結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年01月28日(土曜日)

「日本一短い手紙」と米国株式市場2万ドル超の「トッピング説」

「日本一短い手紙」

福井県坂井市の丸岡文化財団が、
毎年開催するコンクール「一筆啓上賞」

第24回の今回のテーマは、
「ごめんなさい」

国内外から4万4348通の応募。

《やさしかったお父さんへ》
臨終の床、涙のごめんなさいに
一瞬甦って私を見つめたね。
無言の許しだったと信じます
〈兵庫県川西市の久保みつよさん 62歳〉

おそろしい。

《お母さんへ》
お母さん、ごめんなさい。
実は私一番好きなのは、
ばぁちゃんなの。
〈坂井市の上杉千里さん9歳〉

これも、お母さんにとって、
ゾッとするほど怖い。

《旦那へ》
貴方を驚かせようと
コツコツ貯めたへそくり。
貯まりすぎて一生言えないごめんなさい。
〈東京都江戸川区の高下由紀子さん 50歳〉

これも怖いね。

《ママへ》
「ごめん」って
ぼくの口はあかないんだ
口に力が入って。
手に力を入れて書くよ。
ごめん
〈千葉県野田市の佐藤蓮さん 7歳〉

これは、素直でいい。

《家族のみんなへ》
いつもわがままでごめんなさい。
でも本当の自分はもっとわがまま。
〈坂井市の大井美羽さん 8歳〉

子どもたちの「ごめんなさい」の方が、
いい出来栄えの作品が多い。

「ごめんなさい」を
言わないトランプ。

言われたらそれこそ、
怖いかもしれないが。

今日は朝から横浜商人舎オフィス。
O
AJSネットワークが届いた。

今日は、来客があって、
重要な相談。

最悪を覚悟して、
最善を尽くす。

これしかない。

夕方から、恒例の新年会。
中学高校時代の仲間が集まった。IMG_0445.JPG-7

12歳から、中には、
小学校の高学年のころから、
知り合っている友人もいる。

だから50年以上の仲間。IMG_0448.JPG-7
みんな元気で、なにより。

一人欠席、
二人は酒を飲まない。
三人が日本酒に凝っていて、
私だけワイン。

酒を飲まない福田良太郎に、
カンパリの効用を教えた。

酔っぱらった城戸康、
冷静な広部秀一。

孫自慢の篠田宏、
欠席の富澤弘文にも孫ができる。

そして幹事は関孝和。

「ひこばえ」という文学同人誌の仲間。
先輩から受け継いで、
ずっと関がリーダーを務めてくれている。

トランプ政権のこと、
アメリカのダラスのこと、
電通の長時間労働のことなどなど、
話し合っていると、
あっという間に時間は過ぎた。

全員が例外なく、
長時間をものともせず、
仕事してきた。

そんな時代だった。

不思議に昔話は出なかった。
それも、とてもよかった。

横浜駅西口の「あぜ楽」IMG_0449.JPG-7
3月にまた集まることになった。

さてアメリカの株式市場。
ダウ工業株30種平均が、
初めて2万ドル超えを果たした。

日経新聞の昨日の社説。
「NY株2万ドルは持続可能か」

「ダウ平均は1999年3月に、
初めて1万ドルを超えた。
それ以降の約18年間、
米国はネットバブルの崩壊や同時テロ、
金融危機など数々の試練を経験した」

それを乗り越えて、
2万ドルの大台突破。

しかし持続可能かどうかの結論は、
「不透明だ」

がっくり。

「わからない」ということ。

2万ドル超えの理由は、
簡単に書かれている。

「構造改革を進めた多くの企業が
米株式市場に活力を与えた」

例えばゼネラル・エレクトリック(GE)。
「稼ぎ頭だった金融業を縮小し、
航空機エンジンなど製造業への
シフトを進めた」

たとえばアップル。
経営再建の途上だった同社は、
「iPhone」など独創的な製品の発売で、
時価総額世界一の企業になった。

「多くの企業が
自由にリスクをとる事業風土が
米経済の強み」

しかし、しかし。
「昨年来のトランプ相場は、
米国の長期的な株価上昇と
様相が異なる」

「米国の保護主義的な政策は、
長い目で見て
米企業の競争力を弱めかねない」

S&P500種株価指数は、
ダウ平均ほど勢いよく上昇していない。
こちらは幅広く企業株価を反映する指標。

問題はトランプにある?
とでも言いたげ。

一方、フィナンシャルタイムズの社説。
「トランプ・ラリー 4つの解釈」

大統領選後に米国株式市場が、
連日高値を続伸するが、
これを長時間自動車レースにたとえて、
「トランプ・ラリー」と称する。

その4つの解釈。
第1は「トランプ期待説」
「トランプ政権下での景気回復を見込んで、
株価が上昇しているというもの」

「保護主義に基づく貿易協定の再交渉が
即座に悪影響を及ぼすことはない。
利上げもドル高も経済の拡大の歯車を
逆に回すほどのことはないとの見方」

第2は「市場期待説」
「景気過熱こそまさに、
市場が期待しているとの見方」

「米国の雇用は高水準で、
人口増加率は低いし、
生産性はほとんど上がっていない」

この経済環境に対して、
「資金が大量に投入された場合、
物価は上がり、
債券や現金の価値は下がる。
投資家はこの予想で株を買うという解釈」

第3は「タイミング説」
経済成長に着目せず、タイミングを見る。
「資本家に大きな恩恵を与えるため、
政府がルール変更を行う時がある」

トランプ政策の根幹は、
法人税減税と事業規制緩和。

このインフラ投資提案のタイミングが、
株価を押し上げた。

もちろんこれでは残念ながら、
「忘れられた人々」の助けにならないが。

最後に「トッピング説」
1年前に市場の急上昇は始まった。
これをケーキにたとえる。
トランプはこの急上昇のケーキに、
トッピングのサクランボを置いた。

トランプの当選は、
既に勢いづいていた市場を
ひと突きした程度にすぎない。

フィナンシャルタイムズの結論も、
「数年後にならなければ、
この市場の動きの意味は解明されない」

日経新聞と同じ。

ただし解析的ではある。

「実体経済と市場は互いに影響し合うが、
両者のつながりはあいまいなものだ」

同感。

アメリカのGDPの7割を、
小売りサービス業が担う。

実体経済の消費産業が、
国民生活に直接、関与する。

私はだから、実体経済を重視する。

「株式市場には多くの長所がある」

「だが、市場が政府の経済運営を
是とするシグナルを出すのは通常、
あまりにも遅く、
投資家には役に立たない」

「ごめんなさい」を言わない、
ドナルド・トランプ。
トッピングのサクランボと考えると、
可愛いくもあるが。

〈結城義晴〉

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