結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年04月17日(水曜日)

IT時代の新しい「徳目」と平和堂米国研修第17団出発

朝日新聞一面の「折々のことば」
鷲田清一さんの編著。

昨日の第1434回がいい。

尊敬できる人間を
持ってる人間が
光るんです。

尊敬される人間は
別に光らない。
(倉本聰・共著『ドラマへの遺言』から)

「高倉健さんの映画は必ず
上に人がいることで成立している」

「権力者も反逆児も
“上に立つ人”がいないお山の大将。
そこがだめなんだ」

その通りだ。

「自分の不完全を知り、
自分に優る者のほうから自分を量る。
その人が後生大事にしているものは
命を張ってでも護る」

命を張ってでも。

上田惇生におけるドラッカーが、
それだった。
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私はドラッカー先生も上田も先生も、
尊敬している。

ちょっとだけでも、
光らせてもらおうと思っている。

「そういう”重し”が人には要る」

いつも、いつまでも、
「重し」となる人をもつ。

しかし尊敬される人自身は、
別に、光らない。

もちろん尊敬される人は、
あえて自ら光らなくとも、
揺るぎなき哲学があり、
類まれなる存在感がある。

倉本聰の観察力、
素晴らしい。

尊敬できない者に、
人が集まるとしたら、
集まる人間たちには、
おそらく「打算」しかあるまい。

ポピュリズムが、
人の目を狂わせてしまう。

そんなことが起こっている。

日経新聞経済コラム「大機小機」
こちらは今日の記事。

タイトルは、
「IT時代の新しい哲学と教育」
博学のコラムニスト唯識さんが書く。

米国のトランプ大統領のロシア疑惑。
モラー特別検察官の報告書を、
全面開示せよという争いが続く。
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「一連の流れで明らかになったのは、
米国の大統領選挙のような場面でも
情報機器を利用した
フェイクニュースなどによって、
その帰趨(きすう)を左右できる世界に
我々が住んでいるということだ」

情報機器や映像機器によって、
フェイクなものが、
社会的重要事項まで、
左右させてしまう。

人々の心理を、
間違った方向に誘導する。

日本の最近の「バイトテロ」も、
「情報機器を利用した
とんでもない情報発信によって、
顧客からの信用が一夜にして
失墜してしまう」

我々はそんな世界に住んでいる。

「科学技術は今や、
我々の新しい環境、
第2の環境になって、
大きな利便性と同時に、
大災害をももたらすようになっている」

ここでコラムニストは、
哲学者の故・今道友信氏を引く。
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「そのような世界で
人間がより善く生きていくためには
新しい哲学が必要だ」

「我々は自動販売機や自動サービス機に
取り囲まれた生活をするようになって、
感謝の言葉を必要としなくなった」

自動販売機に、
感謝する人は少ない。

「その結果、このままでは
感謝の念を全く持たない世代が
登場してくる」

「伝統的な人間関係が
希薄化した世代が登場してくる」

伝統的な人間関係が、
すべていいとは言わない。

礼を失した態度や行為は、
例えば72歳のトランプにもある。
そんな世代はもう登場していて、
米国大統領にまでなっている。

今道友信氏は言う。
「そのような世界では、
新たな徳目が必要になってくる」

「哲学は人々が今日を
“善く生きる”ためのもので、
その教える徳目には
正義や節制といった
伝統的なものがある」

正義や節制。
大事だ。

今道氏はそれに加える。
「新たな情報倫理の徳目が必要だ」

納得できる。

「説明責任」という言葉が使われる。
この「責任」という概念も、
「経済学の祖とされるアダム・スミスが
活躍する近代になって生まれた徳目」

新しい時代には、
新しい徳目が必要である。

コラムニスト。
「ITの進歩による情報機器の発達は、
おのれを隠し通して人々を脅迫し、
あるいは不特定多数に向けた
許されない謀(はかりごと)を可能にした」

そのような行為に対しては
政府による規制も考えられる。

しかし今道氏。
「まずは新たな教育が必要だ」

どんな教育なのか。

「自己の行為は
歴史的事実として
世界に刻印されることを
意識させる教育」

バイトテロをイメージしながら、
考えるとよくわかる。

ドラッカー先生は言う。
「何によって憶えられたいか」

この考え方こそ、
新しい教育と徳目を示している。

ドラッカーは21世紀を見ていた。

「バーチャルな情報空間で
過去をリセットするような行為は
現実の世界ではありえないことを
情報倫理の前提として
意識させるといった教育」

新しい商人の教育にも、
新しい「徳目」が必要である。

さて、今日は昼過ぎに、
横浜シティエア―ターミナルから、
リムジンバス。

いつものように、
ベイブリッジ。DSCN73749

横浜港とみなとみらい。DSCN73799

大桟橋には豪華客船が停泊している。 DSCN73849

1時間20分ほどで、
成田国際空港。
第2ターミナル南ウィング。DSCN73919

ロビーでは2020五輪の宣伝。 DSCN73929

いつものように搭乗手続きをして、
保険に入って、Wi-Fiを借りて、
適度に円をドルに両替えして、
会議室へ。

平和堂アメリカ研修第17団。
団長の阿部千博さんが、
気合を入れて挨拶。
平和堂GMS営業部長。IMG_49639

副団長の野村博さんも、
ていねいなスピーチ。
アルプラザ長浜支配人。DSCN73959

みんな真剣に聞いている。DSCN73969

そして結城義晴の挨拶。DSCN74019
3月15日(金曜)に、
彦根の平和堂本社で、
事前講義を2時間もやっているので、
今日時点での流れだけおさらい。

日曜日にタイガー・ウッズが、
マスターズ選手権で復活優勝。
まさに復活だ。

そして今週日曜日は、
アメリカ全土が「復活祭」に湧き上がる。
イースターのプロモーション。

アメリカは世界最大の消費大国だが、
その「元気と活気」を全身で受け止めて、
持ち帰らねばならない。

日本の消費局面は、
「転変時代の漸変消費」にある。
冷え込みそうな気配だ。

アメリカの熱気とトレンドを、
学び取って、
「とっとと、やろう!」DSCN73999

そのあと平和堂旅行課の清水進さんが、
簡潔に旅行の注意点を説明。DSCN74059

そして恒例の全員記念写真。IMG_50059

出国審査を受けると私はすぐに、
アメリカンエアーラインのラウンジへ。 DSCN74149
軽食を採って、パソコンを開けて、
執筆の仕事。

17時40分に91番ゲートへ。 DSCN74169

アメリカンのAA60便。DSCN74179

乗り込むまでの通路に、
証券会社のポスター。
なかなかいい。DSCN74199

お世話になります。DSCN74219

新しい情報時代の新しい商人。
そして新しい徳目。

自分も含めて、
その勉強のために、
行ってきます。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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