一陽来復。
2022年元旦。
昨年は2冊、本を出しました。
今年もできれば2冊くらい書きたい。
よろしくお願いします。
今朝の体重59.80㎏。
内臓脂肪率18.1。
BMI(Body Mass Index)は21.4。
BMIはボディマス指数と呼ばれ、
身長と体重から導く肥満度のこと。
これによって適正体重がわかる。
WHO(世界保健機構)が示すBMIでは、
18.50~24.99が「普通体重」となっている。
まあ、今朝の私は、
適正体重と考えていいだろう。
私の2022年元旦は適正な体重だった。
体重はここから始まる。
今年はすべてにわたって、
この「適正」を求めようと思う。
そのために、
「断捨離」を、
テーマにしよう。
あくまでも個人的なことだが。
モノの断捨離はもちろん、
コトの断捨離も、
心の断捨離も。
今年にかぎらない。
今年9月に満70歳になる。
古稀である。
中国の詩聖・杜甫が言う。
「人生七十古来稀なり」
数え年では去年の正月に古稀を迎えた。
今日、私は71歳となった。
「人生100年時代」を適用すれば、
あと30年。
だからその30年間、
断捨離を私自身のテーマとする。
中国の思想家・老子。
「善行無轍迹」
「善く行くものは轍迹(てっせき)なし」
最善の行き方とは、
轍(わだち)のような迹(あと)を残さないことだ。
善なる行いをしても、
それを誇示しない。
跡を残さないことこそ、
無為自然の生き方である。
老子はそう説いた。
老子は、
自己顕示欲こそが我執であり、
我執で行った行為はすでに、
自分のための行動であるから、
本当の善行ではない、と教える。
本来の天地自然に沿った行動とは、
何事も自然のままである。
だから誰がやったかわからないし、
恩をきせるようなこともしない。
ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」か。
武者小路実篤の「石かきさん」であろうか。
なかなかむつかしいことだ。
それでも自己顕示欲丸出しの生き方はしない。
それを行動レベルで示せば、
「断捨離」となる。
ヨーガの修行法、行法に、
断行、捨行、離行がある。
だんぎょう、しゃぎょう、りぎょうと読む。
断つ、捨てる、離れる。
断行は、新たに手にはいるもので、
不要なものを断つ。
捨行は、すでにもっているもので、
不要なものを捨てる。
離行は執着から離れる。
断つ、捨てる、離れる。
ひとつのコップに水が入っている。
水はたっぷりと入っている。
新たに水をいれると、
溢れてしまう。
だから新たに水を入れるときには、
すでに入っている水をいくらか捨てる。
さらに水を入れるときにも、
必要な量の必要な水を入れる。
なんでもかんでも水を入れない。
そして不要な水はつねに捨てる。
もっともっと水を入れよう。
コップを大きくしよう。
そんな執着から離れる。
本を書くことは、
すでにある水を捨てる行為に似る。
けっしてそこで、
自己顕示を出してはいけない。
そうして毎日を過ごす。
コップの水も適正に保つ。
捨てればあるいは少し空間ができる。
その空いたぶんは、
「自由」が増える。
この自由を満喫しよう。
それがこの1年の私のテーマだ。
よろしくお願いします。
実は、断捨離をテーマにすれば、
いろいろなことが断りやすい。
必要なことを断るつもりはない。
しかし依頼されることが増えてきた。
どれも不要なことではないが、
なかには不要なものもある。
しかし残された年月はかぎられている。
だから不要と判断することの枠を広げる。
そして自由を広げる。
よろしくお願いします。
ということでまず、
今年は年賀状をつくらなかった。
それでもいただいた年賀状は、
ありがたく頂戴し、
感謝しつつ拝読する。
いただいた賀状には、
寒中見舞いでお返しをする。
今後は、
このブログやフェイスブックなどで、
新年のご挨拶をする。
よろしくお願いします。
最後に、断捨離は、
70歳になる私が個人でするもの。
会社はそれをする必要がない。
成長するには多くの挑戦が不可欠だ。
チャレンジは多くて、失敗も多い。
それが商売だし、仕事だ。
多産多死が経営だ。
それから若い人は、
断捨離などどこ吹く風で、
手に余るくらいのことに、
挑戦したほうが断然いいと思う。
私もずっとそうしてきた。
そして若い人は、
会社が中期計画、長期計画をつくるように、
自分の3カ年計画や、
4カ年、5カ年の計画をつくったらいい。
それを重ねて長期計画を描く。
3カ年計画×3次=9年計画、
3カ年計画×5次=15年計画。
4カ年計画×3次=12カ年計画。
5カ年計画×3次=15年計画。
こんな具合だ。
計画通りに行くはずはない。
けれど計画がなければ、
修正もできない。
つまり行き当たりばったりだ。
そんな人生はつまらない。
綿密な計画でもいいし、
漠然とした思いでもいい。
私は20歳代から漠然と、
6カ年を思い描いていた。
そして不思議なことに、
6年ごとに転機が訪れた。
子どものころから、
私の人生6年周期説を念頭においた。
自分としては、
それは悪くなかった。
だから若い人にお薦めしたい。
壮年の人でもまだ遅くはないだろう。
少(わ)かくして学べば、
すなわち
壮にして為すこと有り、
壮にして学べば、
すなわち
老いて衰えず、
老いて学べば、
すなわち
死して朽ちず。
(佐藤一斉「言志四録」)
新年、おめでとうございます。
私の断捨離、1年間、
お付き合いください。
よろしくお願いします。
今年も皆さんにとって、
良い年でありますように。
最後に1年間の毎日更新を宣言します。
よろしくお願いします。
〈結城義晴〉