結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年08月11日(火曜日)

商人舎8月号「業態地殻変動」と高島宏平の「コロナ後の食の変化」

月刊商人舎8月号、発刊しました。
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特集は、
業態地殻変動
COVID-19は小売店舗に新しい地位を与えた。

[Cover Message]
新型コロナウイルス感染症の拡大は、第二波と言われる時期を迎えて、衰える気配もない。「コロナは時間を早める」。COVID-19は時間軸を短縮させる。マイクロソフトのサティア・ナデラCEO。「コロナ禍で社会のデジタル化が進展し、2年分の変化が2カ月で起きた」。
しかしこれはデジタル化やITに限らない。さまざまな領域でイノベーションはスピードアップする。それがコロナ禍のメリットといえばメリットである。その結果、わが小売商業の世界では、「業態地殻変動」が起こる。
コングロマーチャント、総合スーパーと百貨店、スーパーマーケットとコンビニ、そしてドラッグストアとホームセンター。従来の「業態」概念がさまざまな変容を見せつつ、一つのベクトルで変質を始めた。コロナ禍第一波最中の第1四半期決算を俯瞰しつつ、「神は現場にあり」の鉄則に則って、その業態地殻変動の真実を探る。

[Contents]

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全篇、商人舎の書下ろし。
もちろん毎号、結城義晴編著。

[Message of August]は、
そんな勇気がありますか?

[特集のまえがき]は、
業態地殻変動とは何か?

[特集のあとがき]は、
「ティファニーで朝食を?!」

業態別の分析は、
コングロマーチャント
総合スーパーと百貨店
スーパーマーケット
コンビニエンスストア
ドラッグストア
ホームセンター

それぞれに業態変革の分析結果を書いた。
「コロナは時間を早める」の
コンセプトに則って、
かなり大胆に、
どう変革が起こるかを書いた。

これ以外の業態も資料を準備していたが、
ページが足りなくなって割愛。
恐縮。

後半は[クリニックとディスカッション]
千葉市稲毛区・美浜区/市原市の
コロナ禍変革ダイナミズム

この地区のクリニックは、
一度ロケハンをして、
そのあとで本番を実行した。
だから重要な店舗は、
二度、視察した。

そしてその結論。
「業態地殻変動」は、
「業態内の大きな変容」とともに、
「業態間の地崩れ」も起こす。

その結果、ポストコロナの競争は、
激変する。

愛車の前で、ご愛読をお願いする。
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出来上がった雑誌を手に取る。
実に実にうれしいことです。
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朝、出来上がったばかりの売場だとか、
新店のオープン直前の店だとか。
そんな商人の「作品」と同じです。

さて今日は、出社する前に、
各自、自宅でZOOM会議。

1週間の確認と、
今月のスケジュール。

今週は商人舎はお盆の休業。
商人舎流通SuperNewsは、
配信を休みます。

それでもコロナ感染newsなどは、
休業中も、その都度、発信します。

よろしくお願いします。

さて、日経新聞「経済観測」に、
オイシックス・ラ・大地の高島宏平社長登場。
「コロナ後の食の変化」
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紹介文は、
「マッキンゼー日本支社勤務を経て、
2000年に創業した」

2000年6月に、
高島宏平さんがオイシックス㈱を創業。
2016年、とくし丸と統合、
2017年、「大地を守る会」と経営統合。
2018年、「らでぃっしゅぼーや」を吸収。

2013年3月、東京証券取引所マザーズ上場。
2020年4月、東京証券取引所第一部へ市場変更。

高島さん、実に説得がうまい。
とくし丸の住友達也さんほどの人も、
高島さんと意気投合している。
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だから次々に経営統合をして、
社名も「オイシックス」から、
大地を守る会と統合すると、
「オイシックス大地」へ、
らでぃっしゅぼーやを傘下に入れると、
「オイシックス・ラ・大地」と変えてきた。

高島さんの場合は、
M&Aではなくて、大同団結だ。

いまや安全で健康な「食」に関して、
通信販売と宅配・移動販売で、
全面展開するに至った。

そのインタビュー。

コロナ禍の需要の変化。
「ミールキットが売れている」
野菜などの食材と調味料がセットになった商品だ。

欧米のスーパーマーケットでも、
必須の商品だが、
日本ではなかなか売れない。

「ミールキット」は、
「一手間加えたいとの需要に応えて、
もともと販売は伸びていた」

「そこにコロナが重なった」

「家で食事をする機会が増え、
需要が一段と高まった」

「健康志向が強まったことも背景にある」

「家族が健康でいて、できるだけ
体を壊さないような食事にしたい。
病気を予防するために
野菜をたっぷり使った食事にしたい
というニーズにも合ったようだ」

出荷数の伸び。
「2020年4~6月は、
前年同期比で約3割増えた。
1人当たりの購入額も増加傾向にある」

「旅行には行けないが、
旅行気分を味わえるような
食品の企画を組むと、かなり売れる」
北海道の土産物の食品など。

「困っている生産者の食材を買いたい
という消費者の思いが
びっくりするほど強いことがわかった」

これを高島さんは、
「応援購買」と名づける。

顧客はそれを、
「気持ちのいい消費」と感じる。
同時に、
「ちょっとぜいたくな消費をするための
理由づけにもなっている」

欧米で盛んなのが、
「フェアトレード」だが、
この考え方と同じだ。

「インターネットによって
食べるものを作る農家を
イメージしやすくなった」

このコロナ禍で、
給食がなくなって余った牛乳を販売した。
「買ってもらえた酪農家の
お礼の動画を流すと、
たくさん見られた」

動画で流すことは、
既存の食品小売業でも大事だ。

「ネットによる“つながり購買”
一般化してきた」

コロナ禍で外食も厳しい。
「そこで居酒屋や
ちょっと高級なレストランの料理を
扱い始めた」

販売は総じて好調。

高島さんのサービスは「出前」とは違う。

「注文してから届くまでに数日がかかる。
待っている間のわくわく感が違う分、
普通にある料理では通用しない」

「これはコロナの後にも残る
サービスの価値になると思う」

高島さんには会ったことはないが、
実は私の高校の後輩。

おそらく日本の食品産業を、
さらに切り拓いていく人だろう。

「業態地殻変動」の底流に、
オイシックス・ラ・大地の動きもある。

〈結城義晴〉

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