結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年09月13日(土曜日)

ブルーチップ講演と学習院マネジメントスクール成果報告会講評

自民党総裁選、
5人の候補が揃って、喧しい。

私は最初から、麻生太郎幹事長で決まっていると思っている。
そう、書いてもいる。
私が麻生支持というわけでは、
全くないが。

小泉純一郎元総理が、小池百合子候補を支持するとか。

しかし小泉郵政民営化の改革とは、
いったいなんだったのか。

仕事も事業も会社も、
そのときどきに改革の優先順位がある。

自分の得意分野を、
国や会社のやるべき課題の、
最優先事項にしてしまうことは、
避けねばならない。

そして今、わが国の最優先項目は、
結末の分かりきった自民党総裁選挙ではなかろう。

スタグフレーションの問題、
経済人のモラルの問題。
頻発する犯罪の問題。

将来の子供たちの問題。
地球環境の問題。

これらの問題解決に挑む次代のリーダー養成の問題。

さて、昨12日は、またまた忙しかった。
週末の金曜日は、なぜか多忙だ。

朝、東京・神田の日本セルフ・サービス協会。
コーネル大学RMPジャパンの事務局会議。

9月3日に、公式サイトがオープンしました。
この商人舎ホームページにも、
リンクを張りました。

10月3日開催の「開校記念セミナー」の詳細も、
リンクを張っています。
ご覧ください。
10月3日のセミナーは、充実しています。
「第1回ベスト店長」が発表され、
表彰されます。

日米パネルディスカッションが展開されます。

そして、コーネル大学RMPジャパンの講義が、
4日から始まる。
これから3週間、事務局の仕事は、多忙を極める。
スーパーマーケット産業内大学をスタートさせる仕事は、
本当に大変です。

事務局、一致協力して、邁進しましょう。
よろしくお願いします。

「一致協力」がポイントです。

昼過ぎまで、綿密な打ち合わせ。
急いで、田町の笹川記念館へ。
(株)ブルーチップの研修会で講義。

宮本洋一常務、松浦克幸取締役営業本部長のご依頼で、
「イノベーションとロイヤルカスタマー」を語る。
ブルー

ブルーチップの幹部、営業スタッフは、
いわば、流通業のプロ集団。
みんなコンサルタントのようなもの。
だから私の話は、通じやすい。

どんどん、深いレベルに入っていって、
しかも脱線して、
どうしても時間が足りなくなる。

1時間45分ほど講義したが、まだ足りない。
次の機会を楽しみに。

宮本さん、松浦さん、
本当にありがとうございました。

次に品川から、目白の学習院大学へ。
門
学習院マネジメント・スクールの成果発表会。
「DSCM基礎コース 2008春講座」
私は、「流通概論」の講義を担当しているが、
成果発表会にも出席して、講評を担当する。
6つのチームに分かれて、研究したその成果に、
実は、驚かされた。
講評
毎年、学生諸君が、
テーマを設定し、足でかせいで、
議論をし、検討した成果だから、
まずいものがあるはずがない。

しかし今回の、各チームには、
例年のレベルを超えた充実感があった。

一番目のチームHの研究は「企業の環境対策の見える化」。
エコストアの研究。
商人舎エコストア研究会で、一度、発表してもらいたいもの。

2番目のチームKOTTAは、
「デジタル化による流通と消費者の双方向コミュニケーション」。

3番目のチーム世界の輪は、
「次の買い場を構築するコト売りの可能性追求」。
モノ売りから、コト売りへ。
私のコモディティとノンコモディティに、同期している。
「コト売り」を定義した。
メーカーの製品には本来、付加価値が備わっている。
その付加価値のストーリーを売ることを「コト売り」とする。
これがチームの提案を、明快なものにした。

そして4番目のチームLEONは、
「新製品在庫コントロールの考え方」。
タイトルは、地味だが、
このチームの研究、優れものだった。
メーカーの新製品のジャストインタイムでの二次生産を、
POSデータの活用と売れ数方程式で予測し、
売れ数の上限を推定し、生産誤差を少なくする。
そんな研究だが、私は、これは、
製・配・販の戦略的コラボレーションの、
戦略的武器に使えるものになると思う。

もちろん、実用化のためには、
もっともっと研究を進めねばならないが。

5番目のチームサントスは、「これからの小売業の戦略」。
アクティブシニアをターゲットにして、
小売業、ショッピングセンターへの提案が展開された。

そして6番目のチーム「スロー♪ライフ」は、
「ターゲット層の潜在意識に基づくアプローチ」。
こちらはシングルスをターゲットにしたロイヤルカスタマー育成の提案。
私が、ブルーチップで講義してきた内容と重なった。

みな、意欲的な研究。
おめでとう。
これを、次は文章化する仕事が残っている。

最後に、学習院マネジメント・スクールヘッドマスターの挨拶。
上田
上田隆穂学習院大学経済学部教授。
上田先生には、コーネル大学ジャパンの講師もお願いしている。
ご専門の「プライス・マネジメント」を講義してくださる。

今回の成果発表会の締めのご挨拶も、
従来のマーケティング手法が逆転し、
店頭を起点にしたものになってきているという講話。
いつも、いい話。
感謝。

その後、懇親会。
懇親

乾杯の音頭は、
学生最年長でアクティブシニアの御同輩、
DCMJapanホールディングス石田誠さん。
石田

最後に、
学習院マネジメント・スクール事務局の裏方、
磯部泰子さん、林純子さんのご苦労を称えて、
特別に3ショット。
3ショット
こちらも感謝。

<結城義晴>

 

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