結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年12月11日(月曜日)

商人舎12月号特集「ポップアップのススメ」の「売り切れ御免」商法

Everybody! Good Monday!
[2023vol㊿]

2023年も第50週。
12月第3週。
あと3週。

いよいよ押し詰まってきた。

今年2023年元旦の年賀状。
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1年は早いもので、もう年賀状の季節です。

昨年の賀状でご報告したように今年から
㈱商人舎として「賀状廃止」としました。

ご理解ください。

商人舎の年賀のご挨拶は、
この毎日更新宣言ブログにて。

よろしくお願いします。

もちろん結城義晴のごく個人的な年賀状は、
ほんのわずかな枚数で、
しかも元旦に届く保証はありませんが、
出そうかなと思っています。

こちらもよろしくお願いします。

さて本日は、
月刊商人舎12月号発刊。202312_coverpage

特集は、
「ポップアップ」のススメ
「売り切れ御免」の期間限定商法

商人舎独自の表紙の言葉。
[CoverMessage]
定番は「ステープル」、非定番は「シーゾナル」。野球で言えば、定番はレギュラー、非定番はピンチヒッター。サッカーで言えば、スターティングメンバーとサブメンバー。その中に「スーパーサブ」がいて、彼らが活躍すると勝利が訪れる。
「突然現れる」。それが「Pop Up」の意味である。商売では「期間限定、売り切れ御免」の商法のことだ。それが「ポップアップセール」である。
コロナ禍でショッピングセンターに入居していた店が数多く閉店に追い込まれた。その退店スペースを「ポップアップストア」として活用する事例が増えている。しかしその本質は定番の呪縛から解放された「ポップアップ」にある。
コストコもトレーダー・ジョーもダイソーも、そしてかつてのKマートも「ポップアップ」を最大限に活用した繁盛店であり、トップ企業だった。
今、そのポップアップの条件を整理し、同質化の競争から抜け出す方策を考察し、面白い商売の在り方を提案する。

特集では小島健輔さんに、
初めて寄稿してもらいました。
㈱鈴屋出身のアパレルの専門家で、
DCブランド隆盛の時代に、
一世を風靡したコンサルタントです。

「ポップアップストア」に関して、
鋭い分析をしてもらいました。

さらに以下の目次をご覧ください。
202312_contents
特集のほかに、
[特別企画]
ズバリ評価!! 23年度上半期決算
コングロマーチャントと総合スーパーチェーン、
スーパーマーケットチェーン、
コンビニエンスストアチェーン。
総じて好調だったが、
総括の一文。
「波は短期的に動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には波の下にある潮流のほうが
ずっと重要である」

[特別研究]
ヤオコー標準店進化モデル
202312_yaoko_a

11月28日(火)オープンのヤオコー松戸上本郷店。
売場面積は557坪、初年度年商25億円の計画。

この店でヤオコーは斬新な実験を試みた。

私は高く評価して書いた。
ヤオコーのトライは画期的だ
OperationかIn-Store Merchandisingか
202312-yaoko-yuuki
ぜひ、読んでください。

そして皆さんも、挑戦してみてください。

それから最後に、
[USリテール特別リポート]
HEBダラスの「最新店」一挙公開
今、日本のローカルチェーンの最適モデルはこれだ!

10月の商人舎スペシャルコースで、
ウェグマンズNYCとともに、
大きな収穫だったのが、
このHEBのダラス商勢圏の最新店。
202312_heb00
写真を62枚も使って、
12ページの誌面をつくった。
202312_heb-42

紙(Paper)の雑誌だけでなく、
網(Web)でphotoを拡大して、
売場づくりを見てください。

最高の店を再現しています。

今月号の「ポップアップ」。
年末商戦で試してみるもよし、
来年の挑戦課題にするもよし。

最後に[Message of December]
売り切れ!

君の店は品切れが多いなあ。
君の売場は品切れだらけだ。
「品切れ」はキラーフレーズだ。
もちろん品切れだらけでは店ではない。

だが半面、品切れは、
売れてしまった証である。
まったく売れなければ、
品切れはいっさいない。

万代の商売の鬼・山下和孝。
鮮度の悪い店では、
あえて品切れさせた。
夕方、わざと欠品させた。

すると毎日、商品が回転して、
徐々に鮮度がよくなっていった。
そこでクレンリネスをとことんやって、
いい品を安く売った。

いい品を安く売ると、また売れた。
そして品切れした。
それを繰り返して、
品切れギリギリの発注力が身についた。

鮮度のいい商品が、
品切れギリギリまで並んだ。
顧客の信頼が生まれて、
鮮度の悪い店が蘇った。

毎日、大晦日の商売をした。
年末際の緊張感で商売した。
売り切りに徹した。
鮮度は良くなり、信頼は高まった。

売り切ることこそ商売の王道だ。
だから品切れを恐れてはならない。
売り切って終わるのが、
商売の正道だ。

「売れ筋でロスを出せ」
売れ筋は絶対に品切れさせるな。
セブン-イレブンの鉄則だった。
しかしその時代は終わった。

サステナブルの時代。
売り切りこそ王道だ。
売り切れ御免は、
商売の正道だ。

だから提案しよう。
「品切れ」という言葉は使うな。
「売り切れ!」と言い続けよう。
毎日、大晦日の商売をしよう。
〈結城義晴〉
202312_message

ポップアップは、
必ず売り切る。

だから売り切れ御免なのだ。

では、みなさん、今週も、
売り切ろう!

Good Monday!

〈結城義晴〉

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