結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年01月14日(火曜日)

地域密着・富山第一の優勝とサントリーのビーム買収

第92回全国高校サッカー選手権の決勝。

石川の星陵高校対富山第一高校。
北陸勢同士の決勝。

残念ながらというか、
リアルタイム観戦はできなかったが、
素晴らしい熱戦。

後半42分まで星陵が2対0でリード。

そこから富山第一が1点を取り、
ロスタイムにペナルティキックで追いついた。

さらに延長戦の後半終了間際。
もうペナルティキック合戦かと思わせたが、
ギリギリに劇的な決勝ゴール。

富山県に初の日本一をもたらした。

新聞やテレビでも盛んに報じられたが、
両チームは対照的。

星陵は、歴史を持つ名門チーム。

この日、日本代表のエース本田圭佑が、
イタリアのプロリーグ・セリエAデビュー。
名門中の名門ACミランへの世紀の移籍直後、
大注目の中の堂々たるプレー。

その本田圭佑も星陵出身。

だから星陵には、
県外から好選手が集う。
いわばエリート軍団。

星稜に対し、
富山第一は、
全員が自宅生。

地域密着のチームづくり。

小売サービス業でいえば、
全国チェーン、リージョナルチェーンの星陵、
ローカルチェーンの富山第一。

だからというわけでもないが、
富山第一、
主将は大塚一朗監督の次男・翔。
つまり「親子鷹」。

そのローカルが劇的な逆転。

面白い対比。

この対比がいいゲームを、
陰で演出した。

さて昨日の夜は、立教大学で、
サービスマーケティングの講義。

ゲスト講師は、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
略してCCL。

12号館の講師控室で、
打ち合わせ。
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そして7号館7203号教室。
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実は昨日は成人の日の祝日で、
全学休校。

通常、祝祭日も、
社会人大学院のビジネスデザイン研究科は、
講義をする。

ところが成人の日は、
むしろ例外的に休校。

正門は開けられていたが、
全館閉鎖していた。

まったくの私の勘違いで、
講義の予告をしたので、
迷ったが、決行。

警備室に頼み込んで、
7号館を開館してもらった。

しかし、それでも、
履修生や結城ゼミ生が参集してくれて、
実にいい授業となった。
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テーマは、
「ビッグデータCRM」
最先端のマーケティングを論じ、
紹介してもらった。

CRMは、
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。

CCL社長の米倉裕之さん。
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そlして、本田貴洋さん(右)と、
越尾由紀さん(左)。
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本田さんが小売業のケーススタディ、
越尾さんがメーカーのケーススタディ。

素晴らしい内容だった。

CCLからは応援団も参加。
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左が石井賢治さん、
右が島崎尚子さん。

この講義は、
立教だけではもったいない。

思い付きや付け焼刃の
似非マーケティングではない。

膨大なデータに基づいた
真正マーケティング。

今後、商人舎などで、
公開しようと思う。

昨年、月刊『商人舎』5月号。
「ニッポンCRM元年!!」の特集を組んだ。

それ以降も、CRMは、
凄い進化ぶり。

ノンコモディティの商品とサービスは、
ID-POSデータを活用しなければ、
把握できないし、活用できない。

CCLの皆さんに心から感謝したい。
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一夜開けて、今日。

夕方から、横浜のオフィスで、
商人舎magazineのweb会議。

Webコンサルタントの猪股信吾さんが、
いわばこのチームのリーダー。

システムエンジニアの長谷川温子さん、
デジタル・デザイナーの田中翔太さん、
facebookコンサルタントの内田憲一郎さん。

そこに商人舎チーフエディターの渋木克久、
ゼネラルマネジャーの亀谷しづえ。
エディターの鈴木綾子。

みんなで商人舎magazineの1カ月のデータを、
分析し、意見を交わし、改善案を出し、
それをスケジューリングする。

だんだん、会議にも慣れてきて、
てきぱきと有用な決断が下される。

たいてい猪股さんが結論を導き出し、
私が了解して、決定される。

そして、今回も、
2月1日と2月10日に、
新しい試みを始めることとなった。

毎月のイノベーション。
紙の月刊雑誌では、
こんなことはなかった。

そして、全員写真。
20140115002546.jpg

いかが?
20140115002554.jpg

商人舎magazine、
毎月のように、
便利になります。

今日のDaily商人舎は、
「ライフ第3四半期
売上高2.3%・経常20%増」

さて今朝の日経新聞一面トップ。
「サントリー、米首位を買収」

サントリーホールディングスが、
アメリカの蒸留酒最大手メーカーのビーム社を、
総額160億ドルで買収することで合意。
1ドル100円換算で1兆6000億円。

ビームの創業は1795年。
バーボンウィスキーが主力商品。
ブランドは、ジムビームやメーカーズマークなど。

2012年の売上高は小売りベースで71億ドル。
販売数量は3800万ケース(9リットル換算)。

サントリーはこれで、
世界蒸留酒メーカー・ランキング3位。
これまでは10位だった。

世界1位は、
イギリスのディアジオ。

ジョニー・ウォーカーを持つ。
年間売上高319億ドル。

世界2位は、
フランスのペルノ・リカール。

シーバスリーガル。
187億ドル。

そして第3位が、
日米合同のサントリー+ビーム。

95億ドル。

1位はサントリーの3倍、2位は2倍。
そんなグローバル3位。

しかし1兆6000億円の買収。
サントリー社長・佐治信忠さんのコメント。
「一世一代の大勝負」

「ビールで世界で戦うのは厳しい。
利益率が高く、新規参入の少ない
蒸留酒の拡大が中心になる」

日本というローカルで断トツになり、
それから世界第3位に。

しかし世界で闘うために、
蒸留酒のカテゴリーに絞り込んだ。

ポジショニング戦略の第7項。
「ターゲットを小さくして
それを独占すること」

定石通り。

富山第一もサントリーも、
ポジショニング戦略である。

〈結城義晴〉

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