結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年12月10日(日曜日)

大谷翔平「働きがいのある企業100」のドジャースへ

大谷翔平。
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移籍先が決まった。
ロサンゼルスドジャース。

やっぱり。

でも、良かった。

歴史のある球団だ。
1884年、ブルックリンで誕生。
ニューヨーク市のチームだった。
アトランティックスと名乗った。

その後、1932年に、
ブルックリン・ドジャースとなった。

ニューヨーク・ヤンキースと、
人気を二分した。

“dodger”は、
「変わり身の早い人間」とか、
「いかさま師、ペテン師」とか、
そんな意味がある。

アメリカン・ジョークだ。

1950年に弁護士のウォルター・オマリーが、
球団を買い取ってオーナーになると、
次々に改革を断行した。

1957年のオフに、
ロサンゼルスへの移転を決めた。

ブルックリンのファンたちは大いに悲しんだ。
そしてオマリーを憎んだ。

彼らは言った。
20世紀の三大悪人は、
「ヒトラー、スターリン、オマリー」だ。

しかしウォルター・オマリーは、
当時として珍しい専業オーナーだった。
つまり球団経営に専念した。

ブルックリンからロサンゼルスへ移転して、
Baseballの人気は西海岸に広がった。
ドジャースは人気も観客動員も、
米国メジャーリーグのトップとなった。

このウォルター・オマリーと、
息子のピーター・オマリーは、
ドジャースに革新的経営をもたらした。

第1はロスへのフランチャイズ移転だが、
第2は1962年の新球場の建設。

ドジャースタジアムである。
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チェーンストアで言えば、
新天地にドミナントエリアを求め、
本部店舗を新設した。

日本で言えば、
北海道日本ハムファイターズか。
このチームが大谷のプロの出発点だった。

私がはじめて大リーグを見たのは、
ドジャースタジアムだ。

もちろんドジャースのゲームだ。

1984年、食品商業編集記者の時代、
「ラルフの24時間」という記事を書いた。
当時のロス一番のスーパーマーケットに、
一昼夜潜り込んで観察し、
その模様をPhotoReportした記事だ。
30ページくらいを割いたと思う。

記事は大好評だった。

夕方の6時過ぎから、
翌日の夕方6時ごろまで、
店に張り付いた。

そのためにサウスバーモント店の横の、
モーテルを借りた。

ロスのダウンタウンの、
荒廃としたエリアだったが、
この800坪の店舗は、
年商70億円を超えた大繁盛店だった。

24時間ウォッチングではあったが、
私は昼すぎに、ちょっと抜け出して、
単身、ドジャースタジアムへ行った。
タクシーで往復して、
ゲームを堪能した。

話は戻って、
オマリーの革新の第3は、
球団経営に終身雇用制を採用したことだ。
家族主義的なマネジメントである。

そこで1990年まで、
FORTUNEの「働きがいのある企業100」に、
ロサンゼルス・ドジャースは、
何度も選ばれた。

そう、あのウェグマンズが、
常連の調査である。

そんなドジャースへ、
大谷が移籍する。
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野茂英雄が旋風を巻き起こしたドジャース。

大谷の年俸は10年間で7億ドル。
150円換算で1050億円。

1年平均7000万ドル、
105億円。

これは世界のスポーツ史上最高額。
これまではリオネル・メッシだった。
5400万ドル。

それを超えた。

しかし大谷は、
金にこだわる選手ではない。

周辺がつくってくれた金額だ。
本人はBaseballに専念する。

その価値があるtwo-way playerだ。
最高のピッチャーで最高のバッター。

かつてのオマリー時代ではあるが、
「働きがいのある企業」だったドジャース。

大谷翔平にとっては、
最適の環境だと思う。

おめでとう。

〈結城義晴〉


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