結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年02月25日(月曜日)

ファーストリテイリング柳井正さんに貰った「商業現代化」への勇気

Everybody! Good Monday!

2月も終わります。
もう、春がそこまでやってきています。

もちろん日本は、地理的に南北に長い。
だから春が来る地域と、
春はまだ来ない地域と、
ずっと春と夏みたいな地域とがある。

でも、一般的に言って、
春がそこまでやって来ようとしていることは確かです。

それは、手放しで嬉しいこと。
商業者は春がやって来たことを手放しで、
愛でなければならない。
お客様に、伝えなければならない。

伝えるには、自分が信じなければならないし、
自分が春を楽しまねばならない。

「楽しめ」と強要しているわけではありません。

春を楽しむ余裕を持った商人が、
春を伝える資格を得る。
そして、3月の成果を獲得できる。

いい仕事です。

春を楽しむ心の余裕が、
仕事の成果につながる。
三段論法で考えると、そうなってきます。
だから自信を持って。

あと1週間で、その春の訪れ、
「ひな祭り」
いかがでしょう。
皆さんのお店、会社では、
「ひな祭り」への態勢は整っていますか。
昨日、一昨日の土日が、実は大切なのです。

1週間前の週末。
この時に、来週は「ちらし寿司」食べたいと、
サブリミナル効果のようにイメージしてもらっておくこと。
女の子の節句を楽しみたいと、
心に秘めてもらっておくこと。

それは、女のお子さんだけではありません。
もちろんそのお母さんだけでも、
お祖母さんだけでもありません。

むしろお父さん、お祖父さん、お兄さんに、
そして男性に、訴えかけておく。
客層を広げていく努力こそ、
商売の本質であり、
成功の近道なのです。

この1週間、まだ遅くはありません。

 

さて、先週金曜日。
東京・九段下。
ユニクロの柳井正さんに会った。
㈱ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。
柳井正さんと
柳井さんとは、2000年秋、
私が『販売革新』編集長に就任した時からのお付き合い。

初対面の時から、妙な感じで意気投合。
私、ジャーナリストとして、
柳井正という商売人に惚れた。

柳井さんは、その「商売人」という言葉が好きだ。

ユニクロは1998年にフリースが大ブレークし、
1999年、東証1部に上場し、絶好調。
私が、柳井さんに最初に会ったのはそんな時だった。

そして、初対面で、私は、
倉本長治師の次の言葉を、柳井さんに伝えた。
実は、商人の魂を持つジャーナリスト結城義晴が、
本気で勝負するときの切り札が、この言葉だったのだ。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

この言葉が書かれた額は、東京の本部が、
渋谷から蒲田、そして九段下と変わっても、
ずっと柳井さんのオフィスに掲げられている。

その後、永田農法での失敗や、いくつかのミステークもあった。
しかし、私は初対面の時に感じた柳井正の志を信じていた。
柳井さんの信条は「一勝九敗」。
単行本のタイトルにもなっている。
9回失敗しても、1回の成功をめざす。
「現実は1勝99敗くらいです」
柳井さんは、笑いながら言う。

柳井さんは、金曜日にも言ってくれた、
「私が叩かれていた時も、
正しく評価してくれたのは、
結城さんだけです」

2005年2月、商業界ゼミナール。
私が、代表取締役社長をしていた商業界は、
第1回商人大賞を制定した。
そして厳正な審査の結果、
柳井さんに受賞してもらった。

柳井さんは、本当に喜んでくれた。
授賞のご報告の時、私は、切り札の奥の手を出した。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
店主とともに滅びる」

柳井さんには、再び、受けた。とても。

そして、今度は私が、㈱商業界を退任して、ご挨拶に伺った。
柳井さんは、「商業の現代化」に賛同してくれた。
私の㈱商人舎の構想や志を聞いた後での、柳井さんの言葉。
「日本の商業の一大欠点は、
他人のものを売っていると思っていること」

「だから、中国冷凍ギョーザのような事件の時に、
対応がすっきりしない」
「自分でつくって、自分で売る気概が必要です」
ユニクロはまさにそれをやっている。

「商業は制度疲労を起こしている。
若い人が出てきてそれを打破しなければいけない。
だから魅力的な産業、魅力的な企業にならねばならない」
私たち㈱商人舎は、まさしくこのお手伝いをします。
顧客満足と従業員満足の一体化、
それを実現させる多数の経営者の登場。
それが「商業の現代化」の実態をつくりあげる。

「世界で戦えなければ、
日本でも生き残れない。

その意味で、世界の小売企業がどんどん出てきた方がいい」
世界の小売業、流通業の勉強も必要。

「日本人ほど勉強が好きな民族はいない。
しかし日本人ほどそれを実践しない民族もいない」

柳井さんは、ものすごい読書家である。
その柳井さんが、
「実践しないことは、学ぶことすら害になる」
と断言する。

大変な量の勉強をして、それを次々に実践・実行する。
だから必然的に1勝99敗となる。

しかし柳井正の本質は、
「失敗したら誰よりもきっぱりと、すばやく止める」
ここにある。

すなわち自己完結する。

大量の勉強。
勉強したことは、取捨選択。
選択したことは、必ず実践・実行。
失敗を直感したら、すぐさま撤退。
これらが自己責任のもと、自己完結。
だから必然的に成功がやってくる。

どうだろう。

勇気が出てこないだろうか。

柳井正流を、今、この瞬間に、
勉強したあなたは、
すぐに実践・実行してみたいと考えないだろうか。

柳井正さんに、今回も、心より感謝しつつ、
柳井さんと2
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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