結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年09月17日(土曜日)

『私の履歴書』室伏稔さんが語る伊藤忠・中興の祖「瀬島龍三の心得」

尾崎放哉。
自由律俳人。
人をそしる心をすて豆の皮むく

うつろの心に眼が二つあいてゐる

私は、渥美清の風天もいいし、
もちろん種田山頭火も好きだ。
自由律俳句の先駆者・河東碧梧桐の勇敢さは、
すごいと思う。

しかし江國滋さんは、
『俳句とあそぶ法』の中でこき下ろしている。
江國さんは演芸評論家、エッセイストで、
滋酔郎という俳号を持つ俳人。

分け入れば水音
 山頭火

「これを俳句と呼ぶ気に、
私はどうしてもなれない」

「同じく放浪俳人――というより、
『物乞いアル中俳人」といったほうが
実像に近いと思われる尾崎放哉の句にいたっては、
もっとひどい」

咳をしても一人

肉がやせて来る太い骨である

「これが俳句といえるだろうか。
咳をしても一人。
甘ったれるのもいい加減にしろ。
肉がやせて来る。
不摂生の報いじゃないか」

江國さんはまとめる。
「俳句は、五七五がよろしく」

「憲法にさえ五七五はある。
日本国憲法第二十三条。
学問の自由はこれを保障する」

江國さんからいただいた私の蔵書には、
ご自身のサインがある。

エラそうなことばっかりぞ日記果つ

私は、是々非々派。

必ずしも五七五にはこだわらない。
よいものは、よい。

今週は、ふと、風天に巡り合い、
そこから自由律俳句の間を、
ちょっとだけ漂った。

そんな気分だった。
そう思ってください。

台風去り
残暑残りて
秋に入る

そんな季節の変わり目の私の心に、
自由律俳句が入ってきた。
それだけのこと。

さて日経新聞最終面の『私の履歴書』
元伊藤忠商事会長の室伏稔さんの連載は好調。
今朝は「瀬島龍三さん 短い間だが謦咳に接す」

今日の冒頭は、
「室(室伏)さん、ありがとう。
伊藤忠を頼むよ。日本を頼むよ」

瀬島龍三さんとの最後のお別れ。
「小さな声で私にこう言うと、
ほっとしたように目を閉じられた。2007年夏」

瀬島龍三は戦前、帝国陸軍参謀本部の作戦参謀。
敗戦、シベリア抑留、帰国、そして伊藤忠入社。
繊維専門商社を総合商社に業態転換させた「伊藤忠の中興の祖」。

「瀬島学校」と呼ばれた業務本部のスタッフ集団は、
参謀本部の組織モデルを採用したともいわれるが、
瀬島の考えは「重要な部署ほど少数精鋭」
これ、本当に大切です。

ただし、
少数であっても、
精鋭でなければならぬ。

室伏さんが瀬島さんから「耳が痛くなるほど強調された」のが、
縦割り組織に対する横ぐし。

「総合商社にとって強さと弊害の両面性を持つ『部門縦割り』に
部門横断的な総合調整機能という『横ぐし』を通すことの重要性」

そのうえで、瀬島龍三がつくった「心得」。
これがいい。

(1)「着眼大局 着手小局」
――目標は高く、広く、長期的に。実行は着実、綿密に

面白いことに、
着眼大局・着手小局は、オクシモロンで、
シンク・グローバル、アクト・ローカルに通ずる。

(2)戦略は戦術をカバーするが、
戦術は戦略をカバーできない

これは「組織は戦略に従う」
アルフレッド・チャンドラー・ジュニア。

だから「縦割り」に対する「横ぐし」の発想が出てくる。
こちらはチェーンストアの作演システムに通ずる。
こちらは安土敏。

(3)心得メモ

・仕える上司の意図をよくつかみ、誠心誠意仕えるべし
・勉強せよ。経済情勢、業界情勢、営業・商品知識
・謙虚たれ
・営業部門とは御用聞きのつもりで接するように

私は「謙虚たれ」と「勉強せよ」が好きだ。

室伏さんが瀬島龍三のことを悪く書くはずはないが、
その瀬島への批判も、実は多い。

ここでも、是々非々で判断するのがよかろう。
「瀬島心得」は是なり。

今日から三連休。
月曜日の「敬老の日」まで。
みなさん、良い週末を。

<結城義晴>

2011年09月16日(金曜日)

種田山頭火の「自由律俳句」と「菱食」廣田正の「商人の二つの条件」

心に残って、
風天の句を、
もうすこし。
昨日のつづき。

「風天」とは、
フーテンの寅さんこと、
故渥美清の俳号。

赤とんぼじっとしたまま明日どうする

これは、種田山頭火に通ずる。

続いて、風天。
コスモスひょろりふたおやもういない
ひょろり、がいい。

ベースボール遠く見ている野菊かな
私はこの視線が好きだ。

股ぐらに巻き込む布団眠れぬ夜
これは、寅さんのフーテンかと思いきや、
やはり風天だ。
寅さんには眠れぬ夜があるかしら、
いや、ないはずだ。

酒飲みの句もある。
一っ杯めのために飲んでるビールかな

とりあえずビールではじめて、どぶろくで終わる。
どぶろくやはらかく噛んで眠くなってくる

いいですね。

対して種田山頭火。
山頭火は尾崎放哉と並んで、
自由律俳句の秀作を溢れる如くつくった。

山頭火は家業の造り酒屋が破たんし、古本屋の商売も失敗し、
離婚し、出家し、後年は、山を歩き、放浪した。

造り酒屋だけあって、
酒飲みだった。

泥酔への過程。
「まず、ほろほろ、
それから、ふらふら、
そして、ぐでぐで、
ごろごろ、ぼろぼろ、
どろどろ」

「肉体に酒、心に句、
酒は肉体の句で、
句は心の酒だ」

山頭火は風天に通ずる。
しかし渥美清は、酒に関して、
「ぐでぐで、ごろごろ、
ぼろぼろ、どろどろ」では、
なかった。

山頭火の句で、もっとも知られているのが、これ。
分け入つて分け入つても青い山

挫折の句が、またいい。
まつすぐな道でさみしい

これもひとり山歩きの句。
すべつてころんで山がひつそり

しかし、うれしいこともある。
こんなにうまい水があふれている
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

いま、ちょっと大きな書店に行くと、
俳句コーナーには山頭火の本が連なっている。
お天気がよすぎる独りぼつち

自然と自分。
その対比。
こころ疲れて山が海が美しすぎる

何というか、常とは異なる残暑のいま、
自由律の俳句がぴったりの気分。

さて「リアルとネットの融合(?)」。
日経新聞に、記事。
「全国1200店の価格、グーグルで比較」

グーグル日本法人が、
「グーグルローカルショッピング」をスタートさせる。
「ローカル」と銘打っているところが味噌。

全国リアル店舗約1200店の商品価格や在庫情報を、
毎日、インターネット上に公開するサービス。

リアルはいまのところ、7社の店舗。
ヨドバシカメラ、マツモトキヨシホールディングス、良品計画、
東急ハンズ、ローソンHMVエンタテイメント、
「ブックファースト」の阪急リテールズ、
そして福岡のスーパーマーケット西鉄ストア。

7社は、商品情報を毎日、グーグルに提供。
消費者は検索サイトを通じて商品価格などを比較できる。

値決めや在庫情報がネットを通じて公開される。

パソコンやスマートフォンでの利用を想定する。
「当初は数百万点の商品が検索可能」。

「併せてネット通販サイトでの価格・在庫情報も表示」される。

手順はシンプル。
小売企業は基本的に、毎日1回以上、
売価と在庫のデータをグーグルにインターネットで送る。
小売企業の参加費用はない。無料。

逆に、グーグルに情報提供するのだから、
小売業に「チャリン」と代金が入るかというと、
それはない。
グーグルは、
コンビニやカジュアル・ファッションチェーンなどとも交渉中。

「来年末までに参加企業を100社程度」に増やしたい意向。
もちろんこのサイトにはリスティング広告などが入って、
検索件数が増えれば増えるほど、
広告収入は高くなるし、広告本数は増える。
つまりグーグルが儲かる。

問題は小売業側。
記事では、こう表現されている。
「流通側にとってはグーグルを通じて非公開だった情報を流す形になる」
そして「自社サイトだけで価格情報などを公開するより、
消費者の利用が格段に期待できるグーグルと組むことで、
『新しい消費者に来店してもらう機会につながる』メリットがある」

インターネット・モールの楽天などと同様に、
「胴元儲かる」の図式。
小売業側には「乗り遅れたらまずい」の意識が生まれるかもしれない。

記事はまとめる。
「参加企業が増えれば、
従来以上に価格競争にさらされる可能性もある」

ある消費者が、ある商品名を打ち込む。
するとこのサイトに協力している店の売価が比較される。
サイトに出ていない店は、存在しないかのごときものとなる。

ただし、それも、このサイトを、
どれだけの消費者が、どんな時に、
見るかにかかっている。

韓国ではもう、10年以上も前から、
「割引店」や「スーパーマーケット」の価格が、
ネット上で公開されて、使われていた。

価格を上げたり下げたりの商売、
すなわち「ハイ&ロー」の場合は、
これも役に立つかもしれない。

家電のように新製品が次々に出て、
価格競争する場合も、このサイトの意味はある。

しかしエブリデーロープライスの企業や店の場合、
顧客にとってどれだけの意味を持つか。

グーグルは昨年末、アメリカでこのサービスを始めた。
百貨店メーシーズや家電量販店ベスト・バイなど数十社が参加。
一定以上の成果が上がっているというが、
やはり高額品ならば、ニーズがあるということだ。

さて今日は、大阪からとんぼ返って、
東京・平和島の三菱食品本社。
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最高顧問の廣田正さんと面談。
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「廣田の前に廣田なく、
廣田の後に廣田なし」

菱食という会社はまさに、
そうなってしまって、
いま、三菱食品。

食品産業のこと、
スーパーマーケット産業のこと、
卸売産業のこと。

今日は廣田さんから、
いつも以上に辛口のコメントが発せられて、
私はすべて、同感。

産業化するときには、
ビジョンが必須です。

それがないと、
産業とは呼べない

大きくなっても、
統合しても、
烏合の衆では、
意味がない。

学習院大学院長だった故田島義博先生の有名な言葉。
「膨張と成長は異なる」

私は、日本産業全体の空洞化が叫ばれる中で、
むしろ、流通業・サービス業の基幹産業化の軌道が、
明確になったと、意見を述べた。

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コーネル大学ジャパンについても、
廣田さんは率直に語ってくださった。

最後に、廣田さんは提唱する。
「商人の二つの条件」。

第1にプレゼンス。
すなわち存在価値、存在の意義。
それがない商人は、残らない。

社会にお役立ちする存在。

それがなんなのか。

変わっていく社会の中で、
いかに存在の意味を見出していくのか。

流通業やサービス業だけではない。
すべての企業、すべての人間が、
自らの存在価値を明確にしなければいけない。

そのうえで、
第2はベネフィット。
つまりは利益を出すこと、
しかし相手に、顧客に、
その自分の利益以上のベネフィットを提供すること。

これなくしては、
存在することはできない。

こんなにうまい水があふれている
山頭火の視点は、
商売にも当てはまる。

<結城義晴>

 

 

 

2011年09月15日(木曜日)

故渥美清・俳号「風天」の「蓋あけたような天で九月かな」と大阪屋友の会での「店ドラ」講演

新聞の「社説」欄。
各紙の主張がストレートに出て、
比較すると面白い。

一昨日の野田佳彦新首相の所信表明演説を受けて、
昨日、各党の代表質問があり、
今朝の社説は、その与野党のやり取りへの注文が並んだ。

朝日新聞の社説のタイトルは、
「代表質問―谷垣さん、広い度量で」。
谷垣自民党総裁に対して、注文を付ける。
「批判の中身にはうなずける点もあるが、
激突ばかりで政治を停滞させてはならない。
自民党は与野党協議に応じるべきだ」

一方、日経新聞のタイトルは、
「各党は論争通じ責任果たせ」

日経は民主党に一番、注文を出す新聞。
「野党との政策連携に意欲を示したが、
どう接点を見いだしていくのかという戦略は伝わってこなかった」

最後に読売新聞。
社説のタイトルは、
「代表質問 与野党協調の国会へ転換せよ」
踏み込んで、「与野党協調⇒大連立」を主張する。
「与野党に求められているのは、
不毛な対立ではなく党派を超えた協力である」

私たちは、それぞれの新聞の主張は、
全く無視してよろしい。

誰かが言ってるな、程度でいい。

自分の目で見、耳で聞き、
自分で考え、判断する。

他は、あくまでもその材料。

私たちは政治に対しても、
「脱グライダー」でなければならない。

しかし自分のビジネスに関しては、
新聞における「社説」のようなものが必要だ。
小売業やサービス業の店にも、
「社説」があってよい。

かつて私は商業界の雑誌の巻頭言に書いた。
「沈黙は金、雄弁は銀」ではなく、
小売業やサービス業では、
「雄弁こそ金」
である。

だから日々、
「社説」のようなものがほしい。

社長の社説、
店長ならば「店説」。

できればそれが、
商品やサービスとして、
具現化されていてほしい。

読売新聞の一面コラムは『編集手帳』。
今朝は故渥美清の俳句を取り上げた。

渥美さんは、俳号を「風天(ふうてん)」と称した。
『男はつらいよ』の主人公“フーテンの寅”からとった「風天」。

その秋の秀句を紹介。
〈ゆうべの台風どこにいたちょうちょ〉
〈秋の野犬ぽつんと日暮れて〉
〈赤とんぼじっとしたまま明日(あした)どうする〉

すごく、いい。
風天の句は自由律で、
必ずしも五七五ではない。

俳人尾崎放哉は種田山頭火が好みだったらしい。
放哉の句。
「咳をしてもひとり」
「心をまとめる鉛筆とがらす」

これなど渥美の句に繋がる。

自由律、いい。

渥美さんの句集も出版されている。
『渥美清句集 赤とんぼ』(本阿弥書店)
『風天 渥美清のうた』(大空出版)

私は<ちょうちょ><赤とんぼ>が好きだが、
以下の句もとてもいい。
蓋あけたような天で九月かな
渥美47歳の句。1975年。

朝寝して寝返り打てば昼寝かな

これも47歳の作。

やわらかく浴衣着る女のび熱かな

1992年、64歳の句。
これ、渥美清らしくなくて、
しかし渥美清の本質の部分が出ていて、いい。

さて今日は、朝から大阪。
出版取次販売会社の大阪屋は、
西日本に強い書籍・雑誌の大手問屋。
業界第3位。

1995年から、東大阪市に、
「関西ブックシティ」という出版流通拠点を設けているが、
「大阪屋友の会」という書店のグループを組織している。

今回は大阪屋友の会の講演。
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副会長の高坂喜一さんが最初にご挨拶。
㈱コーサカと高坂書店の代表取締役社長。
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司会は、冨士原純一さん。
有限会社冨士原文信堂代表取締役。
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講師紹介や講演後のまとめなど、
丁寧に対応してくれた。

書店の経営者、店長の皆さん対象ということで、
『店ドラ』の内容をわかりやすく解説しようと思った。
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もちろん、アメリカのアマゾン・ドット・コムが、
店数0店ながら、毎年25%も伸びていて、
現在329億ドルの巨大企業となっていること、
対して書店第1位のバンーンズ&ノーブルは、
1343店ながら、売上げ57億1500万円で、
このところ赤字続きで、
売却の話題に事欠かないこと、
第2位のボーダーズは、
連邦破産法適用申請してしまったことなど、
「紙(カミ)と網(アミ)」についてもコメントした。
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そのうえで、
第1章の「お客様」から、
第2章の 「お店」、
第3章の 「マネジメント」、
第4章の 「組織づくり」まで、

丁寧に語った。

この中で、第2章の「事業〈店〉の三要素」
第一は、組織を取り巻く環境。
第二は、組織の使命すなわち目的。
第三は、使命を達成するために必要な強みについての前提。

環境と使命と強みの三要素によって、
事業や店舗は決まってくる。

強調したのは、
「マネジメントの三つの役割」。
第1は自らの組織に特有な使命を果たすこと。
第2は、仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
そして第3は、自らが社会に与える影響を処理するとともに、
社会の問題について貢献すること。

さらに、第5章の 「マーケティング」と「イノベーション」。

付録は「時間管理」と「フィードバック分析」。
これはドラッカーの考え方を実践する方法。

あらためて『店ドラ』を語って、
私は気分爽快だった。

ご清聴を感謝する。
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ドラッカーは、読む者を、
気分爽快にしてくれる。
頭の中をすっきりさせてくれる。

語るだけで、爽快になる。
聞くだけで、すっきりする

蓋あけたような天で九月かな

風天の句を、
思い出していた。

<結城義晴>

2011年09月14日(水曜日)

「ユニクロ柳井正vs日本マクドナルド原田泳幸」日経MJトップ対談から「経営は総合芸術です」

昨日も、今日も、明日も残暑。
6日連続の熱帯夜。

関東地方は来週月曜日の「敬老の日」まで、
真夏日と熱帯夜が続く。

秋の運動会シーズンを控えて、
その練習中に児童たちに熱中症が頻発。

それでも、
秋の訪れをビンビン感じる。

変な陽気の日本、
変な具合の地球。

しかし氷河期などの長い長い歴史を思うと、
いまの地球や日本も、
連綿たる営みの、ほんの一瞬に過ぎない。

さて、またまた日経MJで恐縮だが、
先週金曜日の1面と3面に続く対談。

ファーストリテイリングの柳井正さんと、
日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸さん。
ともに会長兼社長。

ずいぶん前のことになるが、日経ビジネスで、
吉野家の安部修仁さんと柳井さんが対談した。
私はその対談を思い出していた。

今回の対談のタイトルは、
「グローバルワン 目指せ」

マクドナルドはもう既に、
外食産業でグローバルワン。
日本法人も日本の外食産業で一番。
あらためてグローバルワンを目指すものではないが、
他の産業、企業に対してこう呼びかけるならばよいだろう。

ファーストリテイリングは、
世界第1のギャップを売上高でターゲットとし、
利益ではすでに追い越している。

日本のカジュアルファッション・チェーンとしては、
断トツのトップ。

原田さんは1948年生まれ、
柳井さんは1949年生まれ。

柳井さんは自ら創業トップ。
原田さんはアップルコンピュータジャパンから日本マクドナルドに、
華麗なる転身。

オーナー経営者と専門経営者。

ずいぶん違いがあるが、
ふたりは共感するものを感じたようだ。

経営の本質論を語り合うと、共通点が多い。
ほとんど共通している。

しかし経営のやり方は、
全く違う。

私は、そう見る。

このブログでは日経MJの内容とは反対に、
組織やリーダーシップ、経営に関するコメントから始めよう。

まず「経営の思い」は社員に伝わっているのか。
柳井さんは、
「(きちんと) 伝わっていたら、
すごくもうかっていますよ」

原田さんも、
「ちゃんと伝わってたら
売上げは倍ですね(笑)」

経営者の思いは、伝わりにくい。
だからそれを伝えることに努力する。
経営とはそれ以外にない。

柳井さんは、経営方針を、
「間接ではなく直接伝えない限りだめですね。
スーパーバイザーやブロックリーダーが中に入ると、
どうしてもバイアスがかかってしまう」

そう、組織はバイアス。

原田さんも、
「伝わらない最大の障害は、階層的な組織。

伝言ゲームではだめです」

柳井さん、
「私は全員経営と言っているんです。
商売の原点から考えたら、
小売業は店頭に立つ人が経営者だったら一番いいわけですね」

原田さん、
「おかしいと思ったら、
フラットなコミュニケーションが必要です」

経営はダイレクトなコミュニケーション。
しかし考えてみると、
会社の規模が小さいことは、
「強み」となる。

しかし現実的には、
規模が小さくて顔ぶれが変わらないと、
コミュニケーションの断裂が生まれたりする。

柳井さん。
「楽な仕事は一つもありません。
だけど、自分が面白いと思い、
世間が面白いと思ったことならば何でもできます」

そして言う。
「経営は総合芸術です。
苦しいことを面白いと思える人が、
経営者に向いているんじゃないですか」

原田さん「やっぱりやりがいですよ」

柳井さん。
「知らないことを知ろうと突き詰めることほど、
面白いことはないですよ」

柳井さんは、本当にストイック。
それがファーストリテイリングの特徴。

マーケティングで大切にしているもの。
柳井さん。
「消費者は
需要が少なくなればなるほど、
不景気になればなるほど、
注意深く消費するものです」

その通り。
現在がそれ。

「すると売れるものはすごく売れますが、
大部分のものは売れない」

すなわち「一極集中状態が起きます」
これも、しかり。
「ならば自社のブランドが、
一極集中に入るように目指さなければならない」

原田さん、
「今やっているのは、基本を徹底的に見直し、
質の良い経営オペレーションをつくることです」

「細かく言うと、客数を増やすために、
来店頻度をデモグラフィ(人口動態)別、時間帯別、地域別に見極め、
どこに力を入れるか決める作業です」

そのうえで、ヒット商品作りを語る。
柳井さん、
「ヒットを生むには、
(消費者の)期待を超えること」

原田さん、
「私もリサーチだけで商品計画を立てるな、と言っています」

サム・ウォルトンも言い残している。
「顧客の期待を超越せよ」
原田さん、
「ヒット商品は商品力だけでなく、
作り手の情報が相当影響します」

柳井さん、
「商品がどういうコンセプトでつくられたのか、
作り手は情報を持っているか、
といった目に見えない会社の生き方や姿勢が、
商品やマーケティングに表れていないと、
買ってもらえません」

経営の姿勢、会社の姿勢が、
商品に反映されてくる。
柳井さん、
「ブランド戦略も各国別に変えるのではなく、
グローバルワンチーム、グローバルワンカンパニーで、
推進するから強みが発揮できます」

原田さん、
「『世界で売れるもの』しか
『日本で売れるもの』になりません」

これはすごいことだ。

原田さん、
「マクドナルドであれば、
世界中で売れているのは、
ビッグマック、チーズバーガー、フライドポテト。
これらの商品は『ゴールドスタンダードメニュー』といって、
絶対に味付けを変えないことになっています」

柳井さん、
「わかっていない人は、
全体の1~2割に過ぎない部分を気にするんですよ。
本質的に8~9割は同じ」

「翻訳と一緒で直訳してはいけませんが、
マーケティングも伝えたい本質は、
全世界一緒であるべきです」

そしてブランドについて語る。
柳井さん、
「ブランドは企業そのものです。
ですから人も物も金も」

「極論すると店舗のトイレから
従業員の表情までブランドなんです」

「そうしたイメージや商品そのものを
評価してもらうことで買ってもらえます。
そうした全体像がはっきりしない限り、
売れません」

これを私は「ポジショニング」と呼んで、
いま、最も大切なものと考えている。

さて昨日はブルーチップ㈱の経営者お二人が来社。

宮本洋一社長と松浦克行常務。

宮本さんはこの7月31日に社長に就任したばかり。
宮本さんは商人舎発足の会の発起人のおひとり。
だから社長就任は自分のことのようにうれしい。

ブルーチップの経営は今後、
宮本・松浦の二人三脚で進められる。
これ、すごく、いいこと。

『店ドラ』に、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」のメッセージを書いて、
プレゼント。
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スーパーマーケットの顧客のために、
早くも新規事業を進めている。

周富徳さん監修の餃子、静岡の餃子、
秋田県八郎潟のお米など、
こだわりの商品を企画し加盟店に供給する。
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場所を近くの居酒屋に移し、
九州の焼酎を傾けながらの久々の情報交換は、
本当に楽しかった。

宮本さんにも松浦さんにも、
総合芸術の経営を突き詰めてほしいものだ。
それが二人三脚のお二人にはできる。

私はそう感じている。

<結城義晴>

2011年09月13日(火曜日)

「陸前高田の奇跡の一本松、打つ手なし」、ひとつ俳句でも ひねって・・・

秋めくやああした雲の出かければ 池内たけし

秋めいてきました。

松の幹みな傾きし九月かな 桂 信子

東日本大震災の被災地・陸前高田の「奇跡の一本松」。
そこに中秋の名月が浮かぶ写真。
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朝日新聞一面に載った。
9月12日午後6時9分に、
たぶん朝日のカメラマンだろうが、
森井英二郎さんが撮影。

その復興のシンボルの松は、
衰弱が進んでいる。
「危ない状態」と書いてある。

「根が傷んで養分を吸い上げる力を失い、
猛暑にも適応できなかった」

「手の打ちようがない」

草の戸の残暑といふもきのふけふ 高浜虚子

夏の終わりでもあります。
ころぶにもころびかたあり夏の道 結城義晴

さて、どじょう首相。
鉢呂吉雄経産相辞任の後任は、枝野幸男。
ご存知、菅直人前政権の官房長官。

ハチロはさておいて、
まずはエダノに期待しよう。
ヨシオ去り ユキオ来たるらし 秋の空  義晴

四の五の言わず、仕事しろ。

パチンコ・トラスティ・ボード有識者懇談会。
通称PTB。

ほぼ2カ月ごとに参集し、議論し、
1年に1回ほどメッセージを発信する。

座長はこの4月から和田裕先生。
現在、㈱日本イノベーション代表取締役社長。
大阪万博は作家の堺屋太一さんが推進したと言われているが、
和田先生は当時、その堺屋さんの上司で、
大阪万博起案者。

メンバーは元日刊工業新聞論説委員の岩崎秀雄さん、
元経団連事務総長の三好正也さん、
元インドネシア大使の川上隆朗さん、
早稲田大学ビジネススクール教授の松田修一さん、
嘉悦大学経営経済学部教授の黒瀬直宏さん、
元東京証券取引所上場部上場審査室長の谷合孝昭さん、
経営コンサルタントの牛島憲明さん、
UIゼンセン同盟常任中央執行委員の内堀良雄さん、
弁護士の三堀清さん。
それに私。

今回は新しいメッセージをつくる。
そのために最初に確認。

PTB有識者懇談会は、
中立の立場を貫く第三者機関であること。
一般国民に発信し、国民目線を貫徹すること。

そのうえで、議論。

和田先生が座長として見事に仕切って、
私は好ましい議論展開になったと感じた。

しかし、ちょっと急ぎましょう。
「今日も一日、慌てず、急げ」

何しろ今月の商人舎標語は、
「疾走せよ、疾駆せよ」

拙速は、断じて避けなければいけない。
しかし議論のあとは、
疾走・疾駆。

その後、横浜の商人舎に帰って、
原稿書き。

書きに書いても終わらない
秋の夜長と筆仕事

夕方は、池袋の立教大学の研究室へ。
夜の7時過ぎ、
卒業した結城ゼミ第2期生の渋木克久さんと合流し
欧米データの収集。
渋木さんはこの道のプロ。

外食産業の専門家だが、
小売業でもデータを探し出して、
私の研究に協力してくれる。

立教のキャンパスから立教図書館のサイトに入って、
世界中の膨大な情報を検索し、整理分析する。

その作業。

渋木さんは土曜・日曜の新座合宿にも、
結局、最後まで参加してくれて、
いまや、結城ゼミの「若頭」のようになっている。
だから渋木さんとは3日連続で一緒にいたことになる。

渋木さん、ありがとう。

永利の四川料理は、
辛口だったが、
ビールと紹興酒がぴったりだった。

夜空には満月がぽかんと浮いていた。
松の月暗し暗しと轡虫(くつわむし) 虚子

では けふも ひらりひらりと いきるべし
 義晴

残暑の残暑たるべきところを、
こころよく感じ取りつつ。

<結城義晴>

2011年09月12日(月曜日)

「吉野家牛丼昔日の勢い」喪失の理由と「テスコ撤退」を「対岸の火事ではなく他山の石とせよ」

Everybody! Good Monday!
[vol37]

2011年第37週、9月第3週です。

今週はまだまだ、読んで字のごとく、
残暑が「残ります」が、
それでもずいぶん秋の感じがします。

暑いけれど、涼しい。

好きです。
この季節。

自分が生まれたころだからでしょうか。

今週土曜・日曜、
そして来週月曜の「敬老の日」
三連休が始まります。

その後も、金曜の「秋分の日」。
秋真っ盛り。
そして土曜・日曜の三連休。

三連休二つにサンドイッチされ、
火曜・水曜・木曜がある。

季節は良い。

ウキウキしてきます。

そんな季節の今月の仕事は、
「疾走せよ、疾駆せよ」
今月の商人舎標語。
気分よく、仕事に邁進したい。

そのためには、
メンタル、フィジカルを万全に。

精神的に、肉体的に、
十二分に気を配って、
うまいものを食って、
よく寝て、
そのうえで全力で走る。

いい気分です。

さて、今日は新聞休刊日。
1年に何回あるか、ご存知?

正解は、
12回。

まあ、毎月1回ずつです。
理由は、新聞販売店の慰労・休暇。

昔々、10代の終わり頃、
新聞配達のアルバイトを、
半年間だけやっていたことがある。

あのころは休刊日などなかった、
と思って調べたら、
当時も年間に4回あった。

たぶん2回だけ、
休みがあったんだろうと思うが、
思い出せない。

その新聞休刊日を列挙すると、
ウィキペディアには以下のようにでている。
1月1日(元日)
2月11日(建国記念の日)
3月20日又は21日(春分の日)
4月第2日曜日
5月5日(こどもの日)
6月第2日曜日
7月第2日曜日
8月第2日曜日
そして9月23日(秋分の日)
以降は、10月第2日曜日
11月第2日曜日
12月第3日曜日

しかし朝日新聞の2011年の休刊日、予定日は、
1月2日(日曜日)
2月14日(月曜日)
5月6日(月曜日)
6月13日(月曜日)
7月11日(月曜日)
8月15日(月曜日)
9月12日(月曜日)
10月11日(火曜日)
11月14日(月曜日)
12月12日(月曜日)

ウィキペディアもいい加減なところがあるが、
3月と4月は当初、統一地方選挙があって、
休刊日なしと予定されていた。
そこに東日本大震災が起こってしまった。

毎日、ブログを書くようになって、
以前にもまして毎日の新聞には、
丁寧に目を通すようになった。

新聞には本当にお世話になっていることになるが、
その分、週刊誌や、ましてや月刊誌は二の次となる。

さて日経MJ新聞のコラムがいい。
昨日の『底流を読む』は、
編集委員の中村直文さんが書いている。
タイトルは「繊細とボリューム 両にらみ」

牛丼戦争で吉野家が
「昔日の勢いを失った」。

なぜか。

吉野家のある役員の総括は、
「2004年のBSEに伴う米国産牛肉の輸入禁止に尽きる」

吉野家は米国産にこだわった。
ゼンショーのすき家や松屋フーズは、
オージーなどに切り替えた。

これがいまだに影響を与えているという。

このこと自体、貴重なケーススタディとなる。

ピーター・ドラッカー先生は、説く。
「自らの強みを知れ、
そしてその強みに立脚せよ」

吉野家の牛丼は、
米国産の吉野家仕様の牛肉を使った。
それが強みだった。
完成された味だった。

だからそれにこだわった。

クライトン・クリステンセンは、
『イノベーションのディレンマ』でこう語る。
「イノベーションによって成功した企業ほど、
新たなイノベーションにチャレンジしなくなり、
その結果新たなイノベーションを果たした企業によって
淘汰されていく」

面白いのは、この時、
新たなイノベーションを起こす者は、
最初のイノベーションよりもシンプルで、
時にはプリミティブでさえある。

不断のイノベーション、
小さな連続的なイノベーションが、
必要である。

吉野家役員の総括は、だから、
この小さな、連続的なイノベーションが、
できていないことを示すのだと思う。

BSEもきっかけとなったかもしれないが、
それよりもクリステンセンの指摘するイノベーションのディレンマこそ、
吉野家の問題点である。

中村さんのコラムはこういった方向ではなく、
「日本の競争の厳しさ」に向かっていく。

すなわち日本の食品メーカーの行動。
日本国内と世界市場、アジア市場への「両にらみ」。
私の言葉で言えば、
だからコモディティとノンコモディティの両にらみとなる。

先に味の素が「サムライ」ブランドで、
ウォルマートと取り組みをしたニュースを報じた。

繊細がノンコモディティ、
ボリュームがコモディティ。

海外に進出するには、
コモディティの概念抜きには、
成功はない。

前段の吉野家と、
後段のカルビーや日清食品やコカコーラとの関係性が、
ちょっと見えにくいコラムにはなっているが、
いろいろなことを考えさせてくれた。

先週月曜日の日経MJでは、
これも編集委員の田中陽さんが、
「英テスコ撤退 誤算の8年」の特集で、
総括文を書いている。

「蹉跌の本質は日本企業にも内包されている」

これが田中さんの問題意識。
賛成。

企業経営そのものは、
欧米も日本も変わらないということ。

「その店でないと買えない商品の存在が、
消費者を呼び込む」

M&Aが進むだろう日本でも、
「ボタンのかけ違いは致命傷」となる。
これも同感。

「8年間のテスコの足跡は
日本の流通企業のどこで起きても不思議ではない
本質的な問題をはらんでいる」

「対岸の火事ではなく、
他山の石とすべきだ」

田中さん、カッコいい。

その通り。

日経MJは週3回刊。
月・水・金。

毎日の新聞にお世話になっている私だが、
月・水・金の隔日刊ならば、
[毎日更新宣言]の仲間と言えるかもしれない。

週刊誌はまだしも、月刊誌は、
いかんともしがたいほどに、
のんびりしている。

のんびりしている暇はない。
「疾走せよ、疾駆せよ」

今月は、
「今日も一日、
慌てず、急げ」


Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2011年09月11日(日曜日)

サプライズお誕生会[2011日曜版vol37]

黙祷。
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3・11 2:46 東北・北関東。
あれから半年。

9・11、ニューヨーク。
10年。

亡くなられたひとびとのご冥福、
お祈りいたします。

ユウキヨシハルのおとうさん、
ゼミの合宿です。

ニイザ・キャンパス。
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虫の声が、
おおきい。
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タチカワ交流キネン会館。
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結城ゼミ第3期生7人。
みんなのケンキュー、
とてもはかどった、
と、おもう。

おとうさんがでかけたあとで、
ボクは、カオをあらった。
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このはなしには、
かんけいないけど。
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ボクはきれいずきなんです。
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耳のうしろも。
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ああ、きもち、いい。

合宿のケンキューは、
夕方におわり、
夕食。

西洋膳・洵彩。
マスター&シェフの泉類さん。
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すばらしい料理。

おとうさんの席も、
きめられていた。
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でも、すごくおどろいたのは、
結城ゼミのみんなが、
OBまでふくめて、
集合していたことだった。
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おとうさんが店にはいると、
クラッカーがなった。

そして第1期生、2期生が、
声をそろえた。
「センセー、
おたんじょうび、
おめでとうございます」

おとうさん、
ほんとうに、
おどろかされた。

ボクもおどろいた。
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これを、
「サプライズ」と、
いいます。

ボクも腰をぬかした。
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司会は、
フランスのコメディアンみたいなシブキさん。
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ごあいさつは、
結城ゼミOB会長のナゴヤさん。
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お料理は泉類シェフ。
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おいしそう。
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そして、だしもの?
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ムラカミさんは、
「ジジのものがたり」

ボクのマネまでしてくれた。

みんな、おおわらい。
おとうさんも、
あたまのうしろがいたくなるくらい、
わらった。

オカモトさんは、
「先生のものまねします」
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あまりにてなかったけれど、
ずいぶん、うけた。

イノマタさんは、
むりやりAKB48を、
やらされそうになった。
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それは、
来年へのもちこしとなった。

みんな、
心からたのしんだ。
おとうさんも心から、
たのしんだ。
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ケーキがでてきた。
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そしてホシヤマさんから、
お花の贈呈。
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おとうさんが、
ローソクを、
ふきけした。
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お誕生日は、
9月の2日だった。

すっかりわすれていたのに、
それにもおどろいた。
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そしてケーキをいただいた。
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さいごに、
おとうさんのあいさつ。
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しみじみとおはなししてから、
「ゼミを一生の誇りにします」

ちょっと、
うるうるしていた。
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さいごのさいごは、
全員で「バンザイ」

その練習。
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サトウさんのは、
阿波踊りではありません。

コダマさんのオンドで、
「バンザーイ」
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立教大学ビジネスデザイン研究科
結城ゼミ。

いいゼミです。
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ありがとうございます。
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朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

<『ジジの気分』(未刊)より>

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