結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年05月04日(月曜日)

憲法記念日・みどりの日と吉野家の「吉呑み」好調の捉え方

Everybody! Good Monday!
[2015vol18]

2015年第19週。
5月の第2週で、
ゴールデンウィーク真っ只中。

昨日5月3日が憲法記念日。
今日5月4日はみどりの日。
明日5月5日がこどもの日。
明後日は振替休日。

憲法記念日の趣旨は、
「日本国憲法の施行を記念し、
国の成長を期する」こと。

その憲法とは、
「国民の権利・自由を守るために、
国がやってはいけないこと、
またはやるべきことについて、
国民が定めた決まり」
〈日本弁護士連合会〉

国と国民との関係の基本が、
決められた最高法規。

護憲派と改憲派。

私は自らこの場でそれを、
明らかにするつもりはないが、
国民自身がそれを、
自ら決めるべきことは明白だ。

それには国民が憲法を、
もっともっとよく知らねばならない。

憲法記念日は、
そのためにある。

そして今日、
みどりの日。
なんとも中途半端な祝日だが、
その趣旨は、
「自然にしたしむとともに
その恩恵に感謝し、
豊かな心をはぐくむ」こと。
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空はもう、真夏。
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薔薇の花が美しい。
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華やか、艶やかだ。
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これもいい。
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店で働く人たちは、
自然に親しむこともできないだろうが、
「その恩恵に感謝し、
豊かな心を育むことはできる」

さらに今日のみどりの日に、
自然に親しむことができなくとも、
4月15日から5月14日は、
みどりの月間。

その間に自然に親しむことはできる。

5月はそんな月だ。

さて日経新聞の『経営の視点』
タイトルは「牛丼、脱デフレに苦闘」
サブタイトルは、
「吉野家がつかんだヒント」
こちらがこの記事の本当の趣旨。
中村直文さんが書く。
流通やサービスに強い編集委員。

ちょっと言いたいことがあるので、
私も一言。

昨2014年12月に、
並盛りを値上げした吉野家。
1~3月の来店客数は20%近くのマイナス。

4月15日に値上げしたすき家。
ゼンショーホールディングスの牛丼チェーン。
「商品設計を見直した戦略的価格改定」だが、
こちらも低迷。

しかし牛丼値上げは納得が得られずとも、
やや高めの「すき鍋」は好調。
吉野家のヒット商品が「牛すき鍋膳」

このメニューは当初、
「60歳以上の利用者は10%程度」の見込み。
しかし「ふたを開けると35%に達していた」

ピーター・ドラッカー先生の言う、
「予期せぬ成果」
ここにイノベーションの芽があった。

吉野家はもともと、
「若者やサラリーマン層」が主客層だった。
それが「すっかりシニア化していた」

吉野家の門脇純孝専務。
「牛丼一本足の時代ではない」

そこで、年齢層、時間帯など、
「幅広い視点から市場を開拓」

それが「吉呑み」

吉野家で居酒屋サービスを提供。
狙いは、夜の時間帯を活性化。
この時間帯は客足が落ちていた。

現在、150店で実施。
3月時点の国内吉野家は1180店だから、
約13%の店で展開中。

メニューの中心は100円台、200円台。
「ちょい飲みにはぴったり」

中村編集委員が、
4月28日に東京・神田の店で取材すると、
シニア層を中心にごった返し、満席。

1人当たりの平均利用料金は、
2000円未満。

「うまい、早い、安い」で、
居酒屋の顧客を奪う。

昨年度、ワタミは上場初の赤字だった。
居酒屋チェーンの苦戦は続く。

しかし吉野家の「吉呑み」は好調。

中村さんは、ここで、
セブン-イレブンの客層変化に触れる。
50代以上の利用者は
「30年前の85年で9%、95年が12%、
最新データの2013年は30%」

一方、20代以下は、
「85年は64%、95年は57%、
13年には29%」

2000年代、セブン-イレブンは、
「既存店の苦戦が目立った」

しかしセブンは、
「変化への対応を強め、
再び成長力を備えた」

ユニクロや東京ディズニーランドは、
「10代からシニア層まで幅広い年齢層に
同じような商品サービスを提供し、成長」
これはユニクロとディズニーランドが、
客層が広い、という話。

中村さんの結論。
「逆風下でも強みを生かし」、
「ボーダーレスの競争力が欠かせない」

吉野家の吉呑みは、
強みを生かし、その上で若者から、
シニアにターゲットを広げた、
と、中村さんは考えるのか。

いや、文脈から読むと、
もともとの若者やサラリーマンが、
シニアに高齢化してしまった。

そのずっと吉野家のファンだった客たちに、
吉呑みは新しいサービスを提供した。

そう見るほうが自然だ。

これはボーダレス競争力ではなく、
STPマーケティングではないか。

この記事を読んで、
私はそう考えた。

セグメンテーション、
ターゲティング、
ポジショニング。

「吉呑み」の好調が、
いつまで続くかは、わからない。

吉野家はできるだけ早く、
1180の全店で展開すべきだろう。

それをワタミやコロワイドが真似ても、
吉呑みほどの成果は上げられまい。

もちろんすき家も。

どんな店にも、
ターゲット客層は、
いつも不満を感じている。

セブン-イレブンは、
コンビニエンスストアの機能を、
さらにさらに充実させてきた。

ユニクロもディズニーも。

自分の客層に対して、
どこよりもとんがってきた。

それが結果として、
客層を広げてきたのだ。

2015ゴールデンウィークも、
最終局面に入ってきた。

自分の顧客をしっかり見定めて、
最後の踏ん張りを期待したい。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年05月03日(日曜日)

ジジとゴールデンウィーク[日曜版2015vol18]

ジジです。
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ゴールデンウィークは、
ヨシハルおとうさんといっしょ。

ちょっと、うれしい。

おうちのなかも、
あかるい。
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ベランダも。
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ほらね?
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お花もさいた。
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これも。
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これがいい。
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そとは、もっともっと。
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いい季節です。
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新緑。
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緑が濃くなる。
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そしてツツジの花。
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まっさかり。
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二丁目公園です。
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ゴールでウィークは、
おとうさんといっしょ。
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それでも、すぐに、
日がくれる。
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とても、うれしいけれど、
とても、かなしい。
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でも、ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年05月02日(土曜日)

「配偶者控除」見直しと「103万円の壁」、そして「パスカルの壁」

朝日新聞の『天声人語』に、
今枝貞代さんの一句。
富士晴れて裾野茶摘みの一斉に

昨日、伊藤園副会長の江島祥仁さんから、
お送りいただいた新茶。
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いい季節です。

さて日経新聞一面トップに、
「配偶者控除、17年に新制度」

日経のスクープか?
やっと動き出してくれた。

偶然にも月刊『プレジデント』は、
「金持ち夫婦 ビンボー夫婦」の特集。
このタイトルは露骨で、
まったく、いただけない。

安倍内閣が、所得税改革の一環として、
2017年をめどに、
「配偶者控除」の見直しをする。

検討段階だけれど。

「103万円の壁」が、
働く妻の就労に制限を与えている。

妻の年収が103万円以下なら、
夫の課税所得から、
38万円の控除が受けられる制度。

なんと約1400万人に適用されている。

妻がフルタイムで働く世帯にも、
一律に適用される。

現在は、控除枠を超えないようにするために、
就労時間を抑えている。

こんなつまらない制度、
改正は、もっと早くしておくべきだった。

適用対象者は、
現在よりも大幅に増える見込みだ。

この6月に政府は、
経済財政運営と「骨太の方針」に、
方向性を明記する。
それをもとに、
政府税調が具体案を詰める。
さらに来年1月召集の通常国会で、
関連法案を成立させ、
再来年の2017年1月から新制度導入。

こんな段取りと見通し。

今の絶対多数の与党なら、
この見通し通りになるだろう。

パートタイマーの人たちの、
就労環境が変わる。

小売サービス業の現場は、
ますます働く女性たちを中心に、
運営されることになる。

今から、準備に入るのがいい。

「働くこと」

「働くこと」への
深い理解が求められている。

働くことの中身。
働くことの実態。
働くことの動機。
働くことの目的。
そして働くことの喜び。

どんな環境の中で働くか。
どんな時間帯に働くか。
どんな制度の中で働くか。
どんな会社で働くか。
そこからどんな働き甲斐が生まれてくるのか。

私たちは誰もが、このことに対して、
自分なりの回答を
用意しておかねばならない。
それなくしては、
企業活動も、
組織運営も、
日常生活もまっとうできない。

経営者は従業員に、
上司は部下に、
会社はパートタイマーに、
明快な「働くこと」の
意味を示さねばならない。

そして従業員は経営者に、
部下は上司に、
パートタイマーは会社に、
同じように明快な「働くこと」の
意思を伝えねばならない。

「働くこと」を通じた意思疎通は、
「労働」への
深く、謙虚な理解から
生み出されるのである。
〈結城義晴著『message』より〉

さて、ローソンの上に月。DSCN2473-5

月に叢雲。
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満月のちょっと手前の月。
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月を見ながら、
土曜日の『パンセ』。
グレーズ・パスカルの言葉。
1923年に生まれ、1962年に没した。
フランスの科学者・哲学者。

『パンセ抄』は、
鹿島茂編訳、飛鳥新社刊。
2012年7月14日第一刷発刊。

7月14日はパリ祭の日。
1789年のこの日、
バスチーユ監獄が襲撃され、
フランス革命が始まった。

フランスはパリ祭を、
建国の日としている。
この本の発刊日、
洒落ている。

このところ、土曜日には、
『パンセ』の言葉を紹介している。

「わたしたちの本性は
運動のうちにある。
完全な静止は死でしかない」
〈断章一二九〉

仕事は運動だ。
それを止めると死が待っている。

ゴールデンウィーク、
目いっぱい生を楽しみたい。

「取るにたりないことが
わたしたちを塞ぎ込ませるのと同じ理由で、
取るにたりないことが
わたしたちの慰めとなる」
〈断章一三六〉

「どんなものも、
わたしたちに役立つものでさえ、
わたしたちにとって
命取りになりかねない。
自然の中において、
壁がわたしたちを殺すことがある。
また、階段も、
わたしたちがそれを踏み外せば、
わたしたちを殺す」

「どれほどわずかな運動も
自然全体に影響を及ぼす。
大海原も石ころ一つで変化する」

『パスカルの定理』は、
16歳のときにパスカルが発見した、
円錐曲線に関する定理。
圧力の単位「ヘクトパスカル」に名を残す。

「恩恵の世界においても、
ごくささいな行為が、
あらゆるものに影響を与え、
大きな結果を引き起こす。
だから、どんなものも重要なのだ」

サム・ウォルトン。
「Retail is Detail」
小売りの神は細部に宿る。

「どんな行為においても、
行為そのもののほかにも、
わたしたちの現在と
過去と未来の状態をしっかり見極め、
それが影響を及ぼすであろう他の状態も調べ、
これらすべてのものの
関係を見なければならない。
そうなると、人は非常に
慎重にならざるをえない」
〈断章五〇五〉

これはパスカルの、
科学者としての態度であると同時に、
哲学者の態度だ。

だから「パスカルの定理」が生まれ、
ヘクトパスカルとして、
現在も使われている。

これは、
ピーター・ドラッカーに通じる態度である。

そしてこれは、
現代の研究者の態度であるし、
「働くこと」を見極めるときの態度でもある。

トップマネジメントもマネジャーも、
学者もジャーナリストもコンサルタントも、
基本的にこの態度でなければならない。

つまり「思いつき」ではいけない。
「思いつき」を次々に指示しては、
なおさらいけない。

「非常に慎重」でなければいけない。

「配偶者控除の改正」にも、
この態度で臨んでほしいものだ。

〈結城義晴〉

2015年05月01日(金曜日)

5月の標語「経営品質を現場から高めよう!」と「二つに一つ」の決断

5月に入って、1日です。
それにしてもいい季節。

そのいい季節に、
朝、届き物。

伊藤園の江島祥仁副会長から、
今年の新茶。
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伊藤園の決算は4月末日で、
今日から新年度。

その日に、看板商品の新茶が、
届けられる。
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これ以上ない気分。

ありがたい。

さてゴールデンウィーク期間真っ只中。
今日は、メーデーの日。
労働者の日。

そして明日から5連休。

先々週が準備期間のホップ、
先週がステップ、
そして来週にかけての5連休がジャンプ。

最後のジャンプの瞬間という、
緊張したタイミングの時か。

その緊張感がたまらない。

5月に入ったので、
商人舎標語。
月刊『商人舎』5月号の巻頭メッセージと、
連動している。

経営品質を現場から高めよう!

長い目で見れば必ず、
消費は高度化していく。
高度化とは、まず高級化、そして個性化、
多様化、無形財化などなど。

最近のアベノミクスによる経済復活。
その恩恵に浴するからだけでなく、
人間の営みの法則として、
消費は高度化、高級化していく。

しかし消費は高度化するにも関わらず、
「高級スーパー」と呼ばれる企業群は、
その経営数値を見ても店頭を訪れても、
旗色がよろしくない。

ただしどんな世界にも例外はある。
首都圏と関西圏の2社。
西の阪急オアシス、
東の成城石井。

なぜ、彼らは好調なのか。
なぜ、ここにイノベーションが起こっているのか。
そして、なぜ、他の高級スーパーは、
芳しい成果を上げることができないのか。

ひとつには信用とブランド。
ひとつには商品。
ひとつには出店と店づくり。
そしてひとつには人材と教育。

しかしこれは、考えてみると、
小売業経営の本質そのものだ。
スーパーマーケットのマネジメント原則であり、
チェーンストアのシステム原理である。

阪食会長・千野和利は確信を述べる。
「企業を高質化していく」
成城石井社長・原昭彦は熱い。
「お客さまを信頼し続けないといけない」

高質スーパーマーケットとは、
実は「経営の高質化」なのである。
その証拠に「経営の高級化」は、
誰も口にはしない。

企業風土や企業文化が醸成され、
次々に知識商人が養成されていく。
その結果として経営の質が高められていく。
ここに高質スーパーマーケットの本質があるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そう、5月号は、
阪食と成城石井を、
徹底的に取材し、
その共通項を探し出した。

そして極めて興味深い事実に遭遇して、
あるセオリーを発見した。

私の巻頭論文は、
ちょっと自信があります。

2011年の2月末から3月初旬。
そう、あの東日本大震災が起こる直前、
私はアメリカを訪れた。

これは先日も書いたけれど、
クォリティ&サービス型スーパーマーケットの、
研究のための研修会。

ご一緒したのは、
㈱阪食の千野和利さん、
㈱ハローデイ社長の加治敬通さん
㈱サンシャインチェーン本部の川崎博道さん、

㈱エブリイの岡崎雅廣さん。

そうそうたるメンバー。

各社の幹部の皆さんも交えて30人弱の、
とても印象深い旅だった。
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その後、東日本大震災が来て、
日本中が落ち込んでしまったけれど。

それから4年。

阪食はデフレ基調の中でも、
ずっと増収増益を果たした。
さらにこの4社の中では、
後発だったエブリイが、
追いつけ追い越せと躍進を遂げた。

もちろんハローデイも、
サンシャインチェーンも、
実力のある企業だから、
黙々と進化を遂げつつ、
この4社は連携して、
果実を手にしてきた。

その実りつつある果肉を、
月刊『商人舎』5月号は、
阪食の側面から整理した。

同時に成城石井からは、
原昭彦社長と服部吉宏商品本部長に、
たっぷり3時間も話してもらって、
こちらもすごい内容になった。

発行は5月11日。

楽しみにしていただきたい。

さて今日のDaily商人舎は、
消費増税反動減1年後の4月、
絶好調と絶不調の明暗

面白いと言っては、
絶不調組に申し訳ないが。

最後に面白い話。
『ほぼ日刊イトイ新聞』の巻頭コラム。
糸井重里さんが書く。

その昨日のメッセージ。
「ふたつにひとつ」

「サイコロを振ったときに、
特定の目が出る確率は
6分の1だということは知っている。
だから、いくら念じて振っても
例えば3の目が出る確率は
6分の1なのだ」

しかしいかにも糸井さんらしく、
発想の転換を図る。
「5の目が出るのか、出ないのか」
と、考えてみる。

「正しい確率としては、
出るが0.167で、
出ないが0.833だ」

しかししかし、
「出るか、出ないか」で考えたら、
「5の目がでることと、
5以外の目が出ることは、
『ふたつにひとつ』ということなのだ」

「その目が出るか、出ないか‥‥」

糸井さんはこれまで、
強気に言い張っていたらしい。
「ふたつにひとつの
どちらかが出るんだから、
確率2分の1だよ」

もちろんジョーク半分。

「打率3割の打者が
チャンスに打席に入ったとき、
見るのは、打つか打たないか」

「ふたつにひとつ」

「3割打者とは、
7割は凡打で退く選手のことなのに、
選手たちも、観客も、試合に関わるものは、
みんな『ふたつにひとつ』を見ている」

これは仕事についても当てはまる。

「かなり厳しい条件のなかで
スタートさせることがある。
確率をどれだけ上げて
慎重に準備したつもりでも、
冒険的に意気込みで
走り出したという場合でも、
成功するかしないかは、
『ふたつにひとつ』なのだ」

昨日までの日経新聞『私の履歴書』
まだ余韻が残っている。
似鳥昭雄さん。
ニトリホールディングス社長。

いつもいつも、
「ふたつにひとつ」で、
意思決定してきた。

大いに失敗した。
しかし最後は大きな成果を上げた。
いや、まだもっと大きな成果を、
似鳥さんは志す。

それが痛快だった。

糸井重里も言う。
「ほんとうの数字的な
確率ばかりを追っていると、
『まだやれない』とか
『リスクがある』とか判断して、
『行く』のが怖くなってしまう」

そして決めの言葉。
「『判断』をいくつしても
『決断』にはならない」

似鳥さんに捧げたんでしょうかね。
糸井さんは。

季節はいい。
新茶の季節の5月も、
決断し続けよう。

現場から経営品質を高めつつ。

〈結城義晴〉

2015年04月30日(木曜日)

安倍首相米議会演説と似鳥昭雄「私の履歴書」最終回のremorse

2015年4月最後の日。
しかし今年も3分の1が終わった。

4月の商人舎標語は、
「世間良し、天も良し」だった。

近江商人の「三方良し」のごとく、
仕事を続けられただろうか。
「三方良し」で、
ゴールデンウィークの準備を、
整えることができただろうか。

出来たとしても、
できなかったとしても、
まだまだ、遅くはない。

ホップ・ステップ、そして、
最後のジャンプが残っている。

訪米中の安倍晋三首相。
アメリカ合衆国議会に出席。
その上下両院合同会議で、
日本の首相として初めて演説。

英語で約45分。
その中のキーワードは、
“deep remorse over the war”

戦後70年を経た今、
「あの戦争への深い反省」とでも訳す。

日経新聞ワシントン特派員の芦塚智子さん。
安倍首相の英語表現を整理した。
「remorse」と「repentance」を、
使い分けた、と。

「remorse」は「反省」、
「repentance」は「悔悟」、
と、外務省は訳す。

どちらも、「regret(後悔、遺憾)」よりも、
謝罪のニュアンスが強いが、
「remorse」よりも、
「repentance」が強い。

regret<remorse<repentanceか。

問題の1995年当時の「村山談話」にも、
実は「deep remorse」が使われた。

しかし今回、真珠湾攻撃などには、
「deep repentance」が選ばれた。

アジアには「remorse」、
アメリカには「repentance」。
そして村山談話と同じ。

ほどよいさじ加減で、
英語通だった故宮沢喜一元総理も、
納得してくれるだろう。

一方、バラク・オバマ大統領。
ホワイトハウスの夕食会で一句。
春緑 日米友好 和やかに
Spring,green and friendship
United States and Japan
Nagoyaka ni.

昨日のブログの昭和天皇の短歌には、
比べようもないけれど、
それでもこのセンス、実にいい。

さて、日経新聞の巻頭コラム『春秋』
酒の安売り規制法案。
自民党の議員立法について、チクリ。
「買うのは町の酒販店より
安いスーパーや量販店、
あるいはネット通販という時代」

これは業種店の「酒販店」と、
業種発想の「量販店」の構図の中から、
ものを考え、ものを決めている。

かつての町の酒販店の値段で、
ビールやワインや清酒を買わされたのでは、
消費者はたまったものではない。

「安売りをやめさせるために
新たな基準をつくり、
守らない業者の名を公表したり
罰金を科したり、
最後には免許取り消しに――」
なんだか「スーパーや量販店」が、
いじめに遭っているようだ。

安倍首相が演説でremorseした戦時中の、
「統制経済」の言葉を思い出す。

そして、
「消費者利益は二の次の業界対策」

「こうまでして酒販店を保護しても、
客足が戻るのかどうか」

戻りはしない。

さてさて、4月の終わりに、
日経新聞『私の履歴書』
似鳥昭雄の巻も最終回。
ニトリホールディングス社長の、
大反響連載だった。

最終回は故渥美俊一先生への感謝に終始した。

その中で渥美先生の指導。
1989年、バブル崩壊前に、
「株式の扱いについて相談」した。

「必ずもめるから、株式公開前に
新しい会社を作れ」
これは会社が成長した段階での、
親族との相続問題の話。

事実、似鳥さんも、
札幌地裁の第二審までもつれて、
それでもなんとか和解。

渥美先生の指導を聞かなかったことを、
「一生の不覚だ」とremorse。

そして述懐する。

「渥美先生なしでは
私の成功はなかった」
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15年2月期連結売上高は4172億円、
経常利益680億円、
時価総額は1兆円超。

しかし似鳥さん自身が、
連載の中で語ったように、
渥美先生の指導は、
「成功するか失敗するか、
二つに一つだった」

そして似鳥さんは、
見事に成功の側に回った。

その秘訣は、どうやら、
何度も「一生の不覚」を負ってしまっても、
そこから立ち直る反骨精神にあるようだ。

そしてその原動力は、
この連載でも異彩を放っていた、
似鳥昭雄の子供時代にあった。

最後の決意表明は、
「前例のないことをやってみたい。
人生は冒険であり、
アドベンチャーだ」

連載の終わり方が、
これも似鳥さんらしくて、いい。
「品のない過去の行為に
批判があったことも承知している。
それもひっくるめて
私の半生にお付き合いいただき、
感謝するばかりだ」

私も、似鳥さんに感謝。

これまでにない、
素晴らしい『私の履歴書』だった。

日本の商業、小売業、
そしてチェーンストアの代表として、
私たちはずっと、誇りにしたい。

〈結城義晴〉

2015年04月29日(水曜日)

「昭和は遠くなりにけり」と商人舎の〈情報・コミュニケーション〉

昭和の日。
2015年のゴールデンウィークが、
始まった。

それにしても、
ほんとうにいい季節です。

昭和27年生まれの結城義晴。
昭和の日は国民の祝日として、
いつまで残されるのだろうかなどと、
考えてしまう。

大正の日や明治の日はないのだし。

日経新聞の巻頭コラム『春秋』だけが、
その昭和の日を題材にしてくれた。

朝日はアップル・ウォッチの話。
毎日は安倍首相訪米の話。

日経の『春秋』の出だし。
「昭和天皇は還暦を迎える1961年4月、
佐賀・長崎を旅した」

一昔前のメディアでは、
天皇の行動に関して、
「旅した」とは書かなかった。

「旅された」
敬語を使った。

それだけ、昭和は遠くなりにけり。
まあ、いい。

その時に、昭和天皇は歌を詠まれた。
コラムの表現は「この旅での歌がある」。
まあ、いい。

霞立つ春のそらにはめづらしく
雪ののこれる富士の山見つ
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「歴代天皇も詠んだ富士には
格別の思いがあったらしい。
山の歌は数多いが、群を抜いている。
歌会始や電車内での詠もある。
すでに少年時代に、絵も描いていた。
海を前景に山容を
色鉛筆で写生した絵が残っている」
こうなってくると、
まあ、いい、とは言えない。

私も若い頃には左翼かぶれで、
天皇を軽んじる発言をしたことがある。

しかし今、還暦を超え、
象徴天皇の位置づけこそ、
最適だと考えつつ、
その表現には、
丁寧語や尊敬語を使いたいと思う。

私なら、こう、書く。
「歴代天皇も詠まれた富士には
格別の思いをお持ちだった。
山の歌は数多い。
しかし、群を抜く出来栄えである。
歌会始や電車内での詠も残る。
すでに少年時代、絵も描かれた。
海を前景に山容を色鉛筆で写生した絵が
残されている」

コラムのまとめ。
「天皇の歌からは
平和への思いが聞こえる。
戦後70年、
戦禍と繁栄の昭和は遠ざかる。
変わらぬ山の姿に、
平成の日本人は
どんな心情を重ねていくだろうか」

昭和は遠くなりにけり。

ちなみに、蛇足ながら、
この表現は、転用。
降る雪や明治は遠くなりにけり 
中村草田男の句。
高濱虚子の弟子で、
人間探求派の俳人。

さて、昨日の商人舎magazine、
Daily商人舎は、
クローガーが
CRM企業ダンハンビーUSAを

完全買収して84.51°設立

読んでみてください。

商人舎magazineや月刊『商人舎』は、
客観的に雑誌スタイルの書き方をする。
「情報」という考え方。

商人舎ホームページの「毎日更新宣言」は、
感情を込めてブログスタイルの書き方。
「コミュニケーション」の意図がある。

ドラッカー先生は説明する。
コミュニケーションと情報は、
別物であるが、依存関係にある。

コミュニケーションは知覚の対象であり、
情報は論理の対象である。

情報はコミュニケーションを前提とするが、
コミュニケーションは必ずしも、
情報を必要としない。

情報は、人間的な属性を除去すればするほど、
有効となり、信頼度も高まる。

情報が多くなるほど、
コミュニケーション・ギャップは、
縮小するどころか、かえって拡大する。

情報が多くなるほど、
効果的機能的なコミュニケーションが
必要になる。

商人舎magazineと、
毎日更新宣言ブログ、
両方読んでくださると、
いいと思う。

もちろん月刊『商人舎』を、
購読して、商人舎magazineのIDを、
持ってもらいたい。
5人ひと組で会員になることを、
お薦めする。

さてクローガーの45四半期。
既存店がずっと増収。
四半期は1年の4分の1、
13週、約3カ月。
だから45四半期は、
10年と約3カ月。

すごい企業です。

そのクローガーは、
55%の店舗が、
ウォルマートと直接競合している。

その上で10年と3カ月、
既存店増収。

つまりウォルマートに負けていない。
多くの店でウォルマートに勝っている。

そのクローガーの、
11年前からの快進撃を支えるのは、
12年前に誕生したダンハンビーUSAだ。

イギリスのテスコのFSPの子会社が、
ダンハンビー社。
ダンさんとハンビーさんが、
共同で興したマーケティング会社。

FSPは、
フリークエント・ショッパーズ・プログラム。

ID‐POSデータを駆使して、
スーパーマーケットの営業活動を支援する。

クローガーはそのダンハンビーUSAを、
専属にすべく、テスコから買い取って、
「84.51°」という会社を設立した。

なぜ、こんなへんな社名か。
それは商人舎magazineを読んでください。

重要なことは、
「価格」も大事だが、
価格以外のところで、
クローガーらしいポジショニングを構築し、
ウォルマートとの違いを出すこと、
そのことにこの「84.51°」が大貢献するということ。

商人舎magazineは「情報」、
毎日更新宣言はコミュニケーション。

わかってほしい。

しかし商人舎magazineも、
他のマスコミや専門雑誌と比べると、
ずっとずっとコミュニケーション志向です。

もちろん毎日更新宣言ブログでは、
天皇陛下に対して、すくなくとも、
敬語を使わせていただきます。

〈結城義晴〉

2015年04月28日(火曜日)

ネパール大地震支援とデカルト・倉本・ドラッカー「小さく考えよ」

4月25日に起きたネパールの大地震。
心より、お見舞いしたい。

被害者数は27日時点で、
隣接国を合わせ4000人を超えた。

25日にマグニチュード7.8の地震、
その後も余震は続き、
マグニチュードは依然4~5。

ネパールの主要都市が直撃された。
人口最大の首都カトマンズ、
2位のポカラ、3位のパタン。
日本で言えば東京・大阪・名古屋か。

結果として、経済損失は、
「GDPの20%を超える」との見方も出ている。
そのネパールのGDPは約190億ドル、
120円換算で2兆2800億円。

経済も含めて、
できる限りの支援をしたい。

毎日新聞の巻頭コラム『余録』
「ネパールでは
月の光は『タハタハ』と照り、
星は『チャムチャム』とまたたく」
これは「ネパールを知るための60章」からの引用。
明石書店発行。

翻訳家の三枝礼子さんのコラムでは、
「ネパール語は擬音語や擬態語が
実に豊かな言葉」

「うまそうな匂いは『マグマグ』と漂うし、
風は『サラサラ』とそよぐ」

日本語にも似ているし、
日本にも馴染みが深い。

恐ろしくて震えるさまは「ダグダグ」。

コラムは訴える。
「震災の恐怖を
身をもって知る者同士でなければ
できないきめ細かな手助け」を。

同感だ。

群馬県大間々町の松﨑靖さん。
㈱足利屋洋品店社長。

商業界時代からの親しい友人で、
まさに知識商人。

その松﨑さんは、昨年3月に、
12日から21日まで、
ネパールを訪れた。

その詳細は、
「やっちゃん日記・ネパール編」に。

20年前からネパールの寒村で、単身、
支援活動を続けている垣見一雅さん。
通称「OKバジ」。

タンセンという町にいて、
今回は無事だという知らせ。

「OKバジを支援する会」(桐生・山岸正雄会長)は、
すぐに義援金を募集し、送ることに決定。

こういった民間の活動も貴重だ。

上場小売業では、
ファーストリテイリングが早かった。
27日の朝の段階で、被災した現地の子どもたちに、
10万ドル(1200万円)の緊急支援実施を決定。

イオンも27日に発表して、
公益財団法人イオンワンパーセントクラブが、
緊急復興支援金1000万円を、
在日ネパール連邦民主共和国大使館に寄付。
同時に、今日の4月28日から5月10日まで、
全国のイオングループの店舗・事業所7000カ所で、
緊急復興支援募金を実施する。

セブン&アイ・ホールディングスは今日、
グループ全1万8683店舗での、
店頭募金活動実施を発表。
実施期間4月28日~5月11日。

ユニー・グループ・ホールディングスも、
今日、店頭募金活動の発表。

こういった素早い意思決定をし、
多くの店で顧客とともに募金活動ができるのは、
チェーンストア・システムのおかげだ。

今からでも、遅くはない。

ネパール支援の輪を広げたい。

こんなこと、公言する内容ではないが、
私もすぐにWFPを通じて寄付した。

さて、今日は、
ゴールデンウィーク突入前日。

横浜商人舎オフィスでは、
月刊『商人舎』5月号の入稿に忙しい。

その商人舎オフィスに、
連載を書き続けている機関誌が届いた。
AJS Network。
DSCN2455-5
タイトルは、
スーパーマーケット応援団長の辛口時評。

私は毎回、かなり力を入れて、
時事問題を取り上げ、主張する。

今回はその第89回。
「丸久・マルミヤストア経営統合と
ベルク原島功の訃報」

オール日本スーパーマーケット協会の皆さん、
会員企業も賛助会員企業も、
ご愛読、お願いします。

協会もネパール支援のような活動、
協力し合って展開したらいい。

検討しているのでしょうが、
私、お節介。

さてさて、日経新聞の巻頭コラムは『春秋』
ルネ・デカルトの言葉を取り上げた。
「近代哲学の父」、
「我思う、ゆえに我あり」で有名。

フランスの哲学者・数学者。

一方、ブレーズ・パスカルも、
フランスの哲学者・数学者で、
「人間は考える葦である」が有名。

デカルトは1596年生まれの近代合理主義者、
パスカルは1923年生まれのキリスト教神学者。

だからパスカルはデカルトを、
激しく批判した。
「わたしはデカルトを許すことはできない。
彼はそのすべての哲学の中で、
できるものならば神なしで済ませたいと思っている。
彼は世界を動かすために神に爪を弾かせたが、
それは仕方なしにやったのであり、
そのあとは、神はもう用なしなのだ」
〈断章七七〉

日経新聞のコラムは、
デカルトの著『方法序説』から引用する。
岩波文庫版。

難問に際しては、
「よりよく解くために必要なだけの
小部分に分割すること」

この考え方は、
仕事の役に立つ。

「もっとも単純で
もっとも認識しやすいものから始めて、
少しずつ、階段を昇るように」

実に、いい。

『春秋』のコラムは、
現与党のめざす安全保障法制に、
デカルトの思考法から迫る。

しかし私たちの仕事に関してこそ、
「よりよく解くために必要なだけの
小部分に分割すること」は、
極めて有効だし、
「もっとも単純で、
もっとも認識しやすいものから始める」のは、
妥当である。

倉本長治は諭している。
「やさしいことから手をつけよ」

なぜか。
そのほうがやさしいから、
実現させやすいから。

「仕事の段取りとして
困難なことから手をつけるのは、
うまいとはいえない」

一方、ピーター・ドラッカーは、
倉本長治と共通することが非常に多いけれど、
「成果をあげるエグゼクティブは、
最も重要なことから始め、
しかも、一時に一つのことだけを行う」

「成果をあげるための秘訣を
ひとつだけ挙げるならば、
それは集中である」

ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、
「Think small!(小さく考えよ!)」が口癖。

そのために、
「Think one store at a time!」
つまり「1度に1店ごとに考えよ!」
1件ずつ検討せよ。

そしてこういった人たちと並べると、
まことに恐縮だが結城義晴は、
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

そのうえで、
「小さく、狭く、濃く、深く」

しかしこうして見ると、
長治先生もドラッカー先生も、
そしてウォルトンさんも、
デカルト的ですねぇ。
つまり近代合理主義的ですねぇ。

パスカルには批判されたけれど。

ネパール支援の復興事業には、
近代合理主義的に、
集中して取り組みたい。

〈結城義晴〉

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