結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年03月02日(土曜日)

「京都のお寺vs住民」と「Stew Leonard’sto‹vs›EATALY」

3月に入ったら、
すぐに桃の節句。

横浜商人舎オフィスの裏に遊歩道がある。
その桜の枝も桃色に色づいてきた。
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商人舎オフィスには通常、
車で10分くらいかけて通う。

帰りは東京急行東横線。
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その東横線の“青ガエル”。
東横線90周年を記念して、
緑色一色に塗られたラッピング電車だ。IMG_36999

ちょっと古いが一昨年の2017年8月に、
東急東横線は開通から90年を迎えた。

その記念企画として、
青ガエルが1編成だけ再現された。

1年間は知らせて、昨年2018年8月で、
運転を終了する予定だった。

しかし、思いのほか好評だったので、
さらに1年間延期して今年8月末まで走る。

わずか1編成しかない。
出会うのは珍しい。

今年の夏までといわず、
ずっと走らせたらいい。

今日は土曜日で㈱商人舎は休業日だが、
出社して原稿執筆。
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故小野貴邦さんの額を背にしていると、
気分が落ち着いて仕事がはかどる。

さて、日経新聞電子版、
火曜日の「経営者ブログ」。
日本のインターネットの草分けが、
インターネットイニシアティブ
その創業者兼会長が、
鈴木幸一さん。
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鈴木さんは出張で京都に寄った。
「京都から、お寺の鐘の音が消えて久しい」

由緒ある歴史的な数々のお寺。
住民の騒音に対する抗議などによって、
鐘をつくことを自粛した。

鈴木さんは言う。
「人びとのこころの退廃だと思う」

同感だ。

「鐘の音を、静寂を破る騒音と、
同じように感じることを、
おかしいという人も少ないのだろう」

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
正岡子規の句は明治時代の奈良の話。

「住民の不平にすべて従うというのも、
なんだか心配である」

同感。

ヨーロッパでは、
「教会の鐘の音を騒音として訴えて、
止めてしまう動きは少ない」

「日本は、何ごとも、
住民の意見が優先される。
民主主義はそんなものだといえば、
そうなのだろうが、そのことに、
何の疑問も持たない日本の人々の感性が
危機的な状況にあるのではないかと、
心配である」

再び同感。

思い出すのが、
いつもテキストに入れるお話。

アメリカのスーパーマーケット。
まず伝統のスチュー・レオナード。
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1988年、ニューヨークタイムズが称えた。
“The Disneyland of Dairy Stores.”
「まるでディズニーランドのような店」
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その有名な「Our Policy」
Rule1
The Customer is Always Right!
原則1 顧客はいつも正しい。
Rule2
If the Customer is Ever Wrong, Reread Rule1.
原則2  顧客が間違っていると思ったとしても原則1を読み返せ。
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一方、2010年、
ニューヨークに登場したのが、
イータリー(Eataly)。
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2007年にイタリア・ミラノに誕生した、
「買う・食べる・学ぶ」のコンセプトの店。
現在、世界一の進化型フードストア。
スーパーマーケットであり、
レストランである。
まさにGrocerantの象徴。
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そのイータリーの「Our Policy」
The customer is not always right
顧客はいつも正しいわけではない。
Eataly is not always right
イータリーもいつも正しいわけではない。
Through our differences, we create harmony
顧客と私たちの差異が調和を創り出す。
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レオナードは顧客に対して、
とことん信じようと説く。
これは「何事も住民優先」と同じ。

お客様は神様だ。

一方、イータリーは、
顧客との対等の関係をつくろうとする。
そのハーモニーを重視する。

今日とのお寺と地域住民。
“We create harmony”と、
話し合いはできないか。

鈴木幸一さんのコラムは、
さらにネット社会に展開する。
「ネット上では、どんな奇怪な考え方でも、
どこかに似た考えを持つ人は必ず存在する」

鈴木さんは誰よりも誰よりも、
ネット社会に精通している。

「30億人以上の人々が、
自由に書き込める場では、
全く一人だけしかいない考えというのは
逆に、あり得ない」

「権力や巨大なメディアだけが発信者で、
ほとんどの人は情報を受けるだけという
情報の受発信の構造を変えることで、
権力や巨大なメディアに対する制御となり
無駄な戦争もなくなるのではないか」

「これがネットの第1世代である私たちの
共通した思いであった」

その通り。

しかし、米朝首脳会談に見るまでもなく、
アメリカも北朝鮮も、
権力は「戦争」をネタにして、
面従腹背の交渉。
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権力や巨大メディアに対する制御力も、
この民主主義と疎遠な権力者の前では、
力及ばずの面もある。

しかし、時間が解決するに違いない。
その時間もスピードアップしている。
それを信じよう。

人類の情報革命は、
すべての人が「対等」であることを、
大前提としているのだから。

〈結城義晴〉

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