結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年05月17日(火曜日)

「震災後の決算が示した強い企業の条件」その二「変化へのすばやい対応」

今朝の4大新聞の一面看板コラム。

朝日新聞『天声人語』と日経新聞『春秋』が、
「東京・立川の警備会社6億円強奪事件」を取り上げた。
どちらも、当然のように、
1968年(昭和43年)の「3億円事件」と絡めた。

私は16歳の高校生だった。

コラム記事自体は、そう面白くはない。

一方、読売新聞『編集手帳』と毎日新聞『余録』は、
国際通貨基金専務理事ストロスカーンの性的暴行容疑逮捕事件。

『余録』の冒頭に出てくる定番の「無人島ジョーク」。
「男2人と美女1人が無人島にたどり着けばどうなるか」

「スペイン人なら男2人が決闘し、勝者が女に求婚する」
「アメリカ人なら女が1人の男と結婚し、すぐ離婚して別の男と再婚する」
「ドイツ人は1組の男女が結婚して、残りの男が戸籍係になる」
「フランス人なら男女1組は結婚し、もう1人の男は女と不倫をする」

ここでフランス人のストロスカーンが出てくる。

ちなみに我が日本人はどうか。
「どちらの男も本社に電話してどうするか指示を仰ぐ」
古い小話で、もうこんなイメージは日本人にはないが。

さて日経新聞が「社説」で見解を表明。
「震災後の決算が示した強い企業の条件」

上場企業の2011年3月期連結決算の集計では、
合計経常利益は前の期に比べ55%増。
2010年4~12月期は80%増だったから、
この8カ月と比べると利益伸長は鈍化した。

しかし、それほどの悲観材料はなく、
「企業は過去最高の50兆円の手元資金も抱える」

「大手自動車メーカー7社の合計純利益は2期連続して増え、
前の期の2.5倍の1兆3000億円になった」

「電子部品7社も世界的に普及が進むスマートフォン向けの販売を伸ばしたことにより、
すべて最終増益を保った」

ヨークベニマル前社長の故大高善二郎さんの言葉を思い出す。
「これまで私たちの国はトヨタやソニーによって食わせてもらってきた。
これからは私たちが国を食わせなければいけない」

まだまだです。
善二郎さん。

日経新聞の社説は「強い企業」の条件をふたつ導き出す。

第1は「世界で戦えること」。
「建設機械の分野で高い世界シェアを持つコマツは、
部品の多くを内製化していたこともあり、純利益を4.5倍に伸ばした」

「武田薬品工業がスイス製薬大手の買収に動くのも、
強い分野をより強くすることによって生き残りを目指す動きだ」

第2は「変化へのすばやい対応」。
「ヤマトホールディングスは、
自治体の緊急物資輸送に積極的に対応することにより、
増収増益を保った」
「ヤフーは災害情報をすばやくインターネット上で伝える体制をとり、
利用者の支持を得た」

こうしてみると、
重厚長大産業は「グローバル戦略」、
軽薄短小産業は「スピード」。

小売業・サービス業は、
「変化へのすばやい対応」こそが、
「強い企業の条件」となる。

私もこれには賛成だ。

さて重要なニュースが二つ。
第1は、山崎パンが、
「7月から主力250品目の平均6%値上げ」をする。

4月初めから表明されていたことだが、
小麦の国際価格高騰で、
製粉大手3社が6月20日出荷分から10%値上げする。
それが最終製品価格を押し上げる。

パンだけでなく、和洋菓子、即席麺などにも影響が出そう。
当然、店頭売価も上昇してくる。

プライベートブランドの動静や、
ディスカウンターの動向にも、
変化が現れる。

第2のニュースは「家庭内重要」が伸びていること。
その代表がビール。
日経新聞の記事。

4月の販売実績は「ほぼ前年並みの水準」を回復。
「キリンビールが9カ月ぶりに前年を超え、
アサヒビールは前年並み。
サントリー酒類、サッポロビールも1%程度の微減」

ところが「家庭用の販売量は11.8%増」。
半面、「居酒屋など業務用は振るわず、
4月のビール販売量は1.8%減」。

内食産業も外食産業も、中食も、
ここで「変化にすばやく対応」することが、
「強い企業の条件」となる。

昨日は、夕方から池袋キャンパスで、
フード&ベバレッジ・マーケティングの講義。
3時間語ると、のどが渇く。

もう常連メンバーになりつつあるが、
午後10時過ぎから、「日本再生酒場」で立ち飲み。
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座り飲みすると、すぐ終電になる。
だから立ち飲み。

左から結城ゼミ2期生の猪股信吾さん、
商人舎ホームページのブログでお馴染みの常盤勝美さん、
結城ゼミ3期生の佐藤康裕さん。
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私たちは外食の方に、
ちょっとだけ貢献した。

いつも「分」のない方に味方するのが、
結城義晴なのです。

<結城義晴>

2011年05月16日(月曜日)

「企業版サマーターム」導入で毎日、二度の商機が生まれる!

Everybody! Good Monday!
[vol20]

2010年第20週、そして5月第3週。

沖縄・奄美は梅雨入りしましたが、
九州南部で5月末。

常盤勝美さんが好評のブログ「2週間天気予報」に書いています。

「本来この時期、
『梅雨の走り』となる年が多いが、
今年は『五月晴れ』の多い年となりそう」

うれしい予想です。

それでもずいぶん湿気が出てきて、
しかも暑さも少しずつ厳しくなってきました。
東京や横浜でも半そで姿がちょうどいい。
「スーパークールビズ」もありがたい。

そんな季節ですが、まだまだ全国的に、
さわやかに過ごすことができます。

もちろん東日本大震災被災地のみなさんは、
「旧に復する」段階で、
ご苦労されていることと思います。
片時も、忘れはしません。
共に歩むことを決意しているのですから。

今週は本当にうれしいことがあります。
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』が、
㈱イーストプレスから発刊されます。
見本は今日、手にすることができる。

ありがたいことに、
まだ広告も広報もしていないのに、
もう2000部の一括購読予約が入りました。
発刊前から、2刷り決定のようです。

ありがとうございます。

今日の日経新聞に、
「日立系、『ドラッカー式』で研修」の見出し。

日立インフォメーションアカデミー(東京・品川)が、
ドラッカー研究所のマネジメント研修プログラムを国内で提供する。
同研究所は米クレアモント大学院大学にあって、
マチャレロ教授が開発した「ドラッカーカリキュラム」が、
研修に使われる。

こんなドラッカー・ブームの真っただ中、
私が執筆したのは、小売業・サービス業の店長に向けた本。
誕生したことだけでも感謝したい。

さて、菅直人首相の浜岡原発停止要請の世論調査。

共同通信社の全国電話世論調査では「評価している」が66.2%。
「評価していない」が29.7%。

一方、朝日新聞社の「全国定例世論調査(電話)」では、
「評価する」が62%、「評価しない」は23%。

共同通信社の調査で、
今後原発を「減らすべきだ」は47.0%、
「直ちに廃止すべきだ」6.0%。
「現状の数を維持すべきだ」は38.5%。
浜岡以外の原発は停止しないことについては
「賛成」が57.9%に上った。

国の意思決定であるから、
明確な基準や説明は必要だ。
それに迅速性が要求される。

菅首相の停止要請が唐突だったために、
賛否が論議されたが、
世論調査自体はおおむね評価したようだ。

いつ起こるかわからないが、
確率が高いことに対しては、
「フェイル・セーフ」の原則が必須。
それが可能とならないレベルならば、
すぐさま停止も良し。

ただし、これで終わらない。
原発問題の基本認識をしっかり考察しておきたいし、
議論しなければならない。

内閣府から「1~3月期の国内総生産」の速報値が発表。
中央値は実質ベースで前期比0.4%減
年率換算1.8%減。
個人消費(予測の中央値)前期比マイナス0.3%。
これは東日本大震災の影響。

4~6月期も、減少傾向は続くという予測が多い。
それでも、あの東日本大震災の3月まで含めて、
昨年10月から12月に比してマイナス0.3%。

消費に関して、
そんなに悲観することはない。

私はそう思っている。

さてさて、「企業版サマータイム」
広がりそうです。
ビジネスチャンスもありそう。

イギリスではサマータイム(summer time)、
アメリカではデイライト・セービング・タイム(daylight saving time=DST)。

「現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用する制度」で、
アメリカでの開始日は3月の第2日曜日、終了は11月の第1日曜日。

日本の場合、国がサマータイムを導入するのでなく、
企業がそれぞれに、勤務時間や開業時間・営業時間を、
1時間前倒しする制度となる。

今朝の日経MJ第1面で特集されています。

サマータイムによる1時間の前倒しは、
朝に1時間と夕方の1時間に、
二度の生活変化が起こり、
二度の商機が訪れます。

小売業・サービス業は、
お客様あっての商売ですから、
すべてはお客様次第。

開店時間やピーク時間のサマータイム対応も、
先を争って検討し、展開されることになるでしょう。

もちろんコンビニのように24時営業の店舗も、
サマータイムの生活動態変化によって、
マーチャンダイジングやプロモーションが変わります。
それによってオペレーションも変わります。
ここが大事なところ。

日経MJの二面下段に広告が載っている『食品商業』は、
「元気『朝市』売り切り『夕市』」の特集をしていますが、
これはタイミングの良い企画。

青果部門で藤井俊雄さん、
鮮魚部門で奥田則明さん、
精肉部門で月城聡之さんが、
それぞれ朝市・夕市のノウハウを書いている。
みなさん、元気そうでなにより。

一方、日経MJ一面下段の『チェーンストアエイジ』の広告は、
「お店も、お客も、主役は女子!」
サブタイトルは、
「仕事をつくり、仕事を面白がる。
流通女子のモデルはここにある!」

これだけ大がかりな特集はなかった。

最後に今週の私のスケジュール。
今日は、夕方から立教ビジネスデザイン研究科の講義。
F&Bマーケティング。
今日はレポート課題を出します。

明日は、大阪で寺岡ニューバランスフェアの講演。
午後1時から3時くらいまで、
大阪・梅田のハービス大阪地下2階。
みなさん、おいで下さい。

お会いできること、楽しみにしています。

明日は札幌で、
故庄司昭夫さんお「お別れの会」。
㈱アレフ代表取締役社長。

本当に申し訳ないのですが、
私は参加できません。
商人舎からは、松井康彦が代表して参加します。
㈱商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。
㈱商業界前取締役営業統括。

私は遠く、大阪の地にて、
哀悼の意を表させていただきます。

明後日の水曜日と木曜日は、
コーネル大学RMPジャパンの講義。
3月4月と東日本大震災もあって、
講義を中止したので、2月以来となる。
受講生のみなさん、講師の先生方には、
ご迷惑をおかけしました。

今回の講義の場所は、
いつもの法政大学ボアソナードタワー25階です。

水曜日18日の最初が、上田惇生先生の講義。
存分にドラッカーを語っていただき、
受講生は存分に質問を投げかける。
素晴らしい講義です。

私もそのあとで、
サービス・マーケティング・マネジメントを講義します。

ご期待ください。

そして金曜日からアメリカ。
商人舎USA研修会ベーシック・コース。
今回は90名の参加者で、バス2台。

だから現地からは浅野秀二先生、五十嵐ゆう子さんが、
参加してくださって、事務局・ドライバーなど入れると、
総勢100人にもなります。

ラスベガスに居座って、じっくりと勉強します。
準備万端整って、私自身は意気軒高です。

そのまま私は月末まで、
ネバダ州ラスベガスから、
カリフォルニア州サンフランシスコへ。
今回は西側に滞在。

浅野秀二先生とずっと一緒です。

では今週も、
「まだまだ、ひとつずつ、
すこしずつ、いっぽずつ」

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2011年05月15日(日曜日)

ジジと新しい定位置[2011日曜版vol20]

うしろむきで、
失礼します。
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ジジです。
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もとのうちにもどってきて、
レイアウトがかわりました。
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ボクも、どこを、
定位置にしようかと、
かんがえています。

まずだいじなのは、
たべるところ。
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それはキッチン。
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ここです。
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それから、
つぎが、
トイレ。
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おふろと洗面所のよこに、
ボクのトイレの場所が、
できました。
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ここです。
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ボクは、
おちついて、
ようをたすことができます。
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それから寝るところ。
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どこでも、寝るんですが、
中二階のカゴのなかが、
すきです。

でも、あがったり、
おりたりが、
ちょっと、めんどうです。
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まえよりも、
もっと、たかくなった。
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まえあしを、
そーっと、
おろす。
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そしていちだん、
おりる。
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あとは、いっきに、
とびおりる。

まあ「くう、だす、ねる」は、
いちおう、きまって、
あんしん。
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しっぽも、
気にいってますが。
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ふだんは、
チェンバロのうえが、
すきです。
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そとがみえる。
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たかい。
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かんがえごとができる。
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どうですか?
ボクの定位置。
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これから、
あたらしい生活がはじまります。
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ちいさなよろこび、
ささやかなしあわせ、
あすへのきぼう。
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それが、こころのなかに、
わきあがってきました。

みなさんも、
あたらしい生活、
いかがですか?

<『ジジの気分』(未刊)より>

2011年05月14日(土曜日)

学習院マネジメントスクール「流通概論」暑さに負けずを熱く語る

2011年版の世界保健統計。
世界保健機関(WHO)の調査。

第1に、2009年段階の日本の男女平均寿命は83歳で、
1990年から20年連続首位。
イタリア半島の国サンマリノと並ぶ。

第2に、日本の女性の寿命は86 歳で、
これは堂々、首位を堅持。

第3に日本の男性の平均寿命は80歳で、世界2位タイ。
前年より1歳伸びた。
ちなみに男性の首位はサンマリノで82歳。

世界全体の平均寿命は男性が66歳、女性が71歳。
男女平均は68歳。

その意味でも、
いい国です。
日本。

一方、環境省。

6月から「スーパークールビズ」を始める。
「スーパー」のつく「クールビズ」とは、
Tシャツにジーンズ、サンダル姿での勤務を認めること。
もちろん、夏場の電力不足対策の一環。

ただし、「節度のある服装」が大前提で、
ジーンズは「穴あき」などのダメージ加工が不可、
Tシャツは無地のみ。
サンダルとともに着用は「執務室に限る」。

なんとも、制約が多い。

6月1日には都内で、
お手本となるファッションショーを開催し、
他省庁や地方自治体、
民間企業にも導入を呼びかける。

現場からは、
「ビジネスシーンに合わない」
「襟なしは失礼にあたるのでは」
と懸念する声もあがる。

「ジーンズは生地が分厚くて逆に暑そう」
「男性がカジュアルになるのは涼しくて良いのでは」
賛否両論のようだ。

厚生労働省職員の50代の幹部職員は、
「省庁を訪れる人は、ジーパンやアロハシャツではなく、
夏でもちゃんとした格好で来ることが多い。
オンかオフかわからない格好はすべきではない」。

30代の男性職員は、
「環境省がうらやましい。
外の人や政務三役と会うときはともかく、
デスクワークの時なら問題ないのではないか」

年代によって意見が割れた。

ここで各紙誌とも、
ファッション評論家やファッション関連の学者が登場。
様々にコメントする。

しかしそのどれもがあまり意味を持たない。

私はアメリカの小売業・サービス業に学んで、
「ポジショニング」の重要性を強調している。

マーケティングの三段階。
①セグメンテーション
②ターゲティング
③ポジショニング

その小売業のポジショニング要素を、
コーネル大学では、5つに分類する。
(1)差異性1[店づくり、レイアウト、内装、照明]
(2)差異性2[マーチャンダイジング、売り方]
(3)コミュニケーション
(4)プロモーション
(5)ノン・ファンクショナル・ベネフィット[パーソナリティ・イメージ]

仕事場におけるファッション。
私は、第1に快適な装いであることを重視すべきだと思う。
その意味で今夏の仕事場で、
クールビズを採用することも是。

第2はポジショニングに活かすべき。
アメリカのトレーダージョーは、
マネジャーや社員が常時、アロハシャツを着る。
会社が供給する7種類のものから選んだり、
自分で買ってきたアロハシャツだったり。

それがトレーダージョーのポジショニングにも、
一役かっている。

今夏の「スーパークールビズ」を、
そういったポジショニングに活かせないか。

もちろん企業のポジショニングは、
企業の理念や歴史、組織風土から生まれる。

それを阻害してはならない。

ちなみに、商人舎オフィスは、
今夏、「クールビズ」採用です。
ノーネクタイ、快適なファッションをお許しください。

そして私のファッションにご注目ください。
自らクールビズを御覧に入れます。

さて東京・目白の学習院大学。
昨日は、初夏の陽気。
夕方の6時でも、暑さが残る。

授業を終えたが学生たちが、
涼しげな格好で下校する。

私は、これから
学習院マネジメントスクールDSCM基礎コースの講義。
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目白キャンパスの新緑は深まっていた。
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キャンパスで、久しぶりに再開した人あり。
これも楽しからずや。
グランドでは、アメリカンフットボールの練習。
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18時半。
林純子さんの司会で始まる。
今年は32名の学生が集まった。
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はじめに上田隆穂先生のご挨拶
学習院大学経済学部教授、
学習院マネジメントスクール学部長。

この春、イタリアの流通を視察してきた上田先生。
6次産業の取り組みについて話された。
1次産業+2次産業+3次産業=6次産業。
つまり農工商の連携。

これからは、新しいマーケティングが必要になると強調された。
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さて、私の講義は、
「潮目が変わる時代の流通概論」
毎年第一講座を担当する。

今回は、上田先生からの要望もあって、
[毎日更新宣言]のブログを映しながら、
東日本大震災の視察報告からはじめる。
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その後、いつものように
世界の中の流通業と日本企業の位置、
日本の商業の現状と業態のライフサイクル、
そして業態からフォーマット時代へ。
クリティカル・マスとスコープの経済、
その中で進むコモディティ化現象。
一気に話した。

節電で空調のない今年の教室。
上着を脱いでも、身振り手振りで話すと、熱い。
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8時半までに講義を終わらせると宣言したが、
結局、9時5分まで語った。

2時間25分、145分。
それでも伝え足りない。
まだまだ、語りたい。

しかしご清聴を感謝。
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午後9時15分くらいから、懇親会。
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全員で乾杯。
講義後の渇いたのどに、冷たいビールは最高。
1時間足らずだが、
講義の感想を聞きながらの懇親は楽しい。
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中締めは㈱菱食の佐藤紀子さん。
最年少ながら、堂々の一本締め。
たいしたものだ。
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最後に全員で記念写真。
来年2月まで、よろしく。
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立教大学大学院ビジネスデザイン研究科、
学習院マネジメントスクールDSCM基礎コース、
そしてコーネル大学RMPジャパン。

真剣に学ぶところからは、
暑さも吹っ飛ぶ。

私は今年の夏も、
熱さでは負けない講義を続けたい。

皆さん、覚悟してください。

では、良い週末を。
<結城義晴>

2011年05月13日(金曜日)

東日本大震災チャリティーセミナー「ひとつになろう日本! 商人支援プロジェクト」成功裡に終了

4月の米小売売上高。
アメリカ合衆国商務省の発表。
3893億5500万ドル。
1ドル80円換算で約31兆5000億円。

前月比0.5%のプラス。
10カ月連続。

前月比という指標は、いい。
前年同月比よりも断然、新しい。

その前年同月比はプラス7.6%。
アメリカの小売業は依然、元気だ。

来週末から月末まで、
私はアメリカに滞在。

そのアメリカの小売業が活況を呈していることは、
うれしい限り。

理由は、雇用者数の増加と、
個人消費の回復。

日経新聞ではどちらも「徐々に、緩やかに」と表現されているが、
個人消費が劇的に伸びるなんてことは、
めったにあるものではない。
だから「徐々に」はとてもいいこと。

さて、日経新聞最終面の『私の履歴書』。
今月はアサヒビール元会長の瀬戸雄三さん。

挨拶について、新人時代のいい話。

大阪のアサヒビール営業部員として働いていたころ、
150 年の歴史をもつ船場のお店に三度目に訪問したとき。

若かった瀬戸さんは、ご主人からやんわり言われた。
『あんさんのお辞儀は心がこもってまへんで』

ご主人は続けた。
『白鶴酒造の神足(こうたり)さんを訪ねてみなはれ』

瀬戸さんは、「なぜかわからないままスクーターに乗り、白鶴酒造に向かう」
ドアをあけた瀬戸さんに、その神足さんがにっこり笑って、
『瀬戸はん、おいでやす』。
両手を膝頭にあて、
ゆっくりと頭をさげて迎えてくださった。

瀬戸さんは書く。
「全身に電気が走った。
自分のお辞儀は形だけだったのだ。
販売店のご主人は、
直接お辞儀の仕方を教えるのではなく、
第三者を通じてお辞儀の仕方を若造に示したのだ」

「船場は町中で商人を育てる土壌があった。
新入社員時代、このようなところで仕事をさせていただいたことを感謝する」

「ビジネスは挨拶に始まり挨拶に終わる。
特に余韻が大事なのだ」

瀬戸さんは「自分でも肝に銘じ実践してきたし部下にもそう教えてきた」。

「お見送りの際、エレベーターの扉がちゃんと閉じるまで、
足を動かしてはならない。
受話器はお客様より先にこちらが置いてはならない。
言い出せばキリがない。
今でも挨拶をするとき、
色々な教えを思い出し心を込めて頭を下げる」

「いまでも挨拶をするとき」
「心をこめて頭を下げる」

あの瀬戸雄三にしてこれだ。

「以って自戒とすべし」

さて昨日は大阪で、
東日本大震災チャリティーセミナー。
「ひとつになろう日本! 商人支援プロジェクト」

第1回の会場はリーガロイヤルホテル大阪。
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今回の呼びかけに対して、
約70社から227人のご参加をいただいた。
心から感謝し、
瀬戸雄三さん譲りの心からのお礼を申しあげたい。
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3階「光琳の間」前の受付にはボランティアスタッフ。
受け付けは11時から、開場は12時から。
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12時20分、セミナーが始まる前に全員で起立し、黙とう。
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トップバッターは私。
まず商人舎と結城義晴の紹介VTR。
こういった趣旨のセミナーとしては、
ちょっと大げさな感じで、気恥かしい。
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私の講演テーマは
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」
サブタイトルが「ライフラインを担う商業人の使命感が日本を救う!」
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宮澤賢治の「雨ニモマケズ風ニモマケズ」から始めて、
「阪神大震災」「新潟県中越地震」
そして今回の「東日本大震災の三つの物語」20110513160548.jpg
できるだけ、謙虚に、真摯に、
瀬戸雄三並みの「心」をこめて、
80分、語った。

終わりは、
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
最悪を覚悟して、最善を尽くす。

ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
Think small! [小さく考えよ]

ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
最良のベーシック。

ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
差異が価値を生む。

ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
“Retail is Detail.”[小売りの神は細部に宿る]

ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
実践躬行・実行第一。
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そして、「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」。20110513121124.jpg
ご清聴を感謝したい。

私の次は、石原奈津子さん
㈱おいしいハート代表取締役、
日本食育コミュニケーション協会代表。
講演テーマは「今、地域に求められるスーパーマーケットとは」
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「食育」を中心に、
スーパーマーケットのマーケティングを語ってくれた。

そしてこの日の最後は、水元均さん
日本経営コンサルタント㈱代表取締役。
講演テーマは「減の時代における・・・
スーパーマーケットの“新”ブルーオーシャン戦略」
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私は水元さんの講演を、
3年ぶりに聞いた。

この場の講演としては、
ふさわしくないと感じた。

マーケティングの本質や重要なトレンドに関しても、
意見を交わさねばならないと強く感じた。

しかし全体にいいセミナーだった。
私は東日本大震災チャリティセミナーとして、
絶対にはずせない内容の講演をし、
訴えをした。

それはそれで満足だった。

それよりも、日本の小売業や生活産業が、
インフラとして言葉に表せない貢献を果たしたことを、
語り合いたかったし、社会に認めさせたかった。

その目的のいくらかは成し遂げることができたと思う。

最後に、ボランティア・スタッフの紹介。
小苅米さん、本谷さん、山田さん、
佐藤さん、竹田さん、三盛さん。
それに山口さん。
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そして講師陣の紹介。
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しかし今回のチャリティセミナー、
本当のボランティアは会場で聴講してくださった皆さん。20110513121402.jpg
すべての参加者が、
ボランティアであり、主役であることこそ、
チャリティセミナーの素晴らしさ。

地元の関西スーパーからは20人の参加をいただいた。
万代は加藤徹社長自ら、参じてくださった。
感謝したい。

講演の合間に、交流。
㈱キョーエイ代表取締役社長の埴渕一夫さん
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そして㈱八百民社長の平山幹人さん
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㈱ショッピングセンター丸正総本店専務取締役の飯塚正彦さん。
コーネル大学RMPジャパン第2期生。
わざわざ東京から参加してくれた。
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㈱ユアーズ・バリュー社長室室長の吉武健志さん
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サトーカメラ㈱代表取締役専務・佐藤勝人さんのご子息、佐藤勇士さん
ボランティアで参加。
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有意義な仕事でした。

みなさん、ありがとうございました。

被災地の商人と心を一つにしたい。

<結城義晴>

2011年05月12日(木曜日)

知る人ぞ知るスーパーマーケットを行く! その②コンパクトな必需の150坪・吉野ストア[奈良]

今日は、大阪へ日帰り。
チャリティセミナーが開催される。
「ひとつになろう日本! 商人支援プロジェクト」

その第1回。

趣旨に賛同し、
ご参集くださった皆様に、
心から感謝したい。

その報告は明日のブログで。

さて今日の朝日新聞のコラム「経済気象台」。
「震災が問いかけた『消費』」
コラムニストほろほろ氏が書いている。

氏は阪神大震災を経験して、確信した。
「生きていられるだけで幸せ」と。

そして「生きていくためには余分なものはいらない。
必要最低限のものがあればいい」
と考える。

今回の東日本大震災に際しても、
「いままでの便利さや快適さに
こだわった生活を悔いている」

「文明の針を少し戻してもいいのでは」といった意見もあるという。

これに対して、
「自粛生活は経済を停滞させ、
景気をさらに悪化させる。
自粛せずに消費をしよう」
という声も紹介。
私は、どちらかといえば、この立場にある。

コラムニスト氏は、最後に主張する。
「今まで自分たちがわずかな欲に踊らされ、
必要のないものまで消費し、
いかに資源を浪費し環境に負荷をかけてきたかを反省し、
本当に必要な消費を見極めようとしているからではないか」

さて、読者のみなさんは、
どう考えるだろうか。

ほろほろ氏はそう考えるかもしれない。
しかし、そうではない消費者もいる。

消費者、顧客は、
リアリズムに満ちている。

絶対に不必要なものを浪費はしない。
それでいて、楽しみたいとも欲している。

ギリシャ哲学のストア派とエピクロス派の論争に、
最後の結論はない。

ウィキペディアによるが、
ストア派は「ストイック」の語源となった禁欲的な思想と態度。
エピクロス派は、「快楽主義」として通俗化された思想を指すともされるが、
エピクロス自身は、
「真の快とは、精神的なものであって徳と不可分」との立場。

今回の震災の後、今一度、私は、
「商業哲学」の必要性を痛切に感じた。

常に考え続け、
論議し続け、
実務を通して、
実証し続け、
そのうえでそれぞれが、
確立しなければならない。
「商業哲学」

さて「知る人ぞ知るスーパーマーケット」
その②吉野ストア㈱。

奈良県吉野郡で展開する7店の企業。
年間売上高は約40億円。
従業員276人。

代表取締役社長は安川光男さん。

1951年、安川善永氏によって、
駄菓子屋と食堂を兼ねた食料品店として開業。
その後、1970年、菓子卸売業の橘髙が、
ボランタリーチェーンで展開するKマートチェーンに加盟。

このあたりからスーパーマーケットに転換。
その後、橘髙の破綻。

吉野ストアは1989年、CGCジャパンに加盟。

現在、奈良県の一番奥のエリアから中央に向けて、
しっかりと役割を果たすスーパーマーケットとなった。

その吉野ストア五條店。
1989年にオープンし、
2008年にリニューアル。

さらに今年3月、期待の再リニューアル。

売場は150坪ほどだが、
食品スーパーマーケットとして不可欠の部門構成。
当然ながら絞り込んだアイテム構成。

それがこの一番奥まったエリアで、
効果を発揮している。
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店舗の左サイドに広い駐車所を取った。
これがとてもいい。
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右翼から店に入ると、青果部門。
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150坪の店とは見えない。
明るくて清潔で、
なおかつコンパクト。

柑橘類のプロモーションが目に飛びこんで来る。
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左手には花卉のコーナー。
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右手は多段ケースの果物コーナー。
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主通路のセンターには島陳列の野菜売場。
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商品のフェースがしっかりしていて、
実によく管理されている。
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奥主通路には平オープンの鮮魚売り場。
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壁面が美しい。

そして「厳選こだわり品」のコーナー。
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精肉部門は奥主通路沿いの多段ケース。
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店舗左翼は日配品から、惣菜コーナーへ。
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「デリカテッセン」と称する左翼の売場は、
商品化と味の基準を上げる必要がある。

売場面積や品ぞろえでは格差がつかない部門。
1品であっても、顧客の支持が得られる部門。
その代表が惣菜部門。

小型スーパーマーケットにおいては、
なにをおいても、惣菜・デリの1品からの強化が必須。

1品からできるのだから、企業サイズには関係ない。
この店のこの売り場の、この商品で、
勝負がつくのがこの部門だから。
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コンパクトな店だから、
レジチェックスタンドは極めて重要だ。
店の元気はここから発信されるからだ。
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「買物代行のまわるくん」を導入。
NPO法人大和社中が運営する。
高齢者のための宅配事業サービス事業。
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私は現状の「ネットスーパー」には、
いまだ、全面的な賛成はできないが、
こういったエリアの吉野ストアの政策としてならば、
必要なサービスであり、おおいにやるべきだと思う。

このエリアにも、
オークワやマツゲン、
ライフコーポレーションといった競合店がある。

そういった上場企業や規模の大きな企業に対抗するためにも、
地域の顧客のためにできることは何でもやる。
とくに吉野郡においては。

吉野のことを一番知っている企業。
そんな企業が全国に必要だと思う。

右から吉野ストア㈱取締役運営本部長の西本幸浩さん、
五条店店長の藤本敏さん、
私の隣が取締役運営部長(教育担当)の吉田政巳さん、
いちばん左が五條店食肉バイヤーの藤永章徳さん。
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こちらは最大店舗の高取店。
いちばん右が、高取店店長の井上現さん。
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吉野ストアには若い役員や社員が多い。
西本さん、吉田さんがその代表。

私は、小さくて若い企業に可能性を見る。
それは伸びシロを持っているからだ。

吉野ストアはその典型的な企業である。

<結城義晴>

2011年05月11日(水曜日)

「買い物ウォッチ」に見るフードサービスの窮地と牛丼チェーンが始めた内食・中食・外食の競争

北海道を除いて、全国的に雨。
東京・横浜も雨。
それもかなり激しい雨。

今夜は後楽園ドームで、
初のナイトゲーム。
通常の6割の電力消費で試合を開催する。

天候の異変はちょっと気になるところだが、
人間の力ではどうにもならない。

日経新聞の「きょうのことば」で、
「ライフライン」が取り上げられた。

「電気や上下水道、ガス、通信、道路・鉄道など
生活に不可欠な設備のことを指す。

本来の意味は『命綱』

「最近ではインターネットや携帯電話などのほか、
生活必需品を24時間販売するコンビニエンスストアも
広い意味でのライフラインとみなされている」

コンビニだけではなく、
スーパーマーケットもドラッグストアも、
もちろん総合スーパーも、
小売業・サービス業の拠点は、
ライフラインとなった。

それでも、小売業の代表としてコンビニが、
日経新聞の「ライフライン」の定義に入ってくる。

これも「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」だが、
商業の現代化が進んでいると私は思って、
元気が出てきた。

さて、同じく日経新聞の「買い物ウオッチ」。
20歳以上の全国の男女1000人に、
4月28日から5月1日に行ったインターネット調査。
今回は「外食動向」

東日本大震災の影響から、
売上高・客数とも、大幅に下落しているフードサービス業界。

のっけから、厳しい回答。
すべての外食業態で、
「利用する機会を減らしたい」人が11~15%台、
逆に「増やしたい」は3~7%にとどまった。

震災後に外食の機会が「減った」人は26.7%。
地域で見ると東北45.6%、関東31.9%、近畿、四国も20%超。

「利用を減らした回答者が最も多い業態は、
居酒屋の22.5%。

ファミリーレストランと低価格すしチェーンが18%強で続き、
喫茶店・コーヒーチェーンなども16%を超えた」

ワタミは4月の既存店売上高が前年同月比90.4%。

一方、「中食」は健闘。
セブン-イレブンは4月の米飯・麺類の売上げが、
前年同月比5%弱増えた。

これは「ライフライン」そのものであることを示している。

「震災後に自宅で料理を作る機会が増えた」人も、
20.9%にのぼった。

こちらはスーパーマーケットの出番となる。

しかし20~24歳では、
居酒屋に行く機会を増やしたい人が14.6%。
減らしたい人を5ポイント近く上回った。

外食は若者が牽引する。
内食・中食は全客層で守る。

大雑把にみれば、そんな構造か。

ただし4月のファストフードは、
日本マクドナルドホールディングスが3.6%増、
ゼンショー「すき家」が同6.0%増。

それもあってか、牛丼チェーンの3強が、
揃い踏みで「期間限定で値下げキャンペーン」を展開予定。

ゼンショーは牛丼(並)を30~40円値下げし250円にする。
「すき家」は16~22日、「なか卯」は17~23日。

吉野家は東日本地区で、17日から23日まで、
牛丼の並盛りを380円から270円に値下げ。
主要商品もディスカウント。

そして松屋フーズは、
16~23日、「牛めし」(並)を通常の320円から240円に、
23~30日、「ビビン丼」(並)を430円から340円に、
30日~6月6日、「キムカル丼」(並)を490円から390円に。

ファストフードの逆襲が始まる。

しかしこうして外食と内食、中食が、
しのぎを削って競争することは、
消費者にとって悪くはない。

お客は喜んでいる。

私だって、この時期、
牛丼食べてみようかと思う。

内食・中食、外食。
日本でこれだけ分化していることは、
進化を意味する。

歴史的にみると、
もともとは内食しかなかった。
だから言葉としては食事はすべて内食だった。
すべて内食だから、
それをわざわざ「内食」とは呼ばない。

従って、言葉としては「食事」から派生して、
まず「外食」が最初に生まれた。

広辞苑の定義では、
「家庭外でする食事」。

次に広辞苑に「内食」の概念が入って来る。
1991年11月改定の第四版から。

この時点の言葉の定義は、
「外食」に対して「家庭内でする食事」。

現在の広辞苑第六版では、
内食を「家庭内で調理してする食事」と説明している。
「調理」という言葉が含まれている。

「中食」(なかしょく)という言葉は、
2008年の第六版から登場。

その中食の意味は、
「店で買って家に持ち帰り、すぐ食べられる調理済の食品」。

外食と内食の境界領域の「中食」の概念が、
国民的辞典の『広辞苑』にまで取り上げられている。

これは逆に、
外食と内食の範囲が狭まってきたことを表しているが、
それでも三者間での競争は、
お客を喜ばせる。

震災からの復興のなかでも、
三者の競争が見たい。

みんな、頑張れ。

最後に『メッセージ』から。
「天の邪鬼」

競争は、闘争とは違う。
その混同は、成長と膨張を錯覚することに似ている。

競争を拒否する者は、理念的平和主義者なのか。
それとも怠け者のキリギリスなのか。

一見、温厚なヒューマニストに映るが、
それは怠惰な天の邪鬼にほかならない。

天の邪鬼が競争から逃避しつつ
闘争を煽る。

政治の世界にも、行政にも、業界や会社にも
天の邪鬼の群れが潜んでいる。

それは私自身の心の中にも、
あなたの心のなかにも。

この天の邪鬼を退治するには、
勇気をもつこと、競争環境を整えること。

疲弊を癒す活力は
良質の競争の中にしかない。

<結城義晴著・商業界刊>

そろそろ、競争を奨励してもよいころだと思う。

牛丼チェーンがそれを始めた。

<結城義晴>

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