結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年02月27日(水曜日)

日経新聞一面のパートタイマー定年延長の記事は、イノベーション

今日2月27日付日本経済新聞の一面。
「食品スーパー各社 パート定年延長
ライフ70歳・いなげや68歳」

ニッケイ2
昨日のこのブログで登場してもらった岩崎高治社長の
ライフコーポレーション。

現在のパートタイマーの定年64歳を、
6歳上げて70歳とする。

時給は、原則として64歳のときと同様、
労働時間は週16時間以内と短縮して、
健康などに配慮する。

一方、いなげやは現在の65歳の定年を、
3歳上げて68歳とする。

いなげやも、時給や職場などは変えず、
本人の希望を反映させるとしている。
働きやすい環境を維持しつつ、
力を発揮してもらおうという意図。

2006年に雇用安定法が改正され、施行された。
いなげやは、その前に、
パートタイマーの定年を5歳延長した。
そして今回、3歳の延長。

ちなみに、マックスバリュ西日本など
イオンのスーパーマーケットも、
2007年2月に、正社員の定年を65歳に延長するととともに
パートタイマーも65歳まで勤務できる体制をつくった。

現状、ライフは、1300人ほど、
いなげやは400人ほどが、
60歳を超えるパートタイマーである。
この比率は、どんどん増えるに違いない。

世界最大の企業ウォルマート、
5000坪の巨大なスーパーセンターの入り口には、
「グリーター」と呼ばれる高齢のパートタイマーが、
必ず、笑顔でお客を迎えてくれる。
アメリカは、「少子高齢社会」ではない。
そのアメリカでも、
働ける者には、
働くチャンスが与えられる。
機会は提供され、あとは本人次第。

私もこれがいいと思う。

日本は、間違いなく「少子高齢化社会」を迎える。
だからこそ、年齢というものさしによって、
「働く意欲のある人」が職場から去るのは、
もったいないし、悲しい。

同じ年齢でも、フィジカル面・メンタル面で見ると、
個人差が大きい。

とすると、一律に、年齢という尺度でカットしてしまうのは、
本人にとっても、企業にとっても、
もったいない。

ライフコーポレーション、いなげやのこの判断、
柔軟な考え方が、よく分かる。
素晴らしい。

今、会社や店を経営、運営するとき、
頭をやわらかくすることこそ、大切だ。

「それは会社の決まり」
そういう声には、
「そのきまりはなぜあるのか」
と問い直してみるべきだ。
頭を柔軟にして、より良いことを模索する。
この柔軟性が、
企業の「競争力そのもの」である。

それが「イノベーション」を生む。

日経の一面に、食品スーパーマーケットの記事が、
それもパートタイマー定年延長のニュースが掲載された。
商業全体にとって、いいことだ。

<結城義晴>

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