結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年05月17日(土曜日)

GMリコール制裁金35億円とベガス「スイカの売り方フォーマット論」

ゼネラル・モーターズのリコール問題。
GMは小型車コバルトなどで、
エアバッグ不作動の欠陥の事実を、
なんと10年以上も放置。

調査ではこの間、
少なくとも13人が事故死している。

GMは今年2月に、
やっと無償回収・修理を始めたが、
この放置問題に対して、
アメリカ運輸省の高速道路交通安全局が、
3500万ドルの民事制裁金を課した。
100円で換算すると35億円。

これは一度に課された制裁金としては、
過去最高。

2010年の大規模リコールでは、
日本のトヨタが都合3回、
合計約6600万ドルの制裁金を課された。

「企業の目的は顧客の創造である」
ピーター・ドラッカー。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

倉本長治。

リコール隠しは、
従業員の良心を痛める。

すなわち、
エンプロイー・サティスファクションからは、
ほど遠い行為だ。

もちろん、
カスタマー・サティスファクションとは、
正反対の行為である。

大いに制裁を受けるべきだ。

さて、ラスベガス滞在、
3日目の金曜日の朝。

フラミンゴホテル3階には、
会議室が並ぶ。
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その一部屋RINOⅡで、
結城義晴のセミナー。
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8時半から11時半までの3時間、
朝から集中して講義する。
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この日のテーマは経営戦略。
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私の持論であるフォーマットとポジショニング戦略、
コモディティとノンコモディティの商品整理を、
わかりやすく語る。
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従来のチェーンストア論では整理できない
アメリカの現象を、いかに、紐解くか。
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チェーンストアの現代化に必要な考え方を
丁寧に解説した。

その後、専用バスで視察。
まずウィンコ・フード。
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ファサードに掲げられているのは、
「従業員が所有する会社です」
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こんな小売業には、
リコール隠しなど起こらない。

だからウィンコは、
ウォルマートの100分の1の規模ながら、
ウォルマート以上に低価格を出して、
大健闘。
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アメリカのスーパーマーケット業態の、
フォーマット化現象の典型企業の一つ。

さらにスプラウツ・ファーマーズ・マーケット。
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昨年8月に株式上場し、
意気上がる同社が、
今年4月30日にオープンさせたばかりの新店。
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ずいぶんと営業臭くなったが、
それだけ商売の面では勉強になる。

隣はリカーショップのトータルワイン。
すばらしい!
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イオン・リカーの諸君は、
もう眼をつけているのだろうか。
二つの注目店舗、
近々に、商人舎magazineの、
Weekly商人舎・週刊特別企画で報告しよう。
昼には、商業施設がズラリ並ぶサンセット地区へ。

昼食はその中のIN-N-OUTバーガー。
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45個の注文を淡々とこなす。
実に美しいオペレーション。
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炭水化物ダイエット続行中の私は、
裏メニューのプロテインバーガーを注文。
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ハンバーグをバンズの代わりに
レタスで巻いたヘルシーバーガー。
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これがジューシーで美味しい。

この集積の中心は、
ギャラリア・アット・サンセット。
超大型のショッピングセンター。
いわゆるスーパーリージョナルセンター。

メイシーズ、JCペニー、
そしてコールズとディラードが、
核店舗として入る。

これにノードストロームでも揃えば、
全米百貨店総出演ということになる。

ファサードの前で恒例の記念写真。
いつものようにポーズを指揮。
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完璧なポージング。
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ラスベガスは今日、
なんと華氏99度。
摂氏37度。
体温より高い。

バスを待つのも日陰を選ぶほど。
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そしてウォールマート・スーパーセンター。
青果売場はウィーターメロンのプロモーション。
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青果部門の入口にまずプレゼン。
その奥のメイン売場にもメロンの平台が見える。
メイン売場では、
まずネット系メロン1ドル88セント、
ハニデューメロン2ドル48セント、
ウォーターメロン小3ドル48セント。
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続いて、
左の種無し4ドル98セント、
右の種ありの6ドル48セント。
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一番売りたいのが、
そして一番お買い得なのが、
入口の4ドル98セントもの。

実によく考えられた売場展開だ。

次は、コストコ。
メンバーシップホールセールクラブの雄。
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相変わらず絶好調で、
どこよりもお客が入っている。
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コストコのウォーターメロンは、
種なしで1個4ドル29セント。
そしてこの単品大量・大迫力売場。
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全部、スイカの1アイテム。

ウォルマートとは業態が異なり、
フォーマットが異なる。

それが異なれば、
売り方も変わるし、
価格も違ってくる。

しかし顧客は、
どちらの店も評価し、
納得している。

だから一人の顧客がどちらにも行く。

それがコンテスト型競争だ。

とにかく「価格が安ければいい」では、
ないのだ。

売り方はフォーマットに、
深く関連している。

なぜならフォーマットとは、
新しい売り方だから。

それがわからない人間は、
フォーマットなど学ぶ必要がないという。

商売を学べばいい、と。

しかしフォーマットこそ、
商売の方法の有力なセオリーの一つだ。

セオリーを理解しようとせず、
とにかく学ぶことを我流という。
ここには科学的態度が欠落している。

商売はサイエンスである。
同時にアートでもある。

故ジョー・アルバートソンの言葉。

我流も悪くはないが、
自分の仲間や上司、部下に、
どう、コミュニケーションするのだろう。

大抵は、
「わかるやつはわかる」の悪しき職人方式か、
「とにかく真似ろ」の体育会系根性方式になる。

つまり、ノン・マネジメントになる。

コストコでは店外入口で、
ホンダ・アコードを販売。
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これでもかと、
商売を展開するコストコ。

3日目最後の締めの視察店は、
トレーダー・ジョー。
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3店目のトレーダー・ジョーでは
ワインやソルト、トマトケチャップなど基礎商品、
さらにナッツ類、シェアバターのクリーム、
思いだせないくらい土産を購入。
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でも値段はまったく気にならない。
それがトレーダー・ジョーの魅力だ。

トレーダー・ジョーは、
トレーダー・ジョーのポジショニングを確立し、
その戦略行動が反映された、
トレーダー・ジョーのフォーマットとなっている。

ホテルに引き返してから、
夕食は事務局だけの打ち合わせ。
タクシーを飛ばして
日本料理店「稲葉」へ。
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これが実にいい店で、
すばらしい料理だった。
大満足でおなかいっぱい。

現地コーディネーターの五十嵐ゆう子さんと
トッパントラベルサービスの鈴木敏さん。
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今日も充実した一日だった。
しかし朝の3時間講義は疲れた。
華氏99度にも参った。

それでも、
フォーマットとポジショニング。
理解してもらえただろうか。

明日の朝は、
理解度テストが待っている。

科学的態度を期待し、
健闘を祈る。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年05月16日(金曜日)

ウォルマート第1四半期決算とラスベガス講義・調査・インタビュー

日経新聞『企業欄』、
フラッシュニュースの短い記事。
「カスタマー・コミュニケーションズ
ビッグデータ活用支援強化」

私が非常勤取締役を務めるFSPの会社。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。

「官民ファンドの産業革新機構などから
約5億円を調達」

調達先は、今のところ5社。
株式会社産業革新機構(能見 公一社長)、
株式会社プラネット(田上 正勝社長)、
株式会社博報堂プロダクツ(江花 昭彦社長)、
株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(大竹口 勝社長)、
株式会社インテック(滝澤 光樹社長)。

増資して、システム投資をし、態勢を大幅に整備し、
「ビッグデータの活用支援事業を強化する」。

本腰を入れて、
日本の顧客ID-POSの購買履歴データの活用を進め、
簡易分析サービスや販促支援を展開して、
業界の発展に貢献します。

よろしくお願いします。

さて、今日のDaily商人舎。
ウォルマート2014年第1四半期発表
「微増収」ながら大寒波の影響で「減益」
0.8%の微増収といっても、
年間に換算すると3兆4000億円にもなる。

ウォルマートは、
パーセンテージで論じてはいけない。
額で評価するべきだ。

粗利益率でモノを考えるのは二次的な分析として、
基本的には粗利益額を目標とすべきであるように。

さてラスベガス滞在2日目。

朝8時半に、レジデンス・イン・マリオットホテルを出発し、
フラミンゴホテルの会議室へ。

今日から最終日まで、
このフラミンゴホテルを拠点に活動する。

ストリップの中心に位置するラスベガスの定宿。

さて第1回の結城義晴のセミナー。
ベーシックコースでは毎朝、
2時間を超える講義を行う。
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9時から11時半まで、
アメリカ小売業視察の見方から、
視察企業の立ち位置までを解説。
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さらに世界商業の革新と経営数値との関連性、
商売の理念まで、一気にガイダンス。
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参加メンバーは今日と明日の2日間、
9チームに分かれて、
視察店の商品&価格調査を行い、
各社のMD戦略を研究する。
ベーシックコースの特徴の一つだ。
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その研究結果を最終日に発表し、
優秀チームを表彰する。

だからか、朝からみんな真剣なまなざし。
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講義の後、2日目の視察をスタート。
向かったのはホールフーズ・マーケット。
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ホールフーズではインタビュー。
マーケティング・スーパーバイザーのカールさん。
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店内入口でのインタビューには、
来店客が興味深そうに視線を送ってくるが、
カールさんの解説は30分以上にも及んだ。

心より感謝。
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昨日はホールフーズの食材を購入し、
調理して楽しんだが、
今日は商品調査。

ベーカリーのチーム。
どんな商品を調べるかが大事。
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フローズンフードのチーム。
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ミートのチームは商品選択に迷っている。
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そこでアドバイス。
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昼食はホールフーズのデリ。
昨日は素材などを調理をし、
今日はサービス・デリを実食して、学ぶ。
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私はケールとブロッコリのサラダと、
キャロット&トマトスープのヘルシーランチ。
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次に、セーフウェイ傘下のボンズ。
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セーフウェイはスーパーマーケット第2の企業。
しかしアルバートソンとの統合が決まり、
現場はどのような影響を受けているのか。
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お客はひどく少なく、
従業員にもまるで元気がない。
なにより、きれいに陳列された売場だが、
活気がなさすぎる。
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それでも各チームの真剣な商品調査は進む。
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3兆6000億円の年商のセーフウェイ。
店も従業員も可哀そうだ。
そんな感想を抱いてしまう。

一方、スーパーマーケット第1位クローガー、
そのネバダ州の傘下企業スミス。
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こちらは41四半期、
連続既存店売上げ増。
お客もよく入っている。

みんなの商品調査も慣れてきた。
デアリーのチーム。
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いろいろな質問を受ける。
そして現場でレクチャーする。

グロサリーのチーム。
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スミスと車で数分のトレーダー・ジョー。
独自のポジショニングで、
相変わらず大繁盛。

マーク店長のインタビュー。
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通訳は五十嵐ゆう子さん。

トレーダージョーのファンになったメンバー。
メモを取るのも真剣。
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参加者の質問にも丁寧に答えてくれた。
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マーク店長を囲んで記念撮影。
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別れ際、キャプテン・マークから、
「あなたは働き過ぎで疲れてるね」と一言。
そして固い握手。
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思わず苦笑い。

2日目最後の視察は
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
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今日のDaily商人舎でも、
この第1四半期の既存店売上高5%増。
絶好調振りを報道している。

もちろん、商品を調べるメンバーたち。
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5店目ともなると皆、慣れたもの。
チームでの調査が商人舎の特徴。

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チームワークの勉強にもなるし、
何よりスピーディ。

だから視察時間も有効に使うことができる。

2日目の視察を無事に終わった。
今日はラスベガスの暑さが堪えた。

夕食はストリップを散策しながら、
有志で韓国レストランへ。

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19時半だというのに、この明るさ。
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人込みをかき分けて、
街を楽しみながら
30分ほど歩く。
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そしてレストランでのビールと焼肉。
35人ほどでの会食となった。

乾杯は大村雅彦さん。
㈱マツモト執行役員商品部長。
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冷えたビールで乾杯。
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ボリュームたっぷりの焼肉に、
冷えたビール。

痛風を心配しつつ、楽しんだ。
いい食事会だった。

それにしても、
絶好調のホールフーズ、トレーダー・ジョー、
元気いっぱいのクローガー・スミスと、
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。

セーフウェイ・ボンズの落ち込みが、
余計にひどく感じる。

これがアメリカの競争だ。
そして日本も、競争に関しては、
同じトレンドの中にある。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年05月15日(木曜日)

ラスベガス視察初日は業態網羅とテイスティングの夕べ

長い長い一日だったので、
日本時間では昨日のことになってしまうが、
ユナイテッド838便で、
成田空港を飛び立ったのが、
14日16時45分。
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眼下の千葉県の水田が美しい。
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悪いたとえだが、
まるで洪水に襲われたよう。

こんな光景はアメリカやヨーロッパにはない。

すぐに九十九里浜が見えてくる。
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それから5時間ほど。
太平洋の真ん中。
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ちぎれ雲が大洋を覆う。

さらに雲が増して、一面、白世界。
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9時間ほどして、
北アメリカ大陸が見えてきた。
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飛行機雲が真上に伸びる。
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目を下に向けると、
サンフランシスコ郊外。
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ベイエリアは内海。
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その内海にかかるサンマテオ・ブリッジ。
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そしてサンフランシスコ国際空港に到着。
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初渡米者が多い第16回商人舎海外研修会組だが、
皆、元気にアメリカの地を踏む。
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入国手続きを済ませて
ラスベガス行に乗り換えるが、
私はその合間にも、
パソコンを開いて仕事のチェック。
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空港のビジネス環境は格段によくなっている。
Wi-Fi端末さえあればどこでも仕事ができる。
私にはとてもありがたい。

UA1263便に乗り込んで、
ラスベガスへ。
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ユナイテッド便の前を行くサウスウェスト機。
ブルーとレッドの特徴的な機体。
LCCとホスピタリティで名高い。

飛び上がるとサンフランの空港全景。
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そして再びベイエリアの全景。
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一番奥にサンフランシスコ・ダウンタウン。

シエラネバダ山脈には山頂に雪がかかる。
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広大な砂漠。
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そして見えてきました。
ラスベガス渓谷の都市。
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いちばん南側は開発されたばかりの住宅地。
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中心部に近づいても、
砂漠の中の街であることがわかる。
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そしてその中心街のストリップ。
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1時間半のフライトでラスベガスに到着。
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空港ではマリリン・モンローが出迎えてくれた。
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アメリカに着いた途端、やりました!
ヤンキースの田中将大投手。

ところはニューヨーク・シティフィールド。
同じニューヨークを本拠地とするメッツとの交流戦。
大リーグでの初完封。

見事。

開幕から無傷の6連勝。

不調ヤンキースの4連敗を、
ひとりで止めた。

アメリカの地を歩いていても、
鼻が高い。

一方、アメリカ食品産業でも経営統合の動き。

「ジェイコブズ・ダウ・エグバーツ」。
新会社が誕生して世界のコーヒーマーケットで、
15%シェアのトップ企業となる。

「ジェイコブズ」はコーヒーのブランドだが、
モンデリーズ・インターナショナル社が有する。
同社は米国菓子大手メーカーで、
チョコレートクッキー・オレオやクラッカー・リッツは、
日本でも有名。

「ダウ・エグバーツ」ブランドは、
オランダのDEマスター・ブレンダーズ社のもの。

両社が統合して、
2015年中の手続き完了予定。

現在トップのネスレのコーヒー市場占拠率は12%。
新会社はそれを抜いて、
年商70億ドル(約7000億円)を見積もる。

コーヒーの世界市場規模は、
販売量ベースで約810億ドル。
前年比5%の伸長率だが、
伸びるマーケットでM&Aが起こり、
上位企業の占拠率がさらに高まる。

このトレンドは、
アメリカチェーンストアでも変わらないし、
日本の産業全体の潮流でもある。

さて、ラスベガスに着いたら、
すぐに専用バスで視察店舗へ直行。

バスの中で最初の現地講義。
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向かったのはもちろん、
ウォルマート・スーパーセンター。
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2014年1月末期売上高4762億9400万ドル。
100円換算で47兆6294億円。
その伸び率1.5%。
純利益は160億2200万ドル、
1兆6022億円。
世界で1万0957店、
米国内では4838店を展開。
世界ナンバー1小売業。

そのウォルマートをけん引するのが、
最強のフォーマット「ウォルマートスーパーセンター」。

ラスベガスのアローヨ地区の繁盛店を最初に訪問。
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アシスタントマネジャーのジョッシュさんに、
インタビュー。
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通訳はJACの五十嵐ゆう子さん。

アローヨ地区に着任して3週間だが、
ラスベガス地区の店舗で15年勤務するベテラン。
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高校時代にウォルマートでアルバイトをし、
そのまま入社。
生粋のウォルマート・マン。

数値を見ながら丁寧に、
インタビューに応えてくれた。
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参加者もメモを取り、的確に質問。
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ジョッシュさんに感謝。
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アローヨ・ショッピングセンターには、
有力業態が配置されている。
ウォルマート・スーパーセンターに隣接し、
ホールセールクラブのサムズ・クラブ。
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ペッツマートやベビーザらス、
オフィスサプライ、ベスト・バイと、
専門カテゴリー業態を視察。

こちらはホーム・デポ。
ホームセンターナンバー1企業。
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食品産業に携わっていても、
アメリカに来たら業態を、
網羅してみなければならない。

そうでなければ、
競争の本質が見えてこない。
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ジョッシュさんがインタビューに応えている。
「衣料品はロス、ペットはペッツマート、
家電はベスト・バイと競争している。
サムズ・クラブとも競合関係にある。
ショッピングセンター内の専門業態がすべてライバルだ」

ホーム・ファッションのベッド&バス・ビヨンド。
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オフプライスストアのROSS。
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ラスベガスにしては、過ごしやすい気温。
だが、日差しは厳しい。
スモーキング組も日陰で一服。
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今回の研修会では初めて、
初日の夜にテイスティングを企画。

ホールフーズとトレーダージョーで、
PB食材を購入。
キッチンつきのホテルで、
実際に調理して味わってもらう。

両社のPBを実食して研究するのが、
狙いだ。

そのホールフーズ・マーケット。
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2013年9月期の売上高129億1700万ドル、
もう1兆2917億円にもなる。
伸び率は10.4%、既存店伸び率も6.6%。
純利益5億5100万ドル、551億円。
18.2%のプラス。
総店舗数も362店舗で、
まぎれもない大商圏型のチェーンストア。

自分達が食べる食材を購入するとなると、
店舗視察とは違う見方ができる。
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お客さまと同じように、
ショッピングを楽しむこともできる。
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そしてトレーダー・ジョー。
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売上高105億0000万ドル、
1兆0500億で16.6%増。
店舗数399店。

私も夕食を買い出し。
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メインディッシュやデザートなどの冷凍食品と、
赤ワイン、テーブルフラワーなどを、
ずいぶんと買った。

チェッカーが、
購入した冷凍食品用エコバッグに、
商品を丁寧に詰めてくれる。
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4人分総額で80ドルにもならない。
トレーダー・ジョーの価格は、
本当に魅力的だ。

宿泊は、レジデンス・イン・マリオットホテル。

事務局との今宵のディナーのために
私がテーブルセッティング。

真ん中のサラダボールには
ホールフーズとトレーダージョーのカットサラダを、
ミックス。
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テーブルフラワーは真紅のバラ。
4ドル99セント也。

赤ワイン2本、ビール6本パックを用意。
手前にあるのはハードタイプのチーズ。
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調理は、現地コーディネーターで主婦の五十嵐ゆう子さん。
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鍋ではホールフーズのフレッシュソーセージをボイル。
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サラダ、スモークサーモン、
ボイルドソーセージが前菜。
メイン料理は、冷凍食品のビーフシチュー、
シュリンプのハーブ焼き、
ブラックトリュフとマッシュルームのピザ。

冷凍ピラフ、冷凍チーズケーキ、
それにカットフルーツが残ったが、
満腹なので、明日の朝食にしよう。

お腹もひと段落したところで、
事務局スタッフとともに、各階各部屋を巡回。
みんな、どんなメニューで、
楽しんでいるのだろうと、
まずは、2階フロアへ。

エレベータを出ると、
廊下にはステーキの匂いが充満。
誘われて向かった先は、
ロピアチームの部屋。

特大のステーキを調理中。
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しかもテーブルの上には、
食べきれないほどの大量の料理。
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さらに冷凍庫はごらんの通り。
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調理台やダイニングテーブルにも、
山と積まれた料理の数々。
ロピアの人間は本当に、
よく買って、よく食べる。
食べて、味わい、判断する。
これは高木勇輔社長をはじめ経営幹部も同じ。
ロピア精神ともいうべきものだ。
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一方、男3人で行儀よくテーブルに着き、
食べたいものを食べられる量を購入し、
ディナーを楽しむチームもある。
これもまたよし。
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こちらのチームは、
五十嵐ゆう子さん推薦の食材を購入。
調理法がよくなかったせいで、
今一つだったビーフシチューも、
五十嵐さんが鍋でひと手間かけたら、
おいしくなったと大満足。
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スーパーマーケットは、
お客さまにメニュー提案するときに、
このひと手間の調理提案が大事になる。

トレーダー・ジョーのPBワインの美味しさに、
感動したチーム。
部屋着ですっかりくつろいでいる。
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キッチンつきホテルの醍醐味は、
このカジュアルさ。

こちらはなぜか大所帯で、
夕食を楽しんだチーム。
いろんな企業が集まり、
コミュニケーションするのもよし。
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ただ、これだけの人数。
あっという間に食べ尽くし、
お皿の数がもう少ない。

そこで、大量に食材を購入して、
食べ残しているロピアの部屋に押しかけようと、
号令をかける。

集まってきました、続々と。
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椅子にベッドに、床に座って、
皆が熱心に聞いてくれるから、
いつしか結城義晴の、
アメリカ小売業の講義になってしまう。
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最後は集まった全員で記念写真。
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ラスベガス視察初日はこうして無事に終了。
皆、元気にやっています。
皆、元気に食べて、味わい、研究しています。

明日からはさらにハードな研修が待っています。
彼らはそこで、
小売業のダイナミズムと楽しさを学びます。
だから派遣してくださった企業の皆様、
彼らの変貌をご期待ください。

結城義晴が約束します。

と、長い長い初日、
長い長いブログとなった。

つづきます。

〈結城義晴〉

2014年05月14日(水曜日)

大久保恒夫流「デニーズ復活」の原理とラスベガスへの出発

今日の日経MJ一面特集は、
「デニーズ復活 大久保レシピ」

うれしい特集だ。

デニーズは、セブン&アイ・フードシステムズの、
ファミリーレストラン業態。

大久保レシピの「大久保」は、
その社長の大久保恒夫さん。

イトーヨーカ堂に入社し、
業革プロジェクトで学び、
そこで実績を上げ、
コンサルタントに転職し、
次に経営者への華麗なる転身。
九州のドラッグ・イレブンを立て直し、
成城石井をV字改革させて、
一昨年から古巣セブン&アイ・ホールディングスに復帰。
持ち株会社の取締役に名を連ねつつ、
外食部門のセブン&アイ・フードシステムズを再建させている。

ご承知のように、二人のビッグショーをやったり、
商人舎USA研修会に帯同してくれたり、
親しい友人の大久保さんだが、
その仕事ぶりにはいつも感服。

どん底だった2009年2月期のフードシステムズの成績は、
30億円の営業損失。

それが大久保さんが復帰した2012年に黒字転換。
それから2年間、営業黒字で、
2015年2月期は15億円の営業利益となる。

日経MJ一面に、
「大久保流改革3カ条」が掲げられている。
第一、たくさん言わない。
第二、難しいことを言わない。
第三、指示を出したら言い続ける。

素晴らしい。

最近は私も、
2週間に一度はデニーズを利用する。
そうすると、金曜・土曜・日曜の夕方など、
ウェイティングさせられる。

この20年ほど、ファミリーレストランで、
そんな光景を見たことがない。

大久保改革が効果を発揮してきた。

その大久保さん、
「高質レストラン」を標榜する。
日経MJ15面では、
「中の上より少し上を狙う」と表現されている。

「中の上より少し上」はセグメンテーション。
ここを「狙う」のがターゲティング。
そしてそのポジショニングのために、
第一に「挨拶」の励行。
第二にメニューと味の刷新。

もちろんその前提に、
店舗・厨房のクレンリネスがある。

つまり商品のクォリティと、
フレンドリーサービスと、
クレンリネス。

フードサービス業のQSCといわれる。
Quality
Service
Cleanlines
s

そのマネジメントレベルを上げるために、
大久保流三カ条がある。

結城義晴はなんて、
形式ばった整理をするのだろう。

大久保さんの爪の垢を煎じて飲まねばならない。

料理は美味しくなったし、
楽しい空間にもなった。
何よりも、一番感じのいい店になった。

しかし、ひとつだけ注文。

デニーズのワイン、
なんとかしてほしい。

成城石井のワインを、
あれほどのレベルにした大久保さん、
なにかしら手は打っているのだろうけれど。

その面ではサイゼリヤは、いい。

さて、今朝は、一番で、YCATへ。
横浜シティエアーターミナル。

そこからリムジンバスで成田へ。
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今朝の横浜港はかすんでいる。

それでも心ウキウキ。
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成田空港第2ターミナル。
ユナイテッド航空838便。

チケットの手続きを済ませると、
ミーティングルームに集合。

第16回商人舎海外研修会
私たちもアメリカ小売業のQSCを学ぶ。
STPマーケティングとポジショニング戦略を習得し、
マネジメントレベルの向上に役立てる。

まずひとりずつ参加者の紹介。

それから結城義晴の短いガイダンス。
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Basicコースの趣旨、
ラスベガスへ行く理由と目的、
この研修会の特徴、
そして学び方、楽しみ方。
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短くとも、レクチャーには力が入る。
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1時間でも2時間でも語りたくなるが、
そこはぐっと抑えて、最初の動機づけ。

それから渡航手続き等の確認。

そして出発ロビーに降りる。
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メルセデス・ベンツが展示されている。
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この838便で、サンフランシスコ経由、
ラスベガス。
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全員で並んで、
いつものように指揮を執る。
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そして写真。
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では、行ってきます。

あとはよろしく。

〈結城義晴〉

2014年05月13日(火曜日)

「成城石井売却」ニュースと「外で待っているもの」

日経新聞の一面に、
「成城石井買収」の見出し記事。

実際は「成城石井売却」の話。

いい加減にしてほしいところだ。

原昭彦社長をはじめとして、
幹部や社員・従業員3429名は、
どんな思いをしているのだろうか。

現在は、丸の内キャピタルが所有している。
三菱商事系投資ファンド。

2011年までは、
現レインズインターナショナルの傘下にあった。

その丸の内キャピタルが、
400億円超で買収し、
今秋にも500億円ほどで売却する。

昨日の5月12日締切で、
買い手を探していたが、
ローソンや三越伊勢丹ホールディングス、
そしてイオンなどが意向を示した。

成城石井は現在、
首都圏・中部・関西に店舗網を広げ、
直営店95店、フランチャイズ店15店、
合計三桁の110店を展開。
ちょっと古いデータだが、
2012年12月期売上高518億円、
そして営業利益31億円。

同社には、
「成城石井 BASIC」
という経営理念がある。
その真っ先に来る「信条」。
いわゆるクレド。

成城石井は
日本の豊かな食文化を育てる会社です
仕事を通して人を育てる会社です
従業員と家族を大切にする会社です
明るく優しい社会の実現を願う会社です
お取引先様との共存共栄を実行する会社です
株主、投資家の期待に応える会社です
小売業、流通業全体の発展に協力する会社です

素晴らしい。

しかしどうも株主の期待に応えるばかりで、
従業員と家族に
心配をかける会社になっている感じだ。

その大株主さん、
成城石井 BASICを読み直してください。

お願いします。

さて、昨日から、
商人舎MagazineのDailyNewsを、
全部自分で書いている。

昨日はワールドニュースで、
ウォルマートとアマゾンのEコマース競争。

今日は、ジャパンニュースで、
ヤオコー2013年度決算分析。

どちらも次にニュースが投稿されるまで、
公開されているが、
どうしても辛口になってくる。
あるいは期待しているだけに注文が多くなる。

ご容赦願いたい。

毎日更新宣言ブログは結城義晴の行動日誌、
Daily Newsは結城義晴の専門分析。

さらに月刊『商人舎』やWeekly商人舎は、
徹底的な特集や特別企画。
こちらは有料。

商人舎のアメリカ研修などに参加する人たちは、
月刊『商人舎』や商人舎magazineを読んでおくと、
学習効果は絶大になるし、
まあ、結城義晴の生き方を知ることができる。

決して、器用な生き方ではないけれど。

さて日経の企業欄『ニュース一言』で、
味の素の伊藤雅俊社長が一言。
「消費増税前の駆け込み消費の反動減は
最小限に食い止められた」。

うれしい一言だ。

「小売店と協力し、早くから
売り場作りなどを展開したおかげだ」。

製販の協力態勢が、功を奏した。

「米や生鮮食材と組み合わせたメニュー提案など、
家庭内在庫の消費喚起が功を奏した」
つまりはクロス・マーチャンダイジング。

ていねいに丁寧に、
くりかえし繰り返し、
場所を変えて、
プレゼンを変えて、
訴え続ける。

時期が来ると、
それが爆発する。

伊藤さんの予測。
「6月には前年並みに回復するだろう」。

その6月中旬には、
昨日発表された攻撃的メンバーで、
ブラジルFIFAワールドカップ。

日本の梅雨もなんのその、
売上げ好調といきたいところだ。

最後に『ほぼ日』の糸井重里さん
アイデアの話を続ける。

行き詰まっているプロジェクト。
みんなが一所懸命に考えている。
そして迷いつつ結論を出す。

「それを出すしか仕方ないので出してみる」

しかしそんな場合は、たいてい、
「その仕事の範囲だけで
『答え』を探していることが多い」と糸井。

つまりは、考えが「閉じこもっている」。

解決するには、
「開くしかない」

開くとは、「考えの通気性をよくすること」だ。
「外と、行き来できる穴を開けること」だ。

ただし、「外が空っぽだった場合」。
「開いたはずの穴は、再度閉じてしまう」。

「外が空っぽな空間なのか」
それとも、
「外にいろんなおもしろいものが、
手を組もうとして待っていてくれるのか」。

ここに「大きな分岐点」がある。

そして糸井重里のアイディアに関する結論。

「仕事の外に、
たくさんの『待っているもの』が
あるときに生まれる。

その『待っているもの』とは、
じぶんがじぶんの頭で
『考えたことのあること』だ」

「仕事でもないのに、
さんざん考えたことが、
仕事の外側で、
くっつこうとして待っていてくれる」

成城石井の原昭彦さん、
3429人の幹部・従業員の皆さん。

外で「待っているもの」が、
きっと、たくさん、ある。

自分で自分の仕事を切り拓こう。
自分たちの頭で考え抜こう。
それが投資家たちが言う、
「企業価値」を上げることだ。

そして企業価値を上げることができる人たちこそ、
日本の豊かな食文化を育て、
仕事を通して人を育て、
従業員と家族を大切にし、
明るく優しい社会の実現を願い、
お取引先様との共存共栄を実行し、
小売業、流通業全体の発展に
協力することができる。

へこたれず、頑張れ!

〈結城義晴〉

2014年05月12日(月曜日)

カスミの店長権限拡大と小濵裕正会長「現場従業員の声を聞け」

Everybody! Good Monday
[2014vol19]

2014年第20週。
ああ、もう52分の20。
ということは26分の10、
すなわち13分の5。
38.5%で約4割。

5月も第2週日曜日の母の日が終って、
第3週。

1年で一番いい季節です。

月刊『商人舎』5月号発刊。
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昨年の5月号が創刊号だから、
2年目に入ったことになります。

なんとか発刊し続けることができました。
数々の話題を提供し、
トレンドをつくることもできました。

心から感謝いたします。

2年目に入って、
これからが本番です。
私自身、まだまだ、
働きが足りないと感じています。

まだまだ、さらにいっそう、
雑誌に打ち込みます。

よろしくお願いします。

さてこの間、海外企業特集を三度。
昨2013年6月号でトレーダー・ジョー
7月号でホールフーズ、
そして11月号でメルカドーナ。

今回は、イギリスのテスコ特集。

その目次。

特集 TESCO顧客伝説
世界最大スーパーマーケットのカスタマー戦略物語

Message of May
顧客に聴け!       

Legend Retailer
ひとつの柱と四つの強み

結城義晴

TESCO 企業概要
イギリス発巨大小売企業の経営数値推移と発展略史

中興の祖テリー・リーヒー10の経営哲学
デロイトトーマツコンサルティング㈱パートナー 矢矧晴彦

ジェイソン・フィンチ店長Interview
テスコ一筋31年、大繁盛Colney Hatch Extra大型店の仕切り方

4 Formats of Tesco
Extra storeからExpress storeまでの
マルチ・フォーマット戦略を俯瞰する
Colney Hatch Extra store
Kensington Superstore
Goodge Street Metro store
South Kensington Express store

web版の商人舎Magazineには、
さらに追加記事。

ビル・バーチ店長が語る
「セインズベリー市場攻略戦略」

ウェイトローズ
Canary Wharf店の「アンビアンスセクション」

特別企画
再びMERCADONAの奇跡 
ジョアン・ジリ広報ディレクター・ロングロングインタビュー

最新店舗MERCADONA ànecblau店 

結城義晴のBlog [毎日更新宣言] Review
正直であることは忘れないでほしい。

今月号も自信作です。
これからの講演など、
イントロダクションでお話しします。
テスコとメルカドーナの素晴らしさ。

まだまだ、海外企業特集、
やりたいものです。
ご期待ください。

さて、一昨日から微熱。
ずっと寝たきりだったが、
なんとか回復。

温かい土日曜に病い。
昔からこの傾向があった。

あたたかや今日も生命をたまはりぬ
〈朝日俳壇 奈良市・吉田淳〉

今週の私のスケジュール。

今日と明日は、
横浜商人舎オフィス。

オフィスにいると、
朝一番で、来客。
㈱MESファシリティの前田仁さんと、
JTBの小阪裕介さん。

6月と11月の海外視察研修の打ち合わせ。
よろしくお願いします。
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そして昼食は裏の魚盛。
いつも満足。

手造りのコロッケ旨き裏町の
肉屋のおばさん今も健在
〈日経歌壇 浜松・鈴木れい子〉

今週水曜日からは、
アメリカ・ラスベガス。
商人舎USA研修会Basicコース。

来週まで。
楽しみです。

一番いい季節の日本を離れ、
一年中いい季節のラスベガスへ。

一年中いい季節よりも、
一番いい季節のほうが、
いい。

不思議だが。

それでも一番いい季節の国から、
一年中いい季節の地へ。

贅沢な幸せ。

さて今日の日経MJ〈フード〉欄。
「カスミ、店長権限を拡大」の記事。

「これまで各店舗が
独自のPOPを掲示したり、
総菜など店内調理品を
開発したりする場合は、
本部の承認を受ける必要があった」

「今後は、原則的に
店長の判断でできるようにし、
本部は支援する立場になる」

小濵裕正会長がコメントする。
「本部とのやりとりなどから
店長を解放しなければいけない。
店長には、『本部の声を聞く暇があるなら、
現場の従業員の声を聞け』
と言っている」

その根拠は、
「生き残りには
地域のファンづくりが欠かせない」

もちろんカスミは、
イオンの持ち分法適用会社だ。
だからチェーンオペレーションの部分も、
出来上がっている。

そのイオンも、
特にイオンリテールでは、
店ごとにポジショニング戦略を、
確立しようとしている。

だからカスミも、
標準化はもう当たり前のこととして、
その上で、店ごとに、
「それぞれの地域のカスミ」になる。

「画一的、標準的な取り組みをやめることで、
店舗の従業員らが新たな発想を出し合って
店をつくってほしい」

アメリカのチェーンストアでは、
standardizationはもう、当たり前だ。
だから殊更にそれを強調することはない。

日本人が質問する。
「どのくらい標準化が進んでいますか。
どのくらい店の判断できめていますか」

アメリカの店長が答える。
「全部、私の判断でやっている」

しかし店舗には、明らかに、
そのチェーンストアの標準がある。

トレーダー・ジョーも、
ホールフーズも、
HEバットも。

標準化とは、たとえて言えば、
パソコンの扱いのようなもの。

パソコンは標準化されていなければ、動かない。
標準化された手順を踏まなければ、
動きもしないし、便利にも使えない。

しかし、パーソナル・コンピュータと言う如く、
自分仕様で使いこなす。

チェーンオペレーションの標準化が進めば、
あとは個店仕様に徹するばかりだ。

カスミも、
そのレベルになってきたのかと、
私は思う。

全店が自社の標準を、
完璧にマスターしたうえで、
独自の店づくり、売場づくりをする。

それでもその企業らしさに満ち溢れている。
それが多店化する小売業の在り方だ。

そんな競争の段階に入ってきた。

この理屈は理解しなければならない。

もちろん「標準化」と言っても、
企業ごとにその尺度は違っていい。

そんなことを知るには、
アメリカを見ることが役に立つ。

ギリギリで病を食い止め、
水曜日から、私はラスベガス。

皆さんも、頑張ってください。

では、月曜日は、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年05月11日(日曜日)

ジジとお父さんの微熱[日曜版2014vol19]

ジジです。
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そとはいい天気。
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光がまぶしい。
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母の日です。
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ボクのかあさんは、
ミント。
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まっしろで、
うつくしい。

うまれたばかりのころ、
とってもかわいがってくれた。
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かあさん、
ありがとう。
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いまは、べつべつに、
くらしています。
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それにしても、
そとはいい天気。
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お花が、さいています。
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こちらも元気そう。
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でもユウキヨシハルのおとうさん、
ねてる。
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ビネツおじさん。
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熱はさがってきたけれど、
ちょっと、つかれたみたい。
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そんなときには、
おみずをたくさん、
のむのがいい。
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それから、これをのむ。
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サプリメント。

そして、ひたすら、
ねます。
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ボクもいっしょに、ねる。
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ぐっすり、ねる。
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きもちいい。
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なにも、しない。
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そうして、
おきる。
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また、
おみずをのんで、
ねる。
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こうして、
おとうさんは、
なおします。
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はやく、げんきになってくださいね。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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