ジジと台北マッサージ[日曜版2012vol10]

ジジです。

ユウキヨシハルのおとうさん、
タイワンのタイペイにいってます。
rikkyoのユウキ・ゼミ卒業旅行。
きのうは、ひなまつりだというのに。

でも、ゼミ生のみなさんと、
たのしい旅。
いそいそと、でかけていきました。

そして、おいしいものをたべて、
きれいなところをみて、
ベンキョーもして、
夜は、ぜんぶ、マッサージ。

はじめの晩は、下町のマッサージ。
まんなかのモヒカンのひとが、
オーナー。
ならんで足をあらう。

これが、いがいに、
あついお湯。

それから、足うらマッサージ。
全身マッサージ。
キモチよかった。
となりでマッサージしてもらっていたヤマグチさんは、
いびきをかいていた。
よかったですね、
おとうさん。

きのうの晩は、
こんどはちょっとグレードをあげた。

ガラス窓から、
なかがみえる。

でも、この店で、
たいへんなことになったのです。

こちらは、4人でいきました。

まず足をあらいながら、
カタやアタマをもんでもらう。
さいしょは、にこやかに。

すこしずつ、
いたくなってくる。

足をあらったら、
場所をうつして、
足うらマッサージ。

ならんで、足のうらを、
もんでもらう。

もう、昨日より、いたい。

それでも、きもちいい。

ムラセ・ユカさんは、
あんまりいたくなさそう。

ニコニコわらってる。
女性はがまんづよいのかなぁ。
でもヤマグチ・タケシさんも、
すごくいたそう。

おとうさんは、いちばん、
いたがった。

おとうさんのたんとうのひと、
ぶきみなほほえみ。

それからが、すごかった。

「イタタッ!」

「イタタタッ!」

「ウウウッ」

「イタタタタッ!!」

「ン~ン、イタッ!!!」

このあと、足うらがおわったら、
上半身マッサージが、
まっていた。
おとうさん、
いったい、
どうなったのでしょう?
<『ジジの気分』(未刊)より>




















