結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
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2017年01月15日(日曜日)

【日曜版・猫の目博物誌 その30】ツバキ・寒椿・山茶花

猫の目で見る博物誌――。
DSCN8963-2016-4-10-66666
猫の目は冬の季節をとらえる
――。

寒い朝でも 寒椿
きりきりしゃんと
ひらいてる

ながめていると
手をたたき

こっちのキモチも
しゃんとする

寒い朝なら 寒椿
きりきりしゃんと
ひらいてる

庭下駄はいて
そばへ行き

何かを話して
みたりする

〈サトー八チロー「寒椿」
『抒情詩集』(サンリオ出版)より〉
kantub_2

詩や小説など文学作品には、
「寒椿」(かんつばき)が多い。

演歌や童謡には、
「山茶花」が多い。

しかし寒椿と山茶花は、
混同されていることが多い。

さらにツバキが加わってくると、
またわかりにくい。

学名で見てみると、
「椿」はCamellia japonica。
ツバキ科ツバキ属の常緑樹。
DSCN1907
花が開くのは、原種が2月~4月。
園芸品種では9月~5月。

花の開き方は、
内側にまとまっている。
花が散るときには、
根元から首が落ちる。
香りは弱い。

寒椿は学名Camellia sasanqua cv。
こちらもツバキ科ツバキ属の常緑樹。
ha_490
花が咲くのは10月~2月。
花は平に開く。
香りは強い。

そして山茶花は、
学名Camellia sasanqua Thunb。
ツバキ科ツバキ属の常緑樹。
kantub_2
寒椿と山茶花は非常に近い品種。

花が開くのは10月~1月。
こちらも花は平らに開く。
そして花びらが一枚ずつ落ちる。
香りは強い。

こうしてみると、
まず、寒椿と山茶花は、
見分けにくい。

寒椿のほうが花びらの数がちょっと多い。

ツバキと寒椿・山茶花は、
比較的違いが明確だ。

花が咲く時期が違う。
花が閉じているのがツバキ。
tubaki60

開いているのが寒椿と山茶花。
images

有名な話だが、散るときに、
首からすとんと落ちるのがツバキ。

河東碧梧桐の句。
赤い椿白い椿と落ちにけり

散るときに一枚ずつ、
花弁が落ちるのが、
寒椿と山茶花。

夏目漱石の俳句。
二三片山茶花散りぬ床に上

ここはやはり山茶花だ。

小林一茶にあるのは、こちら。
火のけなき家つんとして寒椿

それでもみんな、
キク類・つつじ目、
ツバキ科・ツバキ属。

仲良く咲いてください。

寒い朝なら、
ツバキ、寒椿、山茶花。
DSCN8963-2016-4-10-66666
首から落ちるツバキ、

一枚ずつ散る寒椿と山茶花。

猫はツバキ派でした。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

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