結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年04月18日(月曜日)

「見える戦争」と「一目で見える賢さ、人柄の持主」

Everybody! Good Monday!
[2022vol⑯]

2022年第16週。
4月第4週。

昨日はイースター。
カトリックの復活祭。

第266代ローマ教皇フランシスコ。
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バチカンのサンピエトロ広場で、
イースターのメッセージを発した。

「この戦時下の復活祭において、
私たちは多くの流血と暴力を見てきた」

「残酷で無意味な戦争」

「人類に終止符を打つか、
それとも人類が戦争を放棄するか――」

「世界の指導者たちが
約70年前の科学者たちの問いかけに
耳を傾けますように」

この科学者たちの問いかけとは、
アインシュタインらの1955年の宣言である。
核戦争による人類絶滅の危機に、
科学者たちが警鐘を鳴らしたものだ。
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ローマ教皇。
「みなさん、戦争に慣れないで、
平和を祈りましょう」

ロシア正教の今年の復活祭は、
4月24日の日曜日だ。

ロシアもウクライナも、
この日は同じ。

休戦協定でも結ばれるか。
それでも戦争が止まることはいい。

先週金曜日の大機小機。
日経新聞の経済コラム。

「見える戦争」の平和的帰結
コラムニストは無垢さん。

「”プーチンの戦争”は、
史上初の”見える戦争”である」
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「新型コロナウイルス禍と
デジタル技術の発達という複合要因のなか、
世界の人々がロシア軍による
ウクライナ侵攻を目撃した」

「子供や老人、学校や病院を含む
無差別攻撃や住民殺りくの戦争犯罪に憤り、
避難民の苦難に心を寄せた」

「見える戦争」

コラムニスト。
「試されるのは人類の知恵である」

「プーチンの戦争を受けて
抑止力という名の軍拡競争に走るか、
戦争の時代を終わらせるため軍縮するか」

「大砲(軍事)よりバター(民生)を
選択するときだ」

同感だ。

「プーチンの戦争は軍事力対経済力の闘いだ」

「資源と外資頼みのロシア経済に対して
日米欧による経済制裁の効果は絶大だが、
制裁効果を高めるには
世界経済への跳ね返りを覚悟するしかない」

「プーチンの戦争のあと
ウクライナ復興には莫大な資金がかかる。
制裁で衰退するロシアにも
再建の手助けがいる」

「第1次大戦後、
ドイツに過大な負担を強いた結果、
何が起きたか」

「ケインズの『平和の経済的帰結』が教える」
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ジョン・メイナード・ケインズは、
1919年、英国大蔵省主席代表として、
ヴェルサイユ会議に出席した。
ケインズは敗戦国のドイツ経済では、
負担しきれない巨額賠償に反対して辞任。

その後、ヴェルサイユ体制は、
ドイツへの莫大な賠償金を課したが、
ケインズは「平和の経済的帰結」を出版して、
反論キャンペーンを行った。

コラムニストは、最後には、
プーチンが必ず負けるであろうと予測しつつ、
対応の仕方を先読みして示唆する。

そして言う。
「いまは外交力を結集して停戦を急ぎ、
平和体制を構築するときだ」

「難民支援、復興支援に加えて
真の冷戦後に見合う国連改革が課題だ」

「米中対立を防ぐためアジア太平洋に
巨大自由貿易圏を創設して
経済融合を促すことだ」

「核大国の大統領が
核兵器使用で威嚇したことで
“核兵器なき世界”は遠い理想ではなく、
核軍縮が緊急課題になった」

「平和構築を担うのは
“核兵器なき世界”を掲げる
岸田文雄政権である」

「唯一の被爆国として
日本の責任はかつてないほど重い」
自覚したい。

大砲よりバターである。
つまり軍縮である。

それはわかっている。
しかしその平和体制を構築するために、
プーチン戦争をいかに終わらせるか。

ローマ教皇ではないが、
私たち庶民には祈るしかないのだろうか。

このブログは商売のこと、
商業のこと、小売業、サービス業のこと、
知識商人のことを日々、記すものだ。

しかし残忍な「見える戦争」は今、起こっている。
商売のことだけを考えてはいられない。

朝日新聞一面「折々のことば」
今日の第2353回。

「喋(しゃべ)って
解決するような物事は

世の中にはひとつもありません。
喋れば喋るほど
紛糾するのが世の中です」

(渡辺京二『なぜいま人類史か』から)
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「人は何でもかんでも
ペチャクチャ喋る必要なんかなく、
人の賢さも人柄やたちも、
たとえ使う言語が違っても
一目で見抜けるものだ」

そう、プーチンも一目で見抜ける。

「意が通じることと、
言葉を巧みに使いこなせることは
同じでない」

編著者の鷲田清一さん。
「たしかに、”口達者”ばかりが
大手を振るような社会は
どこか軽い感じがする」

プーチンと親しそうにしていた首相も、
どこか軽い感じはする。

そして喋れば喋るほど紛糾した。

今、求められるリーダーは、
一目でわかる賢さや人柄の持主だ。

そんなリーダーたちが、
世界を軍縮へと牽引していく。

そんなリーダーたちが、
産業や会社を構造改革していく。

だからそんなリーダーに委ねよう。

しかし、果たして、
それぞれの局面で、それは誰か。

深く考え込んでしまうところに、
現在の問題の根深さがある。

少なくとも自分の周りには、
そんなリーダーを見つけられるだろう。

そしてあなたも、
そんなリーダーになることが出来るだろう。

それを信じるしかない。

では、みなさん、今週も、
一目でわかるリーダーを目指そう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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