結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年05月09日(金曜日)

アメリカ FMI とsupermarket 巡り④FMIショーひと巡り

FMIショー2008は、エキジビター600社。
米国最大の食品展示会といううたい文句。

ざっと、会場内を巡ってみる。
ホテルのコンベンション会場を使っているため、
全体に高級感がある。
床には絨毯が敷かれ、
それが色分けされて、
分りやすく、心地よい。

今回の話題のひとつ、
「ブルーマン」登場。
マスクマン
ハーシーのブース。
展示には、楽しさと工夫が必須。
ハーシー

コカコーラは、入口のベストポジッションを得ている。

出入り口が一つのため、絶好の位置取りということになる。
入口

カラフルなファンファクトリー。
キッズ

ハスマンのデリ・マーチャンダイジング提案。
デリ

メキシコのブースが集まる。
その中のランビー。

キャンベルのブースは、ひたすら試食させる。
キャンベル

クーポンは、アメリカのスーパーマーケットの
強力な販促手段だった。
ダブルクーポンが乱発された。
しかしいま、見直しの時期に入っている。
その提案。
クーポン

日本の㈱イシダからの展示。
吉岡典生常務とばったりお会いして、記念写真。
FMIジャパンの中間徳子さんと。
私たち、吉岡さんから、夫婦に間違えられた。
この会場で、ジャーナリストの金子哲雄さんご夫妻に遭遇した。
そのせいもあるかもしれない。
石田

続いて、OKI。
生音楽入りのデモンストレーションで、
人を集めている。
OKI

サンキストもひたすら新製品を飲ませる。
サンキスト

ディマンドテック。
ソフトウェアの展示が多いのが特徴のひとつ。
商品は、ナショナルブランドメーカーが、
きちんと出展している。
ディマンドテック

コンテッサも、立派なブースをつくっている。
コンテッサ

クラフトのカラフルな展示。

ひとめぐりしての感想。
食品展示会は、主に商品の現物をプロのバイヤーに提示する。
だから新製品、珍しい商品、変わった商品、
知られていない商品、地方の商品などが、
無数に集まってこなければ、
魅力がない。
プロのバイヤーにとっての魅力。
それが必要だ。

ヨーロッパの展示会には、それがある。
世界最大のドイツ・ケルンのアヌーガ。
フランス・パリのシアル。
珍しい商品、変わった商品、
知られていない商品、地方の商品などは、
誰がつくるか。

中小メーカーや産地である。

すなわち、食品展示会は、
中小零細生産者が、
最もコスト安く、
効果高く、
自分の商品を多くの人にお披露目する場でなければならない。

アヌーガやシアルには、それがある。
最近の日本のスーパーマーケット・トレードショーにも、
それがある。

FMIは、来年、ダラスで開催されるが、
「教育」のためにセミナー中心の展開である。

それは、食品産業、スーパーマーケットにとって、
「ひと」が何よりも大切であり、
だから人の教育に力を入れるためである。

しかし、アメリカでは、
巨大メーカーのナショナルブランドが強い。
そして巨大小売業のプライベートブランドも強い。

そうなると、展示会の意味が薄れる。
中小零細メーカーの商品は、埋没しがちだからだ。

中小メーカーの商品を、
こまめに、コツコツと集めるバイヤーが、
中小スーパーマーケットに存在すれば、
その店やその企業は役割を果たし、
個性をつくることができる。

巨大小売業の真似をして、
ナショナルブランドの安さ競争と、
プライベートブランド作りに明け暮れていると、
中小という存在価値がなくなる。

FMIショーから、私はそんな感想を抱いた。

さて、これからアメリカのスーパーマーケット、
どうなっていくのか。

私は、中小スーパーマーケットによる
ノンコモディティ経営戦略を信じている。
それはアメリカではもはや、
展示会に依存できないものなのかもしれない。

それがヨーロッパや日本との違いなのかもしれない。

<結城義晴>

 


5 件のコメント

  • 日本にいながら、FMIの最新情報を分かりやすく解説いただけるなんて、驚きです。
    以前ですと、FMIで発信された情報は、しばらく経ってから、マーケティング会社やコンサルティング会社が翻訳し解説を加えて、次代のキーワードとして情報提供されていたものです。
    情報社会になったとはいえ、結城社長の的確な解説を、ほぼリアルタイムでみる(読む)ことが出来るのは、本当にありがたい。感謝しています。
    お体に気をつけて、引き続きリポートください。楽しみにしています。

  •    店長Aさん、ありがとう。
       読んでくださると、書き甲斐があります。
       明日から店舗の中に入っていきます。
       面白くなりますよ。

  • はじめてコメントします、視察お疲れ様です。
    イシダの常務は、松岡ではなく「吉岡」さんです。

  • 結城先生、FMIのリポートをリアルタイムで、かつ分析と問題本質をとらえた座標軸の提示、なんとすばらしいことでしょう。まさに現地に同行している感覚で、毎日楽しく勉強させていただいております。アメリカにおける中小SMによるノンコモディティー経営戦略は、日本のリージョナルチェーンの個店MD、地域MD問題でもあるのでしょうか。ある企業のドミナント化の進んだ地域で最近のPBを前面に打ち出した展開を見ていると、他に選択肢はないのか?と感じることがたまにあります。
    道中お気をつけて。明日も楽しみにしております。

  •    すみません、お名前間違えました。訂正します。
       (株)イシダ吉岡典生常務です。
       よろしくお願いします。

       ノンコモディティの経営戦略は、
       リージョナルチェーンにおいても、
       ウォルマートにおいてすら、必須の商品問題です。
       占拠率の異常に高いエリアでの、PB展開は、
       ある意味、当然のことでしょう。
       アメリカを見るまでもなく。
       それに仕掛ける者がいないことは、
       逆に仕掛ける側の怠慢となります。
       お客様は常に、競争を求めているのです。
       それがお客側の、リスクマネジメントなのです。
       

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