結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年02月19日(水曜日)

Wegmansの「働きがいのある企業100」とWal-Martの本決算

二十四節気の「雨水」(うすい)。
冷たい雪から暖かい雨に変わるころ。

雨水かな捨て去るものと残すもの
〈『春燈』より 高埜良子〉

暖冬で、雨水の気分は薄い。

今日は朝から東京・御成門。
東京タワーが美しい。
IMG_53440

増上寺三解脱門。
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その屋根瓦の向こうにタワー。
IMG_53460

東京タワーがくっきりと見える。
IMG_53510
㈱True Dataの取締役会。
この会社のプレゼンス(存在感)は、
飛躍的に高まった。
ありがたいことです。

それに応えねばならない。

その考え方を議論した。
いい会社になります。

必ず。

横浜商人舎オフィスに戻って、
夕方、㈱JTBのお二人が登場。
大阪第三事業部営業四課。
小阪裕介さん(中)と森川泰弘さん(右)。DSCN15360
小阪さんはご存知、
別称「レジェンド・コサカ」。
これまでの商人舎の海外研修担当で、
このたび課長に昇格。
おめでとう。
森川さんはグループリーダーで、
今後、商人舎の研修を直接担当する。

今年1年の海外視察研修の打ち合わせ。
日程は全部決まっているが、
その詳細を詰めに来た。

今年も大忙しです。
よろしくお願いします。

その海外の話題が、
商人舎流通スーパーニュースに。

ランキングnews|
FORTUNE「働きがいのある企業100」Wegmans3位
fortune100best2

米国経済誌『FORTUNE』恒例。
「100 Best Companies to Work For」の2020年版。
私は「働きがいのある企業100」と呼んでいる。

1998年から始まって、
今回で23年目の調査。

今年のランキングは、
410万人以上の働く人に調査した。

Wegmansが今年も第3位。
素晴らしい。

過去23回の調査ですべて、
100社にランクイン。

2005年には堂々の1位に輝いた。
そしてこの10数年、ベスト3の常連。

アメリカ東部7州に101店舗となった。
今年も私は今のところ、
4回ほどウェグマンズを訪れる。
ご一緒しましょう。

商人舎スペシャルコースは、
今年は11月です。

Wegmans’ Peopleのコメント。
「経営陣が”気にかけている”と言うときは
実際に行動に移していることが
私たちにもわかるんです」
wegman-family

2年連続で1位となったのは、
Hilton(ヒルトン)。
言わずと知れたホテルチェーン。
現在、世界119カ国に6100カ所以上、
約97万1000室。

2位はUltimate Software。
アルティメット・ソフトウェア。
従業員支持率は驚異の97%というIT企業。
アルティメット
ロゴマークに「People first」と入っている。
「People first」の会社になってほしいな。
True Dataも、
Knowledge Merchant Worksも。

今回、トップ100に入った小売企業は7社。
昨2019年が8社、2018年が9社、2017年が12社、
そして2016年には13社がランクイン。

少しずつ減っている。

スーパーマーケットでは、
39位にはPublix Super Markets。
全米第3位のリージョナルチェーンながら、
このランキングにいつも入る。
感服。
DSCN0536-6-448x328

79位にNugget Market。 202002_forklift01

月刊商人舎の今月号(2月号)で取り上げた。
ファンタスティック。202002_forklift02
ナゲットにも今年、
指折り数えて7回訪れる。

それ以外に60位にアウトドア用品専門店REI。
80位にコンビニのSheetz(シーツ)。
92位にCustom Ink(カスタム・インク)。
カスタムメイドのTシャツや雑貨を、
オンラインで販売する。

私は言い続けている。

働きがいのある企業になろう。
それを目標にしよう。
そしてその目標に向かって、
一歩ずつでいいから進んで行こう。

もう一つの海外ニュースは、
ウォルマートnews|
’20年1月期総収入5240億ドル・1.9%増/ECは37%増

2020年1月末決算。
通期の総収入は5239億6400万ドル、
いつも1ドル100円換算で52兆3964億円。
前年比プラス1.9%。
鈍化したとはいえ9955億円の成長。
純利益が148億8100万ドル、
1兆4881億円。
これは123.1%の増益。

そしてウォルマート・コムは、
前年比37%と絶好調。

アマゾン・コムの前年比21%を、
伸び率では大きく上回る。

空中戦は37%の伸びで、
地上戦はアメリカ国内に、
スーパーセンター3570店、
ネイバーフッドマーケット688店、
ディスカウントストア378店、
小型店など123店、
そしてサムズクラブ599店。
合計5358店。

日本を含めた海外で6080店。
トータルで1万1438店を展開している。

ウォルマートに関しても、
月刊商人舎2月号で書いた。
米国Discount小売業の進化と変容
「安くて美しい・安くてフレンドリー」へ202002_usa1

私はUS部門のウォルマートも、
1年間に延べ30店ほど訪れる。

すべての店舗がきちんと管理され、
「繁盛」と呼べる水準の顧客を集めている。
例外は1店もない。

そしてそのディスカウントが、
大きく変容してきている。

ウォルマートが毎年、毎月、毎週、
変化させるものと、
変化させないものを、
明確に仕分けしつつ、
革新しているからだ。

ウォルマートにもご一緒しましょう。
ベーシックコースは5月のラスベガスです。

雨水かな捨て去るものと残すもの

〈結城義晴〉


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