結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年05月02日(水曜日)

「削ること・省くことの勇気をもて!」とギブソン社の倒産

5月の2日。
今日は1日中、横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎5月号の最後の原稿執筆と、
責了の仕事。
IMG_4411.JPG8
疲れ切っております。

午前様でタクシーでの帰宅。
昨年7月18日に亡くなられた、
日野原重明先生。
聖路加病院名誉院長。
105歳の長寿だった。

その日野原先生の晩年は、
100歳を超えてスケジュールは、
2、3年先まで一杯。

乗り物でのわずかな移動時間も、
原稿執筆に使った。

私も新幹線のグリーン車で、
お見かけしたことある。

日々の睡眠時間は4時間半で、
なんと95歳まで週に1度は徹夜した。
私の午前様など、何するものぞ。

さて5月の商人舎標語。
月刊商人舎5月号の[Message of May]

削ること・省くことの勇気をもて!

セルフサービスは、
ベターサービスである。
無駄な接客や人的な説明がないことが、
むしろ、より良いサービスとなる。

1916年のアメリカ。
セルフサービス方式は、
クラレンス・サンダースによって誕生した。
「ピグリー・ウィグリー」という店だった。

何かを削ること、
何かを省くこと。
それは大抵の場合、
成果に結びつくことが多い。

しかし削り過ぎたり、
省き過ぎたりすると、
今度は逆に成果は半減する。
いや完全に価値が喪失する場合すらある。

amazon goによって、
衝撃的にお目見えした「レジレス化」は、
一方で人件費を削減することに貢献するが
他方で無形のサービスを削ぎ取ってしまう。

1979年に登場したウォークマンは、
小型テープレコーダーの録音機能を省き
再生機能に特化した新製品だった。
それは機能を省くことで特別の価値を生んだ。

「レジレス化」のコンセプトにも、
それによる特別な価値の創出が必須だ。
その展望がないレジレス化は、
単なる人手不足対策でしかない。

何かを削ること、
何かを省くこと。
勇気がなければできないし、
思考力とビジョンがなければ成しえない。

セルフサービスは、
ベターサービスである。
そしてレジレスサービスも、
ベターサービスでなければならない。
〈結城義晴〉

今月号は「レジレス化」を特集しました。
ご期待ください。

さて、私にとっては、
ちょっとショックです。

ギブソン・ブランズが倒産した。
アメリカの老舗ギターメーカーだが、
連邦破産法第11条の適用を申請。
日本の民事再生法にあたる。

楽器製造業とは異なる、
音響機器メーカーの買収を繰り返した。
負債額は最大で5億ドル(約500億円)。

しかし債権者の69%以上が、
再建を支援してくれている。

ほっと、一安心。

ギブソンは1894年の創業。
超有名なアーティストが、
ギブソンのギターを愛用した。

最近のことはよく知らないが、
中国製ギターとの競争が激化したらしい。
そこで積極的なM&Aを繰り返し、
アンプやスピーカーの音響機器部門に、
事業の軸足を移してきた。

それでも売上げは伸びず、
経営が悪化し、破たんした。

本社は米国テネシー州ナッシュビル。
創業者はオーヴィル・ヘンリー・ギブソン。

もともとはマンドリンを製造していたが、
アコースティックギター、
エレクトリックギター、
さらにバンジョーなど製作した。

ライバルは2社。

アコースティックギターでは、
マーティン社。

こちらがトップブランド。
創業者はドイツ人で、
クリスチャン・フレデリック・マーティン。

1833年にアメリカに移住してきて、
ニューヨークで楽器店を始めて、
同時にギターを製作し販売した。

マーチンD28が名器中の名器。

ギブソンのエレキギターのライバルは、
フェンダー社。

こちらは戦後の1946年に、
レオ・フェンダーが創業。
主にエレクトリックギター、
アンプの製造を行っている。

1951年発売のテレキャスターと、
54年リリースのストラトキャスターが、
トップブランドとして君臨している。

私はギブソン派である。
J100というオールドモデルを使っている。
ボディが大きくて、
したがってバキバキと大きな音がする。
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エレクトリックギターは、
レスポールモデル。
DSCN8509-1

そして右のオベーション。
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いい商品、いい作品を持っていても、
会社は倒産する。

ひとつは競争相手が強いから。
ギブソンの場合は、
アコースティックギターのマーチンと、
エレキギターのフェンダー。

もうひとつは自滅したから。
音響機器などに投資して、
M&Aを繰り返した。
つまり投資回収ができなかった。

典型的な企業破たんの道を歩んだ。

ギブソン社の再生に当たっては、
削ること、省くことに、
勇気をもって取り組むことだ。

ギブソン社は一時、倒産しても、
ギブソンのギターは不滅です。
だから会社も蘇生してほしい。

少なくとも私のギブソンは、
元気でいます。
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最近はあまり弾けないけれど。
ゴメン。

〈結城義晴〉

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