結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年04月24日(日曜日)

「はじまり」は 「終わり」を知る者によって開かれる。

「明日、また明日、また明日と、
小刻みに一日一日が過ぎ去って行き、
定められた時の最後の一行にたどりつく」

「きのうという日々は
いつも馬鹿どもに、
塵泥(ちりひじ)の死への道を
照らして来ただけだ」

「消えろ、消えろ、束の間のともし火!
人生はただ影法師の歩みだ」

「哀れな役者が短い時間を
舞台の上で派手に動いて声張り上げて、
あとは誰ひとり知る者もない」
ウィリアム・シェークスピア。
『マクベス』木下順二訳。
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この台詞。
まるでウラジーミル・プーチンのようだ。

スコットランドの将軍マクベスは、
勇猛果敢だが小心な一面もある男。
魔女の暗示にかかり、妻と謀って、
主君ダンカンを暗殺して王位に就く。
しかし内面と外面の重圧に耐えきれず、
錯乱して暴政を行い、
貴族や王子らの復讐に倒れる。

シェークスピアは不思議なことに、
1564年の4月23日に生まれ、
1616年の4月23日に没した。

「プーチンの戦争」は正念場を迎えた。
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対ドイツ戦勝記念日の5月9日までに、
ウクライナ東部ドンバス地方の制圧を完了し、
一定の「戦果」として誇示したい意向のようだ。
しかしウクライナ軍は、
国際社会の軍事支援を受けて、
態勢が増強されている。

小心のプーチンの内面外面の重圧は、
いかばかりか。

朝日新聞「折々のことば」
第2266回は今年1月18日版。

これも印象に残る言葉だった。
メモ帳に残っていた。

「はじまり」は
「終わり」を知る者によって
開かれる。
これは絶望の底に潜む
希望です。
〈姜(きょう)信子〉

『忘却の野に春を想う』
歴史社会学者・山内明美との往復書簡。
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姜信子は1961年、横浜市生まれの作家。
1986年『ごく普通の在日韓国人』で、
ノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞。
2017年『声 千年先に届くほどに』で、
鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。

山内明美は1976年、宮城県南三陸町生まれ。
宮城教育大学教育学部准教授。
歴史社会学・農村社会学を専攻。
東日本大震災以後は、
郷里の南三陸で農村調査を行っている。

ふたりの往復書簡は、
現代のひずみを描き出す。

「“復興”したとされる三陸沿岸の人影も
疎(まば)らな人工的な景色を見て、
ハンセン病療養所のそれをつい思う」
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「すべてが閉ざされ、断たれた後、
宗教や芸能は
発生時のいわばゼロ地点へと
いったん押し戻され、
そこから種を蒔(ま)くように
首をもたげるはずだ」

ヨハネの福音書の「一粒の麦」と同じだ。

「はじまり」は、
「終わり」を知る者によって
開かれる。

プーチン戦争の終わりを知る者は、
プーチンではない。

したがって、はじまりを開く者は、
プーチンではない。

明日、また明日、また明日と、
一日一日を小刻みに闘う、
ゼレンスキーに違いない。

そして、
多くの死を悼みつつ乗り越えた、
絶望の底に潜む希望は、
必ず成就するだろう。

さあ、私たちも、
明日、また明日、また明日と、
小刻みな一日一日の仕事に精を出そう。

〈結城義晴〉

東北関東大震災へのメッセージ

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