結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年01月03日(金曜日)

日本初売り好調・米国ネット販売「Xマス遅配騒動」と「虹の架け橋」

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新年三が日は、
年賀状を巻頭に掲げます。

今年もよろしくお願いします。

今年の商人舎のスケジュール。
大きなものだけ、
お知らせしておきましょう。

海外視察研修会。
スタートは4月のヨーロッパ。
4月10日から17日まで、
イギリス・ロンドンとスペイン・バルセロナ。
そう、あのメルカドーナを訪れるのです。
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これは私のたっての希望。

ロンドンでは、
断トツのテスコ、伝統のセインズベリー、
ウォルマート傘下のアズダを訪れます。
さらに百貨店系のウェイトローズや、
マークス&スペンサーも。

そこにドイツのアルディ、リドルが
侵入しています。

ウォルマートの子会社や
世界的なディスカウンターと、
テスコやセインズベリーが
とう闘っているのか。

日本企業にとっても、
興味深いケーススタディとなります。

バルセロナでは、メルカドーナが主役。
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カルフールやオーシャンなどのフランス勢が、
いかに侵略しようとしているか。

地元勢とメルカドーナの
決定的な違いは何か。

これまた実に面白い事例研究となります。

商人舎USAベーシック編は5月です。
5月15日~20日の予定。
いつものようにラスベガスに居座って、
基礎基本と原理原則を徹底的に学びます。
今年は新しい趣向も凝らしています。

秋には9月上旬に、
商人舎視察研修会ハワイ編を、
新規に実施します。
対象は、新入社員や来年の新入社員、
さらにベテラン・パートタイマー、
消費財メーカーや金融など、
他の産業のみなさんまで。
小売りサービス業の素晴らしさを体験してもらう入門編です。

さらに10月に、
Specialコース。
こちらはトップマネジメント中心で、
ダラスと東海岸を予定しています。

今年は商人舎主催の海外視察研修会、
さらにさらに充実を図ります。

国内では、
ミドルマネジメント研修会。
通算第5回は6月3・4・5日、
第6回はいまのところ、
9月中旬を予定しています。

それ以外にも、
国内セミナーは逐次、開催します。

安易な内容ではなく、
「知識商人」養成をミッションとして、
他産業に負けない人財を
育成していきます。

どうぞご参加ください。

私自身は、
様々な企業や団体から依頼されて、
商人舎主催の研修会以外にも、
出講します。

その企画が増え続けて、
スケジュールがどんどん
埋まっていきます。

ただし、私がお引き受けする場合にも、
いくつかの条件があります。

商業の現代化を志向していること。
知識商人の養成を目的としていること。
カスタマー・サティスファクションと、
エンプロイー・サティスファクションとの、
両立を目指していること。

つまり商人舎の考え方と、
シンクロしていること。

どんな企業や団体でも、
この根幹の考え方が合意できれば、
時間の許す限りお引き受けします。

さらに月刊『商人舎』と
商人舎magazine
は、
一年を通じて、最高のレベルの情報を、
Daily商人舎、
Weekly商人舎、
Monthly商人舎
で、
お届けします。

是非、商人舎の知識・知恵や情報、
考え方、思想、ミッションを、
共有しましょう。

私は今年から、
この仕事に専念する所存です。

さて、初売りはどんな状況だったか。
そんな情報はやはり日経新聞です。
今朝の朝刊。
「増税駆け込み、初売り後押し」の記事。

「1~2日に始まった小売業大手の初売りは
好調な出足となった」

「4月の消費増税を控えて家電製品や衣料を
前倒しで購入する消費者が目立ち、
例年よりも売り上げを押し上げた」

「株高やボーナス支給額の増加が追い風となり、
百貨店の高額の福袋などの売れ行きも堅調」。

ビックカメラは1日元旦の全店の売上高が、
前年比2割増。
洗濯機や冷蔵庫が5割増、
エアコンの販売まで2倍増。

ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba。
元旦にの開店時に2000人を超える行列。
昨年より500人以上多かった。

年明けは家電も客層を広げて好調。
「駆け込み商戦は3月に向け勢いを増す」

ここでも早仕掛け・際の勝負。

高島屋は2日の初売りが
前年比3%前後増加。

松屋銀座本店は15%プラス。
紳士用靴下88足入り福袋(8800円)が、
開店後20分で完売。

婦人用福袋(1万円)、
紳士用福袋(3万円)も、
約20分で売り切れた。
紳士服袋はクールビズ衣料をそろえた内容。

阪急うめだ本店。
アクセサリー福袋の最高額5万円が、
いち早く完売。

大丸東京店は、
客単価が15%前後プラス。

一方、イトーヨーカ堂。
元旦の食品客単価が、
数年ぶりに前年を上回った。
「例年よりも価格が
高めの商品の売れ行きが良い」
同社広報室の見解。

三越伊勢丹ホールディングス大西洋社長、
この件に関してコメント。
「前回増税時の1997年と比べて
増税後の消費の落ち込みは限定的だろう」

日経平均株価は昨年の年間上昇率57%。
過去4番目の高さ。

日経まとめの昨年冬のボーナス調査。
全産業の平均支給額が前年比2.5%増。

初売りは、
この基本トレンドを反映して、
大型店などでは好調に推移した。

アメリカのクリスマス商戦は、
Eコマースの大勝利。
と思いきや、
クリスマス遅配騒動が勃発。

つまりネット大勝利の受注はあったが、
それを届けられないケースが、
多発したということ。

オンライン・トゥ・オフラインが、
再び見直されると同時に、
Eコマースの物流再編成が起こる。

そして究極のオムニチャネルに、
向かっていることは間違いない。

さてさて地元新聞「虹の架け橋」。
私が同志と認める知識商人・松﨑靖さん。
群馬県大間々町の㈱足利屋洋品店社長。

毎月のチラシの代わりに、
お客様や地元の人々に向けて、
新聞を発行している。
心温まる話題や地域情報が満載。

毎月、最終日くらいに、
送られてくる。
今回は昨年12月30日。
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私はいつも楽しみにしている。

この手づくり新聞に松崎さんの執筆で、
「小耳にはさんだいい話」が、
連載されている。

今回は、「インプットとアウトプット」。

『この本読んで元気にならん人はおらんやろ』
水谷もりひとさん監修の単行本。
みやざき中央新聞編集長。

この本の中に、
「成績優秀な女の子」という話がある。
松崎さんが感動する。

学年でいつもトップの成績の女の子。
何か特殊な教育をしているのだろうか。

お母さんは、
「特別なことは
何もしていないですよ」

しかし、つぶやく。
「そういえばあの日から
娘は変わったなぁ」

娘さんが2年生の時のこと。
娘さんにこう言ったそうです。
「あんたはいいわね、
毎日学校に行けて。
お母さんが子どもの時は
弟や妹たちの世話をしないといけんかったし、
親からは
『学校なんか行かんと家の手伝いをせい!』
って言われたの。
お母さん、学校に行きたくても行けなかった」

「だから今でも
団地の皆さんとお話していても
知らないことがいっぱいあるの。
時々『そんなことも知らないの?』って
バカにされることもあって、
恥ずかしい思いをよくするから、
あんた、たまには学校で習ってきたことを
お母さんに教えてね」

「この時、娘さんの
勉強に対するスイッチがONになった。
お母さんに恥をかかせないためにです」

「それからというもの、
娘さんは先生の授業を聞く時は、
自分がお母さんに
教えているところをイメージしながら
ノートを取ったそうです。
そして、先生の言ったことを
わかりやすく教えました」

松﨑さんはまとめます。
「学校で勉強するのはインプット、
人間が本当に学んだことを
自分のものにするのはアウトプットです。
教える事、伝える事がその人にとって
一番の学びになることを学びました」

愛する人に教えたい。
それが学習の動機としても、
非常に強いことが分かります。

仕事に置き換えれば、
お客様を愛する、
部下を愛する、
仲間を愛する、
上司も愛する。

学ぶ動機が強くなる。

そのうちに学んでいる内容そのものが、
面白くて仕方なくなる。

孫引きのお話で恐縮です。

「虹の架け橋」、
是非、ネット愛読者になってください。

「メルカド―ナに行きたい」
結城義晴のこの気持ちは、
成績優秀な女の子に通じるものでもあります。

〈結城義晴〉

2014年01月02日(木曜日)

ゴーリキイ「私の大学」と上野光平「自己啓発のすすめ」

一陽来復。
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毎年、三が日は、
今年の年賀状を掲げ続けます。

このところ使っているのが、
「一陽来復」。
陰の気がきわまって、
陽の気にかえること。

悪いことが続いた後で、
幸運に向かうこと。

もちろん、新年が来ること。
冬が終わり春が来ること。

昨年は幸運に向かった気がするが、
本当の幸運は今年。

それを信じて、
精一杯、力一杯、目一杯。

今月の標語、そして今年の標語は、
こまかく・きびしく・しつこく・なかよく。
本年も、よろしくお願いします。

昨日、実家に帰って、
87歳になる両親に会った。

母は腰を悪くして、
臥せっている。
父も足が弱って、
日課としている碁会所通いにも、
支障をきたしている。
それでも二人とも、
懸命に生きている。

その両親が口をそろえて言った。
「東京オリンピックまでは生きる」

2020年の東京五輪は、
なんとしても見届ける、と。

こうして見ると、
オリンピックの東京誘致は、
老いたふたりにとって、
とても意義あることだ。

「あの角まで、あの角まで」
そう思って、走る。
あるいは、歩く。

その「あの角」が、
2020東京オリンピック。

そんな意味があることに、
あらためて気づかされた。

新年を迎えた朝、
郵便箱を開けると、
年賀状の束がある。

部屋に持ってきて、
一枚一枚読む。

様々な人たちの顔が浮かぶ。

最近では、その前にfacebookなどが、
友人・知人の近況を伝えてくれる。

私はその両方ともが好きだ。

「一つの方法に頼りたいという誘惑は、
これを退けねばならない」

今年もたくさんの年賀状をいただいた。
この賀状一枚一枚が、
やはり生きる喜びとなる。
ソーシャルネットワークの一言一言が、
生きがいとなる。

この場を借りて、
すべてのメッセージに、
お礼申し上げたい。

さて、上野光平先生。
かつて「西のダイエー、東の西友」と、
並び称せられた。
そのころの西友ストアー副社長・支配人。
実質的な経営者。

あの堤清二さんが社長で、
上野光平は副社長。
二人三脚で西友を成長させた。

1966年の初めから、
「西友ストアー通信」が発刊されはじめた。
社内報のようなもの。

その「今月のことば」を、
上野先生が書いていた。

1966年7月号の「今月のことば」。

人間が社会の中で働いて生きる年代を、
20歳から60歳までと考えると、
その日数はわずか
1万5000日でしかありません。
二度と味わうことのできない、
やり直すことのできない、
そして取り返しのつかないこの日数。

一日たつごとに、間違いなく減っていゆく
あなたの残された生命の日を、
より豊富に、より充実したものにしたいと
思いませんか。

社会の中であなたの生命を
より豊かに生かす途は
あなたの値打ちを、
より高く生かす以外に方法はありません。

それはあなたの値打ちですから、
金で買うことはできませんし
家柄や学歴で代行させることもできません。

あなたがあなた自身を
かけがえのない大切なものと思い、
その成長を真剣に願うことが必要です。

自己啓発は
このあなたの願いから始まります。

あなたの成長を
会社の責任に転嫁してはなりませんし、
人事部門の行う教育活動に
期待してもなりません。

もしあなたの成長が
会社の力によるものだとしたら
それは会社の値打ちであって、
あなたの値打ちではないでしょう。

人間の成長が第三者によって規制できないところに、
倫理すなわち人間の成長の尊さがあるのです。

あなたの願いが真剣であればあるほど、
自己啓発は途方もなく広い、新しい世界を
あなたの前にひらいてくれます。

それは専門知識の分野から、
ものごとを筋道を立てて考える能力、
そして総合的に全体をつかまえる能力まで、
あなたの値打ちも限りなく伸ばしてくれる途です。

そして自己啓発の過程の中で、
あなたはあなた自身の大学
――あなたが通えなかった、
あるいは卒業した形になっている
ポンポコ大学ではない――
本当の大学を持つことができるのです。

わが社のすべての社員の履歴書の中から、
ポンポコ大学を一掃しましょう。
そしてすべての社員の履歴書の中に、
文豪ゴーリキイにならって、
輝かしい「私の大学」を記入しようではありませんか。

〈支配人 上野光平〉
毎月の社内報の巻頭に、
上野さんはこんな文章を書き続けた。

この中に出てくるのは、
ソビエト連邦の文豪マキシム・ゴーリキイ、
そしてその自伝的小説『私の大学』。
1923年の著作。

「ポンポコ大学」と書いているが、
上野先生自身は東京大学経済学部卒業。
そのことを含めてポンポコ大学と称し、
社内から学歴主義を一掃しようと宣言している。

そして「自己啓発」を薦めている。

自身、1987年に、
『自己啓発のすすめ』(ビジネス社刊)を、
上梓している。
この本は月刊『商業界』に、
3年余り連載された文章をまとめたもの。

この本の中で上野光平は問う。
「二度とない一生をかけて、
自分は何をやりたいのか、
何になりたいのか、
それをはっきりさせることだ。
そしてそのために
毎日をどのように生きるのか」

なぜか正月には、
上野光平先生を思い出す。

昨年はその上野さんと
とても関係が深かった二人の人が亡くなった。

一人が堤清二さん、
もうひとりが杉山昭次郎先生。
ともに1925年生まれで、
上野先生の二つ年下。

だからかもしれないが、
今年も上野光平を思った。

人間が働く日数1万5000日。
その1日1日を大切にしたい。

「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」

(倉本長治)

この貴重な1万5000日の間に、
あなた自身の値打ちを上げていく。

それが自己啓発。

正月だからこそ思う。
今年1年を自己啓発に使いたい。

自分の値打ちを高める日々にしたい。

本当にそう思う。

〈結城義晴〉

2014年01月01日(水曜日)

一陽来復 こまかく・きびしく・しつこく・なかよく。

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新年、おめでとうございます。

このあらたまった気持ちで、
今年12月31日までの毎日更新を、
宣言します。

横浜は今、気温15度。
こんなに穏やかな正月元旦。

心から感謝。

いい年になりそうです。

ごまめ噛むこの世を深く愛すべく

〈朝日新聞「新春詠」より 長谷川櫂〉

今年も精一杯、生きよう。
力一杯、仕事しよう。
目一杯、愛してみよう。

初夢や亡き人が亡き人語る
〈同 大串章〉

昨年は多くの人を亡くした。
その亡き人たちが語りかけてくる。

精一杯、生きよ。
力一杯、仕事せよ。
目一杯、愛せよ。

商人舎の今年の標語。
こまかく・きびしく・しつこく・なかよく。

2014年は、
何ごとも徹底するときだ。
1週間、1カ月、
1年を通して。

変化のスピードが、
ひどく激しい時にこそ、
徹底することの価値は高まる。
徹頭徹尾の意味も重くなる。

変わるものを見極め、
変わらないものを見定め、
実行のプランとスケジュールを立て、
そして徹底する。

徹底とは、
詳細に、
厳密に、
継続することだ。

つまり、
こまかく、
きびしく、
しつこく。

しかしもう一つ、
必須の条件がある。
徹底ばかり強調すると必ず、
組織の空気が悪くなるからだ。

だからこそこまかく、
きびしく、
しつこく、
そして、なかよく。

イオンモール幕張新都心。
これだけの超巨大装置が、
万が一にも陳腐化し、
客足が途絶えたら…。

経営する者にも運営する者にも、
そして働く者にも協力する者にも、
不断のイノベーションが、
求められてくる。

そのためにこまかく、
きびしく、
しつこく、
なかよく。

こまかく、
きびしく、
しつこく、
なかよく。

これは月刊『商人舎』の、
Message of Januaryでもある。

徹底する。
精一杯、力一杯、目一杯。

こまかく、
きびしく、
しつこく、
なかよく。

今年もよろしく。

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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