結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年06月23日(月曜日)

AKB48の総選挙と小売サービス業の「マス・カスタマイゼ―ション」

Everybody! Good Monday!
[2014vol25]

2014年第26週、
6月の第4週です。

商人舎magazineの
週間日替り企画。
月曜朝一・今週の販促企画。

梅雨とワールドカップがテーマ。
それから早くも過熱化する中元商戦。

「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負
去年も、今年も、
ずっと大事なスローガン。

それにしても、
今週水曜日早朝の、
ジャパン対コロンビア戦。

ワクワクしながら、
ドキドキ。

なぜか日の丸を背負ったアスリートには、
共感が湧きあがる。

自分ができないことを、
やり遂げてくれるからだろう。

サムライ・ジャパンと呼ばれたりするが、
至って、現代っ子。

何度も言おう。

もっと楽しめ。
本田圭佑、香川真司。

君たちの精神の躍動が、
私は見たい。

さて私の今週。
今日はレジュメやテキストづくり。
夕方から、森永乳業会長の大野晃さんと会食。

長い長い付き合いです。

明日は、午後から、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱の、
株主総会。

よろしくお願いします。

明後日水曜日、
朝の新幹線で大阪・堺へ。

万代ドライデイリー会の総会。
私は中国報告の講演。

そして木曜・金曜は、
月刊『商人舎』7月号の入稿。

これがハードワーク。

土曜・日曜も、
原稿書きと入稿の、
Hard work。

しかし実に充実した日々。

そして来週を迎え、
そのハードワークは続く。

来週後半から、
アメリカ。

7月は二度、アメリカを訪れる。

さて、日経新聞『ニュースでまとめ読み』。
「池上彰の大岡山通信」
大岡山は東京工大のキャンパスがあるところ。
池上さんはこの大学院の教授。

今日は「AKBの選抜総選挙」を取り上げた。

毎年恒例AKB48の選抜総選挙。

次の新曲を中心になって歌うメンバーを、
ファンの投票で選ぶ。

この方式を池上さんは、
「日本古来の『タニマチ』文化の応用」と分析する。
相撲界の隠語で、相撲取りのひいき客のこと。

私の言い方ならば、
ロイヤルカスタマー

「好きな力士に横綱になってもらいたいから応援する。
大好きな人のために大量の票を集中させる」

夜の銀座の商法でもある。
馴染みのクラブホステスから頼まれる。
「ライバルのあの娘に負けたくないの。
売り上げナンバーワンになるために協力して」

さらにこの「総選挙」は、新しいトレンドを内包している。
「マスマーケットから個マーケットの深化」。

これもマスマーケティングから、
ワン・トゥ・ワン・マーケティングへ。

「不特定多数の消費者を対象にするのではなく、
一部の優良客を囲い込んで、継続的に販売していく」

これもロイヤルカスタマーの考え方。

かつては、美空ひばりや山口百恵など、
国民的人気を誇る歌手が、
大量のレコード・CDを、
ひとりで売り上げていた。

つまりマス・マーチャンダイジングの、
マス・セールス。

しかし今、
「趣向が多様化し、
昔のようなマスマーケットは消滅」。

だから少数の熱心なファンに、
大量に買ってもらえばいい。

今回1位になった「まゆゆ」こと渡辺麻友。
15万を超える票を獲得。
しかしこれは15万人が投票したわけではない。

ひとりでCDを何枚も買ってくれた人たちが、
まゆゆをトップに押し上げた。

池上さんは「個マーケットの深化」という。

これを私は、
「マス・カスタマイゼ―ション」という。

しかもAKBメンバーは、
多数の芸能プロダクションに別々に所属している。
AKB全体の人気が高まれば、
各々のプロダクションの利益も増える。

これはAKBがお店で、
プロダクションはメーカー・問屋で、
店の人気が上がれば、
みんなが潤うことと同じ。

小売業と製造業、卸売業の、
ウィン・ウィンの関係と全く同じ。

だから、みんなで総選挙を盛り上げる。
だから、みんなでユニークな店を盛り上げる。

それが、アウトスタンディングな、
ポジショニング戦略。

小売業やサービス業は、
毎日が、AKBの総選挙。

みなさん、今週も、
ロイヤルカスタマーを増やそう。

では、月曜日は、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年06月22日(日曜日)

ジジと夏至の翌日のひととき[日曜版2014vol25]

ジジです。
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きのうは夏至。
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ひるまが、
いちばんながい日。
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きょうは、ちょっと、
雨空だったけど。
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ボクはソファにあがって・・・。
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そとの光をかんじています。
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雨があがって、
ベランダもイキイキ。
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白い花。
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サンパチェンス。

赤い花。
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これもサンパチェンス。

ながいながい一日。
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お花も、うれしそう。

マリーゴールド。
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マーガレット。
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チョコレート・コスモス。
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スモーク・ツリー。
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夏至がすぎて、
梅雨がおわると、
あついあつい夏本番です。
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ジャスミン。
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もう散りはじめています。
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でも、ボクは、
おうちのなかで、
これがすき。
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ときどき、みています。
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ワールドカップ・サッカー。
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どの国もすきです。
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ほかのものも、ボク、
テレビでみます。
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ユウキヨシハルのおとうさん。
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きょうは、ずっと、
うちにいます。
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こんなこと、しながら。
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へいおんな一日。
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ボクはそれが、
すきです。
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いい日です。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年06月21日(土曜日)

GDPがウォルマート年商の1割のコスタリカにPBをプレゼントしよう

今日は2014年の夏至。
昼間が1年で一番長い日。

毎年書いている気がするが、
それだけで得した気分になる。

ありがたい。

その昼間が長い日にも、
FIFAワールドカップ観戦。

グループリーグは3試合だが、
その2ゲームが終わり、
決勝トーナメントへの出場チームが、
見えてきた。

死の組グループDでは、
コスタリカがイタリアに勝って、
早々と決勝に進出を決めた。
「歴史をつくった」
監督のホルヘ・ルイス・ピント。

その結果、
サッカー発祥の地イングランドが、
敗退決定。

残ったチームが、
イタリアとウルグアイ。

いずれも優勝候補。

コスタリカは中米の小国。
人口は480万人、
2013年GDPは496億ドル。

人口はウォルマートの従業員数の約2倍で、
GDPがウォルマートの年商の10分の1。

国民の熱狂もさぞかしのことと思うし、
こういった国に優勝でもさせたいもんだ。

しかし今年6月3日の国際親善試合で、
日本はそのコスタリカに3対1で勝っている。

もちろん練習試合。

日本も親善試合のコスタリカ戦を思い出して、
頑張ってほしいものだ。

その日本のグループリーグ最終戦は、
来週水曜日の早朝。

神でも仏でも、
何でもいいから祈りたい。

さて日経新聞夕刊の一面トップ記事。
「株主総会、お土産やめます」

記事はいきなり、
「良品計画や吉野家ホールディングス、
ココスジャパンが今年から配布をとりやめた」とくる。

「事前に送る総会招集通知で、
お土産を配らないと記した3月期企業は、
59社と前年に比べ4割増えた」

目的は「経費節減」だけではない。
「総会に出席する株主としない株主の扱いを
等しくしたいとする狙い」。

海外投資家の持ち株比率が上昇しているからだ。

日経Web刊では、
「世界の株式、日本が上昇率首位」。

16~20日の世界25カ国・地域の株式市場。
日経平均株価が上昇率トップ。

株価指数週間騰落率で、
日本は1.67%の上昇率で第1位。
2位は南アフリカで1.16%。
3位がアメリカで1.02%。

1%以上はこの3国。

これでまた日本株の人気が上がるが、
2014年2月期末で外国人持ち株比率は47.9%。

だから株主総会で、自社商品を配らない。
「株主の平等性を重視した」のが良品計画。

一方、「ソニーの今年の総会出席者数は4662人と半減」。
吉野家もココスも出席者数前年比で3分の1。

吉野家は牛丼並盛り2杯分の食事券、
ココスは1000円相当の食事券。

それをやめた。

東京証券取引所などによると、
今年3月末の個人株主数は4575万人。

「あらかじめ『お土産なし』を、
招集通知に載せ、
株主に理解を求める動きが広がっている」。

しかし私は、
この平等主義に反対。
コスト削減策にも大いに反対。

プライベートブランドや自社の食事券進呈は、
これ以上ない株主教育。

総会に参加してくれた株主だけではない。
記者会見に参加してくれたマスコミや、
地域行事に参加してくれて市民。

どんどん、プライべートブランドを配るべきだ。
小売業もフードサービス業も。

そして、ご意見を頂戴する。

顧客参加型経営こそ、
これからの時代をつくる。

優勝したら、
コスタリカ国民にプライベートブランドを、
プレゼントしてもらいたいくらいだ。

プライベートブランドで社会貢献をする。
小売業やサービス業の特権である。

中小企業でも、
それは可能だ。

私も必ず、商人舎の雑誌や本を、
もっていってプレゼントする。

それがポジショニング戦略である。

それではみなさん、良い週末を。
そして良い水曜日を迎えましょう。

〈結城義晴〉

2014年06月20日(金曜日)

ワクワクドキドキ・ハワイ・ビギナーズコースとジャパンよ! 楽しめ!

FIFAワールドカップ・ブラジル。
日本代表の第2戦ギリシャ戦。

残念ながら、スコアレス・ドロー。
つまり0対0の引き分け。

「終った!」

そんな感じ。

何よりも、選手が、
仕事を楽しんでいなかった。

疲れたサラリーマンの様だった。

前半38分に、
ギリシャのカツラニス選手が、
イエローカード2枚で退場。
相手が10人に減ってからも、
焦りばかりで、
足も体も動いていなかった。

サッカーの一流国になるには、
まだまだ時間がかかる。

前回の南アフリカ大会で優勝したスペインが、
2戦連続敗戦で予選敗退が決定。

イングランドも2敗して、
予選リーグで帰国する。

スペインもイングランドも、
負け方がよくない。

日本も同様。

最後のコロンビア戦。
代表選手たちに、
日本を代表して楽しんでほしい。

特に本田圭佑君と香川真司君。
君たちが楽しむ姿を見たい。
それが僕たちの望みだ。

ただし、ワールドカップは、
日本代表だけを見ていてもつまらない。

それ以外の国々のプレイヤー。
その躍動をこの目で拝むことができる。

ありがたや。
ありがたや。

さて、商人舎公式ホームページ上段、
商人舎新企画、緊急募集。
ハワイ小売視察研修ツアー
ビギナーズコース。

今年9月4日から8日までの、
3泊5日短期集中コース。

もちろん結城義晴が、
現地指導します。

ラスベガスのBasicコースは、
特訓合宿スタイル。毎年5月。
南部東部のSpecialコースは、
戦略の立案・考察スタイル。10月。

このハワイ・ビギナーズコースは、
ワクワクドキドキ・スタイル。
9月初めに開催。

もちろんハワイでも、
ウォルマートやホールフーズを、
楽しみつつ学ぶことはできる。

新入社員、来春採用者、
優秀パートタイマー。
メーカーや卸売業の人々、
まだ一度も米国小売業を体験したことがない人。

結城義晴がやさしく手ほどきします。
もちろん帰国時は、
全員やる気満々。

商人舎新企画。
是非、ご検討ください。

短期間&割安料金が特徴。
23万8000円也。

さて、商人舎magazineサイトの、
Daily商人舎。
昨日のワールドニュースは、
白物家電の王者だったシアーズが、
ホームセンターのロウズに抜かれて、
第2位に落ちたという内容。

アメリカでも、
「ホワイト・グッズ・ビジネス」という。

シアーズは白物家電分野で、
「ケンモア」というプライベートブランドを持つ。

100年続く老舗ブランド。
それが衰退し、崩壊に向かう。

第2位に落ちただけだが、
「TWICE」誌編集長スティーブ・スミスは、
手厳しい。

ポジショニングを失うことの恐ろしさ、
以って自戒とすべし。

今日のDaily商人舎は、
ジャパン・ニュース。
コンビニとスーパーマーケットの5月の成績。
消費増税後、2カ月目は回復基調にある。

しかし、どちらの業態も非食品が減り続けている。
減っているものを増やせというのではない。

それぞれの企業ごとに、
戦略を明確にしていく必要がある。

スーパーマーケット全体で、
非商品の売上構成比は7.6%。
売場面積構成比は、
もっともっと大きい。

この先は自社、自店で、
計算してもらいたい。

粗利益構成比はいくらで、
営業利益構成比はいくらか。

それらと売場面積構成比を比べてみよう。

非食品の扱いを全面刷新するのか、
このまま縮小していくのか、
それとも神奈川のロピアのように、
まったく扱わない方針にするのか。

それぞれに自分の戦略を、
再検討してもらいたい。
そのための三協会の販売統計だ。

もうひとつ商人舎Magazine。
Weekly商人舎に、
週刊特別企画。

3カ月前からの「マーケティング企画」づくり
9月「敬老の日」企画

金田正裕さん発、
資料をふんだんに使った記事。

販促企画を、
マーケティング企画にしよう。

そんな趣旨。

IDをもっている人しか読めないが、
ご容赦あれ。

さて週末の金曜日、
横浜商人舎オフィス。

夕方、電通の面々が、
訪ねてくれた。
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右から、戸井靖之さん、
ショッパーズマーケティング部長。
駒込雅史さん、
プロモーション事業局専任局次長。
そして、三浦啓子さん、
ショッパーズ・マーケティング部、
マーケティング・スーパーバイザー。

電通は7月にまた、
組織を変える。

そうしてマーケットに対応する。

社員、役員の柔軟性が、
電通の強みだが、
それがマーケットの変化に、
直結している。

今日の話題は、
オムニチャネルやO2O、
FSPやCRM、そして、
ショッパーズマーケティング。
さらに商品コード問題。

イオンやセブン&アイ・ホールディングス、
ウォルマートやテスコ、クローガー、
メイシーズにアマゾン・ドットコム。

話題は世界中を乱れ飛び、
情報は行きつ戻りつしつつも、
最新のトレンドが徐々に明らかになってゆく。

私にとっては、
楽しい時間。

仕事は楽しまねばいけない。

ハワイのビギナーズコース。
仕事を楽しむための新企画です。

私自身も。

ではみなさん、
充実した週末を。

〈結城義晴〉

2014年06月19日(木曜日)

イオンビジネススクール基調講演と「消費陣形4・2・4」の是非

今日は海浜幕張へ。
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イオンビジネススクール合同入学式
イオンタワー3階ホールには、
全国から319名の受講者が集まった。
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今年は志願者が多く、
選抜された優秀な参加者ばかり。

まず、イオンリテール㈱社長の梅本和典さん。
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朝からの会議を抜け出して、
1時間の講演。

「ビジネススクール受講生に期待する」
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私も一番後ろの席で聴かせてもらった。

実に率直なトップの姿勢が出ていたし、
梅本さんがずいぶんの、
読書家であることも、
勉強家であることも、
努力家であることも、
よくわかった。

受講生は全員が、
身を乗り出して聞いていた。

そのあと、30分の休憩があって、
結城義晴の紹介。
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私の基調講演テーマは、
「商業基幹産業化と知識商人の役割」
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商業の基本理念と、
倉本長治の『商売十訓』、
ドラッカー・マネジメント本質。
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商人の原点の話ばかりした。
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それから「賢者は歴史に学ぶ」で、
商業近代化の歴史、
顧客満足と従業員満足の両立、
知識商人の役割などを語った。
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21世紀の商業基幹産業化は、
知識商人によって成し遂げられる。
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イオンピープルに向かって、
私なりのエールを贈った。
語るほどに、
受講者の目がどんどん輝いてきた。
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10分オーバーして100分間の講義。
ご清聴を、感謝したい。

終了後、イオン歴史館を訪問。
イオンタワー2階にある。

案内してくれたのは、
イオンビジネススクール担当の細田昌幸さん。
イオンリテール㈱人材育成部部長。
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講演後の帰りは心地よい疲労と満足感。
梅雨とは思えない晴天のもと、
急ぎ、横浜の商人舎オフィスへ。
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オフィスで打ち合わせ後、会食。
そのお相手は、
久恒整さんと猪俣信吾さん(左)。
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久恒さんは1worldsyncの、
ビジネスデベロップメントマネジャー。
㈱BOSENの代表でもある。
猪俣さんはWebサイトアナリストで、
デジタルビジネスコンサルタント。
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2人との話は実に有意義だった。
日本の流通業のインフラにイノベーションを。

そんな話で大いに盛り上がった。

月刊『商人舎』で企画する予定。
乞うご期待。

さて日経Web刊。
『ニュースこう読む』
「増税後、消費の陣形は4・2・4」
流通サービスの専門家・中村直文編集委員が語る。

「4月の消費税率のアップ後、
個人消費は『4・2・4』の陣形になっている」

出だしが面白い。

「少しランク上の商品を購入する層が4割、
何も変えないのが2割、
節約志向をさらに推し進めるのが4割」
国内消費階層が三つに分かれてきた。

電通総研消費研究部の袖川芳之さんの指摘。

「もはや日本は1つの消費マーケットとして、
とらえてはいけない」
これが袖川さんの主張。

成熟社会は、
ひとつの消費マーケットではない。

ヤオコー会長の川野幸夫さんが、
よく言う。
「昔は十人一色だった。
それが十人十色となり、
今、一人十色となった」

十人一色ではないと、
袖川さんも分析するが、
まあ、当たり前。

日経MJの上半期ヒット商品番付。
横綱は「格安スマートフォン」。
利用料が携帯電話大手の半額以下。

一方、大関はちょい高の「価値組消費」。
高級スーツやファミリーレストランのお肉メニューなど。
「価値組」は「勝ち組」のダジャレ。

「消費市場は全く逆の動きがけん引」。
中村さんが指摘。

私の表現では、
「コモディティとノンコモディティの消費が、
同時に起こる」。

先進国共通の現象。
アメリカでは、
「トレーディング・アップ」といったりする。

記事はまずは4割の節約派向け戦略事例を挙げる。
イオンの小型ディスカウントストア「アコレ」
2016年度までに首都圏で、
現在の3倍弱の250店に増やす。

ドイツのアルディタイプ。
成熟社会で機能を発揮する。

100円ショップ・セリアの既存店売上高。
今年4月も前年同月比2.1%増、
5月は同4.1%増。

消費増税後も衰えを見せない。

さらに西友も堅調。
「ウォルマートカード」の割引率を、
3%に固定化したら、
利用者増に拍車がかかった。

一方で、ランクアップ派の4割を取り込んだ企業。
ロイヤルホストは既存店売上げを伸ばし、
吉野家では牛丼より高い牛鍋の人気が高い。
百貨店松屋のスーツ売場でも、
「高めの商品」が売れる。

ランクアップ派の中身は二つに分かれる。
「シニア層と10代~20代前半の若者層」。

そして、「シニアは量より質。
若者は基本的に無駄遣いを嫌う」

しかしこのクラスマーケティングも、
やや古い。

私はID-POSで個別の購買行動を、
しっかり分析するべきだと考えている。
特にランクアップ派は。

そしてこれが私のポジショニング戦略。

記事は、失敗の事例も上げる。
トライアルカンパニー。
ちょい高志向に対応して、
一部の価格帯を上げた。
増税後は苦戦。

自分のポジショニングからずれた。
すると顧客は離れる。

ユニクロは8月以降に、
「初めて値上げ」。

中村さんの読み。
「階層がはっきりしてきた中で、
節約派からの支持以上に、
2割の中間派、
ランクアップ派を取り込む狙い」。

しかしこの分析は、
ユニクロの戦略を言い当ててはいない。

ユニクロは、
アウトスタンディングなポジショニング戦略で、
客層を広げてきた。

「値上げ分以上のベネフィット」を商品化して、
節約派も中間派も、そしてランクアップ派も、
獲得しようとしている。

重要なのは、
際立ったポジショニング戦略で、
客層を広げていくことだ。

そこんとこ、
よろしく。

〈結城義晴〉

2014年06月18日(水曜日)

糸井重里の「真剣な人」と丹羽宇一郎の「経団連の周回遅れ」

ワールドカップ・サッカー。
贅沢な対戦ゲームばかり。

それにしても世界レベルのサッカー。
どんどん進化している。

フォワードも走りまくって、
積極的なディフェンスをして、
球を奪いに行く。

だから守備側は、
ゴールキーパーへのバックパスが、
ものすごく多くなる。

昔は、批判され、ブーイングが出たバックパス。
今は、ブラジルほどのチームでも、
当たり前に、どんどんやっている。

それがサッカーのイノベーションを示している。

『ほぼ日刊イトイ新聞』の巻頭言。
糸井重里さんが「真剣味」について書く。

「いまみたいに
ワールドカップの最中だったら、
敗者は過剰に真剣な顔をしてないと、
非難されそうです」

そしてつぶやく。
「真剣そうにしていることと、
真剣であることはまったくちがいます」

「だいたい、ことさらに
真剣そうにしている人は、
実際には不真面目です」

糸井さん妙に興奮している。
「真剣っていうのは、
目に見えないものです」

「怒鳴る人は、じぶんに弱みのある人。
威張る人は、威張らないと立場がない人。
責める人は、じぶんが責められたくない人」

「真剣さって、内側にあって
かたちのないものです」

そしてきめの言葉。
「笑顔がすてきで、
しかも真剣な人というのが、
おとなとしての理想なんじゃないかなぁ」

私もそうありたいと、
いつも、思っています。

今日は朝から、
横浜市立白幡小学校へ。
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白幡文化スポーツ事業団の総会。
私は前会長、今は会計監査。

子どもたちが、
紫陽花のもとで息づく。
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ここでも。
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そして白幡の言葉。
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これからも、いいまち、
いいゆめ、いい学校。

横浜商人舎オフィスには来客。
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マイクロストラテジー・ジャパン㈱のお二人。
右がアカウントエグゼクティブの小泉潤一さん、
隣がセールスディレクターの北村守さん。

左は松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。

9月12日(金曜日)、
京都のウェスティン都ホテルで、
講演会が開催されます。

その後、紀文食品㈱のお二人。
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右がグループ企画室副室長の山本真砂美さん、
隣は堀内慎也さん。

こちら9月9日・10日(火・水曜)に、
恒例の紀文お正月フォーラムが開かれます。

いまから、手帳に、
スケジュールを書き込んでおいてください。
さて、日経Web刊。
丹羽宇一郎さんがブログを書く。
伊藤忠商事前会長、前中国大使。

経団連の新会長に、
東レの榊原定征会長が就任。

丹羽さんはそのことを重視し、要望を出す。

「激変する世界経済の中で、
日本経済の中核組織である経団連は
旧態依然たる状態です」

さらに手厳しい。
「あえて言えば、今の経団連は
組織として劣化してきており、
周回遅れというか、
時代遅れになっています」

その理由。
「経団連という組織の構成が
産業構造の変化を反映していない」。

経団連は大手製造業中心の運営。

「会長・副会長陣の出身企業を見てみると、
総勢19人のうち
小売業・サービス業出身はひとりもいません」

そして数字を出す。
「日本の国内総生産のうち、
製造業の比率は18%、
卸・小売業が15%、
サービス業は20%

製造業はダウントレンド、
逆に小売り・サービス業は伸び続け。

現在の就業者数は、
製造業が1080万人、
卸小売りが1037万人。

これに各種サービス業が加わる。

「雇用吸収力という点では、
すでに小売り・サービスは
製造業を大きく上回っている」

つまり「雇用吸収力の逆転」。

そして規制緩和に関しても、
それを必要としているのは、
小売りサービス分野。

かつての経団連副会長は、
ダイエー創業者の中内功さん、
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文さん。

楽天の三木谷浩史さんも、
一時は経団連メンバー。

しかし三木谷さんはIT企業を中心に、
新経済連盟(新経連)を立ち上げた。

清水信次さんは、
国民生活産業・消費者団体連合会を発足させた。

丹羽さんは、語る。
「経団連が今のような製造業中心の組織では、
各業界団体が主張を強めるばかりで、
経済界全体としてまとまった力を発揮できない」

賛成。

そしてそれを明快に言えるのが、
丹羽さんの真骨頂。

「ファーストリテイリングとも
密接な付き合いをして、
東レを成長させた視野の広い経営者」。
それが東レの榊原さん。

だから丹羽さんは、求める。
「この分野での元気な若い経営者を
経団連の副会長や幹部として招き、
日本経済の将来のために
経団連改革を実行に移してほし い」。

経団連の改革は必須だろう。
だから丹羽さんの見解にも賛成だが、
生団連の存在がある今、
小売りサービス業が経団連に取り込まれ、
言いなりになる必要もあるまい。

重厚長大の産業から、
軽薄短小の産業へ。

コロンビア大学ジョセフ・スティグリッツ教授は、
こう指摘している。
2001年のノーベル経済学賞受賞者。
「日本の課題は労働力を増やし、
サービス業の生産性を高めることだ」

経団連にはこのことを、
率直に認めてほしいものだ。

〈結城義晴〉

2014年06月17日(火曜日)

ダイナムで「純粋渥美俊一批判」、寺岡フェアで「サービス革命」

今朝は、新横浜から、
東海道新幹線。

このあたりに富士山があるはず。
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しかし霧がかかって拝めない。

『日経ビジネス』の特集。
「セブン鉄の支配力」

挑戦的なタイトルだが、
80歳の鈴木敏文さんの、
最後の執念のようなものを感じさせる。
ご存知、セブン&アイ・ホールディングス会長。

「オムニ・チャネル」をコンセプトに、
セブン&アイ全体のセブン-イレブン化を図る。
それが特集の趣旨。

しかし私はセブン&アイだけではなく、
メーカーも含めたセブン-イレブン化だと思う。

安藤宏基さんも、コメントする。
日清食品ホールディングス社長。
「先端的な技術を提供することに関しては、
社内に様々な反対があった。
だが、鈴木会長の
『価値あるものを作ってほしい』という
情熱には応えざるを得ない。
NBの開発チームにも
刺激になると考えて決断した」

一方、鈴木さんは平然と語る。
「どんな一流のNBメーカーでも、
PBなんて作らないとは
言っていられなくなる」

これは産業全体のセブン-イレブン化である。
もちろん産業の片面のセブン化である。

そしてそれは戦略的同盟の時代が、
到来していることを示している。

アメリカではウォルマートが、
同じような存在だ。

もちろん47歳のCEOダグ・マクミランは、
80歳の鈴木さんのような発言はしないが。

さて昨日は東京・日暮里。
パチンコホールの㈱ダイナム本社で講演。
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㈱ダイナムジャパンホールディングスは、
2012年8月に香港証券取引所に株式上場。
その原動力となったのが、
パチンコホールのチェーンストア化だった。
現在、沖縄を除く46都道府県に、
376店のチェーン展開。

故渥美俊一先生はこの業界の、
チェーンストア産業化を支援したが、
私は今回、その軌道修正のための、
講演を試みた。
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「純粋渥美俊一批判」である。
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今回はマネジメント編。
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その論拠は、
マネジメント理論の歴史にある。
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1時間50分ほどの講義と、
その後の質疑応答。

チェーンストアの本部の役割に関する質問には、
安土敏さんの「作演システム」を使って答えた。20140618010216.jpg

日本の大企業やチェーンストア志向企業には、
『躍る大捜査線』や『半沢直樹』の組織DNAがある。

それを正すのが私の役割。
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尊敬するからこその、
「純粋渥美俊一批判」。

ご清聴を感謝したい。

ダイナム社長の佐藤公平さんと写真。
ダイナムジャパンホールディングス代表執行役。
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一方、今日は大阪で、
寺岡ニューバランスフェアの講演。
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こちらのテーマは、
「Check-Out Service革命」
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その中のサービスとホスピタリティに、
特に重点をおいて講演。
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午後1時から始めて、3時まで。
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私は「客数主義」を唱える。
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そして「ロイヤルカスタマー」を、
増やし続けることを訴える。
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最後は久しぶりに、
「人間力経営」。
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こちらもご参集とご清聴を、
感謝したい。

講演が終わってから、
名刺交換と意見交換。
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和歌山から、
㈱ヒダカヤ社長の川端隆さんと、
専務の川端慎治さんが来てくれて、
話した。

写真には写っていないが、
元ローソン・ジャパン社長の都築冨士男さんも、
駆け付けてくれて、話した。

懐かしかった。

それから、
関西スーパー社長の井上保さんも、
控室に来てくれて、
寺岡精工常務の山本宏輔さんと、
三人一緒に写真。
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さらに㈱マルナカ会長の藤本昭さん。
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ありがとうございました。

それから衣笠真佐美さん。
㈱いいねいいねドットコム代表。
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やっと会えた。

その後、「森・田中会」。
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森雅之さんと田中文夫さんが、
幹事を務めてくれた会。

森さんは㈱キョーエイ前常務で、
コーネル・ジャパン実行の第3期生の「顧問」。
現在、退任し、オフィス・ヒューマンプラス代表。

田中さんは現在、㈱サンプラザ。

平和堂の夏原陽平さんや、
AJSの前田伸司さんも、
さらに寺岡精工の山本さんまで、
急遽、参加してくれて、
盛り上がった。
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私の隣は、
「豆助」女将の新武由佳子さん。

各地で講演をして、
各地で人々と交流する。

支配はしたくない。
交流をしたい。

それが私の幸せ。

朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜にも努力、
深夜に静かに感謝。

〈結城義晴〉

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