結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年07月18日(金曜日)

ダラス一気に9店舗駆け巡り、元気組と企業統合組の明暗に愕然

テキサス州ダラス。
初日は、日本を発って、
長い長い一日。

次の日は、
熱の入った講義と怒涛の視察。

これがある種、自然に決まったパターン。

テレビのゴルフチャンネルでは、
延々とThe Openの番組をやっている。

イギリスのロイヤルリバプール。
世界4大ゴルフ大会の一つ、
全英オープン。

北アイルランドのロリー・マキロイが、
首位に立っている。

しかしこちらのテレビでは、
タイガー・ウッズのことばかり、話題にする。

1分の間に、4回も5回も、
「タイガー・ウッズ」という言葉が発音される。

「ウッズ」だとか「タイガー」だとかは言わない。
「タイガー・ウッズ、タイガー・ウッズ」

そのタイガー・ウッズ、
3アンダーの10位タイ。

日本期待の星・松山英樹も
5バーディ・2ボギーの69で10位タイ。

日本では「松山、松山」なんだろう。

こちらにいるうちに決着がついてしまうから、
タイガー・ウッズの動向だけは、
克明に知ることができる。

さて二日目のダラス。
リーンカーンヒルトンダラス。

朝から講義。
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毎回毎回、
講義のストーリーは異なる。
それぞれに企業に合わせて、
狙いを鮮明にして、
カリキュラムをつくり、
そして講義する。

1週間も時間があるのだからと、
講義に脱線が生じる。

しかしその脱線が、
その企業にとって有益であることが多い。
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今回は「マーケティング3.0」を、
冒頭で語った。

滋賀県の平和堂。
近江商人の発祥の地のチェーンストア。
「売り手良し、買い手よし、世間良し」

さらに平和堂は、
成瀬義一先生の教えを守っている。
「商人よ正人たれ」

それがマーケティング3.0と重なっていた。
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あっという間に2時間が過ぎる。

そしてバスに乗り込んで、
ダラス地区を駆け巡る。

まず、ここ。
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コストコは、
1年間に7回、祭日の日に、
店舗の休業日を設ける。
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書き入れ時に、営業しない。

従業員に家族や親しい人と、
過ごしてもらいたいからだ。

コストコはそれを優先した企業なのだ。

そのコストコで、大発見。
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入口のこの売場。

商人舎Magazineで書こう。

木曜日の午前中にもかかわらず、
店内では至る所で試食販売。
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そのうえ、メンバーに加わって、
写真に入ってくれた。
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コストコは、いままた、
大きなイノベーションを起こそうとしている。

次は、ウォルマート・スーパーセンター。
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ウォルマートも変わろうとしている。
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「エブリデー・ロー・プライス」の
パネルやPOPの色が、
濃いブルーに変わった。

だから逆に「RollBack」の赤が、
目立つようになった。
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そしてロールバック・アイテムが、
極端に少なくなった。

今日は、棚卸しの日。
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RGISグループが、
7000坪の店を3班に分かれて、
専門に棚卸し作業をする。

ウォルマートは、
こういったオペレーションの改善改革に、
本当に熱心な会社だ。

そしてBack to School対策。
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これも商人舎magazineで、
丁寧に報告するが、
店ごとに地域の学校のリストを用意する。

周到なBack to School対応。
それが全世界で47兆円の年商の礎になっている。

そのウォルマートのスーパーマーケット。
ネイバーフッド・マーケット。
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アルバートソンが撤退した物件への、
居抜きでの出店。

これが勉強になった。

これも商人舎Magazineで、
報告しよう。

Back to School商戦対策は、
ネイバーフッドマーケットでも、
抜かりなく展開。

さすがウォルマート。

それから全米第2位のスーパーマーケット、
セーフウェイ傘下のトムサム。
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サーベラスに買収されて、
アルバートソンと統合される。

店は死んだようだ。

店長のインタビュー。
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「上のほうでやっていることは、
現場には全然関係ないわよ」

さらりと語った彼女は、
フロントエンドのホスピタリティを、
この店の武器にしていると強調した。

そして、統合相手のアルバートソン。20140719031131.jpg
こちらはトムサム以上に、
元気がない。

20世紀ならば理想だった条件を、
いまも備えた店舗。

しかし21世紀には、
「普通すぎる店」で、
イノベーションのかけらもない。

元気のない2社の後は、
逆に元気のある企業群。

アルディ。
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1万平方フィートの小型ディスカウンター。

凄いイノベーション。

この店も商人舎magazineで紹介しよう。

そしてスプラウツ・ファーマーズマーケット。
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昨年8月に株式上場して、
元気いっぱい。

ストイックな会社が、
極めて営業的になった。
不思議だ。

その隣のダラー・ツリー。
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ダラーストア業界第3位。
元気一杯の1ドルショップだ。

最後にHEBセントラルマーケット。
フーディーズのシェリーさんが、
インタビューに答えてくれた。
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店は素晴らしい。
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アソシエーツも、
実にフレンドリー。
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子の人、クリスマスには、
サンタクロースになる。

こちらもフレンドリー。
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福嶋繁団長と写真。
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9店舗を一気に駆け巡った。
元気のいい会社と元気のない会社。

明暗がはっきり。

その理由はたった一つ。
イノベーションが続いているか。
大きなイノベーションは、
必ずしも必要ない。

小さな持続的なイノベーション。
それをマネジメントし続けられるか。

企業の生死は、
Innovationがっ続けられるか否かにある。

だから、今年の標語。
こまかく、きびしく、しつこく、なかよく。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年07月17日(木曜日)

米国経済指標好転とホールフーズvsドレーガーズの対比くっきり

アメリカ合衆国の現時点の経済状態。
連邦準備理事会(FBR)発表のベージュブック。
つまり「地区連銀経済報告」。

全12地区で「拡大が続いた」。
景気の基調は底堅さを維持。

アメリカの景気のカギを握る個人消費。
すべての地区で増加。

私たちは、
いい傾向の中で、
アメリカに渡ってきた。

ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均。
このところ4日間連続で伸びて、
約2週間ぶりに過去最高値を更新。

一方、アメリカの6月の卸売物価指数。
季節調整済みの前月比で0.4%上昇
前年同月比では1.9%の上昇。

コンシューマー製品全体では前月比0.5%向上。
エネルギー価格は2.1%上昇。

しかし食品価格は0.2%低下。

コンシューマー・サービス全体は、
0.3%上昇。

食品を除けば、
こちらも良好。

日経新聞『大機小機』
米連邦公開市場委員会の議事録要旨を紹介。
量的金融緩和からの「出口戦略」が、
この10月に終了する見込み。

コラムニストは、
アメリカの「出口戦略」を、
日本も参考にすべきだと主張する。

日本の出口戦略の「心配しすぎ」は、
「百害あって一利なし」と断じる。

さて、日本時間では昨日の16日。
夕方のUA34便で出発。
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関西国際空港連絡橋が見える。
橋長3750mの世界最長のトラス橋。
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飛び上がると、関西地区の緑。
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9時間のフライトで、
雲に覆われたサンフランシスコ湾。
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写真中央に小さく橋が見える。
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そしてこれはベイブリッジ。
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橋から橋への旅。
地平に近づくと埋め立て地。
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降りたらすぐに、
バスでホールフーズへ。
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一丁目一番地は、
オーガニックのチェリートマト。
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青果部門はさすがに見事。
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デアリー部門も、
独自のリーチインケース。
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店舗右翼にサービスデリの大部門。
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サラダバーの上に、
「Health starts hear」のパネル。
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デリのスペース中央にキャンディ・バー。
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明らかに、Back to school向けの狙い。

石鹸も楽しいプレゼンテーション。
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店づくりにおけるポジショニング。
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開放感が満点。

時間が空いているので、
サンマテオのドレーガーズへ。
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サンフランシスコの高級スーパー。

現在、4店舗に減ってきた。
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一丁目一番地は花。

左手にケーキ・菓子の対面売場。
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2階から見下ろした売場景観が素晴らしい。
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青果部門も美しい。
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サラダバー。
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精肉部門も対面方式。
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チーズは高級スーパーには、
不可欠のアイテム。
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そしてこれも必須のサービス・デリ。
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店舗左手には、
イートインスペース。
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かつて一世を風靡したドレーガーズ。

しかしイノベーションがまったくない。
時間が止まったかのような錯覚を受ける。

だから「ラガード」と呼ばれる、
伝統顧客しか寄り付かない。

イノベーションの集合体のようなホールフーズ。
イノベーションのかけらも見られないドレーガーズ。

両社の対比をして、
それから再び、
サンフランシスコ国際空港へ。
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小型機に乗り換えて、
一路、テキサス州ダラスへ。
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アメリカ大陸は広い。

砂漠が見え、
峡谷を過ぎ、
4時間のフライト。
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ダラス・フォートワース空港に着くと、
もう真っ暗。

時差が2時間あるので、
到着は午後10時過ぎ。

あ~あ、
長い一日。

明日から本格的な研修会。
頑張ろう。

それにしても、
イノベーションの有無。
これが何より大切だ。

経済や景気が回復しようと、
株価が過去最高を更新しようと、
卸売物価指数が好転しようと、
イノベーションがない店から、
顧客は去ってゆく。

イノベーションにあふれる店には、
顧客の足が向く。

(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年07月16日(水曜日)

Back to school商戦とば口のアメリカ・サンフランシスコ&ダラスへ

今日は午前中に、
YCATからリムジンに乗った。
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靄のかかった横浜港が、
見送ってくれた。

羽田空港第2ターミナル。
正午のANA3823便で関西国際空港へ。
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暑いあつい東京。
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空の上は涼しい。
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1時間で関空へ。
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チェックインして、
待合室へ。
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今回は平和堂アメリカ研修

もう4年目。

夏秋、夏秋、夏秋と続けている。
それぞれに収穫を報告し合って、
数珠つなぎになる。

これこそチェーンストア。
着実に成果を上げている。

アメリカの現在は、
Back to School商戦のとば口。

日本と違って彼の地では、
9月から新学期が始まる。
そして7月初めから夏休みに突入。

だからは7月4日の独立記念日には、
チェーンストア店頭は、
このプロモーションに入り、
ディスプレー変更をする。

しかしここでも、
「早仕掛け、早仕舞い、際の勝負」

6月初めに売場変更をしてしまう企業もあるほど。

Back to School商戦は、
サンクスギビングデーから、
クリスマスに至る商戦の次の書き入れ時。

7月から9月初めが、
Back to School。
これが1年の後半の始まり。

次が、10月31日のハロウィーン、
ちょっと小型だが、
ここに向けてのアクセントのあるプロモーション。

その次が11月第4木曜日の、
サンクスギビングデー。
この週はサンクスギビングウィークで、
日本の正月のような長期休暇。

そして12月25日、
クリスマスに向けた商戦。
ピークはChristmasイブ。

全米小売業協会の調査
今年は約5200万人の親が
School Supply Listにそって
買い物をする。

スクールサプライ・リストは、
ノートや筆記用具など、
新学期に必要な備品のリストだ。

この時期に学校から配布されるリストには
そういった文房具以外にも、
生活用品などの雑貨も含まれている。

アメリカには、
TeacherList.comというサイトがある。

この中で児童・生徒の親たち、
あるいは学生たちが、
学校や先生とSchool Supply Listを共有。
その数40万件。

このリストが、
Back to School商戦の中核となる。

今年のリストに含まれるアイテム数は、
去年までは平均14アイテムだったが、
今年は18アイテム

ウォルマートはこの時期、
Classrooms by Walmartを公開。

個々の先生がスクールサプライ・リストを登録。
児童、生徒、学生やその親たちが、
学校名と学年からアクセスしてそのリストを共有。

こういったアクションこそ、
オムニチャネルの一環。

日本にはTeacherList.comもないし、
Classrooms by Walmartもない。

Back to Schoolは、4月。

しかし、先生たちと親たちの情報交換はある。
それを入手して、Promotionする。

ウォルマート並みのきめ細かさは、
実現できないだろうか。

亡くなった杉山昭次郎先生は、
マス・カスタマイゼーション
を提案した。

これこそカスタマイズしたサービスであり、
それをマスにするアクションだ。

そんなアメリカで学ぶ平和堂の精鋭、
参加者全員が集合して、
結団式。
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団長は福嶋繁さん
平和堂食品統括部長。
コーネル大学RMPジャパン第3期生。
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私の愛弟子のひとり。

楽しくて充実した研修になりそうな予感。

北口から出発。
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UA34便です。
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では、元気に、
行ってきます。
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いざ、サンフランシスコへ。

〈結城義晴〉

2014年07月15日(火曜日)

商業経営問題研究会と2014情報通信白書と名人羽生善治の「強み」

今日は商業経営問題研究会。
私も久しぶりに参加。

東京・虎ノ門。
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俗称「マッカーサー通り」を背景にして。

正式名称は、
「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」、
その虎ノ門から新橋に至る全長1.4kmの区間は、
正式には道路愛称「新虎通り」。

しかし今年3月29日の開通時、
複数の新聞報道で「マッカーサー」の名称がつかわれ、
俗称はそう呼ばれている。

この道路の左側に、
虎の門NNビルがある。
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11階が日本チェーンストア協会本部事務所。

会議室には歴代会長の写真。
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中内功初代会長(当時、主婦の店ダイエー社長)、
岡田卓也二代会長(同ジャスコ社長)、
伊藤雅俊三代会長(同イトーヨーカ堂社長)。

皆さん、若い。

中内さんは、1967年~1976年の9年間、
岡田さんは、1976年~1978年、
伊藤さんは、1978年~1980年。
それぞれ会長として産業を牽引した。

特に初代の中内さんの功績は、
ずば抜けていた。

中内さんはその後も二度、
1993年~1994年と、
1998年~1999年に、
会長の役を担って、
節目節目に業界に貢献した。

その中内さんだけ、故人。

岡田さんのジャスコはイオンに、
伊藤さんの方はセブン&アイホールディングスに、
名称を変え、組織を変えた。
ダイエーはイオンの子会社になった。

日本の二大流通業、
どちらも純粋持株会社。

イオンの2014年2月期営業収益は、
6兆3951億円で、12.5%の伸び。
経常利益は1768億5400万円で、
こちらはマイナス16.8%。

総合スーパーのイオンリテールは、
年商2兆1401億円。
ダイエーは8136億円、
スーパーマーケットでは、
マックスバリュ西日本が2652億円。

一方、セブン&アイの2014年2月期は、
営業収益5兆6318億円、成長率12.8%、
経常利益3391億円、伸び率14.6%。

傘下のイトーヨーカ堂は年商1兆3120億円。
百貨店のそごう・西武が8015億円、
セブン‐イレブン・ジャパン(全店)が3兆7813億円、
ヨークベニマル3809億円。

どちらも凄い会社です。
その三人のみなさんの視線を浴びつつ、
商業経営問題研究会例会。

リテール・マネジメント・ラーニング・サークル。
Retail Management Learning Circle。
RMLCと略す。

故杉山昭次郎先生を囲む杉山ゼミが始まり。
その後、故磯見精祐さんが代表となって、
研究会が続いてきた。

お二人が亡くなられて、
高木和成さんが代表世話人、
結城義晴が座長となって、
研究会は続けられている。

今日はコア・メンバーで、
テーマを出しあった。

軽減税率の問題、
惣菜マーチャンダイジングの問題、
JANコードとGDSNの問題、
モールSCとオープンエアーSC開発の問題、
小型店開発問題、
O2Oの問題、
etc.。

今後は、それぞれのテーマを設定して、
議論していく。

基本的にオープン参加とする。
つまり、誰もが参加し、研究し、勉強できる。

ちょっと理屈っぽい人ばかり、
揃っているけれど。
それが杉山ゼミ以来の伝統。
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今後も、ずっと、続いていく。
よろしく。

暑いあつい東京。
二次会は焼き鳥屋。
それが終わって、写真。
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飲んでばかりではありません。

さて、今日、
2014年版「情報通信白書」が発表された。
総務省の重要な調査報告。
日本の全産業の売上高は、
1335兆5000億円。

イオンとセブン&アイと合算しても、
年商12兆0269億円で、
全産業の0.9%。

2012年経済センサスでは、
商業の年商が450兆9276億円で、
小売業は110兆4899億円。

卸売業と小売業を合わせたものが商業で、
それは全産業売上高の33.8%、
小売業は8.3%。

情報通信白書は、
ビッグデータの活用が、
国内全産業の売上高を4.6%押し上げたという。
その額60兆9000億円。

商業はそのうち、
28兆1000億円を占める。

「情報通信白書」は、
今週のWeekly商人舎特別企画で、
詳細に分析報告する予定。

ご期待ください。

なお、この分野が苦手な人は、
総務省のホームページから、
「情報通信白書for Kids」を見てほしい。

小中学生向けホームページだが、
とてもよくできていて、
新入社員の勉強会など、
まずこれを使うと、いい。

さて、朝日新聞に、
「第72期将棋名人戦を振り返る」として、
羽生善治名人が登場。
43歳。

生涯のライバル森内俊之前名人を破って、
通算8期目の名人位。
現在、四冠王。

質問;
「『羽生善治』の強さって、
何なのでしょうか」

回答:
「う~ん、
こだわりがないところ、
でしょうか」

質問;
「どういう気持ちで
シリーズに臨んだのですか」

回答:
「例年よりはいい将棋が指したい
という気持ちが非常に強かったです」

質問;
「3連勝で奪還に王手をかけました・・・」

回答:
「自分自身が平常心をいかに保つかを、
考えないといけない。
ただ、平常心で臨もうという状態は、
すでに平常心ではないですね」

私は羽生善治、
好きだ。

「ヨシハル」という、同じ名前だし。

そして羽生の言葉をいつも、
小売業・サービス業や、
自分の仕事に当てはめてみる。

「いい店、いい売場、
いい商品をつくりたい、
という気持ちを非常に強く持つ」

そのうえで、
「こだわりがないことが強み」

「平常心で臨もうという状態は、
すでに平常心ではない、
ということを知って平常心を保つ」

43歳の天才は、
人間としても実に素直で、
優れ者だ。

〈結城義晴〉

2014年07月14日(月曜日)

FIFAワールドカップ終って今週もドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

Everybody! Good Monday!
[2014vol28]

FIFAワールドカップ2014。
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今朝終って、
2014年第28週。
7月第3週。

毎日、この動画を見てきた。
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それももう、思い出となる。
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ブラジルでのワールドカップ。
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特別のものだった。

決勝戦は、
アルゼンチン対ドイツ。
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得点は入らないものの、
緊張感のある攻防で、
NHK解説者の岡田武史は、
「幸せです」を繰り返し、
福西崇史は「凄い!」の連発。

前後半、90分。

なんとなく、
延長戦に入りそうな気がしていたが、
やはり0対0で決着がつかず、
延長戦へ。

その延長戦の後半が始まるとき、
テレビカメラはドイツの円陣を映した。
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アルゼンチンはリオネル・メッシの背中。
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そして、ドイツのマリオ・ゲッツェ。
左からのセンタリングを胸で受けて、
そのまま左足のインステップで、
ボレーシュート。
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これが決勝点で、
ドイツ優勝。
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スタジアムは湧きかえった。
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報道陣のカメラの放列。
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MVPの「ゴールデンボール賞」は、
準優勝のアルゼンチンのメッシ。
「シルバーボール賞」は、
ドイツのトーマス・ミュラー、
そして「ブロンズボール賞」は、
オランダのアリエン・ロッベン。
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私のMVPはハビエル・マスチェラーノ。
アルゼンチンのミッドフィルダー。

最優秀ゴールキーパーの「ゴールデングローブ賞」は、
ドイツのマヌエル・ノイアー。
これには異論はなかろう。

それから大切なことだが、
「フェアプレー賞」はコロンビアだった。

これも素晴らしいし、順当だ。

優勝したドイツの国歌。
作曲は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン、
作詞は、アウグスト・ハインリヒ・ホフマン。

統一と正義と自由を
父なる祖国ドイツのために
そのために我らは挙げて兄弟の如く
心と手を携えて努力しようではないか
統一と正義と自由は
幸福の証である
その幸福の光の中で栄えよ
父なる祖国ドイツ

贅沢な国家だ。
なかなか悪くない。
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そしてワールドカップは終った。
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リオデジャネイロ。
マラカナン・スタジアムと、
コルコバードのキリスト像。

美しい技も、
感動的な闘志も、
汚いしぐさも、
全部含めて、
キリストが見守っていた。
そんなワールドカップだった。

それにしても、
ジャパン代表のことは、
はるか忘却の彼方。

今一度、根本からの立て直しが、
求められるだろう。
それに期待しよう。

それでもこの1カ月間、
私たちは世界最高級のサッカーを楽しんだ。

自国のことを考えずに、ひたすら、
フットボールの世界にのめり込んだ。

これもまたよろしかった。

しかし、楽しみは楽しみとして、
後ろを振り返ってはいられない。

今週の販促は、
商人舎Magazineの、
Weekly商人舎日替り連載。
「月曜朝一・今週の販促企画」

週末の海の日までの三連休。
これが今週の大テーマ。

私のスケジュールは、
今日明日と横浜商人舎オフィス。

今日は久恒整さんと猪股信吾さんが来社。
久恒さんは1worldsyncの、
ビジネスデベロップメントマネジャー。
㈱BOSENの代表でもある。
猪股さんはWebサイトアナリストで、
デジタルビジネスコンサルタント。

9月号になると思うけれど、
特別企画を組みます。
「日本版GDSを構築しよう」(仮題)。
Global Data Synchronizationの略。

期待してください。

水曜日には関西国際空港に飛び、
そのまま米国サンフランシスコから、
テキサスへ。

1週間の旅。

この4日から9日まで、
ダラス・ワシントンDCを回ってきたばかり。
その時の時差ボケが治らないままに、
ワールドカップで夜更かしし、
そしてまたアメリカへ。

時差ボケは元に戻って、
治ってしまうというマジック。

今週後半から、
またまたアメリカで、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

今月の商人舎標語。

みなさん、今週もよろしく。

月曜日には、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年07月13日(日曜日)

ジジの「われもの注意」[日曜版2014vol28]

ジジです。
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あついですねえ。
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タイフーンのあとは、
いつもより、あつい。

こんなときは、
アイス。
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ボクはだいすきです。

でも、
ユウキヨシハルのおとうさんは、
いません。
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ヒコーキ雲においこされて、
アメリカからかえってきました。
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そのあとも、すぐに、
コーエン。
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こんなことも、
かたります。
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ボクはおうちで、
まってます。
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ねむくなる。
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ねます。
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目をあけて。
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ピアノのうえでも、
ねます。
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そこへ、いいものが、
とどけられた。
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おうちのなかには、
べつの葉っぱもある。
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こんどのは、
こんなおおきな葉っぱ。
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ねむけも、
とんでいきます。
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葉っぱもいいけど、
これは、もっといい。
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「われもの注意」のハコです。
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ボク、だいすき。
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エー・ジェー・エスのみなさん、
まいとし、まいとし、
おおくりいただきまして、
ありがとうございます。
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ゆうぐれ。
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ボクは、ねむくなる。
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ねごこち、いい。

おやすみなさい。
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ありがとう。
こころより。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年07月12日(土曜日)

巨人軍原辰徳監督の「奇策」と商売の「定石」・「POPの原則」

昨日のプロ野球。
伝統の(?)阪神・巨人戦。

現在、読売ジャイアンツが、
セントラルリーグの首位。
阪神タイガースは第2位。

6回裏の阪神の攻撃。
スコアは2対2の同点から、
2点を挙げて、勝ち越し。
さらに1アウト、ランナー2塁・3塁。

代打は大リーグにも在籍した西岡剛。

ピッチャー青木高広。
カウント2ボール2ストライクに追い込んだ。

ここで原辰徳監督が指示を出して、
守備の巨人の陣形が変わった。

レフトの亀井義行が、
グラブを内野手用に取り換えて、
サードとショートストップの間に位置した。
センターの松本哲也は左中間、
ライトの長野久義は右中間。

内野手5人、外野手2人。
野球の定位置からすると、
変則隊形。

ここで、西岡剛に、
外野フライを打たせない。

そんな作戦。

敵の嘲笑うような陣形に、
西岡は静かな闘志。

しかし、平凡なセンターフライ。

ただしそこにいるはずの松本哲也は、
左側から必死で走り寄るも、
ボールは転々と球場の真ん中を転がり、
二人の走者がホームに生還。

西岡は2塁に達する。

原辰徳。
「見ての通り、勝負にいった」

スポーツニッポンの見出しは、
「原監督、奇策失敗」。

その後に、
「後味の悪さ残った」。

「生涯巨人ファン」とタイトルした人のブログ。
「巨人は無様な試合をしましたね」。

内野手5人シフトは、
初めての試みではない。

アメリカのメジャーリーグでは、
しばしば見られる。

そのメジャー出身のマーティ・ブラウン。
日本の広島カープと楽天イーグルスで監督をした。

広島の監督就任1年目の中日ドラゴンズ戦。
それから2009年6月14日の西武ライオンズ戦。

このライオンズ戦では、
投手は昨日の青木高広だった。

このときは、併殺打を打たせ、
さらに後続打者も抑えて成功。

原辰徳監督は、
このときのピッチャー青山の成功事例を、
今回も「夢よ、もう一度」と再現させた。

しかし「無様な失敗」。

私はこういった監督采配、
嫌いではない。

定規で測ったような采配ばかりでは、
つまらない。

しかし、現場で仕事をしているのは、
選手だ。

その現場の人々の心理をこそ、
優先しなくてはいけない。

見方も敵も。

メジャー帰りの西岡は、
シーズン当初の巨人戦で、
飛球を捕ろうと背走し、味方と交錯。
鼻骨・肋骨骨折・左肩鎖関節脱臼。

必死のリハビリで、
6月下旬に一軍に復帰したばかり。

ここで奇策に引っかかったら、
それこそ「無様」。

一流の選手は、
一流であることを、
こういった瞬間に証明する。

小売業の販促策などで、
「奇策」を好む経営者は多い。
「奇策」が好きな店長や担当者も。
「奇策」ばかり指導するコンサルタントも。

売場の陳列にも、
「定型陳列」と「変化陳列」の、
二種類がある。

定型陳列が、
整然と出来上がっている中でこそ、
程よい変化陳列が、効果を発揮する。

POPに関しても、
同じ定石がある。

鈴木哲男さんの主張する「POPの原則」。

「商品自身で語らせる」
これが何よりも大切なセオリー。

従って、
「商品自身で語り得ないもののみ」
POPをつける。

商品自身で語るものが、
コモディティグッズ。

コモディティ・グッズの定義のなかにある。
「消費者全般に一般的な信用があって、
売価が似かよった商品群」

「実物を見なくとも顧客が
購買の意思決定ができる商品群」

みんなが知っていて、
わかりきった商品。

そこにあらためて、
POPをつける必要はまったくない。

しかしそれを価格訴求するときには、
POPが必要になる。

鈴木さんは続ける。
「POPを取り付ける場合」の基本。

「安い商品は、
より安く見えるPOP、
良い商品は、
より良く見えるPOPをつける」。

商品が売場の主役である。
その商品自身が語りかけてくれる。

野球やサッカーで言えば、
選手が商品。

選手自身に語らせる。
監督が語ってはいけない。

いよいよ、週末は、
FIFAワールドカップブラジルの、
最終戦優勝決定戦と三位決定戦。

選手自身に存分に語ってもらおう。

〈結城義晴〉

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