結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年02月21日(水曜日)

連続オンライン会議とセブン&アイの「Peace Deli」内覧会

今日は朝からオンライン会議。

㈱True Dataの取締役会。
役職員一同、頑張っています。

このブログの読者のみなさんの会社も、
多様なお手伝いをさせていただいています。

役員会には多くの会社の固有名詞や、
そのトップや担当者の名前が出てきます。

うれしいことです。
よろしくお願いします。

最後に米倉裕之社長が、
来年度の基本的な考えを披露してくれました。

とてもいい内容です。

その中に「両利きの経営」があります。
ゼブラ企業になるためには、
両利きの経営とトレードオンが必須です。

さらに組織学習を目標とします。

私の考えを取り入れてくれて、
これもうれしいことです。

みんなが学ぶ。
しかし優先されるべきは、
個人が学ぶことだ。

個人が人生をかけて学ぶ。
それが組織学習の基礎となる。
個人の学習なしに組織の学習はない。
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商人舎オフィスに出て、来客。

それから夕方には再びオンライン会議。
JTBとの打ち合わせ。

商人舎US研修会「ベーシックコース」
ラスベガスで5月8日から14日。202405_USA-Basic1

202405_USA-Basic2

お申し込みは受け付けています。
お問い合わせは、こちら。

もうすぐホームページ上に、
お知らせを掲載します。

よろしくお願いします。

さて、商人舎流通SuperNews。

セブン&アイnews|
グループ共通インフラ「Peace Deli千葉キッチン」稼働

㈱Peace Deliはセブン&アイ初の、
共通セントラルキッチンだ。
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その内覧会が今日、開催されて、
山本恭広編集長が取材に訪れた。

正式なスタートは2月27日(火)。

イトーヨーカ堂の首都圏約200店舗に、
惣菜とミールキットなどの製品を供給する。

イトーヨーカ堂とヨークは、
昨2023年9月1日に合併した。

イトーヨーカ堂はそれ以来、
首都圏のスーパーマーケットチェーンへと、
変容を遂げている。

そのヨーカ堂とヨークの店舗へ、
この千葉キッチンから商品が供給される。

製造機能のセントラルキッチンと、
精肉加工機能のプロセスセンター。
その両機能を担う。

つくり立ての店内調理の長所も守りつつ、
セントラリゼーションの生産性を活かして、
惣菜と半調理品を強化する。

セブンプレミアムの製造ノウハウと、
ヨークベニマルの旧ライフフーズの知見を活かす。

商品の原材料調達から生産、品質管理、
出荷、販売の製販一体の体制をつくる。

サプライチェーンの全体最適を実現させる。

注目すべきは今後、
セブン‐イレブン店舗への商品供給、
ネットスーパー専用商品の開発などに、
この千葉キッチンが貢献する。

そんな千葉キッチンを、
公開取材させてもらえる機会は、
めったにない。
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イトーヨーカ堂の山本哲也社長。
「共通インフラの活用で、
現在の食品内の惣菜の売上構成比13%を
15%に引き上げる」

2%程度かとも思うが、
より良い惣菜を効率的に供給することにはなる。

セブン&アイHDの石橋誠一郎常務執行役員。
グループシナジー1.0は、
「『セブンプレミアム』の共有」
グループシナジー2.0は、
「商品やサービスの取り組み事例の横展開」

ここまで段階を踏んできたが、
グループシナジー3.0は、
「共有インフラを活用する」ことだ。

その具体的施策がピースデリである。

施設は2層で、
1階が惣菜製造のセントラルキッチン、
2階が精肉加工のプロセスセンター。

月刊商人舎3月号で詳解しよう。

ただしこの試みは、
ちょっと遅れた印象だ。

コロナ禍の前、
あるいはコロナ禍キャズムの間には、
済ませておきたかった。

イトーヨーカ堂の食品の再建には、
必須の機能だ。
ヨークベニマルという好事例が、
すでに内部にあったにもかかわらず、
この時期にずれ込んだのは、
イトーヨーカ堂そのものの再建構想にも、
狂いを生じさせた。

モノ言う株主の対応に追われたのが、
その理由の一つだろうが、
それでも一歩前に踏み出したことは確かだ。

イオンのGreen Beansと
セブン&アイのPeace Deli。

ともに千葉市緑区誉田町にある。
明治大学誉田農場跡地にできた、
官民連携の産業用地。
名称は「ネクストコア千葉誉田」
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千葉外房有料道路高田ICとJR誉田駅に隣接して、
食料関連産業の先進拠点が集積されている。

明治大学農学部は伝統的な名門学部だが、
こんなところに農場を持っていた。

それがなくなったのは惜しい気がするが、
その跡地に明日のための流通機能ができた。

それを忘れてはいけない。

〈結城義晴〉


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