結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年06月23日(月曜日)

グレートアイランド倶楽部とサミット北綾瀬店内覧会の「挑戦」

Everybody, Good Monday!
[2025vol㉕]

2025年第26週。
6月第4週。

すでに夏至も過ぎた。

章かな空梅雨。
もう慣れてしまったが、
6月なのに猛暑。

今日は千葉県の名門、
グレートアイランド俱楽部。IMG_3926 (002)

毎年10月に、
女子プロゴルフトーナメントが開催される。
伊藤園レディス 。

かつてこのコースを舞台に、
「ドクターズ」と名づけられたコンペをやっていた。
「マスターズ」の上をいく「ドクターズ」。
スーパーマーケットのトップが参集した。

だから私もコースをよく知っている。IMG_3927 (002)

気温は30度を超えて32度。
けれど元気にラウンドした。IMG_3928 (002)

江島祥仁さんのパッティング。IMG_3929 (002)

メンバーは私の隣にその江島さん、
荻田築さんと松井康彦さん。IMG_3930 (002)

お二人とも伊藤園の最高顧問。
江島さんは伊藤園副会長を務めた重鎮。
ドクターズの主催者でもあった。

荻田さんは伊藤園の営業を統括したあと、
タリーズコーヒージャパン㈱で、
社長、会長の職を担った。
荻田さんも伊藤園の重鎮。

江島さんと荻田さんとは、
私も松井さんも長い付き合いだ。

ラウンドの世話をしてくれた、
キャディの小柴さんを囲んで、
4人勢揃いの写真。
IMG_3934 (002)
お二人とも実にタフだった。
ともに猛暑のゴルフに「挑戦」した。

さて今日はサミットの新店の内覧会。

東京・足立区北綾瀬。
サミットららテラス北綾瀬店。
山本恭広編集長が取材に行った。

北綾瀬駅周辺が再開発されている。
そのエリアの約2630坪の敷地を、
三井不動産が開発した。
三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬。
サミットはこのSCに出店した。
summit-gaikan

北綾瀬駅は東京メトロ千代田線の始発駅。
その駅連絡通路が施設の2階に直結。
商業施設は地上4階建て。

ノジマ、ダイソー、ジーユー、西松屋、
それからフードサービスなど。
51のテナントが出店する。

サミットは1階に出店。

グランドオープンは明日の24日(火)。
しかし今日の午後3時から、
地域住民を対象にしてソフトオープンする。

9時前にマスコミが店内撮影をした。

サミットストア北綾瀬店の初年度の売上高、
目標は39.1億円。

売場面積は652坪。

先頭の青果売場は美しい陳列。
右手にフレッシュサラダコーナーを配置する。summit-produce

店内の柱はサミットカラーの緑。

服部社長はこれを、
「現在進めているブランディングの一環」と語る。

青果に続くのは鮮魚売場。
「Osakana Kitchen」のロゴがつけられた対面コーナー。

鮮魚売場に続いて壁面売場は精肉、
それが店舗奥の冷凍食品売場まで続く。summit-frozen

最終コーナーは、
惣菜とインストアベーカリー。summit-deli

9時から朝礼が開催され、それも公開された。

部門ごとに従業員が音楽にのって、入場する。
曲はディズニーランドのエレクトリカルパレード。
総勢100名を超える。summit-open.
朝礼がショー化されている。

服部哲也社長は嬉しそうにあいさつした。
「スーパーマーケットの仕事は楽しい。
そしてサミットの仕事は楽しい」

「皆さんがどれだけ楽しめるか。
この瞬間をみると全然大丈夫だと思う。
これからずっと楽しんで
お店をやっていけるかが、
大切なことです」summit-hattori01

店長の岡悠一さん。
今年1月に内示を受けた。
それまでは瑞江店の店長。summit-oka

会場を変えて10時過ぎから、
サミット㈱による記者会見。summit-press.mtg

出席者は服部哲也社長と、
岡田崇常務執行役員MD本部長、
浦野耕一執行役員サイト開発部・施設活性化部担当。

服部社長は朝礼の演出に関して、
「『作』と『演』の関係で言うなら、
『作』はありません。
すべて店長をはじめ店で考えてやっています」summit-hattori2
さらに言う。
「ああいうスタートが切れることが、
店にとって歴史になる」

店の成功の手応えを感じている様子だ。

浦野さんが北綾瀬店の位置付けと、
商圏の特徴を説明する。summit-urano

岡田さんは商品政策の基本的な考え方と、
北綾瀬店独自の取り組みを説明してくれた。summit-okada

サミットにとって、
今年度最初にして唯一の新規出店。
既存店に横展開を図る、
さまざまな取り組みがあった。

店舗の詳細はこれも商人舎7月号で詳解しよう。

暑いあつい1日だったが、
サミットと服部さんの新しい挑戦、
期待しつつ高く評価しよう。

では、みなさん、今週も、
挑戦です。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2025年06月22日(日曜日)

13年前の清水信次・矢野博丈とイラン攻撃のトランプの言葉

facebookは面白い。

突然、過去の写真が出てきた。
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清水信次さん、86歳。
矢野博丈さん、69歳。

2012年6月20日。
㈱大創産業の埼玉RDCお披露目会、
及び創業40周年記念パーティー

お二人とも故人となられた。

いい写真です。

場所は、埼玉県久喜市の工業団地の一角。
埼玉リージョナルディストリビューションセンター。

その入り口に看板。
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この年、大創産業は創業40周年を迎えた。
こうしたお披露目は40年目にして初めてだった。

会場入り口には、お祝いの花がずらりと並ぶ。20120621182403.jpg

総面積1万8000坪、うち600坪が自動ライン。
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RDCの特徴は3つ。
1つは、自動倉庫、自動マテハンの活用。
2つ目は、きれいなカラーリング。

グリーン、水色、オレンジ、ピンク。
カラフルで倉庫内とは思えない。
しかしそれが矢野社長のカラーであり、
ダイソーの社風をよく表している。
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3つ目が、オリコンに、
スマートタグを取り付けたこと。

効率化とペーパーレス化が図られた。
13年前のことだ。
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主力商品、高回転商品は、
パレットのまま置かれる。
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ダイソーのオリジナルパレットには、
水色とオレンジがある。

オレンジが自動倉庫用で、
それ以外が水色。
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オリコンは、グリーン。
色分けによって、
商品の流れがよくわかる。

お披露目会のはじめに、
矢野博丈社長がごあいさつ。20120621182607.jpg

メーカーや問屋、銀行などの取引先が、
多数集まった。
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矢野社長の挨拶は、
いつものようにダジャレから始まった。

しかし創業当時から、
この日までを振り返った。

「10万円を持って、
2トン半のロングボディトラックを駆って
大阪の鶴橋駅ガード下にある
露天商や担ぎ屋向けの小間物問屋に行った。
そこで仕入れた少し傷物の鍋を、
上代の1割で仕入れて、安く売った」

「2部屋の事務所で、
仕入れた商品を仕分けてしていた。
RDCならぬ、2LDだった」

「お客の離れるスピードは速い。
緊張して生き続けていきたい」
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多くの参加者が、
矢野社長の話をじっくりと聞いた。
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清水信次さんも駆けつけた。
当時、㈱ライフコーポレーション会長、
日本チェーンストア協会長、
国民生活産業・消費者団体連合会会長。
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その後ろは、坂東英二さん
元プロ野球選手。

来賓のあいさつトップは、
㈱ヤオコー会長の川野幸夫さん
日本スーパーマーケット協会会長。
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「矢野さんは世の中を見る確かな目、
人生を謙虚に生きる姿勢、
ダジャレを連発する頭の良さをもつ。
駄洒落を飛ばしながらも、
独自の経営哲学を貫いている」

来賓のあいさつの後は、
お祝いのくすだまわり。
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そして場所を移して懇親会。

私はこの日のブログに書いている。
もともとは1858年のアメリカ、
フランク・ウールワースが、
ワンコインストアの業態を始めた。

バラエティストアと称された。

歴史的にみると、
百貨店、スーパーマーケットに次ぐ、
由緒ある業態である。

それを矢野博丈が、
日本で興した。

お祝いの鏡割り。
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懇親会の来賓あいさつは清水さん。
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「政治家も行政ももう当てにならない。
産業界、それも消費産業が力を発揮して、
この国のために働こう」

2025年の今も、
この清水さんの指摘は変わらない。

さて、米軍が22日未明、
イランの核施設を攻撃した。

フォルドゥとナタンズ、イスファハン。
ドナルド・トランプ大統領は、
いつものようにSNSで報告。

「3つの核施設への攻撃を成功裏に完了した」

イランは「重大な国際法違反だ」

国連のグテーレス事務総長も、
「国際法違反」と批判する。

しかしトランプ。
「米国、イスラエル、世界にとって、
歴史的な瞬間だ」

「イランはいま、
この戦争を終結させることに
同意しなければならない」

21日夜にはホワイトハウスで、
国民向けに演説した。

「いまこそ平和を築くべきだ。
そうしなければ今後の攻撃は、
はるかに大規模なものになるだろう」

朝日新聞「天声人語」

「トランプ大統領の言動には
驚かなくなってきたが、
先日のSNSの投稿には衝撃を受けた」

「少なくとも今のところ、
我々は彼を排除(殺害!)するつもりはない」

「kill!」を使った。

「彼」とは、イランの最高指導者ハメネイ師。

「居場所は正確に把握している」
「我々の忍耐は限界に近づいている」

コラム。
「トランプ氏の言葉で感じるのは、
立場の重さとは対照的な、
響きの『軽さ』である」

同感だ。

「同じ言葉でも、どんな場所から、
どれほどの深みから語るかで、
低俗にも高潔にも響く――」

フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユの言葉。
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矢野博丈の言葉は、
軽そうに聞こえて、
深みをもっていた。

いまさらながらに、
また会いたい。

〈結城義晴〉

2025年06月21日(土曜日)

商業経営問題研究会と森龍雄・工藤澄人のベントンビル珍道中

今日は商業経営問題研究会。
Retail Management Learning Circle、
略してRMLC。

1990年代に生まれた勉強会で、
はじめは故杉山昭次郎先生を囲む会だった。
「杉山ゼミ」と称した。

杉山先生が引退されると、
磯見精祐さんが座長となって、
研究会は続いた。

その磯見さんが2007年11月にご逝去。
翌年、結城義晴が座長を拝命して、
研究会は続けられた。

日本チェーンストア協会の会議室をお借りして、
歴代会長の遺影の前でディスカッションもした。
RMLC

この研究会から生まれたのが、
東洋経済新報社刊『小売業界ハンドブック』
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私が参加できなくなってからは、
事務局長の高木和成さんが中心となって、
現在は山本恭広編集長が参加している。

今年17日には月刊商人舎の座談会を開催した。
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それが商人舎2月号に掲載された。

[緊急特別企画]
西友はどうなる?!
OBと語るカウントダウンまでの顛末とその真因
スクリーンショット 2025-04-20 114106

今日の研究会へのご参加は、
左から村上篤三郎さん、
井口征昭さん、髙木一成さん、
小林清泰さんと山本編集長。IMG_3906 (002)

テーマは二つ。
第1が米騒動に見る小売業の対応。
それぞれに鋭い指摘、皮肉な見方など、
RMLCらしい理屈っぽい話になった。

第2が小型店の可能性。
「既存コンビニ停滞の一方で、
なぜ、まいばすけっとが伸びるのか」

こちらは月刊商人舎の特別企画にできる内容だ。

次くらいには私も参加したいと思っている。

それから昨日は工藤澄人さんが、
商人舎オフィスに来てくれた。IMG_3904 (002)

商業界に入社してから、
月刊食品商業編集部に11年在籍した。

その後、月刊商業界編集長を5年、
商業界セミナー部長としては10年。
この間、商業界ゼミナールを仕切った。

私が取締役や社長のころは、
2月ゼミ企画は私がつくった。

その結城義晴がすでに退任していたから、
ゼミナール企画も工藤部長がつくった。

それから工藤君の単行本編集長時代には、
大ヒット企画を連発。

売り出し中のコンサルタントなど、
工藤澄人がゴーストライターだった。

本の中身よりも、
その文章力で売れた。

商業界という出版社のなかで、
執筆力はトップだった。
だから小説を書いたら、
第13回日経小説大賞の次点に入った。

小説家としてはもうひと頑張りだ。

山本恭広、工藤澄人。

どちらも商業界に入社して、
すぐに食品商業に配属された。
編集長は結城義晴だった。

いわば私の愛弟子。

立派に成長してくれて、
ほんとうにうれしい。

工藤君は1999年、
故森龍雄先生と連れ添って、
ウォルマートの取材に行った。

森先生はセブン-イレブン加盟店オーナーで、
なおかつペガサスクラブ所属コンサルだった。

現場主義という意味では、
故渥美俊一先生がもっとも信頼していた。

1990年に商業界から単行本を出した。
森龍雄著『ウォルマートの成長戦略』
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いい本だった。

この後、森龍雄はウォルマートに関して、
日本で一番詳しいコンサルタントになった。

そのうえ森・工藤の米国行きは、
当時の㈱商業界社内では、
実に珍しい出張だった。

20代若手編集者の単独取材渡米。

私が指示したそうだが、
そのことは忘れていた。

二人の目的は、
「ネイバーフッドマーケット」の調査だった。

ウォルマートは1945年、
故サム・ウォルトンが、
バラエティストアのFCとして創業した。

1962年にディスカウントストアに業態転換し、
この新業態で大成功を収めた。
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さらに1988年に、
スーパーセンターを開業した。
この画期的フォーマットによって、
ウォルマートはシアーズを抜いて、
全米第一の小売業となった。

1990年代は他を圧倒していた。

そのウォルマートが、
スーパーマーケット業態に初挑戦した。

アメリカ中の話題をさらった案件だ。

1998年にこの実験のニュースが流れると、
翌1999年にはアルバートソンが、
業界4位のアメリカン・ストアーズを買収。
買収額は117億ドル、店舗数は1500店だった。

ウォルマートには量で太刀打ちするしかない。
それが共通認識だった。

しかしこれが後々までの教訓となる買収だった。
まさに成長ではなく、膨張だった。

アルバートソンは当時、第5位ながら、
超のつくエクセレントカンパニーだった。

「ウォルマート、
スーパーマーケットに参入」
このニュースだけで大型M&Aが起こり、
それがきっかけとなって超優良企業が、
没落の道を歩み始める。

ウォルマートは、
4店のネイバーフッドマーケットを、
一挙にオープンさせた。

ウォルマート専門家の森龍雄は、
ネイバーフッドマーケットに注目した。

編集者としての工藤澄人は、
その調査に同行することにした。

そして森・工藤のコンビは、
ウォルマートの本拠地アーカンソー州、
ベントンビルに降り立った。

新しい実験はやはり、
本拠地で行われたのだ。

その珍道中は捧腹絶倒。

工藤君は小説家として、
いつか物語にするのだろう。

そんなことを話しながら、
実に楽しい夜となった。

シンガーソングライターのみなみらんぼう。
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「過去を思い出すのは何も、
思い出にひたりたいというだけではない。
確認することによって未来が、
見えてくるのでなければいけない」

ありがとう。

〈結城義晴〉

2025年06月20日(金曜日)

True Data株主総会と「何が変わらないか」に集中せよ!

今日は東京・浜松町。

日本生命浜松町クレアタワー。IMG_3901 (002)
このビルの6階。
浜松町コンベンションホール会議室。

㈱True Dataの株主総会。

見えない真実を見に行こう。
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予定通り、議事は進行して、
議案はすべて快く承認された。

5人の取締役が再び選任された。

米倉裕之さん、島崎尚子さん、
玉生弘昌さん、伊藤久美さん、
そして結城義晴。

その後の取締役会で、
米倉さんが代表取締役社長に再任、
島崎さんが取締役上級執行役員。

玉生さん、伊藤さん、結城が非常勤取締役。

社外取締役で監査等委員は、
石原弘隆さん、村山利栄さん、
保井俊之さん。

総会では株主の質問に答えて、
米倉さんが実に見事に、
True Dataのビジョンを語った。

それも米倉さんらしく、
True Dataらしく、
「模倣困難性」を強調した。

そのあと、これも株主の要望で、
非常勤取締役が語る局面となった。

最近の上場企業の株主総会の流行のひとつだ。

米倉さんのご指名で、
伊藤さんが実にてきぱきと質問に答えた。

玉生さんも私も、
その間にスピーチを準備したが、
残念ながら指名されなかった。

FORTUNE500では、
いま、世界第1の企業がウォルマート、
第2の企業がアマゾン・ドットコムだ。

つまりこれは、
21世紀が小売業の時代であることを象徴している。

同時に21世紀は情報の時代である。
異論は出ないだろう。

True Dataはその小売業の情報を、
いまのところID-POSデータを主体に、
POSデータを融合させて、
マーケティングし、産業に貢献する。

これからの可能性は無限に広がる。
それが私なりのTrue Dataに対する期待だ。

しかもTrue Dataはゼブラ企業として、
社会貢献と収益性を、
トレードオンしようとする。

プラネットが日本の雑貨や医薬品の世界で、
なくてはならないインフラになっているように、
True Dataも日本の消費社会に、
必須の存在になる。

全員揃って記念写真。IMG_3899 (002)

さて、FINANCIAL TIMES。
日経新聞に翻訳記事が掲載される。
「トランプ政治 誰がために」

書き手はマーティン・ウルフ氏。
チーフ・エコノミクス・コメンテーター。
Martin_Wolf_World_Economic_Forum_2013

私はこの人の切り口が好きだ。

問題提起する。
「トランプ米大統領は、
誰の利益のために行動しているのか――。
彼の政策によって誰が得をするのか――」

ブルガリアの政治学者イワン・クラステフ氏。

トランプは、
「醜悪な手段で自分の利益を追求している」

だが「ほかの人々の利益はどうなのか」

途上国支援を担う米国際開発局を、
非情にも解体した。

だから、海外の貧困層に無関心なのは明白だ。

では、自分に投票してくれた、
普通の米国民のことを気にかけているか。

「大型減税・歳出法案」が米国下院で可決され、
現在、上院で議論が進む。

トランプ大統領は、
「一つの大きくて美しい法案」と呼ぶ。

しかし同法案による恩恵のほとんどは、
富裕層が受ける。

貧しい人はさらに貧しくなり、
巨額の米国財政赤字は放っておかれる。

「関税は輸入品への売上税」のようなものだ。
国内で生産される代替品の価格を押し上げる。

概して貧困層は、
所得の多くをモノの購入に充てるが、
富裕層はサービス支出や貯蓄に回す比率が高い。

つまり「関税は逆進性が強い」。

だからトランプ政策を財政面からみると、
「逆進性の強い減税による歳入減を、
逆進性の強い増税で賄おうとしている」

そして「財源としては不十分」

経済学者ポール・クルーグマン氏。
「私は共和党の意図には日頃から懐疑的だが、
この法案はあまりに逆進的で、
私でさえ衝撃を受けた」

「誰がために」

これは極めて重要なことだ。
True Dataにとっても。

同じ日経新聞「エコノミスト360°視点」
こちらはイェスパー・コール氏。
「日本は復活の始まりにある」
イエスパーコール

日本語が堪能なエコノミスト。
有難い、励ましの記事だ。

アマゾン創業者ジェフ・ベゾスの言葉を紹介。
「何が変わるかを予測しようとせず、
何が変わらないかに集中すること」

次の大きなブレークスルーを予測するより、
顧客にとって基本的で、
一貫したニーズを提供する。

それがよりよい収益を上げる考え方だ。

コール氏は言う。
「トランプ革命、共産主義の中国、
分裂した欧州に比べ、
日本は民主主義が実際に機能している」

「基本的で一貫したニーズにこたえるという、
日本の得意な潮流に吹く追い風は、
当分やむことはないだろう」

暖かい言葉だ。

小売業のデータのなかで、
「何が変わらないか」にも集中すると、
「何が変わるか」を予測することよりも、
人々の生活に貢献することができる。

そしてそれが収益性を担保してくれる。

『ポジショニング戦略』の著者アル・ライズ。
「変化が激しくなるほど、
変わらないものの価値は上がる」

「波は短期的に動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には波の下にある潮流のほうが
ずっと重要である」

このところの講演で、
いつも言ってきたことだ。

「何が変わらないか」
そこに鍵がある。

〈結城義晴〉

2025年06月19日(木曜日)

ジェプラ総会講演「不易流行、元は一つ也」の「Trade on」

天気図を見ると、
梅雨前線が姿を消した。

そして猛暑が到来した。
今年は空梅雨になるのか。

毎日新聞「余録」が石塚友二の一句を紹介。
百姓に泣けとばかりに梅雨旱(ひでり)

新米の収穫に影響が出なければいいが。

今日は、東京・御成門。
ストローハット抜きには歩けない。IMG_6718

徳川家霊廟の有章院霊廟二天門。
国の重要文化財に指定されている。
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そして東京プリンスホテル。
東京タワーがホテルの建物の真後ろに、
ニョキっと出ている。
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今日は、
協同組合ジェプラ通常総会。
私はその記念講演をする。

昨日は軽井沢で、
今日は東京で、
連続講演。

何と、どちらも聴講してくれた人がいた。

ジェプラの前身は「日本パッケージ研究協会」。
1981年(昭和56年)6月の設立。
Japan Package Research Association。
頭文字をとって「JPRA」と名づけられた。

1987年(昭和62年)1月、
協同組合ジェプラとなって、
初代理事長に大木賢次氏が就任。

メンバーは全国のパッケージディーラー。
現在13企業・グループ従業員数約650名。

講演会場は3階のゴールデンカップ。
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はじめに川和利行理事長のあいさつ。
㈱川和社長。
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実にしっかりした挨拶だった。

私の講演タイトルは、
「不易流行、元は一つ也」
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タイトルのスライドには、
月刊商人舎6月号の表紙のイラストを使った。
’25ニッポン小売業番付

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2019年にこの会で講演した。
そのあとにCOVID-19パンデミックが起こった。

だから冒頭の講義は、
「コロナが時間を早めた」 

それから松尾芭蕉の言葉。
弟子の向井去来が『去来抄』に記した。
「蕉門に千歳不易の句、
一時流行の句と云ふ有り。

芭蕉一門に千年も変らない句と、
一時に流行する句とがある。

「是を二つに分て教へ給へる、
其元は一つ也。」

師匠はこれを二つに分けて教えてくださった。
しかしその根本は一つである。

「不易を知らざれば基たちがたく
流行を知らざれば風新たならず」

変わらない不易を知らなければ、
基本が成り立たない。
変わる流行を知らなければ、
新しい風流は生まれない。

そしてその根本は一つである。IMG_6732

コロナ禍以降、社会は大きく変わった。

商売の世界では競争が変わった。
コロナ前に見えていたことが、
あっという間に現実となった。

そして商品が変わった。
コモディティ化現象はさらに進んだ。

原材料の高騰、円安と価格改定、
そのうえ、トランプ関税。

さらにイスラエルのイラン攻撃で、
原油価格もどこまで高騰するのか。

世界は不安に陥っている。
だから消費は徹底して節約志向だ。

それでも顧客は必ず喜びを求める。
幸せを追求する。

だからノンコモディティ商品領域でも、
反動のように新しい潮流が登場する。

トレイも包装資材も、
その両方を求めねばならない。

「トヨタ生産方式」の生みの親・大野耐一さん。
方程式を示した。
現在の能力=仕事+ムダ

どんなにスキルがアップしても、
能力にはかならずムダが潜んでいる。
だから「なぜ」を5回、問い直せ。
そしてムダを徹底的に排除せよ。

コモディティ対策はこれしかない。
執拗にムダを除去する。
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その一方でノンコモディティを追究する。

だからトレードオフと決別して、
トレードオンへ。

「トレードオン」とは「両立性」である。
一見両立しそうもない二律背反を超え、
新たな価値を生み出すことで、
社会価値と経済価値を両立させる。

コロナ禍でわれわれは、
トレードオンを実践した。
[感染拡大防止]×[経済の活性化]

それが当たり前となった。

結語はマイケル・オークショット。
「変化のときに選びうるのは、
確実な損失か、不確実な利益かの
いずれかである」
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ご清聴を感謝したい。

17時からは2階マグノリアホールで懇親会。
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取引先のメーカーの皆さんも参加した。

㈱ジェプラの渡邉琢也社長が開会のあいさつ。
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そのあと来賓のあいさつと乾杯の音頭。
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この会は実に密な懇親をする。
それが特徴だ。

私は理事長の川和さんと、
アメリカの流通について語り合った。
川和さんは大学時代から、
卸売業のゼミに入って研究した。
米国卸のフレミングの話で盛り上がった。
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実に勉強熱心な経営者であり、
業界のリーダーだ。
まだ57歳。
全力で応援しよう。

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山梨の㈱オオキのお二人。
大木勝志会長と大木賢太郎社長。
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大木会長には商業界時代から、
ずっとお世話になっている。
健太郎さんの顔つきが変わってきた。
楽しみだ。

そしてコンサルタントの城取博幸さん。
城取フードサービス研究所所長。IMG_6759
食品商業編集長の時代に、
毎月の原稿を執筆していただいた。
それ以来の長い付き合いだ。

私より二つ下で古希を過ぎたそうだ。
ほんとうに久々にお会いしてうれしかった。
私の講演も聞いてくれた。

中締めはジェプラ副理事長の土田博美さん。
㈱かねひろ代表取締役。
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この協同組合を温かく見守りつつ、
支えてくれる人だ。

そして関東三本締め。
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気持ちのいい会だった。

2日連続の講演だったが、
私は充実していた。

心から感謝したい。

不易と流行のトレードオン、
その元は一つである。

〈結城義晴〉

2025年06月18日(水曜日)

暗い時代の「希望を語る役割」と「ツルヤ共配協議会講演」

イスラエルのイラン空爆。
これはもう完全に戦争だ。

イスラエルのパレスティナ攻撃。
ロシアのウクライナ侵攻。
さらにインドとパキスタンの攻防。

地球上には戦争ばかり起こっている。

今日の日経新聞巻頭コラム「春秋」
深く共感した。

ハンナ・アーレントを引く。
ドイツ系ユダヤ人の政治思想家。
1906年生まれ、1975年没。

その『暗い時代の人々』
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「政治など社会の公的領域が暗い時代には、
人は身の回りの人間性に光を求める」

コラムニスト。
「中東の戦火が発するのは
物事が武力で決まるというメッセージだ」

「世界の上層では強い者の気ままに
周囲が調子をあわせる奇態が演じられる」

G7然り。

「閉塞感は簡単には消えそうにない。
だがそんな時世と諦観しては、
殊に若い人に酷だ」

同感だ。

「暗い時代、社会のリーダーや、
多少とも余裕のある大人には、
希望を語る役割があるのではないか」

その通り。

私たちには希望を語る役割がある。
責任がある。

「小さなことでもいいから
善きものに忠実な姿を見せ、
周囲を照らす」

私もそうして生きていきたい。

今日は軽井沢へ。
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日本を代表する避暑地のはずが、
結構暑い。
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軽井沢プリンスホテル西館。
第33回ツルヤ共配協議会年度総会。
そこで記念講演。
11年ぶりだとか。
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長い廊下を歩いて、
中庭をはさんだ先が講演会場。
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「長野の間」。
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控室で1時間ほど、
㈱ツルヤ前会長の掛川興太郎さんと話した。
専務でご長男の掛川忠昭さんもご一緒。
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掛川さんは去年、心臓の手術をされた。
それでも顔色は良いし、お元気な様子。

話は城功先生や渥美俊一先生から始まって、
吉田繁治さん、宮崎文明さんまで。
さらに北野祐次さん、荒井伸也さんも、
遠藤須美雄さんも登場した。

さらに長野県の競争環境の変化、
群馬県への出店戦略、
投資に関する考え方。

掛川さんとツルヤの考え方がよくわかった。

そして当然、アメリカのパブリックス、
ウェグマンズやHEBなど、
非上場スーパーマーケットなどについても、
深く語り合った。
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私にとっては実に楽しい時間だった。

講演は15時から。
テーマは、
「トレードオンのススメ」
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薦めというよりも、
ツルヤこそ「トレードオン」の企業だ。
良い商品を安く提供する。
これこそあちらを立てて、
こちらも立てる。
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城先生と建築家の菊竹清訓さんの対談のこと。
そこから「カ・カタ・カタチ論」が生まれたこと。

ツルヤでしか通用しない講演の内容となった。IMG_6680

ツルヤと取引先との関係は深い。
絆と言ってもいいだろう。

だからその絆を大切にしてほしい。
私はそれを訴えた。
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最後は成長と膨張。
「両利きの経営」も語った。

90分の講演。
きっかりに終わった。

ご清聴に感謝したい。
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講演のあとは楓の間に場所を移して、
円卓での懇親会。

開会のあいさつは、
ツルヤ常務取締役の萩原美武さん。
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乾杯のご発声は、
森永乳業㈱関東支店長の能任亮介さん。
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乾杯!
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その円卓を囲む人たち同士での懇親。
私は掛川健三社長とじっくり話しながら、
ゆっくりとフランス料理を味わった。

乾杯の音頭をとった能任さんは隣の席で、
森永乳業名誉会長の大野晃さんの話題で、
盛り上がった。

1996年のシアルドールで、
アロエヨーグルトがカテゴリー賞を受賞した。
私は日本代表委員だった。

その時、大野さんと一緒に、
パリを楽しんだ。

私たちのテーブルで話題になったのが、
じゃらんネットのこと。

長野県の観光名所ベスト10。
1位、2位ときて、
3位が国宝松本城、
4位が善光寺。
そして5位にツルヤが入っている。
長野の観光スポットランキングTOP10 - じゃらんnet (002)

県内22店のツルヤは、
長野県の代表的な観光地になっている。

中締めは信州ハム㈱社長の堀川善弘さん。
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関東一本締め。
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最後に掛川社長と腕を組んで写真。IMG_6714
私の左隣は、
ツルヤ共配協議会会長の大谷昌史さん。
旧知の信越明星㈱社長。

そして右が萩原常務。

最後にツルヤ取締役の栗林敏夫さんと話した。
続きはまたの機会に。

ツルヤらしいアットホームな会だった。

それにしても私たちには、
希望を語る役割がある。
私たちにはその責任がある。

〈結城義晴〉

2025年06月17日(火曜日)

大谷翔平の「二刀流復活」とロピアの「公取委立ち入り検査」

大谷翔平、
投手として復活。

それだけで目出度い。
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ロサンゼルスでのパドレス戦。
1番・投手兼指名打者で先発出場。

二刀流の復活。

2023年9月に右肘を手術。
昨2024年、ドジャースに移籍。
シーズン中は指名打者に専念。

しかし前人未到の50本塁打&50盗塁を達成。
打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁。
ワールドシリーズを制してMVP。

ドジャースでは初めての「二刀流」。

エンゼルス時代の2023年8月23日以来、
約1年10カ月ぶり。

ドキドキしてしまう。

結果よりも、
無事に投げてほしい。

そんな親心に似た気分だった。

本拠地ドジャースタジアムは大歓声。

マウンドに立った大谷は、
打席に入るとき以上に緊張して見えた。
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ナショナルリーグ西地区のライバル、
ダルビッシュのいるパドレス。

その上位打線は強力だ。

1番はフェルナンド・タティス。
2021年のホームラン王。

大谷はゆったりと投げるが、
球は走っている。

そんなに速いとは思わないのに、
軽く157キロを超えた。
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タティスは詰まった当たり。
打ち取ったと思ったが、
センターの右前に落ちた。

いわゆる「ポテンヒット」。
アメリカでは「テキサスヒット」と呼ぶ。

2番は3年連続首位打者のルイス・アラエス。
初球のスプリットは指先に引っかり、
ワンバウンドの暴投。

まだ感覚は完全に戻ってはいない。

ランナーは得点圏に進塁した。

そしてアラエスはセンター前ヒット。
ノーアウト1、3塁。
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3番は通算352本塁打の3番マニー・マチャド。

軽くセンターへ犠牲フライを打たれて、
1点をとられてしまった。

その後は好守にも救われて、
セカンドゴロとサードゴロで抑えた。

ホッとした。

ベンチに戻ると、
すぐに打席に入る準備をする。

ああ、そうか。

打たねばならないんだ。

いつも通り1番打者。

1打席目は空振り三振。
自分で1点を取り戻そうとしたか。

そして1回裏が終わると、
予定通り投手交代。

投球数は28。
被安打2、1失点。

今日の最速は100.2マイル、
161.3キロ。

やはり並みのピッチャーではない。

指名打者になって3回の第2打席。
左中間へ見事なタイムリー2塁打。
自分の打撃で1失点を取り返した。

4回の第3打席もライト前へ、
タイムリーヒットで打点を挙げた。

4打数2安打2打点1四球、
ゲームは3対6で勝利。

試合後の大谷のコメント。
「うれしい気持ち」

「いろいろな人の支えがあって今日、
復帰できた」

「その方々に感謝したい」

ピッチングを振り返って、
「結果的にはいまいちだったが、
自分のなかでいいイメージを持って
前進できる材料がいっぱいあった」

「いい1日だった」

大谷翔平らしいコメント。
ほっと一安心した。

1回を投げ終わって、
1打席終わって、
ベンチに帰ると、
鼻や頬からぽたぽたと汗が流れた。

投手と打者の二刀流は、
1イニングだけでも、
こんなに疲労が出る。

大谷翔平は、
間違いなく誰にもできない、
模倣困難なことをやっている。

23年8月、エンジェルス時代に、
右肘の靱帯損傷が判明。

2度目の手術を受けた。

昨季は打者に専念して、
投手としてはリハビリを続けた。

ところが昨秋のワールドシリーズ第2戦で、
2塁への盗塁を試みて、
左肩を脱臼した。

それも修復手術を受けた。

再びリハビリをして、
今シーズンに臨んだ。

打者としては5月に15本塁打。
月間最優秀選手。

ゲームの間にも、
打者を立たせた実戦形式の投球練習を重ねた。

そして予定より前倒しで、
先発投手として復帰した。

凄いことだ。

あまり無理をしないでほしい。
そればかり考えている。

しかし本人は汗をぽたぽた落としながら、
心底、ベースボールを楽しんでいる。

さて商人舎流通SuperNews。
OICnews|
ロピアに公取委立ち入り検査/納入業者に無償で陳列作業要請

㈱OICグループの事業会社㈱ロピアに対して、
公正取引委員会が立ち入り検査を行った。

納入業者に、
商品の陳列を無償で手伝わせるなどの、
要請をしていた疑い。

独占禁止法違反の、
「優越的地位の乱用」に当たる可能性がある。

OICグループ並びにロピアは、
公式ホームページでコメントを公表した。

「本日、一部報道のありましたとおり、
当社は独占禁止法違反の疑いにより、
公正取引委員会の立ち入り調査を受けました」

検査を受けたのは事実である。

「本件は、弊社の新規出店および改装に際し、
納入業者様に対し、
無償で商品の陳列作業等を
要請していたとされる行為に関するものです」

「本件を厳粛に受け止め、
調査に全面的に協力するとともに、
社内のコンプライアンス体制の見直しに
着手しております」

あってはならないことだ。

襟を正して、二度と起こらないよう、
全役職員に徹底しなければならない。

いつも♡♡ロピアでなければならない。
ここはほんとうに大事なところだ。

朝日新聞「折々のことば」
第3423回。

「一緒に演奏する人を
幸せにできる人こそが、
本当の名人なんですよね」
〈バイオリニスト/堀米ゆず子〉
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「ルドルフ・ゼルキンや
マルタ・アルゲリッチら
名手と呼ばれる演奏家はみな、
『自分を押しつけず、
いかに相手に合わせるかということに
常に心を砕いている』」

「音楽をすることは
『人と出会うこと』だ」

編著者の鷲田誠一さん。
「息を合わせたり、誘いを待ったり、
苦しみを分けあったりする中、
他者の現存を肌で感じるのだろう」

スーパーマーケットの仕事は、
お取引先とともに商品を、
顧客にとどけることだ。

本当の名人は、
一緒に仕事をする人を、
幸せにできる人だ。
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大谷翔平も同じだ。

〈結城義晴〉

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