結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年10月19日(火曜日)

テキサス・ニューヨーク・ロンドン・パリ旅行のエピローグはコンコード広場

帰ってきました、日本に。

今回は、疲れ切った。体は。
しかし、気持ちは、昂揚している。

なぜか。

いつものように、アメリカも良かった。
激変していて、その激変が、
アメリカのエネルギーを感じさせた。

しかしイギリスとフランスは、
ほんとうに行って良かった。

ついつい、楽をして、
「井の中の蛙」になってしまう。

毎日のルーチンの行動パターンの中に、
埋没してしまう。

それでは、絶対にいけない。
そのことを思い知った。

今朝は、7時起床。
まさに泥のように眠った。

朝陽が昇り始めたパリの景色。

メリディアン・モンパルナス24階の自室から。
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飛行機雲がふたつ。
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1時間後、街にオレンジ色の光が広がってきた。
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左側の高いビルは、パリッ子から不評のモンパルナス・タワー。

ホテルはメリディアン・モンパルナス。
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午後1時まで、自室で原稿書き。
担当編集者様、ほんとうにすみません。
ギリギリでした。

それから4時半まで、パリで初めての自由時間。
目的地はあったのだが、どうしても店に足が向いてしまう。

シンプリー・マーケット。
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フランス第2の小売企業オーシャン。
年商396億7100万ユーロ。
110円換算で、4兆3638億円。

ハイパマーケットを中心にした企業だが、
街中にスーパーマーケットのバナーを三つ持っている。
その中で、一番店数が多いのがこのタイプ。

それからモノプリ(MONOPRIX)
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フランス第3位の小売業で、
こちらはスーパーマーケットを中核にしたカジノ。
そのスーパーマーケット第1のバナーがカジノだが、
パリ市内にはこのモノプリも多い。

イギリスのテスコでいうところのテスコ・メトロというタイプに似ているが、
最近は洗練された都市型スーパーマーケットとなってきた。
注目のバナー。

それから地下鉄13号線と1号線を乗り継いで、
チュルリー駅へ。
店内に入って食事はしないが、
ちょっとだけ、鰻の野田岩を覗く。
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まだ営業していて、ひと安心。

野田岩は㈱商業界のそばに本店を持つ老舗。
故倉本長治主幹が愛用していて、
私も好きな店だった。
私が横浜に㈱商人舎オフィスを設立したら、
なんと偶然に、向かいのビルに野田岩が入っていた。

私にはなじみの深い店。
それがパリのルーブル美術館の脇にある。
パリに来たら、覗いてみて、ひと安心する。

その後、チュルリー公園を散策。
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人々がベンチに腰掛けて、くつろいでいる。
私もしばらく、寝そべるようにベンチに座って、
パリの空気を吸った。

「思えば遠くへ来たもんだ」
今日、横浜に帰る。

チュルリー公園は、ルーブルの前庭のようなところ。
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ユリウス・カエサルの像。
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カエサルはローマ帝国をつくっただけでなく、
ヨーロッパのグランドデザインを描いた。
EUはカエサルの構想に沿って誕生した。

2000年も前に、カエサルがデザインしたからこそ、
フランスもイギリスもドイツもイタリアも、
EUの統合に賛同した。

私も、歴史上の一人を上げよといわれれば、
「ユリウス・カエサル」と答えることにしている。

それからこのチュルリー公園の端にある小さな美術館へ。
オランジェリー・ミュージアム。
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建物の前に、ロダンの彫刻がある。
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こんな芸術品が、
野ざらしで置いてあって大丈夫なのかと、
心配になる。

オランジェリーは、クロード・モネの睡蓮が有名。
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360度の睡蓮の絵画。
それがふた部屋つづいている。

印象派に堪能し、
睡蓮を満喫することができる。

短時間の美術館訪問ならば、
オランジェリーがお薦め。
ルーブルやオルセーは重すぎるし、
時間がかかる。

オランジェリーから、
隣接するコンコード広場へ。
dscn9866-3.jpg

パリの最後はここ。
コンコード広場。
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この広場から凱旋門に向かって、
シャンゼリゼ通りが連なる。

1755年から「ルイ15世広場」と呼ばれていたが、
フランス革命の時に、
ルイ16世やマリー・アントワネットがギロチン処刑された場所。

現代のフランスが出発した広場。

私の旅も、コンコード広場で終わり。

その後、ホテルに帰って、トランクを取り出してから、
タクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ。
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JAL406便で11時間半。
ほんとうにお疲れ様でした。
皆さんありがとう。

レポートしなければならないテーマや材料は、
山ほどある。

今回は、なんとか、このブログにて、
報告・分析を試みたいと思っている。

従って、まだまだ、
つづきます。

よろしく。

今夜は、
ぐっすり眠ります。

おやすみなさい。

<結城義晴>

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