結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年07月26日(木曜日)

猛暑、お見舞い申し上げつつ、6月外食好調とマクドナルドの牽引力

今日、東北地方も梅雨明け。
これで日本全国、本格的な真夏。

その途端、日本列島は猛暑連発。

岐阜県多治見市は全国最高の38.0度、
三重県桑名市37.8度、
浜松市37.5度。

名古屋は36.1度、
大阪は35.5度、
東京も35.4度。

札幌でも30.1度、
仙台も31.3度。

全国927地点のなかで、
111地点が最高気温35度以上の「猛暑日」、
682地点で、30度以上の「真夏日」。

12.0%の地点が猛暑日、73.6%が真夏日。

猛暑、お見舞い申し上げる。

昨日の気象庁の「8・9・10月の3カ月予報」。

[8月]北日本から西日本にかけて、高温傾向。
初旬に対して関東甲信・東海、近畿などへ、
「異常天候早期警戒情報」。

[9月]東日本と西日本がやや高温傾向、
北日本が平年並みの見込み。

[10月]北日本と東日本はやや高温傾向、
西日本は平年並み。
あくまで気象庁の予想。

しかし今年は猛暑。
熱中症への対策は心してかからねばならないし、
業態別に熱中症対策商品の品切れは絶対に避けたい。

さて昨日、小売業に続いて、
日本フードサービス協会の発表。
6月の「データからみる外食産業」
216社、32049店舗のデータ。

外食の売上高前年同月比は、
プラス2.6%。
まず店舗数はプラス2.0%、
客数がプラス2.8%で、
客単価がマイナス0.1%。

小売業はコンビニまでマイナスだったが、
フードサービスはプラストレンド。

もちろん大雨に見舞われた九州や、
低気温の影響を受けた地域もあった。
しかし全体でみれば、
夏の新メニュー投入や販促キャンペーンが奏功した。

土曜日が1日多かったことも、
プラス要因となった。

業態別にみると、
ファストフードがプラス3.1%、
ファミリーレストランがプラス2.8%、
ディナーレストランがプラス4.5%。
パブ・居酒屋はマイナス0.3%、
喫茶がマイナス1.0%。

中でも、焼肉レストランの伸びが際立つ。
売上高の前年比がプラス25.8%で、
客数も23.2%アップ。

昨年は牛肉の放射能汚染問題の影響で、
焼き肉店から客足が遠のいた。
その反動で、1年後の6月は大幅プラス。

風評被害が払拭されつつあるとはいえ、
ファミリー層の客足の戻りが不十分の声もある。

6月の小売業は、
コンビニまで既存店マイナス2.6%。
対して外食はプラス。

日経新聞に連載中の記事。
『マクドナルド 針路を探る』。
昨日はその中編で、
タイトルは「ライバルはコンビニ」。

日本マクドナルド会長兼社長・原田泳幸さん。
「わが社の競争力は『スーパーコンビニエンス』」。

マクドナルドは1955年にアメリカで創業。
以来、メニューを大幅に増やさない。
「その分、圧倒的な利便性で外食市場を開拓してきた」

だから「コンビニを最大のライバル」と定める。

原田さんが好む言い回し。
「ブランド価値は、
顧客が店舗を通り過ぎる0.5秒で決まる」

まさに0.5秒のファストフード。

「1秒早く商品を提供すれば、
全店で8億円の増収につながる」

マクドナルドは注文を受けてから提供するまでの時間が、
「1分以内」。

対して他のファストフードは、
「3分程度かかる」。

提供時間を1秒でも短くするために業務改革に勤しむ。

ケースその1。
「バックヤード業務合理化とサポート要員捻出」。

同社店舗では、約160種類の食材・資材が使われる。
パンやポテトフライ、コーヒー豆からカップなどまで。
従来、これらの食材・資材は、
インターネットで物流業者に発注されてきた。
そのために各店従業員が30分から1時間をかけていた。
これを来年末までに廃止し、自動納品に切り替える。
発注作業は、数分程度に短縮。

その分、休日ピーク時には、
接客カウンターにサポート役を付けたりして、
スピーディな接客を実現させる。

ケース2。
「新型のドライブスルー店導入」。
2つの注文窓口と、さらに支払いと受け取りの窓口を、
別々に設ける。
休日昼のピーク時間帯には2倍の台数をさばく。
それによって売上げは5割増。

ケース3。
「携帯電話活用の来店前注文サービス」。
「携帯電話で事前にメニューを決め、
あとはレジ前に置いたメニュー読み取り機に携帯をかざせば、
注文は完了」。
これに電子マネーを加えて利用すれば、
支払いも即座に終わる「スーパーコンビニエンス」。
現在、鹿児島県で実験中。

ケース4。
「高齢者需要開拓の宅配サービス」。
明確なコンビニ対策で、現在は8店で実施中。
「来年以降は100店以上に増やす」。

マクドナルドの実質創業者レイ・クロックの言葉。
「ビジネスは施設を
目いっぱい使って拡大していくもの」。

日本マクドナルドは国内3300店。
この拠点機能を限界まで高める。

マクドナルドがけん引するフードサービス業界。
それがコンビニを最大のライバルと定める。

スーパーマーケット業態は、
コンビニとは競合しないなど、
のんきなことを言っている時ではない。

猛暑、お見舞い申し上げる。

<結城義晴>


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