結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年07月19日(月曜日)

真夏日・猛暑日、熱中症、そして海の日の「小さな喜び・ささやかな幸せ・明日への希望」

Everybody! Good Monday! [vol29]

北海道と沖縄を除いて、
全国的に真夏日。

真夏日(まなつび)とは、
1日の最高気温が30℃以上の日。

これに対して、夏日(なつび)は、
1日の最高気温が25℃以上の日のことをいう。

さらに猛暑日(もうしょび)は、
1日の最高気温が35℃以上の日。

さらにさらに熱帯夜(ねったいや)とは、
夜間の最低気温が25℃以上のこと。

夜間の最低気温が30℃以上のことは、
超熱帯夜(ちょうねったいや)と呼ばれたりする。

厳密には、今日の日本列島には、
真夏日の地域と猛暑日、熱帯夜の地域がある。

これからの1カ月余り、
こんな言葉が毎日のように使われる。

この間、
「熱中症には十分気をつけてください」

テレビなど連呼する。

かつては、「日射病」といわれた。
その後「熱射病」とも呼ばれた。

現在は「熱中症」という。
別名「高温障害」。
英語ではHyperthermia。
「外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称」。
高温と多湿が原因。
この熱中症には4つの分類がある。
この分類が日射病と熱中症の違いを明らかにする。

熱中症の中の第1は熱失神で、
これは、突然の意識の消失をもたらす。
直射日光の下で長時間行動すると発症する。
あるいはまた高温多湿の室内で長時間行動すると起きる。
突然の失神。

第2の熱痙攣
は、突然の不随意性有痛性痙攣と硬直。
これも長時間の直射日光や高温多湿環境のもと、
大量の発汗後に水分だけを補給して、
塩分やミネラルが不足した場合に発生する。
体温は正常だが、発汗は多い。

第3の熱疲労は、症状は様々だが、直腸温は39℃程度まで上昇。
多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、
脱水症状になったときに発生。

そして第4が熱射病、イコール日射病で、
これは高度の意識障害が生じる。
体温は40℃以上まで上昇、発汗はないが、皮膚は乾燥。
体温調節機能が失われる。

これらの4つの総称が熱中症。
日射病は熱中症のひとつの症状ということになる。
応急措置は共通している。
経口補水塩が一番いい。
つまり味噌汁などで、これは極めて有効。

スポーツドリンクもいい。
冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣がおきることがある。

水分と塩分を両方補給すること。

それ以外には、
霧吹きなどで水をかけて気化熱によって冷やす。
もちろん涼しい場所で休ませる。
ひどい場合には、すぐに病院に連れて行く。

しかし予防が何よりも大切。
運動前に出来るだけ多くの水分を取る。
運動中も水分と塩分の補給をこまめに行う。
スポーツドリンクなど塩分と糖分を飲みやすく配合した飲み物も良い。
塩分の補給には味噌汁やスープなど塩気の感じられる飲料が最適。

さて今日は、祝日の「海の日」。

海の日は、毎年、9番目の国民の祝日。

日本では祝日は年間に15回あるが、
そのうちハッピーマンデー制度によって、
月曜日に三連休で設定されている祝日が4回。
成人の日(1月第2月曜)
敬老の日(9月第3月曜)
体育の日(10月第2月曜)
そして7月第3月曜の海の日。

例によって、「祝日法」の趣旨は、
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」となっている。

今朝の朝日新聞一面コラム「天声人語」。
「日本は総延長で世界有数の海岸線を持つ。
米国を凌ぎ、ロシアに迫る長さである」

天声人語は「今年は〈海に詫びる日〉にしたい」という。
「油田開発や海上輸送により、
日本近海でも水と油の不幸な出会いが起こる」から。

真夏日・猛暑日、熱中症、海の日。
しかし注意や反省、
お詫びばかりでは、
本当につまらない。

めいっぱい楽しんで、
心豊かに生きることこそ、
大切にしたい。

そのうえでの注意・反省、お詫びだと思う。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

これが国民の望むもの。
お客様の願うこと。

一番大切なもの。
それを提供するのが私たちの役目だ。

今日も一日、優しく強く。
今日も一日、元気と勇気。
今日も一日、慌てず急げ。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
今週の私の予定は、
水曜日からのアメリカ出張に尽きる。
コーネル大学RMPジャパンの卒業旅行。

報告を楽しみにしてください。


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