派に維持され、
青木さんの帰国を待ってパワーアップ。

「また失敗、
また損した。
この繰り返し。
気が付いたら、ここまで来ていた」

若いときから糖尿病。
42歳のとき、胃癌で3分の2、胃を取った。
52歳のときは、また癌で腸を取った。

「悩み苦しむのもストレス、
前向きに仕事に、ぐっーといくのもストレス」

そのストレスを解消するために、いまも、
札幌に家をもつ。
1週間、10日間、札幌に行くと、
ストレスが消える。

会社は、自律している。

いま74歳。

とびきりの頑張り屋が、
人生を達観し、
自己客観化している。
それが、あおきスーパーの店に、
表れている。

ブルー・オーシャンとは、
青い海。
レッド・オーシャンは、
血みどろの同質競争を繰り広げる赤い海。

青木さんとあおきスーパーは、
その名のとおり、
ブルー・オーシャンを行く。
それは、青木巌の人生そのものなのだ。

青木さんは、ゴルフの達人。
カラオケも達人。
夫唱婦随の奥様も、
ゴルフとカラオケ達人。

写真は、
その夫唱婦随のデュエット。
もうすぐ金婚式。

シアトルでも札幌でも夫唱婦随だった。

それがあおきスーパーの店に全部出ている。

 

<結城義晴>

 

2008年01月11日(金曜日)

オール日本スーパーマーケット協会の講演会報告

1月10日 パンパシフィック横浜 ベイホテル東急。
オール日本スーパーマーケット協会(AJS)新年トップ経営研修会。

私はかれこれ、25年、
この研修会には、ほぼ欠席なしで、
ご招待いただき、出席している。

今年の参加者545人。

「知恵の共同仕入れ」を趣旨にして、
トップが毎月集まって研修をするグループ。
店長研修をはじめとして、数々の研修も展開。
いわば、スーパーマーケット学校のような存在。
AJS1 

さて、荒井伸也会長のご挨拶。
現状報告と、秀逸の持論の展開。

「昨年年末1週間の実績は、
AJS加盟スーパーマーケット企業トータルで、
100.3%だった。
天候が崩れたという条件を考えると、
結果は、良かった。

昨年通算で見ると、2月、6月のみ前年割れ。
あとは前年をクリア」

なかなかの健闘ぶり。

「現在、AJS のグランドデザインを描いている。
私たちの目指すものは、
第1に、良いマネジメント体制を確立すること。
第2は、良いお店、良いスーパーマーケットをつくること」

「商品面では、
小売業が仕様書発注でPBをつくると、
安くできるといった量に対する間違った信仰がある。
小売業の競争とメーカーの競争は、根本的に違う。
小売業の競争は半径2キロの範囲内において起こる。
その中で一番のシェアを取ることが、何よりも大切。
すなわち、地域一番店をつくること。
だから、強い生鮮食品と惣菜の店をつくる。
私たちは、その状態をつくりたい」

私が最近使う「イーチストア」の強さと同様の考え方。
賛成。

 

次は岡島正明農林水産省総合食料局局長の講演。
タイトルは『我が国の食料事情をめぐる状況について』
AJS2
国際的な食糧事情の変化を、
専門家のデータ、専門家の視点から展開。

世界人口の変化と農業生産の不安定化。
地球温暖化が世界の食糧生産に大きな影響を与えている。
バイオ燃料拡大が、これも食糧生産に影響を与えている。
世界の穀物の需要量と生産量はほぼ対応しているが、
期末在庫率は、「食糧危機」と言われた1970年代前半を下回る水準。
そこでわが日本、輸入食料の確保が難しくなる可能性あり。
食料調達に支障が生じるケースも出ている。
我が国の食料自給率は、主要先進国の中で最低水準。

「この国としてどうしていくのか」という問題提起。

さて、どうしたものか。

 

最後は、寺島実郎(財)日本総合研究所理事長の特別講演。
『2008年 世界の潮流と日本経済の行方』
私には、刺激的で、示唆に富んで、おもしろかった。
AJS3
大中華圏の経済力は、4兆3000億ドルで、既に、
日本に肩並べ、追い抜くところまで来ている。

さらに、イギリス・インド・シンガポール、そして豪州の
ユニオンジャックアロウが力を持っている。

そこに中東・ロシアのオイルマネー。

21世紀に入ってから、地球全体のGDPの成長率は3.5%だった。
世界は人類の歴史始まって以来の高成長、
世界でマイナス成長ゾーンはない。
世界貿易、すなわち物量経済は7%伸びた。
しかし、
金融経済は何と14%も伸びた。

「実態経済をはるかに上回る金融経済」

何か変だ

原油は99年2000円、07年8826円。
なぜ、日本でパニックになっていないのか。

1 通貨為替で半分は吸収
2 エネルギー利用効率の37%改善でパニック吸収
3 ガソリン税格差で吸収。
日本では、今、リッター100円のとき50.9%が税金。
アメリカの税率18.3%で、ガソリン税率低いから、値上がりが直撃。
ちなみに、ドイツ72.4%。

2008年に、パラダイム転換の予兆あり。
国内では、川上インフレ・川下デフレ。

その他、現在の世界経済の動向の謎ときが、
ふんだんに盛り込まれた講演。

残念ながら、時間切れ模様で、結論まで至らず。

最後の提案の一つは、
「日本では、定住人口は、減る。
しかし移動人口を、増やせばよい」という政策。

「国際間・国内間の移動によって、金融資産の在り方を変える」
というもの。

 

さて講演会の後は、懇親会。
私は、荒井会長と並んで、上座。
恐縮。

夜は、部屋で、いつものように、大議論大会。
夜は更けて、
私は、明朝の、ブログ書きのことを心配していた。

皆さんに、感謝。

<結城義晴>

 

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